システム/環境生物/ハコビアリ

Last-modified: 2020-04-25 (土) 01:08:44

MHWにて初登場した環境生物の一種。

概要

  • ハンターの掌ほどの大きさの黒いアリ。環境生物では小柄な部類に入る。
    アリらしくフィールド内で行列を成しており、さまざまな物を巣穴に運び込んでいる。
    「運ぶ」+「アリ」と安直その生態をそのまま言い表した名称であるため覚えやすい。
    • オルタロスが居ないMHWにおいてアリ枠を担う生物。
      フィールド「大蟻塚の荒地」には名称にも含まれる通り多数の「蟻塚」が点在しているが、
      この蟻塚を築いたのが他ならぬハコビアリであり、深い関連性がある。
      ボルボロスは蟻塚に首を突っ込んで中に居るアリたちを捕食する様子が見られることもある。
    • なお、この蟻塚は大型モンスターの突進をぶつけることでダウンを誘発できるが、
      この時に破壊される蟻塚からはハコビアリたちがワラワラ出てきて逃げ出す
      様々な方向に逃げる様子は蜘蛛の子を散らすようでもある。蟻だけど
    • また「古代樹の森」や「瘴気の谷」でも行列を成している場所がある。
      後者と縁が深い「陸珊瑚の台地」に登場することはない。
      一方で「大峡谷」BCのある洞窟内には何故か居る。荒地との関係性を演出したのだろうか?
  • ハコビアリの行列を眺めていると、稀に光り輝くエフェクトが移動する様子が見られる。
    エフェクトに導蟲が反応すると「ハコビアリの荷物」と表示され、決定ボタンで回収できる
    運んでいるものはモンスターの素材であり、大抵は特定小型モンスターの鱗や皮などだが、
    低確率で特定大型モンスターの低レア素材を得ることが可能。
  • 大して目立たない要素ではあるが、行列は「大蟻塚」内部に繋がる穴への目印ともなっている。
    穴から侵入することでキャンプ候補地や「荒地のまもり族」の隠れ家に移動できる。
    そういった重要な要素への導線としての役割をも担っている。
  • 環境生物の中では「捕獲用ネット」で特に捕まえやすい部類に入る生物となる。
    地面を行列で移動している関係で狙いやすく、万が一照準をミスしても警戒しない
    何匹も歩いているため、一度ネットを放っただけで複数同時に捕獲できることも多い。
    • 環境生物のイロハを学ぶのに向いているためか、重要バウンティの対象となっている。
      大蟻塚の荒地初期ベースキャンプの正面に現れる「情熱の生物調査員」から依頼されるものであり、
      これが初めての環境生物捕獲になったという人も多いことだろう*1
      丁度調査員の真正面で列を成しており、適当にネットを放つだけで数匹分は捕獲できる。
      同様にアリの列を探して指定数捕獲後、調査資源管理所に報告すれば報酬と新食材が獲得できる。
    • 捕獲時に獲得できる調査ポイントは6ptsと比較的少なめだが、
      基本的に複数匹入手でき、一回に3匹入手した場合は合計18ptsとなる。
    • 留意点として、一度アリを捕獲した行列は虚空に消え去ってしまう
      上記バウンティのように多数捕獲する場合、別の行列を探しなおす手間が入るだろう。
  • MHWではマイハウス内で環境生物を放すことが可能であり、
    ハコビアリはゲーム開始直後から利用する二等マイハウス段階でも床に配置できる
    ……ハンターは虫かごなどを用意するでもなく床を歩かせるのであった。
    • フィールド上では捕獲用ネットに引っかかったハコビアリを厳密に数えているようだが、
      マイハウス内では1匹配置するだけで5匹以上はいるであろう行列が発生する
      明らかに歩いているアリの数に差異が生じるが、ゲーム表現上の限界だろうか……。
    • 特等マイハウスに移動すると四ヵ所(室外を除くと三ヵ所)にハコビアリを同じ配置できる。
      その様子は華やかな特等マイハウスであろうと廃墟に見えるほど退廃的。
      物好きでもないかぎり、ハコビアリだらけのマイハウスは気分が良いものではないだろう。
      蜘蛛の巣を張るカスミジョロウなども合わせれば逆に雰囲気が出るかもしれない。
    • セリエナのマイハウスだと判りやすいが、餌を撒くと通常配置時とルートが変わる。
      餌を投げた方へ進路を変え、その列で固定化されるようだ。

余談

  • MHW発売前に公開された「モンスターハンター:ワールド図鑑#22」は、
    「ハコビアリの行列」が取り上げられ、その中で荷物を運搬する様子も披露されている。
    • 上述の通り「大蟻塚の荒地」とは縁が深く、発売前実機プレイにもよく映り込んでいた。
      蟻塚が破壊される際に「アリが逃げた!」などと触れられる機会が多く、
      また上述したモンスター素材を運ぶギミックについても何度か言及されていた。
  • 非力な環境生物であるため、ハンターやモンスターには成すがままにされやすい。
    たとえ苦労して運んだ荷物を奪われようが、住処を壊されようが、
    挙句の果てには命まで奪われようが彼らに反撃のすべはない。
    やられっぱなしの不憫な存在だが、あまりハンターからは省みられていないようだ。
    まあ、人間に寄生されたり噛みつかれたり酸を浴びせられたりしてもそれはそれで困るだろうが…。
  • 「アリ」という生き物としてみるととてつもない巨体を誇るが、
    新大陸スケッチ紀行の資料にはその大きさについては「20cmくらい」と書かれている。
    そしてVer.10.11でサイズが実装されると、平均24cmの巨体に設定されていることが判明。
    これは日本に生息する種としては最大のアリとされるクロオオアリを遥かに上回る。
    その働きアリ個体が1cm前後なので、日本で一般的に見られるアリの20倍以上の大きさと言えば、
    そのとんでもなさが少しは窺い知れるだろうか。
    ちなみに世界最大とされるディノハリアリでも働きアリで2.5cm程度、女王アリで3~4cm程なので、
    世界レベルで見ても規格外と言う他は無い。
    ドスハタラキアリと呼ぶ方が適切かもしれない
    • サイズ変動も導入されているのだが、最大と最小を見比べても違いが殆ど感じられない。

関連項目

システム/環境生物
フィールド/大蟻塚の荒地 - フィールド名の「蟻塚」はハコビアリが形成した。
フィールド/アリ塚
モンスター/ボルボロス - 天敵その1
モンスター/パオウルムー亜種 - 天敵その2
アイテム/令嬢シロアリ - トレジャー枠のシロアリ
アイテム/セッチャクロアリ - 武具素材枠のクロアリ


*1 古代樹の森ではシンリンシソチョウの捕獲を依頼されるが、そもそも調査員の居る場所自体が判り辛い