MHFとスクウェア・エニックス社のゲーム『NieR:Automata』とのコラボクエスト群。
原作の対応プラットフォーム*1の関係からPC版及び各PS版限定のコラボ実施となる。
配信期間は2017年4月19日から同年10月25日まで。
コラボプロモーションムービー
目次
概要
- 『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』は2017年上旬に発売されたアクションRPG。
シリーズ第一作*2『NieR RepliCant(ニーアレプリカント)』*3の続編にあたるが、
時代設定が「千年単位で経過した未来」であり、前作とは世界が様変わりしている。
本筋のストーリーはAutomata単体で完結しており、1作のみで十分楽しめる作品となっている。
- キャッチコピーは「これは呪いか、それとも罰か」。
CMでは「命もないのに、殺し合う。」という印象的なフレーズも使用されている。
クエスト
- コラボクエスト群は全てHR1から挑める仕様(トライアルコース可)。
3種類のクエストが存在し、貸出防具の関係でそれぞれ男女別に分かれている。
全クエストでコラボ武具一式が貸与され、武器は太刀の「白き約定」固定、
男性ハンターには「ヨルハ九号S型(通称:9S*4)」を模した防具、
女性ハンターには「ヨルハ二号B型(通称:2B*5)」を模した防具が貸与されている。
貸出防具以外の内容については性別による差はない。
- コラボ期間中はラスタ酒場に【ヨルハ部隊員】を名乗る女性NPCが登場している。
彼女に話しかけると「機械生命体の仮面をつけたモンスター」が大量発生しており、
対応に人手が足りないためハンターに救援を求めている旨の話が聞ける。
救援を引き受けるとクエスト受注専用アイテムをその場で入手でき、
「隊員の報告によれば、仕掛けがあるらしい」との助言もしてくれる。- このヨルハ部隊員は2Bの見た目であり、口調も原作の2Bそのまま。
アンドロイドという性質上同型機体(原作では"義体"と呼称される)が無数に存在するが、
恐らくは原作中で活躍する2Bと同一人格だと思われる。
- このヨルハ部隊員は2Bの見た目であり、口調も原作の2Bそのまま。
- 各クエストには受注用アイテム「ヨルハ部隊依頼書*6」の消費が必要となる。
ラスタ酒場で入手した「ヨルハ部隊依頼書①」所持で第一次作戦を受注、
クエスト報酬で排出される「ヨルハ部隊依頼書②」で第二次作戦を受注……と、
MHFではよくある受注専用アイテムをクエスト終了時に消費する仕様。
最初に念押しされるように、各依頼書は誤って失くさないよう注意が必要となる。- また、第二次作戦と最終作戦では入手アイテムにカラクリがあるため、
アイテム欄には余裕を持ってクエストに臨むべきだろう。
- また、第二次作戦と最終作戦では入手アイテムにカラクリがあるため、
- コラボクエスト群とコラボガチャは切り離されており、
クエストの実質的な達成報酬は専用称号や専用壁紙程度に留まる。
これは何度でも当該クエスト群に挑めるようにするための配慮だとみられる
(NieRコラボくじを回すためのお試し用アイテムは別途配布されている)。- この内、クエスト達成報酬となる称号が取得できない不具合が発生したため、
入門区などでは配信停止されている。
- この内、クエスト達成報酬となる称号が取得できない不具合が発生したため、
第1次チャチャブー討伐作戦
- 大闘技場にてチャチャブー15体を討伐するクエスト。
第2次以降の作戦とは異なり、クエスト達成までの特別な手順は存在しない。
特徴的なのはチャチャブーがコラボモンスターとして魔改造されていること。
同じ獣人族繋がりでアイルーパニック!を思い出した人もいることだろう。
- 通常であればカボチャのお面を付けているチャチャブーだが、
各コラボクエストでは原作に登場する「機械生命体」の頭部を被っている。
こちらに気付いていない時は眼光(目のパーツ)が黄色に瞬いているが、
敵を見付ければ赤い光に切り替わるなど、性質も原作の機械生命体に近い。
NPCいわく仮面とのことだが、稼働中の頭部をそのまま被っているように見える。
- 被り物が異なるだけでなく、行動面でも原作を意識したものとなっている。
基本動作はチャチャブーに準じているが、攻撃時に原作同様目が赤く発光する。
一般的なチャチャブーとは手投げするものが異なっており、
NieRシリーズではお馴染みの紫色の弾(通称:イクラ)を投擲してくる。
流石にNieR原作ほどイクラ弾幕を展開する訳ではないが、
弾の見た目・着弾時のエフェクトなどは原作を忠実に再現している。- 討伐すると通常チャチャブーのように被り物を残して地中へと逃げ去っていく。
エリアに残された頭部は黄色い亀裂が走る、火花が散る、目が明滅を繰り返すなど、
やはり原作を意識した芸の細かい演出が成されている。 - 討伐後に置き去りにされる機械生命体の頭部からはアイテムが入手可能。
第一次作戦ではチャチャブーに準じホピ酒となるが、
後のクエストでは特殊アイテムを落とす個体が登場する。
- 討伐すると通常チャチャブーのように被り物を残して地中へと逃げ去っていく。
第2次チャチャブー討伐作戦
- 依頼主:ヨルハ部隊員
- 砂漠に機械生命体の仮面を付けたモンスターが暴れているとの情報が入った。
報告によると蒼い石の先に大量のモンスターがいるらしい。
岩の仕掛けを解く手がかりは支給品ボックスの中にある。
それを元に討伐してほしい。
- 夜の砂漠にて、第1次作戦にも登場した魔改造チャチャブー34体を討伐するクエスト。
依頼文にもある通り、このクエストから謎解き要素が入ってくる。- 初期配置されているチャチャブーだけでは指定の34体には達せず、
決められた手順に沿わないとクエスト進行が止まってしまう。
- 初期配置されているチャチャブーだけでは指定の34体には達せず、
- 支給品ボックスを確認すると「狩人の書置き」という専用アイテム群が入っており、
このアイテムの説明文に記載されている情報を基に進めることとなる。- 狩人の書置き①
- 白い石はチャチャブー達に守られているようだ。
守りを突破せねばならないだろう。 - 狩人の書置き②
- 蒼い岩に阻まれ先へ進めない。
チャチャブーの残した紙片が何かのヒントだろうか…? - 狩人の書置き③
- 水辺に向かうチャチャブーがいるようだ。
一体、何をしていたのだろうか…。
- 砂漠の各所に岩が配置されており、エリア5・8・9・10には立ち入れない。
ベースキャンプの井戸も岩で封鎖されるため、エリア2経由で移動することになる。
また、エリア2~4間は白い大岩(ハンターの攻撃では破壊出来ない)が設置され、
3~7間にも見慣れない蒼い大岩があるため、最初はエリア4・6・7に進入できない。
- エリア1・2・3・7には例の機械生命体チャチャブーが徘徊している。
この内初期から解放されているエリア1~3の個体からは精算アイテムが剥ぎ取れる。
各エリアで剥ぎ取れるアイテムは異なり、書置き同様専用アイテムである。
怪文書じみた内容であるため、初見だと軽く引くかもしれない。- 千切れた紙片:1/3
- コオノオオオサキヲ
コオオエルオオニハ - 千切れた紙片:2/3
- シドドドヘンドドヲ
ドドアドツメドド - 千切れた紙片:3/3
- ツルルナルルゲ、ジ
ルルルョガルルイセヨ
- エリア1~3に居るチャチャブーを全て討伐すると、エリア2移動時に鈍いSEが響き渡り、
同時に「何かが動いた音がする・・・!」というテロップが表示される。
エリア4への道を塞いでいた白い大岩が消え、エリア4経由でエリア6に進入できる。- しかし、夜間における地底湖エリア6は水位が上がって水没しており、
エリア4側から侵入できる場所は極一部に限られ、チャチャブーの姿もない。
ここまでは悩まずに進んだ人でも、謎が解けずクエスト失敗することがままある。 - 狩人の書置き3はこのエリア6の水辺=地底湖のことを指しており、
ここでチャチャブーが行った何らかの行動を模倣する、と読み解ける。
- しかし、夜間における地底湖エリア6は水位が上がって水没しており、
- ここで鍵となるのが、チャチャブーから剥ぎ取った「千切れた紙片」。
3つのエリアで異なる紙片に隠された言葉を見出すことで謎が解ける。- 各紙片は特定のカタカナがノイズのように大量記載されており、
そのカタカナを除去することで文章が浮かび上がってくる。
「コノサキヲコエルニハ」「シヘンヲアツメ」「ツナゲ、ジョガイセヨ」
となるが、最後の"除外"するものが何なのかが不明である。
正解は「コノサキヲコエルニハ~」という先程浮かび上がった文章自体。
それを意識し、改めて紙片を読み返せばエリア6で取るべき行動が判明する。
その行動をアクションにて行った時点で再び「何かが動いた音がする・・・!」と表示され、
エリア7へと繋がる道を塞いでいた巨大岩が無くなる。
後はエリア7に居るチャチャブーを討伐すれば終了。
- 各紙片は特定のカタカナがノイズのように大量記載されており、
- エリア7を含む全エリアのチャチャブーを殲滅することでクエスト達成となる。
なお、エリア7の個体は第一次作戦と同じくホピ酒が剥ぎ取れる。
最終チャチャブー討伐作戦
- 依頼主:ヨルハ部隊員
- 「沼地で怪しいモンスターを見た」との報告が届いた。
白い岩の先に潜伏しているようだが先へ進むには仕掛けを解く必要があるらしい。
支給品ボックスに仕掛けを解く手がかりがあるので読むといい。
くれぐれも気を付けて。
- コラボクエスト群の最終クエスト。メイン、サブターゲットは不明。
魔改造チャチャブーが徘徊しているほか、"怪しいモンスター"が居るようだが……?- こちらも岩が多数配置され、移動先・手順が制限されている。
エリア1・5・6・7以外のエリアは全て黒い岩によって封鎖されており、
ベースキャンプ~エリア1間の道は破壊不可の白岩で阻まれている。
- こちらも岩が多数配置され、移動先・手順が制限されている。
- 第2次と同様に支給品として書置きが入っており、進行のヒントとなっている。
直接的なヒントが多いので、第2次作戦を攻略したプレイヤーなら把握できるだろう。- 狩人の書置き④
- 白い岩に阻まれ先へ進めない。
チャチャブーの残した紙片が何かのヒントだろうか…? - 狩人の書置き⑤
- チャチャブーを22匹倒すとベースキャンプに
謎を解く鍵が出てくるらしい…。 - 狩人の書置き⑥
- 謎を解く鍵を手に入れたら、その場で鍵を使ってみよう。
そうすると突破口が開ける。
- 初期から行けるエリア5・6・7には魔改造チャチャブーが徘徊している。
やはりエリア毎に異なる専用剥ぎ取りアイテムが設定されている。- 裂かれた紙片:1/3
- ヤる気満々なハンターさんへ
クるしそうにしている機械が - 裂かれた紙片:2/3
- ソこに座り込んでいるぞ。ど
ウにかしてあの機械の一部を - 裂かれた紙片:3/3
- ノみ込んで楽にしてくれ。
メかくしするヒトより。
- ……要するに書置きと同じ内容だが、設定面での補足となっている。
「目隠しするヒト」とは作中に登場するヨルハ部隊絡みと考えられる*8。
原作を知らない人にとっては「あの機械の一部を呑み込んで~」の意味が不明だが、
(若干ネタバレ)機械生命体のコアは植物細胞に似た構造を持つ設定を知っていれば、
この後にとらざるを得ない行動の意味を察することができるだろう。
- エリア5・6・7にいるチャチャブー群を全滅させると、隠されていたサブターゲット達成となる。
その状態でエリア移動すると「支給品が関係している気がする・・・!」と表示され、
ベースキャンプに向かい支給品を回収するように促される。
- 支給品ボックスにはサブターゲット達成によって薬草×4が追加支給されている。
これが狩人の書置きに記された「謎を解く鍵」であり、使用することで変化が起きる。- また、裂かれた紙片にも「ヤクソウノメ」という縦書きが仕込まれている。
過剰な位のヒントだろう。そこまでして薬草を呑み込んで欲しいのか
エリア5~6間の道がそれまでなかった黒岩で封鎖される。
ベースキャンプからエリア5に出ると今度は「何かが動いた音がする・・・!」と表示され、
再度ベースキャンプに戻ると、エリア1への道を塞いでいた白岩がなくなっている。 - また、裂かれた紙片にも「ヤクソウノメ」という縦書きが仕込まれている。
- 全ての手順を終えると進入できるエリア1。
そこにいたのは……?
- 機械生命体の仮面を被ったチャチャブーが1体待ちかまえている。
特筆すべきはその大きさで、あのキングチャチャブーを軽く凌駕しており、
ハンターよりも二回りほど大きいという規格外のチャチャブ―なのである。
当然被っている機械生命体の頭も携えた鉈もやたらと大きく恐怖感を覚える。
あろうことか発覚BGMと戦闘BGMまで流れるというボスモンスター仕様。
いつぞやの最高に貧弱なモスを連想させる仕様である。
- ただし、実はステータス面では「少しタフになったチャチャブー」程度であり、
プレイヤー側の貸与武具が強いこともあって数発斬りつけただけで討伐成功、
そのままクエスト達成……と随分あっさりとクリアできてしまう。
最高に貧弱なモスのようなギミックも存在しないため、拍子抜けする人も多かったようだ。
- 討伐成功時にはその巨大な機械生命体の頭部を置き去りにしていく。
かなり凝った表現がされているので、気が向いたら記念撮影でもしておこう。
剥ぎ取りアイテムは他のクエスト同様ホピ酒となる。
原作について
- NieR:Automataはアクションゲームを得意とするプラチナゲームズ社が開発しており、
特に女性主人公「ヨルハ二号B型」(通称2B)のスタイリッシュなアクションには定評がある。
その特徴的な容姿と尻に誘惑された人も多いらしいが- シリーズのプレイヤーには馴染み深いゲーム性となっている部分も散見される。
突然2Dアクションゲームのような固定カメラワークになったり、
シューティングゲームやノベルゲームに鞍替えしたような内容になったりと、
ジャンルを超えて多岐に渡るゲーム性は
「NieR Replicantの続編」であることを印象付ける。
- NieRシリーズを最も特徴付けているのはストーリー要素といえ、
ディレクターを務めるヨコオタロウ氏謹製の世界観は本作でも健在である。
サブクエストでもメインストーリーに絡む要素は色濃く存在しており、
これらをクリアしていくことで世界観がより深く掘り下げられていく。
また、ストーリーを引き立てる楽曲も前作同様評価が高い。
- もう一つ、NieRシリーズ*9を特徴づけるものとして、ストーリー周回システムが挙げられる。
これはどういうことかと言うと
メインストーリーを1回クリアして、2周目を始めると、新しいストーリーが紡がれるといったもので、本作ではメインストーリーを5周することで、全ての真相が明らかになるといったものになっている。
戦闘などアクションが苦手な人についても手厚くフォローされている。
独特のストーリーや突然のシューティング要素など特色が強い作品であり、
そのシューティング要素が高難易度で海外からクソシューティングとまで言われる始末
受け手との相性によって評価が分かれる作風となっている。
好みにマッチしていれば大作映画を見たような感銘を受ける作品といえる。 - シリーズのプレイヤーには馴染み深いゲーム性となっている部分も散見される。
- 遠い未来。
突如侵略してきた異星人。そして、彼らが繰り出す兵器「機械生命体」。
圧倒的戦力の前に、人類は地上を追われ月へと逃げ延びていた。
地球を奪還するために人類側はアンドロイド兵士による抵抗軍を組織。
膠着した戦況を打破する為、新型アンドロイドである戦闘用歩兵「ヨルハ部隊」を投入する。*10
人のいない不毛の地で繰り広げられる機械兵器とアンドロイドの熾烈な戦い。
やがてそれは知られざる真実の扉を開けてしまう事となる……。
- ヨルハ部隊所属アンドロイド「二号B型」と「九号S型」を中心とし、
「機械生命体」との果てが見えぬ戦争に関わっていく物語が繰り広げられる。
荒々しい展開もある一方、人の去った廃墟は侘び・寂びを帯びた情景でもあり、
その中で在り方に苦悩する登場人物のしっとりとした話も多数存在する。
そして、本作のメインストーリーは非常に美しくも儚く悲しい展開で有名であり、
ストーリーを何度も周回すると知られざる真実が明らかになり…
この先の展開はぜひ確認してほしい。- 敵にあたる機械生命体はパーツを多数流用している設定があり、
大方「丸い頭に丸い二つの目」という頭部パーツが搭載されている。
その様子はどことなく愛らしさも感じられ、彼らを印象付けている。
また、機械生命体の中にはアンドロイドに友好的な個体も存在する。
作中の時代では特殊な傾向の機械生命体が増加、その謎が物語に大きく関わってくる。
- 敵にあたる機械生命体はパーツを多数流用している設定があり、
関連項目
防具/エミールフェイク
モンスター/チャチャブー
クエスト/ImperialSaGaシリーズ - スクエニ社とMHFのコラボクエスト群。
クエスト/アイルーパニック! - 改造された獣人族が登場するクエストの先達。
クエスト/最高に貧弱なモス - ボスと化した小型モンスターが登場するクエストの先達。