オトモ/黒マジニャンシリーズ

Last-modified: 2023-08-06 (日) 11:32:43

MHXで配信されたオトモ装備。
「週刊少年ジャンプ」で1996年より連載された、故・高橋和希氏の漫画『遊☆戯☆王』とコラボしたもの。
本項では、この装備の素材が手に入るコラボクエスト「遊戯王・美しき龍との決闘(デュエル)」についても記述する。

目次

概要

  • 後述するコラボクエストの報酬素材運命のカード4個と粋な上端材3個、
    そして4,320zを生贄に捧げる*1使用することで、オトモ1匹分の装備一式が生産できる。
  • 武器は「(ブラック・)マジニャンの杖」。
    性能は
    • 打撃系統・ブーメラン特化型
    • 近接は攻撃力120、龍属性20
    • ブーメランは攻撃力146、龍属性26
    • 会心率+5%
    クエストの相手であるシャガルマガラの武器・THEヴィーニャスと比べ、
    属性値では勝っているものの物理攻撃力はやや低め。
    ただしこちらは打撃武器なので頭に当て続けスタンを取ることも可能。
    龍属性を弱点とする飛竜・古龍種といった強敵達相手の強い味方となるだろう。
    ブーメラン特化型というのも相まって、ヒット数を増やしやすいブメネコとの相性も良いと言える。
    ブーメランを投げる際に「黒・魔・導(ブラック・マジック)!!*2と叫べば、より原作の気分が楽しめるだろう。
    • ちなみに紹介動画でも説明されているが、打撃・ブーメラン特化・龍属性の三要素が揃った武器は
      この黒マジニャンの杖のみである。
    • 近い性能を持つものに大雪主Sネコステッキがある。
      こちらは氷属性の武器であり、相手によって使い分けるといいだろう。
  • 防具は「黒マジニャンフード」と「黒マジニャンローブ」。
    防御力頭78・胴140とコラボのオトモ装備としてはニャイトシリーズに次ぐ高水準に加え、
    龍耐性+10、火・雷耐性+5と、非常に優秀な性能。
    水・氷耐性がマイナスになってはいるものの、2部位合計で-5なのでそれほど絶望的な数値ではない。
  • MHXXからはオトモ装備も防具の着彩設定も可能になったが、この防具は残念ながらカラー変更には対応していない。
    G級版装備も存在しないものの、
    防具の見た目を楽しむという点に関しては追加システムを活用できるのであまり問題にならない。
    武器の方は諦めるしかないが。
    • この武器がG級に対応しなかったため、打撃・龍属性でブーメラン特化のものがG級に存在しない*3
      もし対応していたら独占状態となってかなりの活躍が期待できただろうに残念である。

クエスト「遊戯王・美しき龍との決闘」

 
クエストレベルクエスト種別目的地報酬金契約金獲得PT条件配信日
集会所★7討伐クエスト禁足地メイン:20700z
サブ:2400z
2100zメイン:2070pt
サブ:240pt
受注・参加:
HR4~
2016年
3月28日

※サブターゲット:シャガルマガラの角と翼破壊

 
ゲームが得意な少年
ついに決闘(デュエル)の時が来たね…!
あの龍は確かに強い…。でも、大丈夫!
キミの心には、どんな人にも断ち切ることのできない、仲間との絆がある!
さあ、キミが持つ結束の力で、このデュエルに勝利しよう!
  • 黒マジニャンシリーズの生産に必要な素材「運命のカード」が手に入るコラボクエスト。
    禁足地でシャガルマガラ1体との決闘(デュエル)という、ハンターにとってはもはやお馴染みの内容。
    …え?集会所のクエストだから1対1でも何でもない?知らん、そんなことは俺の管轄外だ
  • モンハン部公式Twitterでの告知では
    「通常のクエストで登場する個体とは比べ物にならないぐらいの攻撃力を誇るらしい」と言われていたことから、
    強化個体、それも異常強化個体ではないかと当初予想されていたが、
    いざ蓋を開けてみれば攻撃力は強化こそされているものの、常識的な範疇に収まる程度であり
    剣士はもちろんガンナーでも適正防具であれば土下座クラスでもなければ一撃死という事はまず起こらない。
    かつて過去作で似たような触れ込みで配信されたクエストと比べてもかなり有情なダメージである。
    とんだロマンチストだったな!
    ソロで文字通りの決闘に洒落込んでも、十分勝機はあるだろう。
    レア素材である光玉や重鎧玉の確率も高めに設定されており、
    この手のイベクエには珍しくサブ報酬でもシャガル素材がでるため、素材集めのための周回用にも向いている。
    ただし、このクエにでるシャガルは確定銀冠サイズであるため、金冠狙いも兼ねることはできない点に注意。

原作との関連

  • 遊☆戯☆王』は、いじめられっ子だがゲームが得意な主人公・武藤遊戯が、
    祖父の武藤双六から託された「千年パズル*4を組み上げた事で、
    彼の中にもう一つの人格(通称「闇遊戯」)が宿ったことから始まる物語。
    連載当初はこの闇遊戯が、周囲の悪人達に様々な「闇のゲーム」を仕掛けては下し、
    「罰ゲーム」で成敗するというストーリーであったが、
    その中で登場した「マジック&ウィザーズ」という架空のカードゲームが読者の間で人気を博した事で
    中盤からはこのカードゲームを軸にした物語が展開されていった。
    なお、アニメ版ではこのゲームは「デュエルモンスターズ」に改題されている。
    アニメのほうも一度は放送終了したものの、カードゲームの人気に押される形で再度アニメ化*5
    そこで爆発的な人気を得て子供達の間で完全に定着した*6
    原作は2004年に連載終了したものの、アニメは原作分を放送した後
    数年ごとにキャラクター、及び世界観を一新した新シリーズを制作し続け、
    MHX発売時の2015年はデュエルモンスターズシリーズ5作目となる「遊戯王ARC-V」が放送されていた。
    モンハンとのコラボが行われた2016年は原作の連載開始から20周年であり、これを記念し
    原作の後日談を舞台とした新作映画が公開された。
    • 長きに渡って放送されているだけに、様々な名言・迷言を産んでいるアニメでもある。
      中でも「デュエルモンスターズ」第128話の次回予告は、現在でも度々ネタにされ、ある意味伝説と化している。
      今回のコラボの数日後には、なんとメゼポルタ界隈でもこのネタがちょっとした話題となった
  • このカードゲームをベースとして実際に製作されたのが、お馴染みの遊戯王OCGである。
    1999年にコナミから発売されて以来、国内外で爆発的な人気を集め、
    2011年には累計販売枚数251億7000万枚を突破。
    「世界一販売枚数の多いトレーディング・カードゲーム」及び
    「参加人数が最も多いトレーディングカードゲームトーナメント」として、
    かのギネスブックにも認定されている。

ブラック・マジシャン

  • オトモ装備の元ネタとなった「ブラック・マジシャン」は、原作漫画で遊戯が最も信頼を置いていたこともあり、
    現在でも定期的にイラストやレアリティ等のマイナーチェンジを受けて再録されている人気カード。
    このカード自体に特殊効果は無いものの、融合や儀式等の派生カードや専用の魔法・罠カードが多く、
    これらを活かすことで最大限の実力を発揮できるモンスターである。
  • なお、どのイラストでも比較的イケメンに描かれている。
    亜種としては近い格好でありながら露出度の上がった女性版「ブラック・マジシャン・ガール」がおり、
    こちらも遊戯王において非常に高い人気を誇っている。
    ハンター用装備として登場していれば間違いなく紳士御用達となっていただろう。
  • ちなみに遊戯王のスマホゲームである「遊戯王デュエルリンクス」において、
    闇遊戯を操作してこのブラック・マジシャンを召喚すると専用の登場シーンが流れるのだが、
    なんと、登場時に杖をブーメランの如く飛ばしてからキャッチするというアクションをとってくれる。
    このため、黒マジニャンでブーメランニャンターをするのもある意味では原作再現になるという、
    こちらを意識してかはともかく中々に憎い演出となっている。
    • ちなみに敵仕様の赤いブラック・マジシャンも存在するが、こちらは闇遊戯が召喚しても何も起こらないので注意。
      こちらも本来の持ち主であるパンドラが召喚すると登場シーンが流れ、そしてやっぱりこちらも杖を飛ばす。

青眼の白龍

  • コラボクエストのタイトルは、恐らくブラック・マジシャンと並ぶ知名度を誇る
    青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)」を意識したものと思われる。
    • その名の通り美しい純白の身体に青い眼を持つモンスターであり、
      原作では、遊戯のライバル海馬瀬人が多用するカードである。
      原作においては「あまりに強力すぎた為すぐに製造が中止された、世界で4枚しか存在しないカード」だが、
      海馬はその内の3枚を独占しており*7
      更に3体を融合させた「青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)」を所持している。
      • 美しい姿とは裏腹に、未だに最上級モンスターの指標になるほど凶悪な攻撃力も備えており、
        作中でも必殺技の蒼白いブレス「滅びのバーストストリーム」で数多の相手モンスターを消し飛ばしている。
        禍々しい紫色の狂竜ブレスを吐き、並のモンスターを寄せ付けないシャガルマガラとは上手いこと対比になっているといえる。
      • コラボなので細部にこだわるのも無粋な話ではあるが
        シャガルマガラの瞳の色は赤味が濃く、青眼までは再現できなかったのが惜しい。
        続編のMHXXでも本コラボ装備は引き続いて実装されているため
        クエストは異なるが白銀の身体に青眼の龍に改めて挑むのも一興だろう。
        上位個体も存在するため、雰囲気を味わうには持って来いである。
    • また、海馬が愛用する著名なカードの一つに「死のデッキ破壊ウイルス」が存在する。
      原作におけるこのカードは、相手の所有する一定以上の戦力を持つモンスターを
      ウイルスによって軒並み死滅させてしまう(使用不能にする)という恐るべき効果を持っており、
      遊戯もこれによって絶体絶命のピンチに追い込まれたことがあった。
      そしてシャガルマガラの能力はモンスターを狂暴化させ、
      最終的には死に至らしめる「狂竜の力」、通称「狂竜ウイルス」である。
      このような点もシャガルマガラに白羽の矢が立った一因なのかもしれない。

余談

  • この装備及びクエストの配信に先駆け、Vジャンプの公式サイトにて紹介動画が公開されたのだが、
    動画では確かにこの装備の紹介はあるものの、その内容のメインは装備紹介というより
    ブーメランニャンターの紹介といっても過言ではないものであった。
    動画の冒頭にてオトモアイルーの厳選を行う模様が見られ、結果選ばれたアイルーは
    トレンドがアシスト、サポート技・スキルにブーメラン三種、おまけに緊急撤退と防音まで兼ね備えたガチ性能。
    これからニャンターを育てようとする旦那さん達はこの動画を参考に選んでみると良いかもしれない。
    • ここで選ばれたニャンター「黒マジニャン」のあまりの強さ故にモンハン板では話題となり、
      これまで配信されたアイルーにブーメラン運用に適した者がほとんどいなかったため期待の声が上がっていた。
      だが、動画説明文をよく見てみると、そこに書かれていたのは…
      • ※動画内に出てくる「黒マジニャン」は、紹介用にサポート行動とオトモスキルを構成したものです。
        配信オトモではございません。
      …現実は非情である。*8

関連項目

モンスター/シャガルマガラ - 決闘(デュエル)の相手
クエスト/週刊少年ジャンプシリーズ
ゲーム用語/コラボレーション


*1 遊戯王OCGにおいて、高レベルのモンスターを召喚する為のコストとして別のモンスターを墓地に送ること。現在の公式ルールではこの行為を「リリースする」、そしてそれによる召喚を「アドバンス召喚」と言う。
*2 原作におけるブラック・マジシャンの必殺技。遊戯王OCGの方にも、これと同名の魔法カードが存在する。
*3 それどころかバランス型すら存在しないため、どうしても龍打撃ブーメランを使いたいなら近接特化の「獰バンギスネコ暴鎚」がベストという状態
*4 古代エジプトに伝わる、作中のキーアイテム「千年アイテム」の一つ。完成系はピラミッドを逆さにしたような形で、内部には闇遊戯が封じられていた。
*5 『遊☆戯☆王』は東映アニメーション制作だったが、『デュエルモンスターズ』以降はぎゃろっぷに制作が変更されている。
*6 ちなみに、大人のプレイヤーもかなり多い。
*7 残る1枚は双六が持っていたが、海馬に敗北した為「罰」として破り棄てられた
*8 Youtubeをブラウザで見た場合動画説明文の全文はデフォルトでは見られず、この一文を見るには「SHOW MORE」をクリックする必要がある。