魚竜種・海竜種を中心に見られる攻撃技。
目次
概要
- モンスターの突進攻撃の一種。
文字通り地面に腹這いとなり、滑るように這いずって突撃してくる。
魚竜種や海竜種など遊泳に特化した体構造を持ち、陸を駆けることが苦手なモンスターが使う傾向にある。
しかしながら、その威力は飛竜や獣竜の突進にも引けを取らないばかりか、
場合によってはそれ以上の脅威として捉えられることもあり、決して侮れるものではない。
実際、飛竜種のような相手は脚の間をすり抜けることで突進を回避できることもあるが、
這いずりは地面に沿って身体をぶつけてくるため、すり抜けによる回避ができないという難点がある。
這いずり攻撃を持つモンスター
魚竜種
- 突然倒れこんでそのまま一直線に突進してくる。体が大きいため非常に避けにくい。
元々は水や砂から飛び出した直後にしか見られない行動だったが、
MH2から攻撃行動に転用してくるようになった。
貫通弾を撃ち込みたいからと言って、離脱のタイミングを誤るとまず避けられない。
特にガノトトス特異個体は周囲を見回してから超ホーミングの這いずりを繰り出してくるため、
攻撃チャンスと見誤ると痛い一撃をもらうことになる。
- 有名なのはヴォルガノスの這いずり。
地上へ上がってくる際、大ジャンプしてそのまま這いずり攻撃を行うパターンと、
地上でディアブロスのように雄叫びを上げてから、一気に這いずり攻撃を行うパターンがある。
特に後者は攻撃力もさることながら、追尾能力がとんでもなく高いため危険。
這いずり開始時に足元にいると引っ掛けられるので注意したい。
激個体は這いずり時に地面をマグマ化させ、大ダメージの溶岩地形を作り出す。
また、亜種は溶岩から飛び出しての這いずり攻撃の際、
大きく円を描いて予想外の方向から向かってくる場合がある。
一方、MHP2Gでは追尾能力自体はかなり抑えられている。
その代わり、一度避けてももう一度方向を変えて突っ込んでくる。
しかし調査の結果、正確ではなく振り向きを始めたときに
ハンターがいた場所に軸をあわせるということが判明した。
一度突っ立っていると一旦通り過ぎてから戻ってこちらを軸合わせするのがわかるだろう。
これを知っていれば2段目も移動が遅い武器でも前転で簡単に回避可能。
ただし、注意事項としてヴォルガノスから見て左側はホーミングが強いという点がある。
故に右側(ハンターから見て左側)に回避する必要がある。
ヴォルガノスを相手取る際は左側に障害物が来ないように立ち回りたい。
- MH3Gのイベントクエストに登場する超巨大ガノトトス亜種(通称ママトトス)の這いずりは範囲が桁違いに広く、
盾か回避性能スキルを持ち込まないと絶対に避けられない。
さらに回避性能+2を以てしても胴体部分はすり抜けられないため、判定が甘い翼に向かって斜めに突っ込む必要がある。
なお壁を背にした状況で這いずられた場合、盾が無ければ被弾確定であるため
ガンナーではポジショニングがいつもに増して重要になってくる。
海竜種、シャンティエン(着艦時)
- MH3以降では地上で行動する海竜種にも見られるようになった。
一瞬身を縮めて体全体をバネにする予備動作を取った後、その後高速で突っ込んでくる。
ロアルドロス、ラギアクルス、アグナコトル、タマミツネ、イソネミクニ、クアルセプス、
そして海竜種と同型の骨格を持つ古龍シャンティエンが使用する。- 上記のモンスターの亜種も同型の這いずりを使用するが、
さすがに水中戦のみとなるラギアクルス希少種は使用してこない。 - 一部のモンスターはエリア移動の際に使うこともある。
ラギアクルスとアグナコトルの場合は後退動作の際にも微弱ながらダメージが発生する。 - 上記のモンスターの亜種も同型の這いずりを使用するが、
- ラギアクルスの場合、通常の場合はさほど判定は広くないが、
帯電時は電気を纏って突っ込んでくるため、その分横方向への判定が大きく広がる。
疲労時の場合も問題なく使用してくるので油断しないように。
特に陸戦主体で陸上でも問題なく蓄電可能な亜種を相手にする場合、
怒り時の大放電や炸裂電気ブレスと並び要警戒の攻撃である。- MHXXのG級個体の場合、這いずりの後隙をキャンセルして悪名高い帯電噛みつきに繋げてくることがある。
それに伴って頻度も高くなっており、距離が開くと頻繁に突っ込んでは噛みつきを仕掛けてくる。
- MHXXのG級個体の場合、這いずりの後隙をキャンセルして悪名高い帯電噛みつきに繋げてくることがある。
- MHP3以降のアグナコトルの場合、なんとこちらの動きを先読みして突進してくるという、
凶悪な初見殺し性能を持つ。
非常に精度が高い上、スピードはヴォルガノスのそれを軽く凌駕するため、舐めているとほぼ確実に被弾する。- ちなみにこの技、スティックを倒している方向に反応して繰り出すという性質がある。
そのため幾ら真横に全力ダッシュしても避けられないが、後退する予備動作が終わった後に
反対方向に移動すれば避けられる。要はモンスター相手にフェイントをかけることになる。
- ちなみにこの技、スティックを倒している方向に反応して繰り出すという性質がある。
- タマミツネの繰り出す這いずりは他の海竜種とはだいぶ性質が異なり、泡を利用して高速で滑り込む形となる。
そのスピードは這いずり系の攻撃の中でも随一であり、更にここから水ブレスへ繋げてくることも。
ただし、その性質ゆえ這いずり中に怯まされると、バランスを崩して盛大に転倒してしまうという弱点もある。
- 雨天時のクアルセプスは2回後退した後、雷を纏いつつ這いずる技を持つ。
雷の規模はラギアクルスよりも大きく、しかもクアルセプスが持つ攻撃の中でも最大級の威力を持つ大技であり、
並の防御力で被弾すれば即死することも珍しくない。
幸い予備動作は非常に分かりやすいため、慣れていれば回避は容易。
ガララアジャラ
- 蛇のような姿に違わず、這いずりながら突進を仕掛けてくる。
よく目にするのは、力を溜めた後に左→右と蛇行しながら体当たりしてくる攻撃。
長大な体躯から繰り出されるために攻撃範囲が広く、どの位置に判定が来るかも分かりづらい厄介な攻撃。
蛇行を開始する方向はガララから見て左と決まっているので、予備動作が見えたらその反対側、
絞蛇竜の右側に抜けるように移動すれば避けやすい。
また、攻撃判定がS字に発生する都合上、距離によっては真正面から狙われたにもかかわらず
一切かすりもしないこともあったりする。
- 狙いを定めたハンターに対し、猛スピードで身体をくねらせながら這いずり突進をかます行動もある。
恐ろしいことに予備動作がほとんど無い。それでいてディアブロス以上はあろうかという速度で迫ってくる。
獰猛化個体の場合は行動速度の上昇が重なり、もはやバルファルクくらいはあるんじゃないかというほど
想像を絶するスピードで這い寄ってくる。
幸い使用頻度は低く、距離が大きく空いた時でない限りは使ってこない。
スクアギル
- 勢いよく身体をくねらせ、高速で這いずってハンターに接近する。
這いずり自体に攻撃力は無いが、小型個体の場合はそこから跳びかかりに派生し、吸血を狙ってくる。
大型個体の場合は特に攻撃に繋いでくることはないが、体格に似合わず高速で移動するため
遠方にいてもいつの間にか接近を許していることが多い。
- 成体になると使わなくなる。後脚が発達し、移動には困らなくなるためか。
ミラボレアス
- こちらも這いずって突進してくる攻撃を持つ。
しかしながら這いずって来るのは伝説の黒龍、上述した這いずりとは比べ物にならないほど危険。
突進の速度は遅く、一見ただ這っているだけなのだが、
接触すれば大抵の装備では普通に即死するレベルの大ダメージを負う。
驚くこと無かれ、MHP2Gでの威力値は、アカムトルムのソニックブラストを凌駕する190。
即死攻撃と名高いヤマツカミの吸い込みが10低くなっただけである。
後述のグラン・ミラオスといい、黒龍の這いずりにはなにか得体の知れない力が備わっているのか…。
- 方向転換をした後に倒れこんできた場合は確実に這いずりに移行してくる。
ハンターに合わせて方向を変えながら攻撃してくるので、大きく横に移動して回避しよう。
しかし、この突進を誘導して城門の下に誘い込めば、しばらくの間城門の下敷きになり動きを止められる。
- MH4では下記のグラン・ミラオスのモーションを受け継いだ這いずり行動が追加。
よって蛇行するように突進してくるため正面側の判定が非常に広い。
問答無用即死クラスでこそなくなったものの相変わらず非常に高い攻撃力を誇り、
怒り状態だと防御力によっては体力150から即死しかねないダメージを負う。
また、後ろ足や尻尾に当たっても、小ダメージ+尻もちを付くだけと、かなり良心的な判定となっている。
ちなみに旧仕様の這いずりも使用してくるが、ハンターが遠距離に居るときに距離を詰めてくる移動技となり、
攻撃力もだいぶ大人しいものとなっている。
まあ移動の度に体力を8割も9割も吹っ飛ばす判定が発生していたら剣士などやってられないので妥当だろう。
グラン・ミラオス
- グラン・ミラオスも這いずって攻撃してくる。
ミラボレアスのものと比べると威力は低いが、それでも被弾してしまえばかなりのダメージを負う上、
巨体ゆえに遥かに攻撃範囲が広い。
そしてその範囲をさらに広げるが如く、蛇行するように突進してくる。
しかも、水中と地上の両方で平然と使用してくる。
緊急回避ができる地上ならまだしも、それができない水中での脅威は果てしないものとなっている。- 水中から陸に向かう際に、あろうことか移動手段として用いる場合もある。
岸から大きく離れているときによく使ってくるので、水中戦の位置取り次第では予防できる。 - 脚にかすっても結構なダメージを貰うあたりはミラボレアス譲りだが、
問題は被弾して吹き飛ばされたあと重ねるように這いずってくることがあること。
これを食らうと大体1乙確定である。
- 水中から陸に向かう際に、あろうことか移動手段として用いる場合もある。
- また、海竜種のように後退する動作をとることがあり、それもそこそこ強めの攻撃判定がある。
こちらは被弾しても受け身をとるのだが、逆にそれが災いして追撃をもらってしまうこともあるので注意しよう。
- 上記の通り這いずりそのものも脅威だが、前進/後退中は翼から火山弾が噴射されるという
とんでもないオマケが付いてくる。
ラヴィエンテ
- 島一つ囲ってしまうほどに長大な巨体で、蛇の如く這いずり攻撃を繰り出す。
這いずりを行う間、エリア全域に岩の隆起が無数に発生するため、
ラヴィエンテに触れずとも危険にさらされることとなる。
この技のあとは、ラヴィエンテの頭の位置が繰り出す前と反対になる。