MHRiseで新たに登場したアイテム。
過去作における投げナイフとスリンガーの要素を統合させたようなもの。
目次
概要
- 基本的には投げナイフを踏襲したアイテム。
MHRiseの和風な世界観に合わせ、新たに登場した形になっている。
MHXX以前の投げナイフ同様に投げると直線的に飛んでいくが、照準で狙いをつけて投擲もできる。
投擲モーションはより素早くなり、移動しながら続けて投擲することも可能である。
MHRise
- 通常の投げクナイは砥石などと同様の固定アイテム枠に存在しており、数も無限となっている。
その代わりということなのか、過去作の投げナイフと違い肉質の影響を受けるようになった。
まあ元より威力に期待するものではないのだが。- 内部的には切断属性の小ダメージを与えるという処理が為されていると思われる。
ハンマーや狩猟笛といった尻尾を切るのが困難な打撃武器使いの間では
しかたなくブーメランを延々と投げ続けて尻尾を斬る…というお約束的なネタがあるが、
投げクナイも投げ続けることで尻尾を斬れる。
1発当たりのダメージは1~2なため、これだけで切断しようとすると相当な時間が掛かってしまうが、
本作では採取ツアーで普通に大型モンスターが出現し、常時場所もわかるので
追い回して投げ続ければ尻尾から剥ぎ取れる素材を確保することも理論上可能である。
……と言うか、MHRiseにてブーメランがリストラされてしまった都合上、
オトモに頼らずに打撃武器で尻尾切断を目指すのならばどちらにせよ必須である。
- 内部的には切断属性の小ダメージを与えるという処理が為されていると思われる。
- スリンガーがないため当然ながら手投げ式。モーションは新規のもので、動きながら投げることも可能。
二投目までは隙なく連投するが、以降は奇数回投擲前に若干の隙が生じる。
視覚的に表現されているわけではないが、両手で一本ずつ投げた後、次弾を手に取る間ということなのだろう。- ガルクに騎乗している場合片手のみで投げるのだがこの場合も投擲間隔は同様。一体どうやっているのか。
- 所持数無限なだけあって威力は低いが、モンスターの気を引いたり、
攻撃で作動するギミックを発動させたりするのに使える。
理論上はこれだけで大型モンスターを倒すことも一応できなくはない(とんでもなく時間が掛かるが)。 - つまるところ、投げクナイはスリンガーの後継システムと言えるだろう。
翔蟲の照準で狙いをつけられるという辺りもスリンガーによく似ており、
こちらは弾を採取せずとも無限に使えるという点で優れているが、反対に特殊効果は期待できない。- ZLで翔蟲の照準を出しながらYで投擲するとその方向に向けて投げるが、
照準を出さずにYボタンだけで投擲すると、従来の投げナイフのようにハンターが向いている方へ水平に投げる。
ちなみに本作ではかなり遠くまで水平に飛んでいるのが視認できるようになっている。
射程はヘビィボウガンの狙撃竜弾よりも少しだけ長い程度。「狙撃」竜弾とは……
- ZLで翔蟲の照準を出しながらYで投擲するとその方向に向けて投げるが、
- ハンターの攻撃と見做されているため、
操竜可能状態のモンスターに投げクナイを当てた場合、離れた場所からでも操竜に入ることができる。
暴れるタイプのモンスターに殴られた別モンスターが操竜可能状態になったが近づきにくいという時や、
乗り時の無敵時間で範囲攻撃を回避するなど、発想次第では面白い立ち回りが可能。
- 甲虫種はオーバーキルダメージを抑えて討伐することで分解しづらくなるため、
MHWorldのスリンガーと同様にブナハブラやオルタロスの剥ぎ取りに便利。
オトモが攻撃してバラバラにしてしまうときは「待て」で待機させればOK。
また、スクアギルが吸血している際に投げると一撃で討伐可能。
こちらは肥大化した個体から2回剥ぎ取れるようになった関係で素材集めには適さないが、
覚えておくと役立つかもしれない。
- 対大型モンスター時でも意外と役に立つシチュエーションがある。
例えば、タマミツネの泡やビシュテンゴの投げてくる柿など
こちらの攻撃判定で消すことのできるオブジェクトに当てた場合は消滅させることができる。
タマミツネの泡は発生した時に連打して何本か投げておけば、一定方向を丸ごと開けてくれる。- 更に、ヌシ・リオレイアの設置型毒棘はクナイを2発打ち込めば破壊することができる。
覚えておくと役に立つかもしれない。
- 更に、ヌシ・リオレイアの設置型毒棘はクナイを2発打ち込めば破壊することができる。
- 環境生物に当てた場合は武器攻撃した時と同様、効果を発動させることができる。
強化タイプの環境生物は起動した後に残される煙に入れば効果を得ることができるため、
事前に起動させて煙の中を突っ切り効果を得つつ次の行動に移る…というように使ったり、
モンスターの前に居る閃光羽虫等を遠隔起動したりといった芸当も可能。
また、各種トカゲから限界まで落とし物を搾り取る際にも便利。- 攻撃が遅かったり範囲が狭い武器種はソウソウ草を刈り取るのに役立つだろう。
- 各種タル爆弾と同様、空中での投擲も可能で、疾翔けか空中停止時に使用できる。空中回避後は使用不可。
一度の跳躍で最大2連投できるが、2本目を投げた時点で他の行動にキャンセル不可となり着地するまで隙を晒す。
逆に1回投げた段階であれば空中疾翔けへ派生が可能であり、投擲回数がリセットされる。
- 一部のクエストでは支給品として毒投げクナイを使用できる。
従来の毒投げナイフと概ね同じで、支給品専用であり持ち帰れないのも同様。
毒くらいいつでも塗らせてくれればいいのに
- クエストクリア時やマルチでのクエスト参加時にハンターが握っていることがあり、
それを見る限りではカムラ派生武器と同じ材質で作られているようだ。
またテント内でも剥ぎ取りナイフの代わりにクナイを研いでいる。
- イベントクエスト「大地激高」の依頼人はなんと「投げクナイを極めし者」。
曰く「投げクナイのみで狩猟する」「太刀も弓も不要」と考えていたらしいが、
さすがに大型モンスターには敵わず、依頼したようだ。
万が一野良にいたらとんでもない地雷ハンター扱いされてしまうが……
なお、クエストの方はきちんと武器を使うことができるので安心しよう。
ちなみに、やろうと思えば投げクナイのみでクリアーすることも可能ではあるので、
腕に自身があるなら依頼人の屈辱を晴らしてあげるのもまた一興。
無論ただの自己満足の域を過ぎないが……- ちなみにこの「大地激高」をクリアする事でクナイを構えるポーズを入手可能。
このポーズを利用すればクナイをじっくり観察できる。
- ちなみにこの「大地激高」をクリアする事でクナイを構えるポーズを入手可能。
- 豪鬼やアーサーの重ね着を着た状態だと描写が変更され、性質も違ったものに差し替えられる。
- 豪鬼の場合は地上だと豪波動拳、空中だと斬空波動拳になる。
どちらも連投性能が大きく落ちるなどの制約が課せられるが、
威力が2倍ほどに上がり攻撃系統も「打撃」に変化する。 - アーサーの場合は槍投げになる。
こちらは投擲する際にその場から動けなくなるが、連投性能は変わらない。
また威力は豪鬼のものよりさらに高く、3倍ほどになる。攻撃系統は切断のまま。
- 豪鬼の場合は地上だと豪波動拳、空中だと斬空波動拳になる。
MHR:S
- 舞台がエルガドと言う西洋風の拠点に変わったが、引き続き投げナイフではなく投げクナイが続投。
MHRiseの頃と仕様は一切変わっていない。特定の重ね着によって性質が変わる点も同様。
- 投げクナイによって発動できるギミックが追加された。
密林のエリア1にある落石ギミックを起動する際に役に立つ。
- ラスボスの第一形態は尻尾が切れないが、ダメージを蓄積させて耐久値を1にすることは可能なので
ギミックでダウンさせた時に十分に切り刻んでおけば第二形態でクナイを投げて切断できる。
- 大型アップデート第2弾であるVer.12からは、オプションから設定することで
クエスト中にアイテム選択から使用できないようにすることも可能になった。
爆破投げクナイ
- 百竜夜行で、群れの落とし物に含まれる灰色の種から調合できる。
命中時に爆発し高いダメージを与える投げクナイで、特に飛行する射撃型モンスターを落とすのに役立つ。
取り扱いが難しい危険なアイテムとのことで、支給品扱いとなりクエスト終了時には回収されてしまう。
- 勘違いされがちだが、ただ爆発するだけであってモンスターを爆破やられにする効果はない。
そのためサブ任務の「モンスターを状態異常に」には貢献できないので注意。
- ネコの投擲術の対象にもなっており、
クナイ1発で150というバカにならないダメージを叩き出す。
反撃の狼煙が上がった辺りで射撃型の横槍が鬱陶しくなる事があるが、
そういった時に何本か撃ち込んでやると地面に叩き落とせるので便利。
あるいはバリスタでの撃退に時間のかかる肉質の固いバサルモスや
ヤツカダキを追い払う際にも使える…かもしれない。
撃退は大砲の方が早いが、兵器の設置状況によっては爆破投げクナイも一考の余地はある。
- ちなみに、爆発はハンターにもダメージを与える。
防御力が参照されないのか、結構なダメージになる。悪用厳禁である。
危険だから没収というのもこればかりは頷ける
余談
- 現実ではクナイを投げて運用する時の呼称は「飛苦無(とびクナイ)」である。
飛苦無は創作ではポピュラーでありつつ、史実では滅多になかったようだ。
もともとクナイは手裏剣ではなく、現代でいうところの多用途ナイフ・サバイバルナイフに相当する道具で、
刃物以外にも小型スコップ(移植ごて)やクサビなどとして使うものであった。
忍者の道具としてよく登場するのは、多用途に使えて便利であると共に
戦闘専用の武器ではなく工具の一種として、一般人に紛れ込む際に持っていても怪しまれない物だったため。
他に使い道があるものをポンポン使い捨てたりはしなかっただろうと考えられている。
クナイ=手裏剣のイメージは現代の創作の影響によるものと言える。- そもそも当時の鉄は高級品・貴重品であり、そう易々と使い捨てできる代物では無かった。
手裏剣すら(重量の関係もあり)携帯するのは多くて4~5枚ほどで、
使い捨てではなく可能な限り回収していたとされる。
カムラのハンターは、里の豊かな製鉄技術があるからこそ無限に惜しみなく使えるのだろう。
描写がないだけで実際はハンターも回収しているのかもしれないが。
- そもそも当時の鉄は高級品・貴重品であり、そう易々と使い捨てできる代物では無かった。
- Rise発売直後、一部のプレイヤーが『投げクナイのみでゲームを進める縛りプレイ』を考案したらしい。
が、結果的にこれに関しては詰むという結論が出ている。
村クエストに存在する百竜夜行のチュートリアルに出てくるヨツミワドウの進行を止めることができず、
どうしても突破できないから…というのが詰みの理由なのだそうな。- その一方で、そんな一部のプレイヤーがMHR:SにてMR版百竜ノ淵源のクナイ縛り討伐を成し遂げている。
さすがに投げクナイだけでは時間が足りないと言うことで、
火事場を発動させた鉄蟲斬糸(投げないがクナイを使うもの)にも頼ってはいるものの、
そうであっても討伐するのだから畏れ入る。
- その一方で、そんな一部のプレイヤーがMHR:SにてMR版百竜ノ淵源のクナイ縛り討伐を成し遂げている。