防具/アスールシリーズ

Last-modified: 2024-04-28 (日) 09:25:29

MHFに登場するオリジナル防具の一つ。

目次

概要

  • 同作でもかなり古株の防具であり、シーズン2.0(2008年)に登場している。
    名前は青空、紺碧などを指す「azure(アズール)」が由来と思われる。
  • MHFの防具の中では知名度が非常に高く、界隈外でもよく知られている。
    特に女性用が人気(強いて言えばガンナー装備)で、その勢いはキリンベリオに匹敵するほど。
    理由は上記2装備のデザインからお察しください。
  • MHF-G3.2以降、
    「HR5(旧HR100)以降に作成可能なアスールシリーズ
    「G級のイベントクエストで作成可能なアスールGシリーズ
    の2種類が存在しており、アスールシリーズのカラーリング違いも複数実装されている。
    なおアスールについては別々に生産して別々に強化するため、
    アスール→アスールGといった派生では無いので注意。

MHF

アスールシリーズ

  • HR5の特殊素材クエスト(昔は期間限定クエスト)「毒桃の挟撃」のクリア報酬として手に入る、
    「ギルドエンブレム」で生産可能。
    生産から強化まで合計3個必要となるため、一式生産するのには15個必要。
  • クエスト内容としてはババコンガ変種とゲリョス変種の2頭クエであり、
    今となってはこの素材の入手は決して難しいものではない。
    だがフォワード.2まではゲリョス変種の肉質が恐ろしく硬かったため、骨の折れるクエストであった。
    実はこれでも改善された方であり、昔はそのゲリョス変種2頭クエストだったり、
    最初期には運搬クエストで低確率入手という代物だったようだ。
    そのため、「マゾ装備」と言う侮蔑の称号を戴くことになってしまう。
    そしてその称号は後に姉妹達にも引き継がれることに……
  • 性能の方だが、防御力こそ高いもののあとはサッパリという感じであり、
    当時のスキル環境で考えても、決して良い装備であるとはいえなかった。
    だがそれでも作成に挑戦する紳士は後を絶たなかったという。
  • 実用性で言うとガンナー装備の方がまだマシで、
    反動スキルを一応備え、高い防御力に加えて防御スキルまでポイントを有する事から、
    そのほかに必要なスキルが極めて少ない拡散弾装備として使えなくもなかった。
    当時最難関であった剛種モンスターも一部は拡散祭りで攻略する場合があり、
    当時の水準では剣士装備でも即死か瀕死に追い込まれかねない超火力に対して、
    ガンナー装備でありながら一撃耐えるという保険を用意するのには向いていた。
  • シーズン8.0にて、強化先であるアスールFシリーズが追加された。
    だが性能的には殆ど変わっておらず、多くのハンターが涙を呑んだという。
    ちなみにアスールFへの強化に必要な「武具職人の極意」は、同じく特殊素材クエストの
    「槌と金床」で入手できる。こちらは1部位につき1つ必要。
    一応FXシリーズの追加も仄めかされてはいたのだが、結局その後なしのつぶてであった。
  • 後述のアスールGシリーズの実装が発表された際には大きな盛り上がりを見せた。
    それだけ人気の高い防具ということなのだろう。

アスールGシリーズ

  • MHF-G3.2の終盤に実装された防具。
    アスールシリーズと同デザインで、G級防具として生産、強化を行い、
    アスールG→GF→GXという強化段階を踏む。
    G級防具の特殊要素の一つ「精錬」には対応していない。
  • 生産には「ギルド黒晶勲章」「ギルド黒輝勲章」「ギルド冥朱勲章」の3つの素材が必要。
    これはイベントクエスト「双頭襲撃戦」の、
    双哭招く終末」「影光の鎮魂歌」「朱冥の饗宴
    という3つのクエストをクリアすることで入手できる。
    詳しくは上記リンクを参照してほしいが、G3.2当時ではいずれも凄まじい難度を誇るクエストであり、
    多くのハンターがアスールGシリーズの入手で四苦八苦することになる。流石は元祖マゾ防具
  • アスールGXシリーズはMHF-GGで実装された、
    GG最凶の極征古龍」への対抗として用意されたものであり、
    火耐性と龍耐性が25、雷耐性も15と一式で凄まじく高いものとなっている。
  • また、最近台頭してきたG級狩護防具に対抗してか、剣士防具フル強化の防御力が2070
    装飾品へも精錬できないという関係もあってか、かなり強力なものとなっている。
    もちろんガンナー防具も防御力1720と文句なしの数値。
  • このアスールGXシリーズの一式装備時の発動スキルなのだが、
    暴風圧無効や超高級耳栓、耐震+2などの主要な保護スキルを全て併せ持つ「豪放+3」や、
    攻撃力UP【絶大】と同様の攻撃力上昇効果を持つ「剛撃+3」、
    真根性という超重要な防御スキルを内包する「逆鱗」など、強烈なスキル群が並んでいる。
    さらに、薬仙人地形ダメージ減【大】夏男夏女などの灼熱フィールド向けスキルまで有している。
    これらはGG最凶の古龍である変異した紅龍に対して有効…とされていたが、
    低レベルでは地形ダメージが発生せず、削りダメージも多くないことから地形ダメージ減と薬仙人は死にスキル、
    夏男夏女がクーラードリンクを咆哮で解除される対策として役立つ程度であり、
    超難度クエストをクリアして防具を鍛えこんだ落胆するハンターが現れることになった。
    …が、これらのスキルは更なる高みを目指すLv1000以降に重大な意味を持つことが明らかとなる。
    詳しくはこちらを参照してほしい。
    • ただし、あちらにも書いてあるとおり完全な対策としての機能は無い。
      というより如何なる防具であっても阻止はできないと言った方が正しいか。
      GG最凶の古龍は通常の保護スキルを殆ど必要としないが、
      多くのスキル枠を使って対処するかどうか慎重に検討したい*1
    • これだけ強力なスキルを有していながら、防具スロは全て3、つまり合計15スロである。
      装飾品次第では更に強力なスキルを積むことも可能である。
    • このうち、地形ダメージ減【大】や夏男夏女は頭防具単体で発動するようになっており、
      通常クエストで使用する場合は頭防具を別の部位に替えることでスキル枠を節約できる
      (いわゆるピアスのような側面も併せ持っている)。
  • 見た目、性能共に極めて優秀であることから、
    本来1回限りであった双頭襲撃戦の再配信要望が多く挙げられており、後に再配信が実現した。
    ただし、G5以降は一閃&刀匠(扇射)スキルが主流になったことで選択肢に上がらなくなり、
    G7以降は剛撃スキルが復権したものの、
    古い装備ゆえに剣神スキル絶対防御闘覇などの人気スキルが無いこともあり、
    現在ではパーツレベルで見ても主力に組み込んでいる人は少ない。
    ただし後述の通りロビー装備としては現在でも高い人気を誇る他、
    剛撃や怒、三界の護りなどのスキル値自体は現在でも通用する数値ではある。

カラー違い

  • アスールシリーズの色違いに「メラン」「ハーヴェスト」「ディール」「タンドレス」が存在する。
    これらの防具は全てGXシリーズまで強化が可能である(ただし一部は条件つき)。
    ディールはG級防具から直接生産可能。
メランシリーズ
黒色のアスール。
レジェンドラスタの1人、ナターシャのお気に入りの装備でもあり、「ナターシャの防具」と言えば分かりやすいか。
ちなみにこのナターシャ、頭は剣士、残りはガンナーという構成になっている。
これは後述の人気構成を踏襲したものとなっている。
メランは持ち主がどこの誰とも分からない王冠を大量に集めなければならない
その数はかつては1部位で何と245個必要だった。
その後プロジェクトRにおけるリファインで1部位5個にまで抑えられるという凄まじい緩和がされた。
ちなみにMHF-GGにて解禁されたGR600でメランGXシリーズの派生が可能となる。
こちらはG級ハンターのみが入手できる豪華な王冠が必要となり、その数は1部位105個
アスールシリーズ系の防具達の蔑称である「マゾ防具」だが、
そのイメージを決定付けたのはこのメランシリーズであると言ってもいいかもしれない。
ハーヴェストシリーズ
白色のアスール。
長期イベントクエストの防具で、採取を極限まで極めたハンターのみ所持が許される。
まるで出世魚のように派生によって名前が変わっていき、
現状数少ない「GX」の名称を冠しないGX防具でもある。
こちらも参照のこと。
ディールシリーズ
赤色のアスール。
こちらは狩人祭の特典防具で、最終強化までは何度も狩人祭を勝ち抜く必要がある。
G級防具として直接生産が可能な装備で、現状アスール系防具で唯一装飾品精錬が可能。
ただし実装時期が早かったこともあり、防具・装飾品共にスキルは陳腐化していると言わざるを得ない。
タンドレスシリーズ
ベージュ色のアスール。
元は第68回公式狩猟大会の景品として用意され、公式狩猟大会で入賞することで入手可能だった。
その後MHF-G7にて開催された第89回以降の公式狩猟大会で再度入手が可能になった上、
同アップデートでGXシリーズへの強化が可能となっている。
現在では公式狩猟大会のクエストクリア報酬で入手できるため、入賞者特典ではなくなった。
素材自体の入手はメランシリーズと並んでシリーズの中で一番楽なのだが、
その分数が必要となり、1部位につき最終的には60個近い素材が必要。
しかも初回の相手が非常に耐久力の高いヒプノック繁殖期であったため数を揃えるのが非常に難しかった。
以後の以降の大会でも継続して参加賞になっているが、クエスト自体の難易度はまちまちである。
以前は非G級キャラの報酬ブーストの対象でもあるので集めやすくはなっていた。
しかし報酬ブーストが廃止されたためこの方法は使えなくなってしまった。

MHR:S

  • MHFのサービス終了から時は流れ、2022年。
    MHR:SのPV第3弾で発表された、棘竜エスピナスのまさかの大復活。
    このニュース自体も多くのMHF経験者を大いに沸かせた…のだが、その一方で一部の目敏い紳士達は、気づいた。
    「この映像でエスピナスと一緒に映ってる(0:32~)ハンターが着てるの、アスール装備じゃね?


    …そう、エスピナスと共にアスール装備も奇跡の復活を遂げていたのだ…重ね着装備として。
    • 本作ではこの他にも、リアンシリーズも重ね着装備としてイベントクエストの報酬で復活した他、
      Ver.13アップデート紹介映像ではシュイシリーズ、ダスクシリーズも登場するなど、
      MHFの人気装備が重ね着として多数復刻されているが、アスールシリーズはその栄えある第1号となった。
  • MR終盤にバハリから依頼されるクエストをクリアする事で、アスール一式の重ね着装備が報酬として手に入る。
    デザインは剣士用のものがベースで、多少リファインされてはいるが概ね当時の雰囲気をそのまま残している。
    紳士の皆様にとっては誠に残念ながら女性用脚装備のパンツの布面積がだいぶ盛られているが
    エスピナスと並んで、MHF経験者には嬉しいファンサービスと言えよう。
    ちなみにクエストクリア後、重ね着装備ボックスに自動的に一式が入っているので、1回クリアすればOKである。
    • 当然ながら着彩変更にも対応しており、
      これで上に挙げたカラバリ防具を再現する事も出来る。勿論自分好みにカラーコーディネートするのも悪くない。
    • なお重ね重ね紳士の皆様にとっては誠に残念ながらガンナー用アスール装備は現状入手できない。
      とは言えイベントクエストの報酬等で追加される可能性も無くはないので、
      今後レーティングの壁やら何やらの諸問題を越えられる事に期待しよう。
      勿論剣士用デザインもカッコよさ、可愛さでは十分一線級の代物である。
    • 依頼されるクエストの内容は、密林に出現したエスピナス、ゴア・マガラルナガロンの3頭の大連続狩猟。
      お題目通り3頭とも毒・麻痺・火属性やられ・狂竜症に氷属性やられといった状態異常攻撃を得意とする連中だが、
      MHF絡みで言うとエスピナスだけでなく、ゴア・マガラも遷悠種として登場した経験があったりする。
      ルナガロンは一見するとMHFとの関連性もなさそうに見えるが、
      氷を纏う『ガロン』と名の付くモンスター」はMHFに存在しており、それを想起させるものはあるだろう。
    • なお、バハリの依頼文章には「秘蔵の重ね着」とある。つまりこのアスール一式はバハリの私物であるわけで……。
      いったい彼が何を想ってコレを仕舞いこんでいたのか、何故猛き炎に着せようとしたのか小一時間問い詰めたい。
  • 余談だがMHR:S……というかMH3以降はハンターの髪型が頭防具に反映されるようになっているが、
    MHFはそのような仕様が最後まで実装されず、髪が露出する頭防具は元の髪型を無視して防具側の髪型になる。
    そして本作のアスール重ね着も、元の髪型を無視してMHFにおけるアスールの髪型になる
    防具として処理するからなのか場面によっては妙にテカテカしたりするのが玉にキズだが、
    着彩設定で髪色も変えられるので、当時のプレイヤーには嬉しいファンサービスと言えるだろうか。

余談

  • アスールの人気といえば脚、ガンナー胴腰といわれるが、実は剣士頭もかなり人気が高い。
    ガンナーはショートへアにカチューシャのみだが、
    剣士はそれにリボンの装飾がつき、ロングヘアになっている
    こちらも可愛らしく、故にロビー装備で頭のみ剣士以下ガンナーとするハンターが多かった。
    因みに男剣士は某大作RPG主人公のような髪型であり、こちらも人気が高い。
  • シーズン2.0で実装されて以降、他にもデザインの良い装備が多数実装される中、
    未だにその人気は衰えを見せていない
    あまりのデザインの良さから、「メインシリーズにも導入してほしい」という意見が後を絶たないほどである。
    またその人気の高さを受けてか、アスールシリーズを元にしたリデザイン防具も登場。
    高性能防具としてリデザインされたランセシリーズ
    及びアスールシリーズのデザインを色強く残しつつアレンジされた「MHF10周年記念特典防具」の2種がそれである。
    • その後エスピナス共々MHR:Sでメインシリーズ初登場を果たした際は、
      やはりMHFで(色々な意味で)人気を博していただけにかなりの注目を集めた。
      勿論、ガンナー用のデザインではなかった事への主に紳士達からの悲しみの声も少なくなかったが。
  • メゼポルタ開拓記』でもガンナー装備のハンターが登場しており、
    PVアニメにて、なんと乳揺れを披露している。ゲームの方でも揺れていたらもっと人気があっただろうに
  • また、SEGAのオンラインゲーム『ファンタシースターオンライン2』(PSO2)とMHF-Zのコラボの際には、
    PSO2側のプレイヤーの装備としてこのアスールシリーズ、及び各種カラーバリエーションが登場している。
    このうち、女性用装備はガンナーをベースにしているが、頭だけは剣士のものとなっている。
    これは上記の人気な構成を踏まえたものであるようだ。
    そして案の定人気である。いろんな意味で。

関連項目

防具/ハーヴェストシリーズ
クエスト/双頭襲撃戦 - アスールGシリーズの入手に必要な<<超難度クエスト>>。
防具/ランセシリーズ


*1 頭防具にスキルが集約されているため、装飾品面での負担は少ない。