目次
概要
- 名前の通りのペンギン型環境生物。
直立した太めの体型や尖った嘴など、現実で「ペンギン」と聞いて想像される鳥類とさほど変わらない姿をしている。
寒冷地の海辺で群れをなして佇んでいる様子も、よく知られたペンギンのイメージそのままと言えるだろう。
ハンターにちょっかいを出してくる事もなく、フィールドギミックも持たないタイプの環境生物である。
- 「着膨れ」とは、厚く衣服を着込んだせいで体型が膨らんで見えること。
モンハン的に言うならデブ装備状態のことである。
これまた名前の通り、キブクレペンギンの体はふっくらとした羽毛で覆われ、
頭から首にかけてはファーつきフードのような白い飾り羽が生えている。
背中側が黒、腹側は白く、首から胸元にかけては光沢のある羽毛が赤から黄色のグラデーションになり、
翼の先端や足は水色に染まっているなど、明るい場所で観察するとなかなかお洒落さんな鳥である。
- 顔には羽毛が無く、皮膚が嘴まで滑らかに一体化している。
まん丸い目のおかげで気の抜けた顔に見えるが、公式ツイッターで公開されたデザインイラストでも
「常に斜めを向いている(なにも考えていない感じ)」と書きつけられていたり、
逃走アクションの検討用なのか直立姿勢のシルエットが崖から猛スピードで海に落ちていく様子が添えられるなど、
とぼけた空気を醸し出している。- 脱力系の顔つきや、顔と滑らかにつながる嘴、青く染まった足などは、
アオアシカツオドリという海鳥にも似ている。
- 脱力系の顔つきや、顔と滑らかにつながる嘴、青く染まった足などは、
- 「ペンギン」の語源は、もともとオオウミガラスという海鳥に向けられていた
「脂肪のついた奴=太っちょ」という意味のラテン語やスペイン語だとされる。
キブクレペンギンは言うなれば太っちょがさらに着膨れているという
なんとも言えないネーミングなのである。- 英語版では「ダッフルペンギン」という名称になっている。
こちらはイギリス海軍発祥の防寒着、ダッフルコートが由来か。
キブクレペンギンの頭のようなファーがついている訳ではないが、
帽子の上から被れる大きなフード、厚手の生地などの特徴から関連付けたものだろう。
ダッフルコートの由来は実在する都市の名前なので、モンハンの世界観的に妙なことになってしまうが。
「モンハン世界における言語を英訳した際、モンハン世界の地名かなにかだった部分に
“ダッフル”の単語を充てて意訳した」と解釈することはできなくもないが。
- 英語版では「ダッフルペンギン」という名称になっている。
生態
- 基本的には水辺の氷原に群れを作ってうろついているが、
行動範囲は意外と広く、凍て地エリア8の水辺に続く斜面に立っていると、突然上から滑り降りてきたりする。
狩場で見かけるのは数羽程度の小さな群れで、普段はハンターが近づいてもさして気にしない。
流石にハンターがぶつかったりすると文句を言うかのように一声鳴いて逃げ出してしまうが、
飛び去ったり高速で駆け去る他の鳥型環境生物に比べると動きはかなり鈍く、
近づいてネットを発射すれば簡単に捕獲できる。
- 捕獲用ネットを投げられたり、近くで大型モンスターが暴れだしたりすると
周囲の個体も羽をばたつかせて一目散に走り出し、時には腹這いになって雪上を滑り逃げていく。
短い脚であたふたと走っていく様子は現実世界のペンギンそのものである*1。
そのまま崖際など特定のポイントまでたどり着くと海に飛び込んで姿を消してしまうが、
飛び込むポイントへの逃走ルートはある程度決まっているので、
待ち構えてネットを投げていれば群れをすべて捕まえるのも容易いだろう。
危機に際して海へ逃げ込むことから見ても、水中を泳ぐことに適応した鳥類と思われるが
残念ながらはるか崖下や難破船の影へと飛び降りてしまうため、狩り場で彼等が泳いでいる姿を拝むことはできない。- 腹這いで滑走して逃げる場合、勢い余ってクルッと回転し
腹を上に向けた状態で崖から飛び出すと、そのまま尻から海面に落下していく様子が見られる。
- 腹這いで滑走して逃げる場合、勢い余ってクルッと回転し
- 氷穴地帯の水辺では、数十羽規模の大きな群れを作っている。
ネットが届かないほど遠くにいるので、ここで大量に捕獲して…という訳にはいかない。
この群れは完全な背景扱いであり、たとえ拡散弾で爆撃しようが狙撃竜弾で撃ち抜こうが何も起こらない。
地形判定があるためスリンガー松明弾で燃やす事もできる。
かわいそうなのでやめておこう。
- 凍て地の代表的な環境生物であり、情熱の生物調査員から出される金冠捕獲バウンティの対象になっている。
捕獲が容易かつ難破船キャンプの間近にも居るので、生息地を往復していればさほど苦労せずに達成できるだろう。- 情熱の生物調査員はフード状の飾り羽に興味津々らしく、
本当にフードのように脱がすことができるか試したようだ。
結果については
「あっ」
というなにやら不穏なコメントが図鑑に残るのみである。
間違って羽を引っこ抜いてしまったのだろうか…?
渡りの凍て地での会話でも脱がそうとした…というか実際に脱がしてしまった事に触れるが、
「いや、何も言わないでおくわ」
とどうやら見なかった事にしようとしている様子。 - 金冠捕獲時のセリフによると、キブクレペンギンは成長に従い毛が伸びていき、
長寿の個体はその名の通り着膨れ状態になることで金冠サイズになるらしい。
- 情熱の生物調査員はフード状の飾り羽に興味津々らしく、
- マイハウスで飼育すると配置場所周辺をうろつく。
餌をあげなくても近くに立っているだけで歩み寄ってくる為、シンプルに可愛らしいが
野生下と同じで特別大きなアクションも無い。
余談
- MHW:Iはベータテストの時点で幾つかの環境生物が登場していたが、
キブクレペンギンがハンターの行けるエリア内に配置されたのは製品版から。
しかし、上述したようにフィールドの背景としてのキブクレペンギンのコロニーはベータの時点で見えていたので、
「あの遠くにいるペンギンは環境生物なのか?」、「製品版では捕獲できるのでは」と注目されていたようだ。
その後、海外で「ダッフルペンギン」という名前について触れる情報から環境生物であることが判明した。
- MHW:Iの季節イベント、セリエナ祭では、キブクレペンギンを模したフェイク装備が生産できると予告されている。
告知では、ペンギンのフェイクを装備したハンターがキブクレペンギンを追いかけるという
若干わけのわからないシチュエーションでその様子が紹介されている。
関連項目
システム/環境生物
フィールド/渡りの凍て地
武器/スレイペンギーゴ - ペンギンを模した可愛くない兎型モンスターの武器