指定されたアイテムを現地で入手し、それを決められた数だけ納品する事が目的のクエスト。
クエストクリア条件は「指定アイテムを納品」だけのため、フィールド上に大型モンスターが
存在する場合でもその討伐・捕獲は自由となり、無視して納品だけ済ませてクリアする事もできる。
概要
- 指定のフィールドに行き、特産キノコやベニサンゴ石といった精算アイテムを採取・納品する。
ケルビの角やガウシカの角といった剥ぎ取りによって得られるアイテムや、
生肉を剥ぎ取って焼き、こんがり肉を納品するなど精算アイテム以外が対象の場合もある。
この類のクエストは、現地で集めなくても、アイテムボックスにあるストックをそのままクエストに持ち込み、
ベースキャンプで即納品してその場でクリア可能。クエスト開始から数秒で完了するので物さえあれば達成は容易である。
- 現地に行ってアイテムを集めてくるだけの簡単な誰にでもできるお仕事…という面からか、
駆け出しハンターによく任されるクエストで、下位の低難易度クエストに数多く配置されている。
実際、時間さえかければ誰でもクリアでき、ついでに納品対象外のアイテムは持ち帰る事ができる、
マップもついでに覚えられると初心者からするとありがたいクエストである一方で、
前作からやりこんでいるベテランハンターからするとただ面倒なだけという面もある。- 特にやり尽くしてしまったのでセカンドキャラを作ってキークエストを埋めようとすると
再度このクエストをクリアする必要があり、うんざりしながらノルマをこなすハンターも多い。
- 特にやり尽くしてしまったのでセカンドキャラを作ってキークエストを埋めようとすると
- 上述のように初心者向けの簡単なクエストかと思いきや、シリーズの採取クエストには2つの罠が存在するのが伝統である。
- まずひとつめが町や集会所といったマルチプレイが前提になる場所で受けられる採取クエストでは多数の納品を求められるが、
その納品数が実際には「マップ中の採取ポイントから取り尽くしてギリギリの数が集まる」ラインだったり
「地道に集めようとすると大型モンスター討伐よりも時間がかかったりする数」という点。
採取ポイントのリポップのある作品では時間さえかければリカバリー可能だが、
集めるのが虫系や鉱石系の場合、手持ちのピッケルや虫あみが全て壊れてしまい、クリア不能になるケースも存在する。
しかも、オンラインで手伝ってもらおうとすると、周りからあまりいい顔をされないので、
結局何度も自分一人で挑戦する事にもなりやすい。 - ふたつめが「大型モンスターとの戦闘が発生しないはずのクエストで強力なモンスターと遭遇する」という
初心者ハンターにトラウマを植え付ける採集クエストがお約束という点である。
シリーズを2作品以上やっていると、クエストの内容を見た瞬間なんとなく理解できる。
しかし本当に初めてMH世界に足を踏み入れたプレイヤーは、真実を知った時、度肝を抜かれる。
- まずひとつめが町や集会所といったマルチプレイが前提になる場所で受けられる採取クエストでは多数の納品を求められるが、
- また、狩猟クエストのサブ依頼でも、大型モンスターの落とし物などを求められる場合がある。
あくまでサブ依頼なので、基本的に「ついでに達成できたらラッキー」程度のものではあるのだが、
MH2の街におけるラオシャンロンクエに関しては話が別であった。
ラオシャンロンの背中から採れる龍薬石4つの納品というものだが、
入手確率は極めて低く、たとえ4人で臨んでもよほど運が良くない限りは達成困難という代物であった。
ならスルーすれば…と思われるかもしれないが、このサブクエ報酬では
秘境クエストを受注するに必要なアイテムの一つの「秘境への地図」が出るのである。
…というより、これでしか出ない。
むろん、達成しても秘境の地図が手に入るとは限らない。
そのため、シナリオを先に進める為には必ずこの難関を越えねばならず、
PT全員が剥ぎ取り回数を増加させる装備を装備し、背中剥ぎマラソンを繰り返す事態となった。- MHFでは入手方法にもう一つ、『ヘヴンズゲイト』というクエストが追加されたため、
ラオシャンロンのサブターゲットでなければ出ないわけではなくなった。
- MHFでは入手方法にもう一つ、『ヘヴンズゲイト』というクエストが追加されたため、
- MH4の採集クエストは全作品の中でも特に悪名高い。
恒例のトラウマ採取クエストはないものの、これを上回る無理難題がずらりとカウンターに並んでいる。
リオレイアがいる中、飛竜の卵をもってこいなんていうのはまだ甘いほう。
狂竜化したリオス夫妻の猛攻を掻い潜りながらの飛竜の卵三個納品、
ステージの最深部からBCまで長い距離を歩き、リオレウスに見つからないように帰還する火薬岩4個納品、
ランダムリポップで採集数が少ない霞ヶ草や燃石炭10個の納品が多くのハンターに悪夢を見せた。
その辛さは、MHP2Gのフルフルベビー5個納品や黄金魚8匹納品より辛いと言う人もいる程。- 一応山菜爺さんに手伝ってもらうことで多少は楽になる。
- MHXでは、一定の精算ポイント数を要求する(=精算アイテムの種類を問わない)、
新しいタイプの採集クエストが登場した。
また、今作ではニャンターモードにより採取が比較的楽になっている反動か、
村・集会所共に採取クエストの数が非常に多くなってしまっている。
また、クリア条件が「○○を△個以上納品してタイムアップまたはネコタクチケットの納品」という、
連続狩猟のルールが混ざったものも登場。特にこちらが非常に人気。 - MHWorld以降採集周りの仕様が格段に便利になってきているのだが、それに反比例するかのように採集クエストは減少傾向にある。*1
代わりにと言ってはなんだが、通常のクエストとは別件で依頼やフリーサイドクエストの課題として提示されるようになってきており、別の目的と並行して進められるような形式になりつつある。 - 当wikiでも「採集クエスト」「採取クエスト」と表記がまちまちなことが多いがそれもそのはずで、
ゲーム内の表記でも採集と採取がシリーズによってバラバラなのである。
クエストは内容によって表記が分けられて「狩猟クエスト」「捕獲クエスト」「採集クエスト」などに分類されており
一例としてMHXではクエスト分類上は「採集クエスト」いわゆる素材ツアーも「採集ツアー」と表記される。
しかしMH4(G)ではクエスト分類も素材ツアーも「採取クエスト」「採取ツアー」である。
MH3Gではクエスト分類は「採集」でツアーは「採取」である。
(表記の変遷については素材ツアーも参照のこと)
採集と採取は意味も発音もかなり近いためどちらでも通用するが、
クエストの分類は初代でほぼ完成しているのにこれだけ公式が表記揺れをしているのは珍しい。 - MHFには、こんがり肉を90個納品しろという、大変面倒くさい猟団クエストが存在する。
長い間このクエストのみ受注に必要な猟団チケットが0枚となっていたので、
毎日プレゼントや追加依頼を使わない(使えない)場合、このクエストが必須となっていた。
個数的に一人で出来るようなものではなく、4人で協力することが大前提となっている。- 「90個なんていい加減にしろ!」という人の為に、一応サブターゲットが用意されている。
ブルファンゴ40頭の討伐だが…
- なおMHF-GGでは「猟団クエスト入門編」という、秘密のポーチの納品クエストが追加された。
こちらも受注に必要な猟団チケットが0枚となっているので、比較的容易くなってはいる。
- 「90個なんていい加減にしろ!」という人の為に、一応サブターゲットが用意されている。
余談
- 一般に狩猟者のイメージが強いマタギにおいても獣を追ってばかりをいるわけではなく
里の人間には立ち入りがたい自然の中から山菜やキノコなど山の幸を採取してくる事も大事な役目である。