MHF-GGにて実装された穿龍棍。
目次
概要
- GG最凶の古龍として名高いミラバルカンこと極征紅龍の素材で作られる武器。
紅蓮の炎を操るミラバルカンをイメージしたデザインである。
やはりというか、そのデザインは正に「残虐」を体現したかのごとくであり、魂をも破壊すると謳われている。
やはり紅龍武器、その伝承は末恐ろしいものである。
- 極征紅龍武器の特徴である紅魔属性を持つため、非常に火属性が強い。
現在はその派生強化版である「改獄・紅魔邪龍棍」まで存在する(後述)。
性能
- G級ミラバルカンの解禁とともにこちらも解禁。
生産段階では攻撃力639に紅魔属性280とよくあるGR7武器。
- が、何を間違ったか武器だけでなく斬れ味まで紅魔一色である。
そして匠をつけるとさらに50伸びるが色は変わらない。これでは全く使い物にならない。
しかしながら、これが何を意味するのか、聡明なハンター諸氏はすぐに気づいたであろう。
- Lv10まで強化すると、突然白ゲージが姿を現す。
…残念ながら期待していた紫ではなく、白である。
しかしながらめげずに強化していくと、
Lv35でデフォルトで白がつき、匠で念願の紫だけでなく空色ゲージまで獲得するのだ。
…ただし、超短い。
- というわけでLv50時の基本的な性能は、
- 攻撃力838と低め
- これまた低めな紅魔属性370
- 前述の通り、匠で紫+空色ゲージ。ただし超短い。
穿龍棍は手数武器なので短いゲージとは相性が悪く、
この武器は基本的に一段下の紫まで考えて運用しなければならない。
- 攻撃力は火属性武器の中で最も低く、かつミドガロンの爆狼棍【ショウ】のような会心率も持っていない。
肝心の紅魔属性も属性値が低く、火属性は1.5倍補正でも555にしかならないため、
極征ミラバルカン武器の中では扱い辛い武器となっている。- これでも火属性値は火属性棍中No.2なので、
火属性弱点の敵には最高クラスの属性ダメージを叩き出す。
紫ゲージと空色ゲージの差は非常に大きいので、
空色ゲージなら火属性値はもちろん、物理性能も他と遜色ない。
しかしながらその空色ゲージが非常に短く、
穿龍棍の手数だと業物+2を以てしても維持は不可能であるため、
長大紫ゲージを持つ先のミドガロン棍やクックジェンバー、
ディスフィロアのスルヲシらが優先されてしまうのだろう。 - 火属性が1.5倍という性質上、属性値を強化するシジルを使用する事で属性値が大きく伸びる。
30程追加できれば、同数値のシジルを焼き付けたクックジェンバーを上回る火属性値を手に入れる。
当然、それ以上の数値を追加できるのなら、その分更にクックジェンバーを突き放せる。
ただし、紅魔属性の火属性150%を考慮してもクックジェンバーは高水準の物理、属性を素で両立しており、
そこから更に他の要素の強化で充分差別化を図れる部分が非常に多いため、
この武器がクックジェンバーとの差別化を図るには属性値シジルを大量に焼付け、
この片手剣と同じように火属性特化の武器として運用しなければならない
(シジル強化を考慮しても、物理面はもう諦めるしかない)。
- これでも火属性値は火属性棍中No.2なので、
- 特性を活かした使い道としては、パートナーに持たせるという手がある。
低い武器倍率と属性値を帳消しにし、空ゲージと紅魔属性の属性値1.5倍というメリットのみが残る。
もっとも、G級武器のLv35というと、極限征伐戦の報酬素材をいくつか使用しなければならない為、
Lv5や6で匠で紫ゲージが出現するクックジェンバーや爆狼棍【ショウ】、
華鳳棍【朱王】と比べてもかかる手間は格段に多く、
そこまで手塩に掛けた武器をパートナーにおいそれと渡せるかどうかは個々の懐具合によるだろう。
- 新武器種に進出したはいいが、現状は扱い辛さゆえにお世辞にも人気があるとは言えない。
しかし穿龍棍自体新武器種であるため、今後強化されるのではないかと期待され続けていた。
改獄・紅魔邪龍棍
- そしてその期待は見事に叶った。
G9アップデートにおいて、「遷悠玉」と
「G級遷悠種ベリオロス」の素材を使って、改G級武器への派生が追加された。
「遷悠玉」はGR800以上で、G級のジンオウガ通常種・亜種・ベリオロス・アマツマガツチを狩猟することで入手できる。
素材を考えるとベリオロスを中心に狩っていくのが近道だろう。
- スペックは、
- 空色ゲージ持ちとしては一躍トップクラスに躍り出た、攻撃力856
- 紅魔属性670、実属性値は火1005・龍335
- あのとても短かった空色ゲージが60に
- おまけの会心率+10%
- 攻撃力は武器倍率にして+10増加と大幅に上がったわけではないものの、それ以外の躍進が凄まじい。
まず属性値だが、以前は1.5倍された実数値でも他の武器に負けていた火属性が、
まさかの4桁の大台に乗るという快挙を成し遂げた。
龍属性の方もようやくマトモな数値にまで上昇している。
更に、以前は「10」しか無かった、あの短い空色ゲージが「60」へと大幅強化された。
業物があっても空色ゲージを維持できなかった強化前と比べ、
業物さえあれば維持には充分な量の空色ゲージを得たと言える。
同アップデートで斬れ味による属性値補正が更に強化されたことも、この武器にとっては更なる追い風と言える。- ちなみに、斬れ味ゲージの空いていた部分がそっくりそのまま空色で埋められただけなので、
紫以下の斬れ味に変動は無い。
また改G級武器の例によって、この斬れ味が発現するのはLv50時である。
- ちなみに、斬れ味ゲージの空いていた部分がそっくりそのまま空色で埋められただけなので、
- あまり注目されづらいが会心率も地味に強化され、
その分攻撃力や属性のシジルで更なる性能強化を狙いやすいというメリットがある。
或いは閃転スキルで火力を高めるということも可能だろう。
- これらの強化によって、火属性の穿龍棍としては
「物理」「属性」共に、最強と言っても過言ではないほどの力を手に入れることとなった。
また穿龍棍にとって地味な点ではあるが、改GになったことでG級技巧武器としての性質も付与されている。
穿龍棍の技巧武器はG8.1までで2種類しか実装されておらず、
これが穿龍棍3番目のG級技巧武器となる。
- 難点は、強化が「攻撃力」→「属性」→「会心率」→「斬れ味」の順でされていくので、
派生直後では扱い辛さは変わっておらず、
最大の欠点であった斬れ味の改善にはしっかり最終強化をしなければならないことが挙げられる。
改G級武器ということで、強化難度も(進化武器ほどではないが)相応に高い。
だがその見返りとして、派生前の欠点が全て補われるほどの強化を受けている。
- G10.1で新たな穿龍棍としてヴォージャンの始種武器であるヴォルカ・トルフィが登場した。
素で攻撃力900、火属性1100、会心率10%、武器スロット3という凄まじいスペックであり、
始種防具を投入することで火属性穿龍棍としての性能はこちらを凌駕する。
とはいえ始種防具がなければその真価を発揮することができず、
G級技巧武器であることやシジル、複属性を活かせれば差別化は十分可能である。
余談
- ミラボレアスの穿龍棍はこれ以外に黒龍と祖龍のものが存在する。
黒龍の方は紫ゲージが少し長いが空色ゲージは短く、攻撃力も低め。
ただ、黒龍の穿龍棍は龍属性値が高く発現する黒焔という属性を持っているのだが、
龍属性の値に特化した穿龍棍が少ないため、龍属性特化武器としてそこそこ使われている。
獄・紅魔邪龍棍は火属性というライバルが多すぎるが故の不遇ということだろうか…
一方祖龍の方は最終強化でも難ある斬れ味ゲージが脚を引っ張る。
攻撃力と会心率がまずまずなのだが空色ゲージが素で出てる代わりにかなり短い。
非常に高い雷属性は魅力であるが、黒龍のと違い作成、強化にも大きな制約が存在するため、
採用率はそこまで高くないというのが現状である。
- 基本的にシークレットモンスターであるミラ系武器はたとえMHFでもグラフィックは公開されても、
名称と性能が公開されることは無い*1のだが、
2015/12/18、公式サイトで突如遷悠ベリオロスで対応する改G級武器のリストが公開され、
ミラ系武器であるこの武器もしっかりと公開されていた。
- 「匠を使うことで短いものの最高クラスの斬れ味ゲージが2色現れる」という性質は、
単なる偶然だと思われるがMH4・MH4Gにおけるミラ系武器と類似している。
奇しくも、向こうにも棍が存在している。
MH4Gでは同じくG級に登場する特殊個体の素材から作成できる、これまた名前の似た『焔魔滅龍棍』が登場した。
関連項目
モンスター/紅龍 ミラボレアス
武器/ミラ系武器
武器/焔魔滅龍棍 - 匠を発動すると実用的な斬れ味になる紅龍の操虫棍