システム/オーバーヒート

Last-modified: 2024-03-29 (金) 01:03:30

エンジンやPCなどの精密機械が平常時を大きく超えた過熱状態に陥ってしまう事。
あまりに度を越えたオーバーヒートを起こすと機器の故障や火災の原因となる危険性もある。
転じて人が異常に興奮している状態や酷暑を表す言葉として用いられる場合がある。

目次

概要

  • MHシリーズでは特定の武器を使用している場合、
    一定の条件を満たすと発動してしまうバッドステータスの一種にこの呼称を用いる。
    初登場はMH4のチャージアックス。

チャージアックス

  • チャージアックスは基本的にはまず剣モードで戦い、その過程で剣のビンに剣撃エネルギーを溜めていき、
    一定以上溜まったところでそのエネルギーを盾に装填された別のビンに移し替え、
    剣と盾を合体させた斧モードでのより強力な攻撃力として還元する…という仕組みの武器である。
    しかし、剣のビンに蓄積できるエネルギー量には限界があり、
    許容量を超えるとエネルギーが火花を散らしながら剣から漏れ出すという現象が起こる。
    これがチャージアックスにおけるオーバーヒート状態である。
  • オーバーヒートを起こしている場合、剣モードでのあらゆる攻撃は、
    たとえどんな相手に振りかざそうとも肉質を無視して絶対に弾かれてしまう
    つまりオーバーヒートを起こしている限り、剣モードで戦闘を継続するのは実質的に不可能となる。
    チャージする事で剣のビンのエネルギーは一度全て排出されるので、
    オーバーヒート状態に陥ってもチャージさえすれば即座に解消される。
    モンスターの隙を窺いながらオーバーヒートを起こさないように適度にチャージする必要がある。
    ただし、うっかりエネルギー不足の状態でチャージしようとすると動作不良を起こしてしまうので要注意。
    • ただし、盾突きだけはオーバーヒート状態でも弾かれることはない。
      ここでも盾突きという技の優秀さが光っている。
  • オーバーヒートによる弾かれと通常の弾かれは内部的には別扱いであるらしく、
    オーバーヒートによるものは弾かれた後チャージをすることができるが
    斬れ味と肉質による通常の弾かれからはチャージに派生することができない。
    オーバーヒートしているということは一刻も早くチャージしたいということであるため、
    意図的な仕様であるものと思われる。
  • 斧モードにはオーバーヒート状態が存在しない。
    そのため、斧モードに移行する事で一時的にオーバーヒートを抑える事も可能だが、
    再び剣モードに移行すると以前のオーバーヒートが繰り越された状態になっており、また剣から火花が漏れ出す。
  • MHW以降においては、心眼スキルや高圧属性斬りによる心眼効果の付与によって
    オーバーヒートによる弾かれを無効化することができるようになった。
    オーバーヒート中はヒットストップが発生しなくなる仕様を活かして
    皇金の盾斧等属性値の高い武器でわざとオーバーヒート状態を起こして
    剣モードのコンボを高速で行う「オーバーヒート斬り」と呼ばれる戦法が存在する。

ガンランス

  • MHXよりガンランスに追加された「ヒートゲージ」に付随する形で導入された要素。
    詳細はヒートゲージ参照。
    • また、竜撃砲を使用した直後は砲身がオーバーヒートしてしまい、
      冷却期間を設けなければいけないという設定である。
      MHX系統の作品以外ではこの竜撃砲仕様直後の赤熱化を「オーバーヒート」と呼称することがあるため、
      上述のヒートゲージにおける用語との混同に注意したい。

ヘビィボウガン

  • MHR:Sで登場した、新入れ替え技である「クラウチングショット」に付随する要素。
    クラウチングショットはしゃがみながら弾丸を放ち、撃てば撃つほど高速で連発できる攻撃なのだが、
    使用中は弾を発射するごとに専用のゲージが上昇し、ゲージが最大まで達してしまうとオーバーヒートが発生。
    多大な隙を晒してしまう上、その後暫くはクラウチングショットを行っても弾丸を連発できなくなり、
    オーバーヒートが解消するまでは時間経過によるゲージ減少も起こらなくなってしまう。
    • クラウチングショットをセットしている際は、クラウチングショット中に照準の周りにゲージが表示されるほか、
      体力/スタミナゲージ下部にある弾数アイコンの左にも固有のゲージが表示される。
      疾替えなどで溜め撃ちに変更した場合は一時的にゲージは消え、クラウチングショットに戻した際に再度表示される。

スラッシュアックスF

  • MHF-Gに登場したスラッシュアックスFの天ノ型では剣を使った攻撃にスラッシュゲージを消費するが
    スラッシュアックスや地ノ型のように一定以下で変形がリロードに置き換わるのではなく
    任意にリロードが可能となっており、また斧モードや剣モードという区別もない。
    それでは万一ゲージを使い切ってしまうとどうなるかというと
    スラッシュアックスFがオーバーヒートし、
    弾をリロードせずにボウガンを撃とうとした時のように大きな隙となる。

余談

  • ハンター側のシステムとして導入されたのはMH4からだが、
    それより前にMHFにて(俗称として)「オーバーヒート」と呼ばれる現象が確認されていた。
    詳しくはこちら