モンスターの攻撃をガードした際、その攻撃の威力を殺しきれずに後退すること。
元は格ゲー用語で、攻撃を当てた際に相手が後方にのけ反ることを指す言葉である。
概要
- 攻撃の威力(受けるダメージ量ではない)とガードの性能によって、無、小、大の三種類のリアクションがある。
基本的に武器種自体のガード性能とスキルによる補強、及びモンスターの攻撃威力で決定されるため、
「ノックバックしやすい武器種」と「ノックバックしにくい武器種」はある程度明確である。
片手剣、穿龍棍、ヘビィボウガンのガードはノックバックしやすく、大剣とチャージアックスはそれよりややマシ。
ランスとガンランスのガードはかなり固い。
- ガード性能系スキルを発動させると、ノックバックの判定に使われるモンスターの攻撃威力値が軽減され、
その結果としてノックバックせずに踏み止まれる攻撃が増える。
特にガード性能+2を発動させたランスとガンランスは、
ほぼ全ての攻撃に対してノックバックを起こさなくなる(MHF、及びガード不能の攻撃を除く)。
- 上述したようにノックバック判定の威力と受けるダメージの量は全く別であり、
例えば同じ「ダメージを受けないモンスターの咆哮」でも、
モンスターと武器種によってはノックバックを起こす場合がある。
また、仮に被弾しても雀の涙ほどのダメージも受けない攻撃であっても、
大きなノックバックを起こすことがある。
- 大きくノックバックする場合、ランスやガンランスはそのまま踏ん張り、強引に衝撃を殺す。
それ以外の武器種は後方に吹っ飛ばされる事で攻撃の勢いを流す。
またこれを利用して、攻撃をガードする瞬間に盾を逆に向けることでモンスターの方向にバックし、
すぐさま反撃することができる。
これは「逆ガード」などと呼ばれる、主にランスやガンランス向けのテクニックである。
ただしタイミングがシビアなのでかなりの練習が必要。
- なお、ガード不能攻撃以外は基本的にガードに成功するとダメージを無かったことにできるが、
ノックバック「大」になってしまうと、軽減しきれずに傷を負ってしまう。
勿論もとからダメージを受けない攻撃でノックバック「大」になってもダメージは受けないが。
- 大剣・チャージアックス・穿龍棍は攻撃に使用する刃の部分でガードを行うため、
ガードに成功すると斬れ味を消費してしまうのだが、
この消費量は攻撃の威力値とガード性能、早い話がノックバックの大きさで斬れ味消費量が変わる。
ノックバックが大きい攻撃であればあるほど大量の斬れ味を消費してしまう。
(ノックバックなしでも一定値消費はする)- チャージアックスは属性強化状態(MHX・XXでは赤色の属性強化)にするとガード時に斬れ味を消費しなくなる。
- チャージアックスの一部の技には「ガードポイント」というガード判定がある。
MH4では普通のガードと同じ性能だが、MH4Gではガード性能が強化されることでノックバックしにくくなる。
MHXではガード性能強化がオミットされた代わりに、
ノックバック「中」までならノックバックを無視して攻撃できるようになった。
- MHXでは「ブシドースタイル」のランス、ガンランス、チャージアックス(剣モード)で、
「ジャストガード」が使用できる。
タイミングはシビアだが、成功するとノックバック及びスタミナ・斬れ味消費を無効化する。
- MHFではガード性能+2を発動させたランスですらノックバック「大」になるモンスターが非常に多い。
特にハードコアクエスト・G級では顕著である。
2016年以降はガードが有効に機能するモンスターが多く登場はしているが、
威力値についてはさほど緩和されていないため、普通のガードでは大きくノックバックしてしまう。
ただし同作ではガードが成立すればノックバックを無効化するガードアクションが多数あり、
片手剣とヘビィボウガンを除いたガード可能武器種には何かしらのノックバック無効ガードがあるため、
それを使いこなしていくことでノックバックに悩まされにくくなる。
- 大剣では「強ガード」「ガード斬り」「ジャストガード」がこれに該当する。
強ガードではガード性能が強化される効果もあるため、ガード時の斬れ味消費を抑えられる。
ガード斬りはガード不能攻撃以外ノックバック無しでガードすることができるが、
本来ノックバック「大」を起こす攻撃(ガード性能スキルの補強が反映される)以外は、
斬れ味消費自体も起こらない。
ジャストガードはノックバック無効で、斬れ味の消費量は威力値に関わらず一定となっている。
- ランスは「強ガード」「範囲ガード」「ガードチャージ」がこれに該当する。
いずれもガード不能の一部攻撃を除き、
強ガードは背面以外、範囲ガードは360度全方位、ガードチャージは正面方向の攻撃に対し、
ノックバックを完全に無効化する。
また、ガードチャージは本来ノックバック「大」になる攻撃でも削りダメージを受けない。
ガンランスもランスと同タイプの強ガードを使用できる他、
竜撃砲とその派生アクションのチャージ中は、正面方向の攻撃に対し、
ガードチャージと同様の効果が発揮される。
更に、辿異スキル「ガード性能強化」でガード性能の段階を2以上に高めると、
通常ではノックバックが発生してしまうナルガクルガのビターンなど、
一部の攻撃をノックバックなしで通常ガード可能となる。
- スラッシュアックスFは嵐ノ型の「ガード吸収」でガードができるが、
受け止められた攻撃は全てノックバック無効である。
ただしノックバック「大」に本来なる攻撃では削りダメージを受ける他、
威力値に関わらず一定の斬れ味を消費する。
先述した大剣のジャストガードや、極ノ型太刀の「いなし」もこれと同じ仕様である。
- 穿龍棍はMHX版チャージアックスのように、一部の攻撃に攻撃無効化時間が存在する。
こちらはモンスターの威力値やスキルの補正に関わらずノックバックは発生せず、
攻撃無効化時間の名前通りダメージも受けない(ガード不能攻撃を除く)。