アクション/地雷

Last-modified: 2023-12-19 (火) 19:30:51

踏むと爆発する兵器、地雷に喩えられた攻撃のこと。

目次

概要

  • モンハンにおける「地雷」は『地雷攻撃』と『地雷行為』の2種類に分けられている。
    本項ではモンスターやハンターの攻撃手段として起爆剤を設置するタイプの行動、
    ならびにMHFにおける罠系アイテムについて記述する。
    • マルチプレイにおける非協力的なプレイヤーや、その行為に対する評価の「地雷」については、
      ゲーム用語/地雷の記事を参照。

地雷を扱うモンスター

  • ブラキディオスのモーションの中には、攻撃後一定時間で爆発する「粘菌」を地面やハンターに付着させる物がある。
    爆発する条件が一定時間なのでどちらかというと「時限爆弾」なのだが、登場ムービーのタイトルが
    「マインレイヤー」となっているためか「地雷」と呼ばれることがある。
    • マインレイヤー(mine layer)を日本語に訳すと「地雷を敷設する者」となる。
      爆発する粘菌を地雷に見立ててこう呼称したのだろう。
  • この他、以下のモンスターなど、そのギミックの特徴などから「地雷」と呼ばれるモーションを持つ者もいる。
シャガルマガラ
怒り時に、フィールド上へ一定時間経過で爆発する地形トラップをあちこちにばら撒く。
回避後や乗り攻撃後などに直撃するケースが非常に多く、「地雷が本体」とまで言われる程に忌み嫌われていた。
MHR:Sでは、地雷と呼べる地形トラップは全て攻撃に付随する固定配置攻撃になっており、
ストレスが溜まる仕様はかなり抑えられている。
しかし、傀異克服古龍となれば地雷の使い魔と化す。
翼脚を叩きつける攻撃に正面へ直線状の地雷を撒くほか、傀氣脈動状態になると
多数の地雷がシャガルマガラの周囲でグルグル回り出す
テオ・テスカトル(MHF)
特異個体の行動に粉塵溜まりを設置する物がある。
通常の起爆動作では反応せず、起爆咆哮という専用モーションによって爆発する。
ドゥレムディラ(MHF)
第2段階に移行後、各種攻撃技の際に自動的に周囲の地面から壊毒のトラップを複数発生させるようになる。
円錐状の物が床から生えてくるように見えるため、地雷と言うよりも「タケノコ」という名称が浸透している。
グレアドモス(MHF)
一部攻撃の際に水の塊を放出し、一定時間orハンターもしくは攻撃の接触により炸裂する。
接触によっても炸裂するため、他のモンスターに比べると本来の意味における地雷に近くなっている。
ファミ通においても技名が「ハイドロマイン」とされていたため、公式に地雷として扱われているようである。
トア・テスカトラ(MHF)
一部行動の際にテオ・テスカトル特異個体に似たような物を設置する。
こちらも起爆咆哮で爆発*1する。
ボガバドルム(MHF)
GR800での追加行動として、尻尾を地面に埋めつつ周囲の地面の複数個所に小規模の爆発を起こす技を使用する。
そのうち2度は範囲内のハンターの脚物をピンポイントに爆破するものとなっている。
なお、この爆破の威力は非常に高い。
なお、尻尾切断後は使用しない。
また、ボガバドルムの武器は地雷探知機がモチーフとなっている。

プレイヤーの攻撃モーション

  • MHXで実装されたライトボウガンの狩技バレットゲイザー」は地面に時限式の爆薬を設置する技。
    これもブラキディオスの粘菌同様に「時限爆弾」だが、見た目や設置方法から「地雷」と称されることがある。
  • MHX(X)にてオトモアイルーやニャンターが習得できる「設置型爆弾の技」は、
    大型モンスターが触れると爆発する爆弾を地面に設置する技。これこそ本来の意味での地雷だろう。
    設置型爆弾Gの技」という高威力版も存在する。
    • MHW:Iではオトモ道具「あしどめの虫かご」の新要素として、そのものズバリ「地雷虫かご」が登場。
      古龍も含めたほぼ全ての大型モンスターが踏むとダメージと怯みが発生する。
      一定回数踏ませるとダウンまで奪える優れものであり、
      古龍や歴戦の個体相手ではいまいち相性が良くなかった虫かごの価値を大幅に上昇させている。
  • MHWorldにて、ライトボウガンに追加された特殊弾の「起爆竜弾」
    地面(または水面)に設置し、攻撃を加えることで爆発させてダメージを与える弾。
    しかもこちらはモンスターの攻撃にも反応する(さすがに接触だけでは反応しないが、突進等の衝撃で爆発する)ため
    本来の「地雷」にかなり近い攻撃と言える。
    近年のライトボウガンは地雷系の武器にだいぶ縁があるようだ。

MHFのVSクエスト用アイテム

  • MHFには2つのパーティーが同時に同じクエストをプレイしてクリアタイムを競う
    「VSクエスト」という物がある。
    このクエストでは対戦での勝敗の決定条件が以下のようになっている。
    • メインターゲットを先に達成した側のチームが勝ち。
    • 一方のパーティーにおいてメンバー合計で3回死亡した場合、3回死亡した側が負け。
    • 回線トラブルなどにより一方のメンバーが全員離脱状態になった場合、残っている側が勝ち。
    この内2番目の条件(相手チームのメンバーを3回死亡させた方が勝ち)については、専用の
    罠アイテムで相手チームのメンバーを足止めしてモンスターの攻撃を受けさせるなどの
    手法も有効となる。
    これに使われる罠には、状態異常(毒・麻痺・睡眠)を発生させる物や、
    大爆発を起こしダメージを与える物などが存在し、クエスト中に使うことで
    相手パーティ側の同じ位置に不可視状態でその罠が設置される。
    そういった意味では、これらのアイテムは本来の意味における地雷といえるだろう。
    • ただ、そういう意図で用意されたアイテムではあるが実際に使われることはめったになく、
      運営の思惑が空振りしていると言える状況であり運営をやきもきさせているのも事実。
  • また、密林の採取ポイントに仕掛けられた罠を解除して回るという、
    猟団部屋限定のイベントクエストが配信されたことがある(後に再配信された際には広場で受注可能となった)。
    採取ポイントに各種の罠アイテムが設置されていてそれを破壊して回るという内容であり、
    まさしく地雷処理である。
    その性格から、離れたところから攻撃して破壊できるということでバーシニャキオーンなどの極長ランスが多用される。

余談

  • 一般に「地雷」は、戦争において使用されていた兵器の一つを指す。
    地上または地中に設置され、人や車両の接近や接触によって爆発して
    危害を加える兵器(Wikipediaより)である。
    • 小型の対人地雷は生産が簡単で超低コスト(日本円に換算して安いものだと100円程、維持費も無し)な上、
      威力も敵兵を負傷させて転ばせる程度で十分で、その看護に人員を割かせることもできる。
      仮に偽物や音が鳴る程度の火薬でも驚かしに使えたりととにかく安上がり。
      防衛手段としては費用対効果が極めて高く、世界各地の戦場に埋められた。
      事実として、某国の独裁者*2は地雷を「完璧な兵士」と評し、隣国との国境に大量に敷設したという。
    • しかし、費用対効果が極めて優れているのはいいのだが、
      戦争が終われば引き揚げる兵士などとは違い、
      戦争が終わっても埋設されたままであるという大問題がある。
      そもそも(戦争が終わるまでは)簡単に撤去できる様では本気で自分の命に関わるものなので、
      仕掛ける側は当然たとえ軍隊の知識や設備でも撤去しにくく、効果的に踏ませやすいという
      殺意に満ちた仕掛け方をすることになる。
      今もなお、埋められたものの大半がかつての戦場跡(地雷原)に残されており、
      現地民と撤去のため訪れるボランティアに甚大な被害を出し続けている。
      正確な数は不明だが、対人地雷だけに限ってみても、
      全世界では未だに7000万個~1億個が埋設されていると言われている。
    • これは地雷の位置を記録し撤去・回収を行う軍隊だけでなく、ゲリラやテロリストなどが
      その費用対効果に目をつけ、インフラ破壊などを目的としてバラ撒くためとも言われている。
      "どこに何個埋まっているか"がわからないため、事故が多発してしまい、安全確認にも
      時間がかかることで地雷の全撤去にはおよそ数十~数百年はかかるとされる。

関連項目

アクション/粉塵爆発
アクション/未来予測
アイテム/爆弾
ゲーム用語/地雷 - プレイヤー間の俗称について記載
モンハン用語/地雷装備 - 同上


*1 正確には粉塵の作用によって空気中の水分を瞬時に氷結させているのだが、エフェクト上爆発に見える
*2 かつてのカンボジアの独裁者、ポル・ポト。詳細はリンク先を参照。