アイテム/投げナイフ

Last-modified: 2024-04-28 (日) 09:09:49

MHGで初登場した支給専用の投擲アイテムで、その名の通り小さなナイフ。
ここでは関連するアイテムやスキルについても記述する。

目次

概要

MHG~MHXX

  • 投げると高速で一直線に飛んでいき、モンスターにダメージを与える。
    見た目は地味だが、小タル爆弾と同等の肉質無視ダメージを与えられる。
    驚くほどよく飛び、多少離れ過ぎと思われる所にも届く。
    持てる数は5本だけなのでよく狙って投げよう。
  • 単品では大したアイテムではないが、調合素材を用いる事で、
    毒投げナイフ麻痺投げナイフ眠り投げナイフ捕獲用麻酔ナイフの4種類に派生できる。
    色違いとは言え、いずれも専用のアイコンだったりする。
    捕獲用麻酔ナイフはともかく、他はLV2状態異常弾に相当する高い蓄積値を持つ上に、
    無反動かつ長射程、連続で投げられるため非常に使いやすい。支給品専用な事が悔やまれるアイテムである。
    • とはいえ数本で状態異常を発生できるこのアイテムを自由に使われると、
      全ての武器で任意のタイミングで状態異常を発生させられるということであり、
      状態異常武器やガンナーの立場を危うくしてしまう。
      ゲームバランスとしては、使用機会が限定された一種のボーナスアイテムであり、
      今後も支給品扱いで収まることだろう。
    • 調合すれば別アイテム扱いで、持てる数は各5本。
      なので理論上は投げナイフを最大25本所持できる。まぁそんな状態はPTプレーでもまずあり得ないが。
  • 支給品専用であるため持ち帰りはできず、使用できるクエストは限られる。
    調合リストを埋めるためには素材を持ち込んで調合しなくてはならない。
    訓練所ではよくお世話になる。というかMHGではオフラインだと訓練所でしか入手できない。
    • クシャルダオラやテオ・テスカトルにウラガンキン、
      ドボルベルクの支給品には元から毒投げナイフが含まれている。
      これらのモンスターは毒ダメージが大きかったり、能力を封じられたりと比較的効果が大きいため、
      ギルドも"分かって"入れている様だ。
  • なお調合成功率は意外にもかなり低い*1
    首尾よく調合材料とナイフを手に入れても、調合書調合スキル無しでは高確率で失敗してしまう。
    元々複数必要だと言うのに…。
    ナイフに成分を付着させるのがそんなに難しいのだろうか。
    • しかしキノコや草がダメになるのは納得するとして、
      どういう訳か投げナイフまでもがもえないゴミへ変貌する。
      まあ調合という位だし、想像しているより難解な手法を踏んでるのかも知れないが。
      それか例の力学でも働いているんだろう。
  • ペイントボールのように、大タル爆弾の起爆に使う事もできる。
    たいていは状態異常になるまで投げても1,2本余ってしまうため、
    特に闘技場クエストなどでは余った分が起爆用に回されるケースも多い。
  • れっきとした刃物のはずだが、ブーメランと異なり切断属性は持っていない。
    尻尾を斬ることはできないので注意しよう。
  • マップ上で採取できることもあり、MH3ではアイルーの落とし物として入手できる事がある。
    主にガラクタ置き場やキャンプ跡を探す事で入手でき、調合用の素材も調達すれば
    投げナイフが支給品に入っていないクエストでも使うことができる。
    もっとも、PTプレイではわざわざアイルーを倒したり投げナイフ狙いでキャンプ跡に立ち寄る、
    残りの材料を探すなどしている場合がないことがほとんど。実行する場合としては、
    ソロプレイでどうしても通常武器で睡眠爆破や麻痺がしたいときに材料を持ち込みで調合するくらいか。
    • 特に携帯機で発売された作品ではセーブデータの不正改造などにより、
      投げナイフをアイテムボックスにストックしたり、
      それをオンラインに持ち込んで使う悪質なプレイヤーが出没することもある。
      そのせいで支給品にないクエストで投げナイフを使う=チーターと思われがちだが、
      このような手段を経由すれば正規に使えるため
      準備がいいハンターがナイフを採取し、持ち込みの材料と調合して作ったという可能性もある。
      支給品に入っていないクエストで使った人が居るからといって、
      早とちりしてあらぬ疑いをかけないようにしよう。
      とは言え入手確率と必要数、調合成功率などを考えると、疑うなというのも無理な気はする。
      無論集めてる様子が無かったり、アカムやウカムなど絶対に手に入らない環境の場合はアウトである。
    • ちなみに捕獲用麻酔ナイフ以外はレア度1、麻酔ナイフのみレア度4である*2
      一番調合成功率が高いのにレア度は高いってどういう事だよ。
      事前の打ち合わせがあれば、投げナイフを全員で集めて調合に備えたメンバーに任せるといった運用も一応は可能。
      巨龍砲での寝起きドッキリも夢ではない。
      しかし付着物が違うだけで受け渡し不可になるとはどういう事なのか?麻酔ナイフはそういう意味でもネタ。
  • MH4からは、崖や蔦、梯子といった場所にしがみついている状態でも使用できるようになった。
    反面フィールドの起伏がかなり激しくなったことから、命中させるのがやや難しくなった側面もある。
  • MHXではサブターゲット達成時に追加される支給品の中にラインナップされている事が多い。
    武器を問わず睡爆が可能と考えれば、調合書・材料持ち込みで戦略を立ててみるのもいいだろう。

MHWorld

  • MHWでは、投擲アイテム全般の変更としてスリンガーに装填して発射する形式になった。
    発射式になったことで、「投げナイフ」でありながら投げることは出来ない
    1発ごとに装填モーションが入るため、連射速度は多少下がったものの、
    今まで真正面にしか投げられなかったナイフが狙った場所へ発射できるようになり、使い勝手が向上した。
    基本的に支給品であることは変わらないが、今作ではガジャブーを退治すると
    落とし物として投げナイフを落としていくことがある。
    ただの投げナイフの場合もあれば、あらかじめ状態異常が付属している場合もある。
    ガジャブー自身も投げナイフを多用してモンスターもハンターも無差別に攻撃する。
    • MHW:Iで追加された強化撃ちで放った場合、拡散して発射されるようになる
      見た目通り広範囲に判定があるが、実際にヒットするのは残念ながら1体につき1回のみ。
      しかし、1発の蓄積値はアップしているので狙う価値はある。
  • 以前の作品ではモンスターに命中すると「ザクッ!!」といった中々派手な音だったのだが、
    本作ではかなり軽めの「ちくっ」という音になってしまった。
    実はこの軽い方の音、カプコン製のこれ(特に初期)のナイフの音ほぼそのまんまであり、
    あちらをやり込んだプレイヤーからすれば、
    モンハンなのにゾンビを切りつけている気分になるという妙な錯覚に陥るらしい。
    • あちらのナイフもお世辞にも強い武器とは呼べず、十数回切りつけてようやくゾンビ一体倒せる程度の威力である。

MHRise

  • シリーズ恒例のアイテムだったがここに来てオミットされてしまった。
    代わりに投げクナイと言う姉妹品が登場している。

MHF

  • 大討伐では「火炎ナイフ」「滅龍ナイフ」などの各属性を纏ったナイフがCPで購入できる。
    さらには「腐食ナイフ」なるものも存在し、ラヴィエンテの腐食やられを誘発できる。
    後者は肉質が軟化するためかなり有用なアイテムだが、
    基本的に頭をもたげる姿勢の大巌竜相手にはタイミングを見計らう必要性がある。

関連スキル

  • フォワード.3からスキル「スローイングナイフ」が実装。
    ナイフ使い+10で「スローイングナイフ+1」、ナイフ使い+20で「スローイングナイフ+2」になる。
    実装直後はアビオシリーズ専用スキルだったが、現在はBP防具・SP装飾品・スキルカフで発動しやすくなっている。
  • スキル発動中は、全ての投げナイフを1個消費で一度に3個投げられる
    ただしナイフ1本あたりの威力と蓄積値は半分になる。
    全て当たるという前提ならば効果を実質1.5倍にするスキルと言える。
    • 「スローイングナイフ+2」発動時は、追加入力でナイフを1本消費してさらに5本同時に投げられる。
      ナイフ2本消費で効果半分のナイフを計8本、つまり効果は実質2倍となる。
  • スキルを発動させていると、クエスト中限定で「投げナイフG」を調合できる。
    これにより任意のクエストで投げナイフを使えるようになった。
    • 投げナイフGの威力は通常の投げナイフの1.5倍。
      下位の中型モンスター程度なら武器を使わなくても倒せる程度の火力はある。
      ただし調合での状態異常の付加はできず、支給品扱いなので余った分はクエスト終了時に回収される。
    • 投げナイフGの調合に必要な材料は、購入可能なナイフキットとマカライト鉱石
      何、マカライト鉱石なんて余ってないだって?
  • わざわざ武器を使わずにナイフで倒す意味は無いのでプレイヤー用としてはネタスキルの域だが
    (一応、武器指定のイベントクエストなどで活躍できる可能性は無いわけでも無い)、
    ラスタのスキルとしては優秀。
    投げナイフセット持ちのラスタはどんなクエストでもナイフを投げるので、スキルの恩恵を常に受けられるのだ。
    アイテム設定に関わらずナイフを使う一時ラスタの場合は特に重要度が高い。
    ただし、スローイングナイフ+2にしていても追加入力はしないので3本ずつしか投げられない。
  • MHF-Gにて、強肩や投擲技術UPとの複合スキルである「鉄腕」が新たに登場した。
    ただしナイフ以外の効果は空気同然なので意識して付けられることはまず無かった。
    ラスタの場合は「」のついでで付けやすいため、比較的多く見かけられる。
    GGではスキルが強化され、ガードポイントを持つ攻撃(大剣のガード斬り、ランスの突進、穿龍棍の各種攻撃)
    の攻撃無効化時間が延長されるという特性が付与される。
    反射と組み合わせることで攻防一体の立ち回りも可能にするが、使いこなすのは難しい。

MHSTシリーズ

  • 外伝作品であるMHSTにも登場した。
    本作においては支給品と言うシステムがないため所持し放題となったほか、雑貨屋での売買もできる。
    • もちろん、調合することでできる毒・麻痺・眠りの効果を持つそれぞれのナイフも健在。
      捕獲時に使用する「麻酔投げナイフ」に関しては作風の違いゆえか登場しない。
  • 投げナイフの効果は、相手モンスターに確実に15の固定ダメージを与えるという内容。
    かなり心もとない数字だが、必中効果も相まってゲーム序盤はこれでもそれなりのダメージソースとして活躍する。
    • 本家と違い必ず命中するので、体力が残ったモンスターに確実に止めを刺したい時、
      武器ダメージが入らないタルアイルーに、しっかりダメージを与えたい時等には便利。
      大タル爆弾が安定入手できるようになるまではバトルポーチに入れておきたい。
      ただし、攻撃対象にできない人間系の敵キャラ相手には使えない点には注意。
    • 一応、三すくみ負けを警戒したい時の様子見や、ターンをスキップしたい時には使える。
      アイテムの使用は基本的にはターン内で最速の行動順になるため、
      「あとほんの少しで倒せそうだけどこちらも非常に厳しい」と言った状態では投げナイフを投げるのも1つの手。
      特に、どんなにダメージを与えても、必ず最後にHPが1残ってしまうMHST2の一部のボスモンスター相手には、
      必ず当たる投げナイフでのとどめ刺しがかなり好まれている。
    • MHSTでは大タル爆弾入手後も、草食種のモンスターのタマゴ探しの際に活躍する。
      アプトノス、ポポ、アプケロスの3種の草食種モンスターは投げナイフで止めを刺すと必ず帰巣するため、
      彼らのタマゴを狙う際には必ずバトルポーチに入れておくように。
    • 大タル爆弾でも同じことだが、投げナイフの方は入手しやすい上に使用モーションが圧倒的に短いため、
      周回プレイ中だったり時間制限があるコンテンツだったりする場合は投げナイフが結構頼りになったりする。
  • 調合して作れる「毒投げナイフ・麻痺投げナイフ・眠り投げナイフの3種に関しても、
    ダメージ量は普通の投げナイフと同じく15で固定。やはり威力目的では使用するものではない。
    • 状態異常効果に関しては優秀で、高確率ですぐに効果が表れてくれるようになった。
      それぞれの属性に耐性がないモンスターの場合は、1発当てるだけでほぼその状態異常になる。
    • ライダーの手によって状態異常が起こせる貴重な手段のため、うまく使っていきたい。
      特定の状態異常にした状態で討伐すると帰巣しやすくなるモンスターもいるので、活用していこう。
    • ただし、終盤以降は睡眠、麻痺耐性持ちのモンスターが多くなる。
      一方で毒は最後まで有効なので、余った投げナイフは全て毒投げナイフにしてしまうのも手。
  • MHST2ではチャチャブーが爆破袋と差し替えでドロップするようになった。
    同じ獣人族ということから、投げナイフを使うガジャブーをイメージしているのだろう。
    ただしこちらは戦闘中に使用することはない。

余談

  • 現実における投擲用ナイフは、刺さった衝撃で破損しないように
    大きくしなる柔軟な設計か、厚く短い頑丈な刃になっていることが多い。
    アイテムアイコンで見る限り、モンハンの投げナイフは厚く短いタイプのようだ。
  • 対象がウラガンキンの顎でもテオ・テスカトルの翼でも錆びたクシャルダオラの甲殻でも、
    さらにそれが通常弾の射程外になるほど遠くにあっても、
    麻痺毒などが体に回る程には難無く突き刺さる凄まじい刃物である。
    斬れ味で言えば間違いなく紫すら目ではないレベル
    一体どんな材質と製法で作られているのか…。
    一つの補助アイテムにそこまで細かく設定を作っていないと言えばそれまでだが…。
  • 前述の通り蓄積率はLV2状態異常弾相当と非常に高く、
    小型モンスターなら1本で毒・麻痺・眠りを発症させる。麻酔?ああ、煙が少し出ますね。
    アプトノスやポポの巨体が、ナイフが刺さった途端に卒倒する姿は違和感を覚える事請け合い。
  • 爆破属性を含んだ「爆破投げナイフ」は今のところ存在しない。
    MHRiseでは「爆破投げクナイ」が登場したが、爆破属性とは無関係な固定ダメージを付与するのみであり
    爆破属性を蓄積して爆破やられにすることはできない。
  • モンハンも含めて創作物ではよく
    「矢のように真っ直ぐ飛び、先端から突き刺さる」という演出で使われるが、これはかなり難しい投げ方。
    手の動きで投げる以上、刺さる程の勢いをつけるには大きく、強く腕を振ることになり、
    手から離れた刃はどうしても振った動きに合わせて回転してしまうからだ。
    現実でも、的当てや曲芸などのナイフ投げは距離と回転数を考え、
    ちょうど回転する刃が切りつけるような当たり方を狙って投げたりする。
    この投げ方でも失敗すれば刃ではない部分が当たってしまうので、いずれにせよ熟練がいる。
    オーバースローで矢のように飛ばしたうえ、動き回るモンスターに
    100パーセント有効弾を当てるハンターたちは、かなりの芸達者だと言えよう。
    その点、スリンガーによる直線的な加速で真っ直ぐ発射できる調査団式の投げナイフは
    機械で撃ち方を均一にできた「短い矢」と言っても良い。
    • 投げナイフの一種とも言える日本の手裏剣では
      十文字手裏剣を筆頭に四方八方に刃をつけ
      「どう回転しても刺さる」形状の平型手裏剣(風車型手裏剣)でこの問題の解決を図っている。
    • 棒手裏剣という太い針のような形状のものは、
      やはり上手いこと回転して突き刺さる距離を見計らって投げる。
      ダーツのように放物線を描く投げ方や、指と平行に構えて真っ直ぐ射出する投げ方などもある。
      ちなみに、手裏剣の投擲は正式には「打つ」と表現する。

関連項目

アイテム/マヒダケ - 調合素材麻痺担当。
アイテム/毒テングダケ - 毒担当。
アイテム/ネムリ草 - 睡眠担当。
アイテム/捕獲用麻酔薬 - ネタ捕獲担当。
フィールド/沼地 - ナイフを含めた上記全てが現地調達出来る事がある。
モンハン用語/剥ぎ取りナイフ - 何にでも刺さるナイフ仲間。
システム/スリンガー - MHWorldの射出担当。
アイテム/投げクナイ - MHRiseで登場した類似品。
モンスター/ガジャブー
モンスター/チャチャブー - MHST2にてドロップする。


*1 捕獲用麻酔ナイフのみ75%。他は65%で回復笛や秘薬と同じ確率である
*2 なお毒テングダケはレア度2、マヒダケはレア度3なので下がっている