MHP2にて初登場のヘビィボウガンである。…多分。
目次
概要
- オーソドックスなヘビィボウガンの砲身を、巨大昆虫オオナナホシの甲殻で覆った代物。
見た目は意外と愛くるしいが、火力は十分にモンスターと渡り合えるレベル。その弾道は煌く天道となる。
非常に頑丈な甲殻は外部からの衝撃に強く、ある程度の攻撃なら耐え忍ぶ事ができる。
- 上述したオオナナホシを用いて生産される。
これ以外の使い道はオウビート・パピメルシリーズに使うぐらい。
入手確率は低めだが、MHP2(G)では農場に通い詰めれば使い切れないほどの数が手に入るので、
さほど気にせず使ってしまっていいだろう。
MHXではそうも言っていられなくなったが…。
- 見た目は生産素材のオオナナホシそのまま。つまりでっかいナナホシテントウである。
納銃時は背中にテントウムシが止まっているようにしか見えない。
虫マニアには歓喜ものだが、虫嫌いのハンターにとっては地獄のような装備品だろう。
性能
MHP2G
- 虫嫌いハンターにとっては悲報だが、MHP2Gでの性能は非常に優秀。
- というより独特すぎて互換品があまりない、というのが正確か。
後のシリーズで言うならサンドリヨンなどに近い。
- というより独特すぎて互換品があまりない、というのが正確か。
- 攻撃力や装填速度などの基本スペックが同ランクの他ボウガンに比べてかなり劣っており、
スキルで補わないと非常に使いづらい一品である。- 一応、スロット3に加えてガンナーにはありがたい防御+など長所もあるが…。
- が、装填できる弾は非常に独特、かつ強力。
通常弾の装填数が非常に優秀な上、貫通弾にも対応。
さらに全レベルの徹甲榴弾と拡散弾、その上電撃弾も撃てる。
しかもこんな見た目ながら、対応しているボウガンの少ない謎の弾丸である滅龍弾も装填可能。
全種類の状態異常弾が撃てるなど、ヘビィの中ではサポート力に長けるのも特徴。
- また作成難易度も非常に低い。オオナナホシさえ集まってしまえば、
あとはババコンガの桃毛獣の牙が多少てこずるぐらいで、集めるのに苦労する素材はほぼない。
生産費用も同ランクのボウガンに比べて2000ゼニーとお値打ち。
- 上位版のナナホシ天砲、G級版のオオナナホシ天砲もある。
こちらはネックだった攻撃力の低さが改善され、より使いやすくなっている。
オオナナホシ天砲でも6500ゼニーと生産費用が妙に安いのも共通。- ただし、オオナナホシ天砲ではマボロシチョウと火竜の重殻が必要。
重殻はともかく、マボロシチョウ8匹は結構大変である。
- ただし、オオナナホシ天砲ではマボロシチョウと火竜の重殻が必要。
- 実はこの超性能は産廃同然だったMHP2時代から大幅に改善された結果なのである。
- MHP2時代では通常弾の装填数は並レベルで電撃弾も麻痺弾も装填できなかった。
それでありながら前述の通り基本スペックは平均以下だったのだから、
ほぼ滅龍弾装填だけの一芸武器であった。
- MHP2時代では通常弾の装填数は並レベルで電撃弾も麻痺弾も装填できなかった。
- とはいえ、いくら改善されたと言っても基本スペックの低さはいかんともしがたい欠点である。
滅龍弾装填には同じく虫素材で作られたラストニードルなど、取り回しの良いライバルもあるので、
この武器を活かすには長所を伸ばし短所を消すスキル構成、的確な立ち回り、
そして何よりもテントウムシに対する愛が重要になってくる。
MHX
- MHP2G以来長らくリストラされたままだったが、MHXにて突如謎の復活を遂げた。
ココット村に現れるキャラバンの竜人商人からの依頼クエストでオオナナホシが入手でき、
それを使い生産が可能になる。
今作では上位までなので、最終強化はナナホシ天砲となる。
- やや低めの倍率に遅い装填速度、防御ボーナスにスロット3という基本部分は同じ。
しかし装填可能弾種が大幅に化けた。
通常弾が豊富で全異常弾に対応している部分はそのままに、なんと貫通弾と散弾も全LVに対応した。
おかげで通常弾は9発ずつ、貫通弾は4発ずつに散弾は5発ずつと一通り扱えるようになった。
通常弾の装填数に至っては全ヘビィで1位である。
更に新たな弾となる減気弾にもきっちり対応したほか電撃弾も変わらず装填可能。
その代償か滅龍弾を失ったが大した問題ではないだろう。
しゃがみ撃ちはLV1減気弾のみと寂しいが武器内蔵弾は竜撃弾に鬼人会心弾、LV1貫通電撃弾とやたら豊富に。- リロードや反動の問題から今作でも見た目武器という点は変わらないが実用性は増している。
新要素である狩技のアクセルシャワーを用いれば装填速度も反動も一定時間最良になるため、
豊富な異常弾や新たに増えた貫通弾や散弾、貫通電撃弾などが格段に扱いやすくなる。
かろうじて無反動の通常弾で地道にゲージを溜め、
一気に多種類の弾をバラまくといった戦い方が可能になった。
増弾のピアスなどで装填数を増やせば更に加速できるだろう。
ただアクセルシャワー時の物量で押す戦法も別にこの武器特有の強烈なものという訳でもなく、
そのままではLV2通常弾すらまごつく装填速度である。
しかし過去作に比べれば欠点の補助が容易になり格段に扱いやすくなったため、
テントウムシに対する愛がある方は是非この武器を使ってみてはいかがだろうか。
- リロードや反動の問題から今作でも見た目武器という点は変わらないが実用性は増している。
- ちなみに実用性が増した一方で、作成は凄く面倒になった。
理由は単純明快、オオナナホシの入手方法が変わり特定のクエストの報酬になってしまったから。
そのクエストは集会所上位★5のドドブランゴ1頭狩猟なのだが、1回で貰えるのは1個や2個である。
つまりナナホシ天砲に強化するためには上位ドドブランゴを4,5回は狩猟しなければならない。
これでドドブランゴ素材がたくさん手に入ることが嬉しかったらまだ良かったのだが、
残念ながら出来上がるのはう◯こ投擲器である。
限りなくネタに近い武器を2本も作る覚悟と愛があるのなら、是非とも挑戦してみよう。
MHXX
- G級での強化にはオオナナホシを一切用いない。
冥カイコや獰猛な雷電袋などやや面倒な素材を要求されるが、作成難度は低めの部類。
- 限界突破以降はLV2貫通電撃弾を内蔵し、しゃがみ撃ちにも対応している。
貫通電撃弾をしゃがめるのは他に「紫電一閃砲キリン」のみであり、あちらはLV1なので火力はこちらが上。
攻撃力が低めなのがネックだが、電撃ヘビィとしてそこそこの活躍が期待できる。
- 究極強化は「オオナナホシ天砲」。
通常弾の装填数が9/11/11とかなり豊富で、貫通弾は全レベル5発、
散弾は全レベル6発と前作より更に増えている。
スロット3と防御+30も地味ながらありがたい。
ただしやや低い攻撃力320、ブレ右大、リロード:遅いなどの欠点も据え置きで、
さらに反動が中なので、貫通電撃弾や高レベルの貫通弾・散弾を扱いづらい。- リロード速度はブレイヴスタイルなら実質無視できるし、
前作に比べスキルを多く付けやすい環境なので反動も軽減しやすい。
もちろん前作同様にアクセルシャワーを使っても良い。
攻撃力の低さこそネックになるが、その他の欠点は補いやすく、
その豊富な対応弾による継戦能力&汎用性の高さを活かせば十分な活躍が期待できるだろう。
- リロード速度はブレイヴスタイルなら実質無視できるし、
MHRise
- 鍛冶屋武器派生として復活。なんと今作ではオオナナホシを使わずに作成できるようになった。
というか素材からオオナナホシが消えてしまっている…。
消えたオオナナホシの代わりなのか、強化時に大量の甲虫種上位素材を要求される。
最終強化のナナホシ天砲の性能は、
MHX時代のナナホシ天砲の装弾数をほぼ引き継ぎつつ放散弾に対応し、
ブレ右/大がなくなり、さらに反動がやや小となった。
Xシリーズまで使えていた、電撃弾は対応外となってしまったが、
2Gから以前のシリーズでお馴染みだった、滅龍弾が再び使えるようになった。
新たに追加された貫通式滅龍弾にもしっかり対応している。
- 特筆すべき点として通常弾装填数が全ヘビィ中トップクラスの9/9/9であることに加えて、
百竜強化の貫通・散弾追加IIにより、貫通弾か散弾の装填数を4/4/4から7/7/7へ強化することができる。
今作では装填速度スキルがスロット1でつけられるため、
装填速度が遅いという欠点をフォローしやすいのも環境的に追い風。
MHR:S
- ネオゴッドカブトの納品というサイドクエストをクリアすると強化が可能に。
素材はモンスターの特濃やら重竜骨やらで簡単。
傀異化素材を投入した上での最終強化は天道重弩オオナナホシとなる。
装填数が極まっているのは相変わらずで、通常弾はダントツの10/10/10、貫通弾は7/7/7、散弾も7/7/7。
攻撃力360でマイナス会心無し、百竜スロットもLv2を備えており、火力面では申し分が無い。
- 一方で上位から新たに移動リロードや移動射撃に対応した弾種は無く、
物理弾の取り回しの面での扱いづらさはあまり改善されていない。
鉄蟲円糸【迅】やクラウチングショットを活用し、固定砲台気味に通常弾を撃つのがベターな使い方か。
また、徹甲榴弾や状態異常弾はクラウチングショットで連射可能になったため、
豊富な拘束手段と機関竜弾をうまく絡めた立ち回りへの適性は向上したと言えるだろう。
- 近い使用感の重弩としては冥淵重弩プトスアステがあるため、
オオナナホシの操作感が手に馴染むのなら使い分けてみるのも一興である。
あちらは搦手が使えずスロットも無い反面、攻撃力が高く、竜撃弾が使用可能。
MHF
- シーズン1.5にて実装された。
HR71のナナホシ大砲、HR81のナナホシ天砲の2段階が存在する(現在の新HRではどちらもHR4)。
しかしMHP2の微妙な性能をそのまま引きずってしまっており、
スロット3以外には特に秀でた点がないというのが実情である。
そのくせ生産素材はとんでもないことになっており、
シーズン1.5仲間である覇竜の尻尾やら、
なかなか手に入らないヒプノックのレア素材である眠鳥の稀胃石やら、
極めつけには黒龍の紅角なんかも要求される。
そもそもオオナナホシ自体、一部フィールド(実装時点では樹海のみ)での虫取りで
低確率入手というシロモノなので、これらを乗り越えてまで作る人もまずいないと思われる。
- SP武器として「ナナホシ怒砲SP」も存在する。こちらはシーズン3.0にて実装。
甲殻が青色、斑紋が銀色となっている。
滅多に見られない青い甲殻を外装に使い、内部構造も改良したとのこと。
性能面では、一応SPヘビィボウガンの中ではトップの防御力+36を有するが、
攻撃力は並程度の396、そして肝心の対応弾種がナナホシ大砲から変わっておらず、
それでいてSP武器の共通仕様によりスロットも完全に失ってしまっていることから、
やはりこちらも残念ながら出番はないだろう。- ところで、「滅多に見られない青い甲殻」とはどういうことなのだろう。
普通に考えれば、青い甲殻を持つ珍しいオオナナホシがいるのかと思えそうなところだが、
要求素材的にセンショク草による染色の産物である。
それなら別に珍しいも何もないのではなかろうか……。
- ところで、「滅多に見られない青い甲殻」とはどういうことなのだろう。
余談
- ナナホシテントウは外部から刺激を受けると、防衛策として悪臭を放つ黄色い体液を分泌する。
MHXにおけるLV1減気弾のしゃがみ撃ちは、この習性が参考にされたものなのかもしれない。
こやし弾対応じゃないのは残念なようなそれで良かったような。
クエストの余った素材でこやし銃が作れるがそれはそれとして。