モンハン用語/相互ペイント

Last-modified: 2024-03-05 (火) 20:23:52

MHNowにおいて、ペイントボールでマーキングしたモンスターを持参し、
他のプレイヤーとお互いにモンスターを共有する行為。
本項では修正済の複製グリッチについても記載する。

目次

概要

  • まず今作のペイントボールの仕様から説明する。
    現実世界のマップに位置する大型モンスターはペイントボールでマーキングすると
    場所を選ばず好きなタイミングで狩猟することが可能になる。
    モンスターは最大8体保管することができる。
    通常のペイントボールは有償配布・つまるところ課金アイテムだが、
    無償配布の「オトモペイントボール」でも同等の効果が得られる。
    但し、オトモペイントボールは意図しないモンスターをマーキングすることが多いため、
    特定モンスターを連れ出したい場合は有償ペイントボールが望ましい。
    • ショップにてプライムハンターパスを購入すると、ペイントボールリスト上限が8体から10体に増え、
      オトモペイントボールの支給が3個から5個になる。
  • 今作のマルチプレイは、インターネット通信で遠く離れたプレイヤーと遊ぶことが出来ないため、
    携帯機のローカル通信と同じ要領で実際に人と会って遊ぶ必要がある。
    マルチプレイには最大4人のパーティを組む機能が備わっているが、ペイントボールに関してはその機能を用いず、
    オーナー(発信者)の端末画面に表示されたQRコードをカメラで読み取ることで参加できる。
    • 野良モンスターの場合はその場で周りにいるハンターを募集できるが、
      マーキングされたモンスターは仕様が異なりQRコードによる参加一択となる。
  • 相互ペイントはメインシリーズにおけるクエ回しに近い要素で、ペイントボールの有用な活用法である。
    だが相互ペイントを行うためにはプレイヤーを集めないといけない。
    そのために行われるのが「ペイントボールオフ会(ペイント会)」である。
    ペイント会はUSJ等にあったリアル集会所のようなものであり、
    ゲームで遊びつつプレイヤー同士の交流を兼ねて行うことが多い。
    • 公園に集合したり、会議場を貸し切って集まったりと手法は多岐に渡る。
      イベント期間限定モンスターの装備を作りたい、倒せないモンスターを熟練者と共に狩ってみたい、
      といった場合はこのような催しに行ってみると良いだろう。
      ただし、参加要件の確認や主催者との連絡は怠らないようにしよう。

複製グリッチ

  • リリース段階のバージョンからしばらくの間、ペイントボールの仕様を利用したグリッチ(裏技)が横行していた。
    以下、手法を記載する(現在使用不可)。
    1. マーキングモンスターを用意したプレイヤーを5人以上集める
    2. オーナーが出したモンスターで4人狩猟を開始
    3. モンスターの体力が僅かになった所でオーナーが離脱する
    4. オーナーは未討伐扱いになり、別のメンバーで同じモンスターを狩猟する
    5. これを繰り返し狩猟数を稼ぐ
    このグリッチによって同じモンスターを分裂させることが可能になる。
    加えて2023年10月13日のサーバーリリースにてペイントボールの仕様変更が入り、
    同じモンスターは3回まで再戦可能になった。
    これによって事実上の討伐可能回数は倍に増え、大人数ともなれば
    100体を超える狩猟数を稼ぐことが可能になってしまった。
    手法はSNSで瞬く間に知れ渡り、ペイント会の中にはグリッチ利用を目的とした会合も存在していた。
    そうした背景があり、やがてペイント会そのものが不正集団という印象を与えてしまい、
    純粋に寄り添って遊ぶプレイヤー達にとってはただ気分を害するほかなかった。
  • このグリッチはリリースから3ヶ月経っても修正されることが無かったため、
    公式が不正を容認しているのではないかと更に批判を寄せた。
    このことを重く見た運営は、2023年12月12日にようやく動きを見せた。
    以下、開発チームによるアップデート情報の一文。

    ペイントボールを利用した狩猟のうち、特定の手順を行うことにより
    3人以上の他ハンターが狩猟できる仕様については、
    意図したペイントボールの利用方法ではないため、
    近日中に仕様の変更を予定しています。
    ※上記の方法でペイントボールを利用した、
    または狩猟に参加したハンターのアカウント停止等の対応は行いません

    そう、相互ペイントの仕様は想定外のものであったことが判明したため、
    近日中の修正が約束されたのである。
    グリッチを利用したことについての処罰は与えない方針のようである。*1
  • そして、2024年1月29日のVer.69.0アップデートで相互ペイントに修正が入り、
    同じモンスターを複数回狩猟できることは無くなった。
    以下、修正内容の一文。

    ペイントボールの仕様を変更いたしました。
    マーキングされたモンスターの狩猟開始後、
    狩猟に参加したハンターのいずれかが討伐に成功すると、
    モンスターは討伐済となり挑戦回数に関わらず狩猟することができなくなります。
    オーナーがマーキングされたモンスターの狩猟の最中に
    通信環境の悪化などにより狩猟から抜けた場合でも
    参加したメンバーが討伐に成功すると、狩猟することができなくなります。
    そのため、マーキングされた貴重なモンスターとの狩猟の際などは、
    電波の安定した場所でプレイされることを強く推奨いたします。
    ※通信状況の問題によるプレイの不具合については
    サポートの対象外になります。あらかじめご了承ください。

  • この文だけでは、討伐に成功する前に「オーナーが離脱→別のメンバーで同じモンスターを狩猟を開始」をすれば
    これまで通りグリッチが使えそうに見えるが、
    同じペイントのモンスターを他ハンターが狩猟中の場合は戦闘を開始することができなくなっている
  • MHNowの歴史において複製グリッチの存在は大きく、
    修正された現在でもネット上では『相互ペイント』というワードは複製グリッチのことを指す場合がある。
    現在あらゆる場所で開催されているペイント会は、
    持参したモンスターの分だけを狩るといった至って健全なものになっている。

関連項目

シリーズ/モンスターハンターNow
アイテム/ペイントボール
ゲーム用語/指定
モンハン用語/ひと狩りいこうぜ
モンハン用語/クエ回し


*1 MHFのような月額課金制のオンラインゲームよりも、アイテム課金制のオンラインゲームの方が不正行為への対処は甘めになる傾向があると言われている。詳しくはこちら