精算アイテムの一つ。
概要
- 渓流に自生する限られた樹木の根元でのみ採れるという希少なキノコ。
世界観的には特産タケノコと同じく、渓流で採れる特産品として有名のようだ。
メインシリーズでは渓流の登場する、MHP3、MH3G、MHX(X)に登場する。
- マツタケと言うだけあって高級食材として取引される。キノコ系素材の中では最高級の単価。
しかし入手できる場所が限られている上に、採れる確率が逆鱗並みに低いというとんでもないキノコである。- MHP3であまりに低確率だった反動なのか、MH3Gには10%の確率で採取出来るポップが存在し、
レアなポップでは17%と高い確率で採取出来るようになっている。
MH3Gでは下位で渓流に行けないため、これで採取確率が低かったら空気度に磨きが掛かっていただろう。
そもそも上位以降マメにキノコを漁るハンターが多くないだろうし。
- MHP3であまりに低確率だった反動なのか、MH3Gには10%の確率で採取出来るポップが存在し、
- 売値は500ゼニー。
竜のナミダと同額だが、それと同時に厳選キノコとも同額である。
採れる確率も厳選キノコの方が高いが、厳選キノコを採取出来るのが上位からなのに対し、
ドスマツタケは下位から採取出来る。
序盤の500ゼニーは馬鹿に出来ないので、特産キノコを集めている時に出たらラッキーと思っていいだろう。
レアポップがあり、かつ序盤から採取が可能なMHXでは、金策として重宝するはずだ。
- 自分で探しても中々見つからない上に精算アイテムなので探す人がいない地味なアイテムなのだが、
ハンターと違って採集をマメに行うオトモならひょっこり拾ってくる事もある。
- MHXではスキル「キノコ大好き」によってついに食べられるようになった。
このスキルを発動させ、ドスマツタケを食べた際の効果は……ニトロダケと同じ鬼人薬である。
グレートならよかったのに…
ニトロダケよりもドスマツタケをわざわざ食べる理由は皆無であり、
また精算アイテムなので食べるには現地採取しなければならず…
結局空気であるとかは言ってはいけない。
- MHST2にもMHSTに引き続き登場する。本作においても素材としての用途は無く、アルカラ地方の特産品という扱い。
しかしこのアルカラ地方においては、メインシリーズの存在感の薄さを帳消しにするかのようにたんまり採れる。
あまりに採れるせいか、アルカラ地方の特産品の中では最も価値が低い。
なお、説明文に成長しすぎてしまうと味も香りも落ちてしまうという新事実が追記された。
メインシリーズでは滅多に入手できなかったのは、このような性質も理由の一つだったのかもしれない。
余談
- いわゆるマツタケとはハラタケ目キシメジ科キシメジ属マツタケ節マツタケのこと。
現在絶滅危惧種に指定されている。
日本では「香りマツタケ、味シメジ」と評される程匂いに好評を得ているが、海外では不快な臭いとされる事も。
香りを褒めたいのか味を酷評されてるのか微妙なところではあるが
他にもバカマツタケやエゾマツタケといった"マツタケではないがマツタケと呼ばれる物"も存在する。
特にバカマツタケはハラタケ目キシメジ科キシメジ属マツタケ節バカマツタケというかなりの近縁種。
幸いこちらも食用になるので間違って食べても(肉体的には)問題ないが。
ドスマツタケはホントにマツタケなんだろうか。
- 今でこそマツタケ=高級品の構図が出来上がっているが、
ひと昔前までは庶民にも手の届きやすいキノコで、なんならシイタケよりも安価で身近なキノコだった。
そのマツタケがなぜか高級品になったかと言うと「単純に環境の変化より生産量が減ったから」であるが、
森林が減少したから、かと言うと実はそれだけでもない。
マツタケと共生関係にある松の木(専らアカマツ)はマツタケと共生する*1ことで、
他の木が進出していない痩せた土地に自生する事を可能としている。
しかし化石燃料の台頭や金属工業の発達により燃料や建築資材としての木材の需要が落ち込んだ結果、
アカマツが好む「日当たりはいいが痩せている土地」が減り、一蓮托生でマツタケも減ってしまった…という訳である。
つまりマツタケが希少品となったのは木々が多い場所(森林)も全くない場所(都市部)も増えたからである。- 渓流にもそういった環境は少ないのでドスマツタケが珍しいのは現実に則していると言える。
なお、MHST2のアルカラ大陸の方は木が散発的に生えている日当たりの良さそうな地形のため、
こちらもやはりドスマツタケが多いことは理にかなっていたりする。
- 渓流にもそういった環境は少ないのでドスマツタケが珍しいのは現実に則していると言える。