極寒を生きる民族が白きヌシのお告げを聞く際に奏でる祭器。
雪原にヌシの声が響き渡る。
(ドドットボロン)
万物静止する銀世界を震わす、ドドットボロンの最終強化型。
白きヌシの魂、ここに降臨。
(白猿琴ドドボロン)
目次
概要
- MHXで復活したドドブランゴと共に誕生した、ドドブランゴ素材の狩猟笛。
なんといっても目を引くのは巨大なドドブランゴの顔。
楽器がどうとか以前に、最早そうとしか言いようのない形状をしている。
武器を振った時にはブランゴ種の雄たけびのような音が出る。
中にブランゴ入ってるんじゃないだろうか。
演奏すると「ドドドットトトントン」というリズミカルかつプリミティブな太鼓の音が鳴る。
- フレーバーテキストに「雪原にヌシの声が響き渡る」という記述があることから、
「白きヌシ」とは、ドドブランゴ自身を指していると思われるが、
怒々舞乱棍の説明文にも、「白きヌシ」に関係する記述が存在する事から、
この雪国の民族は、ドドブランゴを神格化して崇めているようだ。
性能
MHX
- ワンデリオンLV1からの派生強化で生産できる。
あんなに優雅な武器を一体どう魔改造したらこうなるのか…。
生産時点の音色は白・赤・緑。
攻撃力強化【小】を連音攻撃で手早く出せるほか、体力回復【小】と回復速度【小】が使える。
斬れ味・攻撃力・属性値・旋律が手堅くまとまっており、なかなかの使い勝手。
LV2への強化にはガムート素材が絡むが、他武器種と違って笛は全く競合しない。
スロットも下位から1つ空いており、下位序盤から長く使い続けられる。
- 最終強化は白猿琴ドドボロン。
- やや低い攻撃力190
- そこそこある氷属性35
- 空きスロット2つ
- 音色は紫・赤・緑
攻撃力強化【大】を使える唯一の氷属性笛という地位を持つ。
スロットを活かして何とかカバーしたいところ。- 氷属性笛といえばバフォムル=ダオラという名品があるが、
あちらはそもそも入手に運が絡む上、HR解放後まで一切強化できない。
またその完成後も攻撃力強化【大】という絶大なアドバンテージがあるため差別化は可能。
上位最終盤に至るまでこちらを担ぎ続ける意義は十分にあるだろう。
見た目はかなりアレな部類だが、実際のところかなりの高性能笛である。 - 旋律面で見ると、同じ旋律を持つ狩猟笛の中では唯一スロットが2つある。
攻撃力も2番目に高く、一番攻撃力が高いユクモ雅笛【千鳥】は白ゲージが最大で10しか出ないため、
赤ゲージを多く発生させる獰猛化モンスターへの対策として
回復速度の旋律を使いたい場合にも出番があるかもしれない。- ただし、ドドボロンの固有の問題として音色順の問題があり、
紫・緑・赤型の笛に比べて攻撃力強化【大】以外の旋律が吹きずらいという割と深刻な欠点となっている。
音色1が白のままかつ音色2が赤の笛はストライカー向けの笛として評価が高いのだが、
音色1が紫の場合は別にそんなことは無いのである…。
- ただし、ドドボロンの固有の問題として音色順の問題があり、
MHXX
- G級素材をつぎ込むことで究極強化され、太白猿琴ドドボロロンになる。
性能は- 低めの攻撃力300
- それなりにある氷属性39。
- 音色は引き続き紫・赤・緑。
- 斬れ味は素で程よい白ゲージ、匠2で紫が30出現する。
- あって困らないスロット2。拡張性もまずまず。
- ライバルはXXで復活したべリオ笛とやはり上位と同様クシャ笛。
べリオ笛には攻撃力とスロットで勝り、白ゲージの長さと会心率、属性値で劣る。
会心率の関係で期待値では負けてしまうが、旋律自体は全く異なるので棲み分けはできている。
クシャ笛にはスロット以外全ての面で劣るという惨敗っぷりだが、
向こうはHR解放後でないと最終強化ができないので作製可能時期というアドバンテージがある。
やはり旋律も異なるので、氷属性笛の中では優秀な斬れ味とスロットを生かした構成にしたい。 - その一方で同音色の笛と比較した場合は音色順の問題がさらに深刻化しており、
紫・赤・緑型の笛は紫・緑・赤型の笛と比べて、
本作で追加されたアニマートハイやブレイヴスタイルの強演奏攻撃との相性が悪いという問題が追加されてしまった。
同音色の笛も土砂笙【厳ノ音】と朧琴大侯ゲントラオムが追加されているものの、
演奏性能では紫・緑・赤型の笛に見劣りしがちなので、支援よりも自ら殴りに行くカリピストに向くと言えるか。
余談
- 元ネタになった楽器はアフリカ西部で使用されているボロンだろうか。
ヒョウタンを使った丸い音響胴をもつ、撓らせた木の棒に弦を張る、
というドドットボロンほぼそのままの姿をしている。
弦楽器と打楽器の性質を備え持つ構造も、
楽器要素はなんでもかんでも取り入れる狩猟笛らしい要素と言えそうだ。 - 究極強化銘の太白(たいはく)は古代中国で金星を表す言葉であるが、
ドドブランゴと直接的な関係があるというより色のイメージや語感から名づけられたものであろうか。
太白は密教で信仰されている虚空蔵菩薩を指すこともあり、
山岳信仰のイメージを採り入れたブランゴ装備とはなかなかマッチしている武器銘とも言える。 - ブランゴ太刀のネーミングの如く、強化していくと
ドドボロンからドドボロロンとなり、こちらの場合はロが一文字増えている。
もし、さらなる強化が可能になったらボロロロンになるのだろうか。
弦楽器をボロロン♪とかき鳴らすオノマトペのようで語感もいい感じである。