オイルフィニッシュとは
- 常温で乾燥する油(菜種油やごま油などは当然常温では乾燥しない)を木の表面に何度も塗って、木の導管を埋める木工の表面処理方法
- 詳しくはググってね
- 特徴もググってもらった方がいいが、適当にとりあげると
- 表面がさらっとした仕上がり
- 複数回(最低2回、普通は5回とか?)の塗りが必要
- 1年に1回の塗り直しなどのメンテナンスがいる
- 耐候性が悪い
- 食器とかに使っても安全(な油もある)。
- 拭き取りによって塗布するので、ニスのように液だれがない。
コスト面でのウレタンニスとオイルフィニッシュの比較
- 素地処理はどっこいどっこい
- 液体自体の金額はどっこいどっこい。若干オイルの方が高い。
- ウレタンニスは入手性抜群だが、オイルは地方になると途端に選択肢が無くなる。
- ニスは乾燥時間が長く、埃が表面に付着すると2度目から致命傷になるが、オイルはそれを気にする必要がない。
- ニスは塗りむらを出さずに塗るのが難しいが、オイルはびちゃびちゃに塗りつけた後拭き取るのでその心配はない
- トータル時間の比較は不明だが(ニスもシンナーが飛びきるまで1ヶ月くらいかかるし)、塗ったらしばらくは使えないニスと違って、塗った直後にすぐ使えて、気が向いたら再び塗る事を繰り返すオイルフィニッシュでは実効的に早く使える
クルミでオイルフィニッシュ
- オイルフィニッシュの問題
- オイルが高い(1k~1k5)
- オイルがホームセンターに売ってない
- という問題があり、表面処理方法として気軽ではあるが日本の風土にあってない方法らしく(まぁとても被覆が強いとは思えない)、その割に高いといういまいち合理的な処理方法じゃないので、これに1000円の高額を払う気がいまいち起きなかった。
- ふと目をやるとクルミがあったのでこれでオイルフィニッシュすることにした。ブランドっぽい物を追いかけるためにお金はかけない主義。以下、クルミを使った理由
- 家の畑で食用クルミを作っていて、豊富にあるため(クルミ油は乾性油)
- 小学校の頃、クルミで教室の一部を磨いたことがあるため
- クルミのオイルフィニッシュのサイトがたまたま見つかったため
実験対象
- 以前作った管楽器スタンド(材質:ヒノキ)
オイルフィニッシュ
オイルフィニッシュ前の状態
- 素地は320番くらいのペーパー1発で1分間くらい適当に擦っただけ。
- 木っ端の処理はしてないw ノコ跡あり。
オイルフィニッシュ前
- まぁ管楽器スタンドの製作と一緒