- 当記事ではメインシリーズ以外の作品におけるクシャルダオラを扱っている。
基本的な事項についてはモンスター/クシャルダオラを参照されたし。
目次
生態・特徴
- 特異個体
- より大きく発達した翼と、更に増した金属質の輝きが特徴の突然変異個体。
外殻の金属は硬度が増しているだけでなく、
決して錆びることがないという特異な性質を有している。
大気を完全な支配下に収めており、巨大な竜巻すら自在に操り、
秘められた力も表出したのか、氷属性の力を引き出して大気中の水分を凍結させることも可能。
また、その咆哮には影響を受けたものの防御力を一時的に削ぐという特殊な性質を有する。
概要
MHF
- MHFではMH2の仕様がそのまま引き継がれているため、特異個体を除くと滞空時の確定着地が無い。
そのため、閃光玉は確実に持って行きたい。
なお特異個体では閃光玉は逆効果である。
- 下位、上位個体はMHF-G10で弱体化されているが、龍風圧などはそのままであるため、挑む際には注意が必要。
剛種
- かつては上位個体を遥かに超える攻撃力を有しており、
数値的には、攻撃力倍率5.50、怒り時は7.15倍だった。
最大威力のブレスを耐えるために防御が641以上、
密林の個体のブレスを耐えるには大体700以上必要とされていた。
また、HP12000、全体防御率0.60倍という脅威の耐久力を有していた。
- MHF-G9.1にて全剛種モンスターの調整が行われ、
攻撃倍率が3.0(怒り時3.9)と上位個体からちょっと強くなる程度まで弱体化された。
単純計算で約4割引きになり、(当時の)上位個体の延長に近い感覚にはなっている。
また、体力も10799とやや低下した。
G10では上位個体の弱体化に伴い、
初めて挑むハンターの感覚としては当時の剛種を彷彿とさせるものにはなっている。
- ただし剛種は状態異常などの抵抗性が増しており、閃光玉の効果はたったの5秒。
毒こそダメージ・効果時間が原種から変化していないが、
麻痺は初期耐性値が250なのに加え、耐性上昇値が250と大幅強化、
効果時間も原種の20秒から半分以下の8秒と大幅に軽減されている。
- 肉質も上位よりはやや硬化しているのだが、最大の特徴は頭・尻尾・翼以外、
龍属性や雷属性を吸収してダメージ軽減されてしまう事にある。
そのため、属性武器を担ぐ場合は頭や尻尾などを正確に狙わないとダメージを大幅に軽減されてしまう。- 特に注意すべきなのが首で、
頭に属性が効いても首では吸収されるという厄介なことになっているため、
ランスなどは密着して攻撃してもほとんどダメージを与えられない。
- 特に注意すべきなのが首で、
- ソロで挑む場合、効果時間は減ったとは言え剛種の中では麻痺が比較的効くことを利用し、
サポート狩人達に麻痺武器を持たせて挑むことで比較的有利に戦闘できる。
なお、相手が特異個体でないのなら閃光玉を調合分含めて持っていくことを勧める。
- ちなみに、もともと古龍変種として登場したため、特に新モーションはなく、
剛種クシャルダオラとなってもバックジャンプブレスなどは行わない。- なお、剛種が登場するよりも前の話だが、
2007年11月7日以前のMHFの古龍は耐久力が何かおかしかったらしい……。
その経緯はモンハン用語/ラオキリンを参照されたし。
- なお、剛種が登場するよりも前の話だが、
激個体
- フォワード.1から登場。
空中での放射ブレスが周囲一帯を吹き飛ばす暴風を発生させるため、
正面にいる時に狙われるとまず避けきれない。
また、閃光玉を当てても(当てずっぽうだが)突進を繰り出すようになっている。
アニバーサリーのイベントクエスト『ルナティックストーム』にて遭遇可能
(2年連続でアニバーサリーイベントに配属されている)。
特異個体
- 見た目の変化
- 眼が金色
- 鼻部が赤く変色している
- 翼が一回り大きくなっている
- 翼が破壊されたとき、翼膜がボロボロになる
- 全身が金属質的な輝きを放っている
- 激個体と同じくフォワード.1で登場。
攻撃力が跳ね上がり(特に剛種)、ブレスを吐けば着弾すると同時に大規模な爆風を発生させ、
飛びかかってからすぐさま振り返ると同時にブレスを吐く(位置によってはこちらの死角に回り込まれる)、
また後述の通り使用する必要が無い代わりに、
滞空時に閃光玉を喰らうと墜落するのではなく、
さらに上空に昇ってからブレスを地上へ撒き散らすように10連射。
一応、ブレス乱射の後に落ちては来るものの、その時に平静を保っていられるハンターは何人いるだろうか…。
- テオ・テスカトルの特異個体が塵粉、オオナズチの特異個体が毒煙を振りまくのと同じく、
クシャルダオラの特異個体は竜巻を周辺に設置する。
引っ掻き攻撃と同時に竜巻を付近3か所に発生させるほか、
テオ特異個体の起爆咆哮と同じ動きで小規模の竜巻を周囲数か所+全ハンターの足元と、
大規模な竜巻を4か所に同時発生させて自身の周囲を周回させる攻撃を持つ。
また、威風堂々と闊歩しながら周囲に無数の竜巻を発生させていく技も繰り出す。- なお竜巻の中にはハンターの足元をピンポイントで狙うものもあるが、
これは穿龍棍で空中連携を行っていた場合もしっかりハンターの足元(空中)に発生する。
- なお竜巻の中にはハンターの足元をピンポイントで狙うものもあるが、
- 強化はこれだけに留まらず、剛種にいたっては巨大竜巻を起こす。
見た目の迫力と共に、破壊力は即死級。
それどころか、怒り時には予備動作開始から約1秒で巨大竜巻を発生させる。
G9.1で素の火力が低下したためこれの威力も減ったが、直撃すると大ダメージを受けるのは間違いない。
見た目に反して攻撃範囲は狭めに設定されているが、
胴体を攻撃しているとほぼ確実に回避不可能な状況へと陥るため、
できる限り頭や尻尾を狙って一撃離脱をすることが望ましい。
肉質的にも胴体を攻撃するメリットは無いので弱点部位を狙うという行動がこの攻撃への対策にもなる。
やってみるとわかるが、攻撃範囲が狭いといってもクシャルダオラ自体の全長がそう大きくないため、
その分頭の横まで入り込んで範囲外ギリギリで回避することになることも多く、なかなかにハラハラする。
頭の横に位置取るにしても、斜め前あたりから攻撃した方が安全と言える。
- また、咆哮を上げると風のオーラが発生して周りの地面が凍りつき、
滑空飛行の時も通った後の地面を凍らせるなど、冷気の扱いに長けている。
この地面凍結は見た目だけでなく、実際にハンターに影響を及ぼし、
触れると微ダメージ&僅かにスタミナ奪取&怯みを起こす。- 勘違いされやすいが、これは氷そのものを吐いているのではなく、
地面を凍結させるほどの超低温のブレスを吐いているだけである。
事実、特異個体でなくても、強靭なクシャルダオラはその甲殻に冷気を纏うらしい。
- 勘違いされやすいが、これは氷そのものを吐いているのではなく、
- また、咆哮には吹き飛ばし判定があり、
まともに受けると上空に吹き飛ばされて腐食やられとなってしまう。
クシャルダオラ特異個体を狩る際には、忍耐系アイテムを忘れないようにしよう。
- 超絶のピアスVIなどの存在で龍風圧無効が容易に発動できるMHFにおいて、
それを想定してなのか、このクシャルダオラ特異個体は風の鎧云々関係無しに素で極めて強大な力を持つ。
決して「龍風圧無効あれば雑魚モンスター」「角折ればあとは余裕」などとは思わぬように。
角を折っても封じられるのは風の鎧だけであり、その他の全ての能力は関係なく用いてくる。- ただ逆に、他のモンスターで見られる風圧の一段階アップが無い為、通常個体同様に龍風圧無効で戦える。
もっとも、実装時点では暴風圧無効は発動が困難なスキルであり、
通常個体の龍風圧と同じように暴風圧をばらまかれてはたまったものではないのも確かだが*1。
咆哮は小→大になっているが、咆哮時に周囲にばらまく氷片で咆哮やられが解除される事も多く、
耳栓のままで挑んでもそこまでは困らなかったりする。
が、SRまで来て高級耳栓も付いていないなどということはほぼない。
- ただ逆に、他のモンスターで見られる風圧の一段階アップが無い為、通常個体同様に龍風圧無効で戦える。
- また、ただ強化されただけでなく、前述の滞空時の攻撃などは、
飛行→攻撃動作→着地までが一連の動作となったので、通常個体と比べると非常に攻撃しやすく閃光玉も不要
(というか前述の通り使ってはいけない)。
具体的には- バックジャンプ中に軸合わせ⇒凄まじい暴風を纏って行う地面凍結滑空突進
⇒振りかえって着地⇒威嚇 - その場で浮上⇒足元のハンターを蹴り飛ばす
⇒移動しながらハンターをホーミングする氷属性放射ブレス⇒着地 - その場で浮上⇒空中なぎ払い⇒空中なぎ払い⇒後方尻尾打ち⇒着地
- その場で飛び上がる⇒ホーミングしながら地面へ向けての三連降下キック⇒着地
飛行後の攻撃は最初の動作で次がわかるのでよく見て対処しよう。
怯みや状態異常にも強くなっており、物理攻撃の威力が落ちて代わりに遠距離攻撃の威力が上がっている等、
通常個体から強化されつつストレス要素は無くなっている。
そのため非常に戦いがいのあるモンスターとしてハンター達から人気であり、その攻撃から恐怖を与えている。 - バックジャンプ中に軸合わせ⇒凄まじい暴風を纏って行う地面凍結滑空突進
- しかし、特異個体に慣れると飛行の関係で通常個体で非常にやりづらくなるかもしれない
(MHFのクシャルダオラ通常個体はMH2仕様であり、
滞空時に「特定の攻撃後に着地しやすい」といった行動が無いため、
閃光玉が無いと非常に戦い難い)。
ただ、特異個体でこのような仕様変更が為されたこと自体は大きく評価されている。
- なお、狩猟する順番で言えば(大抵の場合)近縁種のガルバダオラの方が先になると思われるが、
ガルバダオラのモーションの多くはこの特異個体クシャルダオラのものがベースとなっている。
ただし滞空時の行動パターンは別物な他、それ以外の行動もかなり異なっているので決して油断しないように。
特に剛種特異個体の大竜巻はガルバダオラのものとは似て非なるもの
(こちらは判定が一瞬だが超高威力かつ予備動作なし)なので注意。
G級
- MHF-G10にて遂にG級へ進出。狩猟解禁日は6月15日。
オオナズチ、テオ・テスカトルもG級進出し、既に進出済みのナナ・テスカトリと合わせ、
いわゆるドス古龍4体がG級で顔を揃えることになった。
- 新技ももちろん存在し、ナズチ、テオ同様古龍としての能力である風が更に強化されている。
- 風の鎧がより強力になり、エフェクトも一段と派手になっている。
また、咆哮の姿勢が変化し、後ろ脚で立ち上がって咆哮する形から、
4足で地面を踏みしめて咆哮する新モーションになった。
一層迫力が増しているが、通常個体の場合は相変わらずバインドボイスが発されるだけである。
特異個体は、かち上げや腐食やられ効果もそのままとなっているので注意。- このモーションの関係上、テオ・テスカトル同様に怒りキャンセル行動はオミットされている。
- 通常個体の時点で、特異個体が使用していた回りこんでからのブレスや、
錆びたクシャルダオラ特異個体が使用する飛び上がってからのボディプレスを行うようになっている。
このうちボディプレスは、飛び上がってからプレスするまでの時間が少し長くなっているが、
プレス時に岩盤砕きを起こすようになっている。 - また、風鎧を纏っている間は軸合わせなどクシャルダオラの行動にあわせ、
クシャルダオラを中心に竜巻が3つ発生する。
これは始種ヤマクライの竜巻同様にフィールド上を動き回る。
大きさこそヤマクライほどではなく、少し経つと消えてしまうものの、
被弾するとかち上げられてしまうことや、数が3つもあることも相まってかなり厄介である。
ただし、この能力は風鎧に依存しているようで、風鎧を消されると使用することができなくなる。
従って毒や麻痺、頭ダウンや角破壊で抑制することが可能。 - 大技としては、バックジャンプから浮き上がり大きく息を吸った後、
左右へ巨大な竜巻を展開する。
2つの竜巻はゆっくりと斜め前へ進んでいくが、少し進んだ時点で中央が開けてくる。
しかしそこは安全地帯ではなく、直後クシャルダオラが滑空突進で突っ込んでくる。
この後は威嚇行動で隙を晒す。
竜巻はフレーム回避が極めて難しい…というよりほぼ不可能なレベルであるが、
クシャルダオラ本体はフレーム回避可能であるため、
長い予備動作の間に正面に回りこんでしまい、竜巻を位置取りで避け、
クシャルダオラ本体をフレーム回避など(緊急回避でも十分可能)で対応してしまうとよい。- ちなみに威嚇行動で隙を晒すとはいえ、
ブレスを放った地点からは大きく前方に移動してしまうため、
隙を狙って攻撃するのなら予備動作を見た時点で前方へ全力で走るとちょうどよい。
- ちなみに威嚇行動で隙を晒すとはいえ、
- 風の鎧がより強力になり、エフェクトも一段と派手になっている。
- 比較的早い段階から、G級クシャルダオラは毒への対策を有していることが判明していた。
クシャルダオラが毒状態に陥り、毒が解除される(90秒)時点で「毒解除」という行動を行い、
体内の毒を毒液の弾として飛ばし、周囲を毒沼と化す。
毒を飛ばす瞬間は本体にも判定があり、この行動を把握していないと大ダメージを受けてしまう。
幸い明確な予備動作があり、使用後も比較的長い隙を晒す。
また後述の点から、事前に公式Twitterにて明言されていた通り、
毒属性そのものは極めて有効である。- この毒解除行動に関して、当初は独力で使用できると見られていたため、
剛種全盛時代に毒弾を幾度も撃ち込まれた*2からだ、
などと言われてもいた。
麻痺状態に陥ってから一定時間後に無理やり飛び上がり、
麻痺ガスを伴うボディプレス(というよりも墜落)で攻撃する。
その後はしばらくもがいて隙を晒す。
こちらは事前情報には全く無かった行動であり、
更に麻痺状態中に動くという、ルコディオラとレビディオラのみが行っていた行動をやってのけたため、
驚きの声も見受けられる。
この麻痺解除行動に関して、一部では剛種全盛時代に麻痺弾を(以下略) - この毒解除行動に関して、当初は独力で使用できると見られていたため、
- 基本的な肉質等については剛種を順当に強化したものとなっているが、
属性についてはマイナスはなく、非弱点部位の属性の効き具合が悪くなっている程度である。
また、弾が頭にも通りやすくなっており、ガンナーでも頭ダウンが狙いやすくなっている。
毒については何と2160ダメージと、原種・剛種の10倍のダメージを与えることが出来る。
上述した竜巻を抑制することができる他、毒解除も対処できれば有力な攻撃チャンスになるため、
間違いなく有効と言って良いだろう。
ちなみに、麻痺時間は剛種から変更がない。
それどころか、麻痺ガス放出後にもがく時間も含めれば隙を晒す時間は剛種以上であり、
耐性の激増を除けば麻痺自体も効果的。
- 素材体系はG級テオ・テスカトルと概ね同じで、
部位破壊専用素材は尻尾剥ぎ取りの「鋼龍の靭尾」のみ。
それ以外の素材は全て本体剥ぎ取りで入手可能。
部位破壊についても同様であり、
体力条件はそのままだが、G級クエストの怯み仕様を気にすることなく頭部破壊、尻尾切断が可能。
- オオナズチ、テオ・テスカトルの時と同様、クシャルダオラについても、
2016年6月8日より開催された事前対策イベント「鋼龍討伐ノススメ」で、
弱点となる雷と龍を合わせた雷極属性を持った武器群「屈強ナ鋼ヲ粉砕ス」シリーズが生産可能となっている。
また今回の武器群は、同じくクシャルダオラの弱点となる毒属性も双属性で含んでいる。
毒については上述したとおりで、
毒解除攻撃への対策さえ心得ていれば、雷極属性と相まって大ダメージを与えられるだろう。
これに伴ってレビディオラの双剣が見事に食われてしまった。
- 武器は炎王龍であるテオが炎属性であったように、
風翔龍らしく複属性の「風属性」を帯びる。
元はMHFにおいてクシャルダオラとの関連が深いガルバダオラの武器に宿る属性で、
この属性が発表されてから「クシャルダオラの武器も風属性に変更されるのでは」という予想が立っていたが、
2年越しにそれが現実のものとなった。
片手剣、大剣、ハンマー、ランス、ヘビィボウガンが存在し、
いずれもMH2時代の武器デザインが踏襲されている。
ただしヘビィボウガンのカラーリングは「アルギュ=ダオラSP」を踏襲しているようである。
- 防具はクシャナGシリーズ。
G10の新スキル「要塞」を備える。
MHFのクシャナシリーズらしく、それ以外のスキルもガード可能武器向けのものが多い。
一式+太刀装備はお約束である。
余談だがクシャルダオラの素材を使ったシジルレシピでは何故か太刀に恩恵がある効果が出やすい。
間違いなく狙っている
なおZ1で太刀にいなしが追加されたためフルクシャで太刀を担ぐことがネタではなくなったといえるだろう。
MHSP
- 03章「風をまとう古龍」のメインモンスター、そして当ゲーム初の古龍種として堂々参戦。
勿論幼体も登場しているが、見た目はそのままデフォルメされた感じになっている。
本作ではラスボスとしてクシャルダオラ龍風圧が別枠参戦している。
錆びると思った人も少なくなかったようだが- ちなみにラスボスが龍風圧である事は第3弾開始時のボーナスで即判明してしまった。
- 古龍らしくスペックは他のモンスターの追随を許さない。
能力も凄まじいのだが、何と風圧及び龍風圧も完全再現されており、
一定確率でハンターの攻撃やモンスターの突進を無効+カウンターと言うインチキ染みた効果を発揮する。- ちなみに毒らせると切れるのも原作再現。
- この特性に唯一対抗できる為か、本作ではリオハートシリーズの人気が非常に高い*3。
- 敵対した際のスペックはやはり異常。
今回の古龍クエストも前の戦いで削った体力が引き継がれるのだが、
それでもなお勝てない可能性があると言えば、どれだけおかしいかわかるだろう。
そして困った事に、03弾の終盤モンスターは全員氷属性弱点。相性の時点で勝てる気がしない。
相性で対抗できるのはただ1匹、初登場から器用貧乏の烙印を押されていた彼のみである。
- 圧倒的な性能を備えているクシャルダオラだが、ここで一つ問題を起こしてしまった。
それはクシャルダオラ龍風圧が完全に通常クシャルダオラの上位互換になってしまっている事。
01弾のゴア・マガラや02弾のジンオウガは入手タイミングや技の性能・仕様で差別化されていた。
しかしクシャルダオラに関しては通常個体も龍風圧も同じ★6で入手する事になる。
また、上限レベル・使用属性・技でも差別化は一切不可能。
おまけに仕様上龍風圧を手に入れるだけなら通常個体は無視して構わない。不憫すぎる。
唯一通常個体が勝っている部分と言えば、初期の速さがちょっと上である位。
同じクシャルダオラなのにこの仕打ち、あんまりである。- さすがに問題視されたかは不明だが、通常個体は週替わりボーナスで絆ルーレットに出てきやすい。
古龍の安売りと言うのもどうかとは思うが
- さすがに問題視されたかは不明だが、通常個体は週替わりボーナスで絆ルーレットに出てきやすい。
- しかし狩魂で環境一変。
なんと新バージョンでは狩魂ボーナスと呼ばれる、
狩魂で入手したモンスター限定のボーナスが追加される事になったのである。
このボーナス、発動するだけで尋常ではなく能力が跳ね上がる。
早い話がナルガレベルでも古龍を蹂躙できる。
もう一度言う。「狩魂で入手した」である。
通常個体は続投したものの龍風圧はラスボス故か狩魂には未登場。
その為龍風圧と組むよりも狩魂で新しくトモにした通常個体をトモにした方が圧倒的に強いと言う
逆転現象を引き起こしてしまった。
一応狩魂対応の龍風圧もあるにはあるのだが、全国で3人しか持っていないと言う事実
おまけに仕様上他の人使えないし
- 特殊攻撃は「竜巻四方嵐滅」(Lv1)・「龍風超爆嵐ブレス」(Lv2)。
MHXR
- MHXR初の古龍種*4として参戦。
ゲーム内イベントの「十六人討伐戦」にて初登場した。
- 他シリーズの個体と比べてとてつもなく巨大な体躯を誇り、
少なくとも雪山にある抜け殻と同程度のサイズはある。
外伝作品での出演、かつ期間限定であるとはいえ、ド級サイズのクシャルダオラとの決戦が実現した。
また、この個体は「暴征翼クシャルダオラ」という、
二つ名持ちモンスターのような名称を与えられている。
- モデリングはMH4準拠であるが、MH4から習得した竜巻関連の技は一切扱わないため、
行動パターンはMHP2Gまでに近い。
しかしとにかくデカいため突進などに巻き込まれやすい。
また、当たり前だが16人のハンターが集うクエストに登場するため耐久力も非常に高い。
更に、16人のハンターを一度に攻撃する「剛咆哮」という技を持つ。
ハンターをかち上げる「剛咆哮【閃迅】」や、雪だるま状態にする「剛咆哮【巨氷】」など、
新たな攻撃手段を持ってしてハンターを追い詰める。
- Ver.5.4より、通常の強襲クエストとしてクシャルダオラが登場。
暴征翼から剛咆哮2種をオミットし、新たな竜巻技をひとつ加えた形となる。
その新技は、咆哮をあげた後にクシャルダオラを取り囲むように周回する2つの竜巻を発生させるというもの。
竜巻を発生させてから少しの間は滞空状態となり、着地することで更に竜巻が巨大・高速化する。
滞空中に怯ませることができれば竜巻は消え、墜落による長時間のダウンを取れる。
- 強襲クエストではクシャルダオラ装備が獲得できる。
特に武器はそのうちの多くが、近くのモンスターへダメージを与え続ける風の鎧を纏うという、
クシャルダオラの特徴を再現した武技を持っている。
- 修練クエストにも登場。危険度はトップクラスの14。
新たに追加された行動はないが、風の鎧による足止めと危険度相応の攻撃力が驚異的。
ただし、課金の絡まない強襲防具にも龍風圧無効スキルを持つものが追加されたため、
(相対的に)強襲クエストの時よりは風圧の脅威が抑えられている。
修練クエストでは武器は入手できないが、強力な防具「クシャナシリーズ・修」が獲得できる。
見た目は使い回しだが。
MHST
- とあるダンジョンのボスや、セリオン山にレアモンスターとして現れる。
他の古龍のように、強敵として立ちはだかる…
と思いきや、他の古龍に比べて特筆して厄介と言えるような能力が無く、MHST古龍種最弱と言われている。
一番の原因はハンティングアクションシリーズでは数多くのハンターを悩ませる龍風圧が、
本作では単なるダメージ軽減に留まってしまったところだろうか。
攻撃力も高い部類ではあるが常識の範囲内で行動も比較的読みやすい。
反撃や複数回行動のように一度に攻め立ててくる行動もなく、
注意すべきは拡散凍結ブレスの特技封じ程度と非常に手心が加わった相手となっている。
そのくせ経験値は他の古龍と変わらず100000のため、ある程度レベルが高くなったライダー達からは、
イビルジョーに代わるレベル上げの対象にされている。もちろん古龍故素材も高額なので、金策にもなる。
さらにさらに、属性主体のオトモンならだれにつけても腐らない「龍圧の珠」も落とす。- なんて言われてはいるがそこは飽くまでも古龍、決して弱いという訳ではなく、
舐めてかかれば簡単にやられてしまう相手なので、しっかりと準備をしてから挑もう。
基本的な行動パターンとしては龍風圧や毎ターンこちらの体力を削るトラップサイクロン、
そしてHPが減ると解禁される全体全能力ダウン技の古龍の威圧によって
徹底的に有利な状況を作り上げてから拡散凍結ブレスで攻めるという思考が特徴。
更に言えばクシャルダオラはやや素早い部類のモンスターであるため、
先制して拡散凍結ブレス→特技封じでこちらの行動が不発という事態が珍しくない。
おまけに怒り時の拡散凍結ブレスの連打は普通に痛い。
他の古龍と比べると問答無用でライフポイントを奪ってくるような超威力の攻撃がない点、
及び各種補助特技を使用するために攻撃の手が緩む点から弱い扱いを受けることもあるが、
あくまで高レベルでのゴリ押しが効くというだけで
本家シリーズの厄介さを見事に再現した強敵であることは間違いないため、初戦闘時は心して挑もう。- ただ、行動が何から何まで搦め手に依存しているということはそのまま弱点でもある。
ライド状態ではトラップサイクロンも古龍の威圧も特技封じも全て無効化することができるため、
そこまで漕ぎ付けてしまえば実質何もしないターンがやたら多い相手へと成り下がってしまうのである。
無論、拡散凍結ブレスに耐えるだけの耐久は必要だが、
名の通り氷属性なので耐性を上げておけば尚盤石となる。
- ただ、行動が何から何まで搦め手に依存しているということはそのまま弱点でもある。
- なんて言われてはいるがそこは飽くまでも古龍、決して弱いという訳ではなく、
- セリオン山に現れるクシャルダオラ以外は、全て頭部を破壊することで龍風圧を抑えることができる。
龍風圧は発動しているだけで攻撃が通りにくくなるため、それらと戦う場合は頭部を優先して破壊しよう。
では、頭部が壊せないセリオン山の個体はどうするかというと、
メインシリーズと同じく毒状態に陥らせることで龍風圧を抑えられる。
この場合は毒を付与する武器を装備するか、毒投げナイフをバトルポーチに入れておくと安定度が増すだろう。- MHSTには、本家を超える猛毒を付与する武器も存在する。
上手くハマればより早くHPを削れるため、持っていれば装備していこう。
- MHSTには、本家を超える猛毒を付与する武器も存在する。
- 現在はDLサブクエストで気軽に遭遇できるようになっているが、
それ以前はとあるダンジョンを踏破するか(それでもテオ・テスカトルとの抽選)、
発見のオフダを使ってセリオン山に現れるのを待つのが主流だった。
オトモン
- Ver.1.2アップデート以降、テオ・テスカトル、ラージャンと共にオトモンにすることが可能となった。
戦闘には影響を及ぼさない単なるエフェクトではあるものの、戦闘中は常に風の鎧を纏う。
- ステータスは全てが平均以上で、中でも攻撃力は最高クラスという古龍らしく非常に高水準なもの。
相手の火属性と龍属性攻撃にさえ注意しておけば、基本どのような場面でも活躍できる。- なお、オトモンは伝承の儀により属性を変化させることも可能であるが、
本種は全身の甲殻が変色するという特徴があり、ややくすんだ属性由来の色となる。
火属性だと橙色がかり錆びた状態に見えなくもない。その場合吐くのは風ではなく火だが。
- なお、オトモンは伝承の儀により属性を変化させることも可能であるが、
- ライドアクションは飛翔能力に長けたクシャルダオラらしく「飛行」で、
絆技は「エンシェントストーム」。
直訳で「古代の嵐」と、クシャルダオラのイメージにピッタリのネーミングと言えよう。
猛吹雪の中で5つの竜巻を呼び起こし、それら全ての竜巻と合体して相手に突撃し、
相手全体にダメージを与え、味方の受けるダメージを1ターンの間75%軽減する効果となっている。- 属性エネルギーを纏うのは竜巻との合体後となるため、
所持属性が氷属性以外に変化していても猛吹雪の演出は変わらない。
- 属性エネルギーを纏うのは竜巻との合体後となるため、
MHST2
- 今回も続投。
今回はクリア後にリリアの依頼を進め、アルカラ大陸で痕跡を集める事で戦えるようになる。
これを攻略すると、その後は共闘クエストに登録されるようになる。
- 通常状態はテクニック技、怒り時はパワー技を使用する。
竜巻を主軸にする為、戦闘方式はベリオロス亜種に酷似している。- しばらく戦うと「キープサイクロン」を使用して飛行状態になり、その間はスピード技を使用する。
飛行中は他のモンスターと同様に「翼」が攻撃可能になり、破壊するとダウンが狙える。
もちろん、リオレウス等と同じく閃光玉を使用すると地面に叩き落として強制ダウンにできるが、
いやらしい事に閃光玉は一度しか効かない。
しばらくするとすくみなしの「エアリアルストライク」を使用して地上に降りて来る。 - 怒りになると初ターンに「古龍の威圧」(パワー)を行い、こちらの攻守を下げて来る。
また、怒りが切れるターンにすくみなしの単体攻撃「サイクロンタックル」を撃ってくる。
更にHPが一定以下になると、ダメージを半減させる「龍風圧」まで使ってくる。 - ただ、意外な事に2回行動はしてこない。
無タイプである「キープサイクロン」や「サイクロンタックル」こそ面倒だが、
3すくみの基本に則って戦えば、そこまで苦労する相手でもないだろう。 - むしろ面倒なのは500をゆうに超える防御力。とにかく硬い。
その上龍風圧まである為、生半可な攻撃はまともに通らないと言ってよい。
弱点である雷属性の武器やオトモンを準備するなど対策は忘れずに。
強い雷属性のオトモンは氷弱点ばっかりで、下手したらパワータイプ且つ氷弱点ではないラギアクルス亜種が最適解になりかねないが…
- しばらく戦うと「キープサイクロン」を使用して飛行状態になり、その間はスピード技を使用する。
- MHWで翼の骨格に大きく手が加えられていたが、今作ではMHXX以前の骨格で登場する。
オトモン
- タマゴは森林・砂漠・桜地帯の探索で手に入る。
本作では氷属性となっているが、どうしたことか雪山では拾う事が出来ない。- まぁそもそもクシャルダオラといえば氷よりも風なので、密林や砂漠でも違和感はないのだが…
当時は氷属性の古龍が少なかった為、すっかり氷属性のイメージがついてしまっている。 - どうでもいい話だがタマゴの色合いが黒と橙で、ネルギガンテのタマゴと非常によく似ているため、
初見では「なんで超レアな巣に来たのにネルギガンテのタマゴが出てくるんだ?」
と思ったプレイヤーも多かったかもしれない。
しかも嫌らしいことにネルギガンテとはレア度が同じ=タマゴの重さも同じであるため余計に混同しがちである。
ネルギガンテのタマゴは火山地帯でしか拾えないので、地域で判断するようにしよう。
- まぁそもそもクシャルダオラといえば氷よりも風なので、密林や砂漠でも違和感はないのだが…
- オトモンとしては引き続きテクニックタイプ。
なんと防御力は単独トップ、氷属性防御の評価は最大の10である。さすが鋼龍。
他の能力も概ね高水準だが、古龍にしては攻撃力が低めなので差別化は出来ている。
それでも氷属性攻撃力は8なので決して低くはないのだが
- アクティブスキルは先制遺伝子T【大】の「ソニックストライクT」、
竜巻遺伝子【大】の「トラップサイクロン」、そして威圧遺伝子【特大】の「古龍の威圧」を持つ。
敵として使ってきた時と違い、古龍の威圧はノータイプに変更されている。- ソニックストライクは先制率が高く、中途半端な素早さを補えるというメリットはあるものの、
威力が低いので頻繁に撃つには向かない。
そもそもクシャルダオラ自身が素早い部類のオトモンなので相性があまりよくない。- しかし、ライダー戦ではその先制力の高さが役立つこともあるため、特に対人戦においては採用率も高い。
ソニックストライクは全種共通で敵ライダーがアイテムを使用するよりも早く行動が可能であるため、
残りHPが僅かな敵に対して回復させずにトドメを刺す事が出来るのである。
- 更にソニックストライクPやソニックストライクSとは違い、氷属性攻撃となっているため、
氷属性のオトモンならとりあえず入れておくというのが通例。
そのため、この技の遺伝子目当てでクシャルダオラの卵は日々乱獲されている。
- しかし、ソニックストライクで唯一の氷属性というのはデメリットにもなりうる。
ソニックストライクPとソニックストライクSは無属性なのでどっちが飛んでくるかわからないが、
氷属性のオトモンからは遺伝子ビンゴの関係上、テクニックタイプで来るというのが容易に予想できてしまう。
初心者はそこまで頭が回らないだろうが、ある程度対戦に慣れてきた熟練者なら
パワー攻撃を選択することで真っ向勝負に持ち込み、返り討ちにしてしまう。
そのため、控えのオトモンに入れ替えてソニックストライクPとソニックストライクSを打つか、
それすら読んであえてそのままソニックストライクTを打つかの読みあいになる。
- しかし、ライダー戦ではその先制力の高さが役立つこともあるため、特に対人戦においては採用率も高い。
- トラップサイクロンはベリオロス亜種も持っている為か無属性なので
属性が噛み合っておらず思った程のダメージが出ない。
しかも全体攻撃+継続ダメージ持ち故か絆消費もそれなりに重い。
- 古龍の威圧は相手の攻撃力と防御力を中ダウンさせる優秀なスキルなのだが、
絆消費が40とバカ高く、ポンポン使えるような代物ではない。
- ソニックストライクは先制率が高く、中途半端な素早さを補えるというメリットはあるものの、
- なにより手痛いのは同じ氷属性テクニックに新顔のイヴェルカーナがいる事。
防御力と素早さではこちらが上回るが、他は概ね上位互換である為、
イヴェルカーナを差し置いてクシャルダオラを採用するのは厳しいのが現状…。
- それでも採用するのであれば、圧倒的な防御を活かして耐えながら戦う方法がある。
つまり、体力アップや全属性耐性、さらにはデバフや状態異常をしこたま搭載して
とにかく受けに特化する…と言う事である。
幸いデバフは「古龍の威圧」があり、テクニックタイプは状態異常に長ける技も少なくない。
自動回復もつけてやれば不沈艦のような戦い方も不可能ではないだろう。
ついでにイヴェルカーナでは「ブリザードブレス」と被って撃ち所が少ない
「ダイアモンドウェーブ」も(防御強化と言う観点で)相性が良い。
絆消費は破格の58なので、クシャに搭載するのも相当重いが…- また、弱点属性の違いから追加コンテンツのマム・タロト戦に臨む際は
クシャルダオラの方がより安心して戦えるだろう。
特にアップデートで登場した強化個体については第2形態のすくみなし攻撃の多さも相まり、
火弱点のイヴェルカーナだとリカバリーのために却って長引きかねないため、
手数を増やしたいのであれば育てておくのもよい。
- また、弱点属性の違いから追加コンテンツのマム・タロト戦に臨む際は
- 絆技のエンシェントストームは演出に若干手が加えられ、
竜巻の先端がクシャルダオラの顔の形になるのがよりはっきりと見えるようになった。
素材
- 鋼龍石
- MHFにのみ登場する素材で、クシャルダオラの鱗が化石化したもの。
夜になると急激に冷える特性があり、周辺の空気を冷却して極微量の霜を降ろす。
この石から出来た霜は「万年霜」と呼ばれ、非常に溶けにくいという特性がある。
鋼龍石も万年霜もそれぞれで用途があるが、
万年霜よりも、それ自体を生みだす鋼龍石の方が価値が高い。
なお、鋼龍石を使って作られた武器であっても、時間帯で能力が変化するようなことは無い。
夜の樹海におけるごく一部の採掘ポイントのほか、絶島の離れ小島でも掘り出されることがある。- 現在はクシャルダオラの生息しない樹海から鋼龍石が採取できることから、
エスピナスが太古に縄張り争いを行っていた古龍とは、鋼龍のことなのではないかと考察されていた。 - 絶島でも採掘が可能だが、過去の絶島にはエスピナスが生息していたようなので、*5
そちらでも縄張り争いを行なっていたのだろうか。
- 現在はクシャルダオラの生息しない樹海から鋼龍石が採取できることから、
- 鋼龍の骨
- クシャルダオラの骨。
MHXRで追加された固有素材。修練クエストに登場する個体からは「鋼龍の修骨」が入手できる。
- 鋼龍の氷結玉
- クシャルダオラが持つ玉石。
MHXRで追加された固有素材。修練クエストに登場する個体からは「鋼龍の修氷結玉」が入手できる。
関連項目
モンスター/クシャルダオラ
モンスター/錆びたクシャルダオラ - 脱皮直前の特殊な個体。
防具/クシャナシリーズ
武器/クシャナ武器 - クシャルダオラの素材を用いた各武器へのリンクあり。
BGM/クシャルダオラ戦闘BGM
アイテム/朽ちた龍鱗 - 錆びた鋼の龍鱗。雪山のクシャルダオラの抜け殻や塔の秘境で採取できる。
モンハン用語/ドス古龍
モンスター関連
モンスター/オオナズチ - ドス古龍仲間。
モンスター/ナナ・テスカトリ - 同上。骨格やモーションも一部共通する。
モンスター/テオ・テスカトル - 同上。
モンスター/ガルバダオラ - MHFに登場する古龍種。違う生息域で適応した結果、変異したクシャルダオラであると推測されている。