MHシリーズに登場する、かなりメジャーなピアス装備の1つ。
ピアス装備の中では1番メジャーかと思われる。
目次
概要
- 伝説のガンナーがつけていた耳飾りで、つけた者はより多くの弾を装填する技を身につけることが出来る。
- 性能はこれだけで「装填数UP」が発動するもの。
発動が困難なスキルがこれだけで発動する上に装填数が上がるため、DPSも上がる。
また、弓も更に強力な溜め攻撃が出来ると言うこともあってかなり人気の装備となっている。
MHXまでの作品では剣士装備に「装填数」のスキルポイントのある防具が皆無に近いので、
ガンランスやチャージアックスで装填数UPを発動させたい場合これがほぼ必須になる。
防御力こそ低いが、入手できた頃のPSなら問題は無いだろう。
- 欠点は入手難易度。
特にP系列及び3Gは最悪で、「訓練所(闘技大会)を全武器で制覇」でようやく入手できると言う高難度。
ポッケ村の訓練所なら詰め将棋みたいなものなのでやれば徐々にクリアできるようになるだろう。
3rdはPTプレイが可能なので環境がある人はかなり楽だが、
最悪なのはPT環境が無い人で、1人でPT前提の体力を持ったモンスターに挑まなければならない。
プレイヤースキルがあればクリア自体は出来るものの、
全ての武器種に通じてる人は少ないであろうし、単純に時間もかかる。
シリーズによる変遷
MH2以前、MHF
- 初代MHではピアス自体が未登場。
- MHGにて各種ピアスが初登場した。
しかしMHG及びMHPでは装填数UPのスキル自体が存在しなかったので当然このピアスも無い。
シリーズ通して増弾のピアスは剣聖のピアスの対となるポジションとして扱われていることが多いが、
同作品にて同じポジションにあったのは通常弾強化が発動する剛弾のピアスである。
これらの作品では、訓練所の報酬ではなく村ラオシャンロンや各種亜種の素材を用いて生産する。
もっともGでは村ラオシャンロンの出現条件が訓練所の完全制覇だったので関連はあるのだが。
- MH2には剛弾のピアスも増弾のピアスも存在しない。剣聖のピアスともどもMH2で一旦姿を消している。
MH2がベースとなっているMHFでも同様だが、HR100以上では装填数に関して上位互換のSP装飾品や、
1スロットで装填数+4ポイントの弾穴珠Gが存在するため、
頭部位のみで装填数UPを発動すること自体は特別難しいことではない。
MHP2(G)
- 増弾のピアス初登場。
すべての武器ですべての闘技訓練をクリアすると入手できる。
ただし防御力は10しかない。
相方の入手方法はすべての武器ですべての特別訓練をクリアすることだが、
こちらは特別訓練の出現方法が対応する闘技訓練をすべての武器でクリアすることなので、
剣聖のピアスが欲しければ増弾のピアスは自然と入手できていることになる。- MHP2Gでは特別訓練の出現方法が緩くなったので、剣聖のピアスの入手が簡単になった。
MH3
- 3は生産する方式なのでこれまでのシリーズと比べるとやや簡単。
しかし、難関闘技大会クエストの報酬のコインが大量に必要で、おまけに強化不可と言う欠点がある。
MHP3
- すべての武器ですべての集団演習をクリアした際に入手できる。
強化可能ではあるが上げきっても防御力は27と残念ながら低めである。- 余談だが、MH3とMHP3において装填数UPのスキルを発動させるのに必要な値が+15だったため、
このピアスの数値もちゃんと+15になっている。
- 余談だが、MH3とMHP3において装填数UPのスキルを発動させるのに必要な値が+15だったため、
MH3G
MH4(G)
- 初登場して以来皆勤だったのだがMH4において唐突にその姿を消した。
新武器「チャージアックス」や上位からLv5砲撃を手に入れたガンランスなど
需要が上がったはずなのに、剣士はガンナー用の頭防具やお守りを駆使しなければ
装填数UPを発動できない事態となった。 - MH4Gにて剣聖、増弾ともに復活。当然性能も変わらない。
条件はMH3Gよりも多少緩和され、G級闘技大会を全武器クリアとなっている。
クエスト数自体は半分になっているものの、全てのクエストが2人までという制限や、
極限状態の追加や罠装備の大幅増加などによる難易度上昇により、下手をするとMH3Gよりも時間がかかる。
さらにMH4Gは全部で14種類もの武器を使わなければならないため、操作を覚えるのが非常に大変。
片手剣、狩猟笛、チャージアックス、操虫棍といった一癖も二癖もある武器をも使いこなす必要がある。
MHX(X)
- MHXでも続投。性能もまったく同じ。
条件はMH4Gと少し変わり、「闘技大会の全種目をAランク以上でクリア」となっている。- 剣聖のピアスの入手条件は「闘技大会の全クエストクリア」と増弾のピアスより楽になっている。
- どちらにしても、1つのクエストは設定されている武器のうちどれか1つでクリアすれば良いため、
使う武器をある程度絞って苦手な武器を避ける事ができる。 - しかし、クリアが必要なクエストにはニャンター専用のクエストが含まれている。
こちらはニャンターのサポート傾向は選択する事ができるが、ニャンターを使う事自体は避けられないため、
普段ニャンターに触れてないハンターを絶望のどん底に叩き落した。
しかしニャンターの相手は所詮中型モンスター。基本のヒット&アウェイを繰り返していれば
Aランクをソロでとるのもそう難しい訳ではない。 - 結構勘違いしている人が多いのだが、MHXXで追加されるクエストは対象ではない。
具体的にはベリオロス。こちらが対象になるのは「切望のピアス」である。
- なお、アカムトルム素材に獰猛化モンスター素材を足して作られる
「アカムトRシリーズ」のガンナー頭「アカムトRサクイマキ」が装填数+8にスロット1と、
増弾のピアスに近い性能を持つ。
当然ながらアカムトRの方が防御力は圧倒的に高いため、価値はいくらか薄れた。
依然として増弾のピアスでないとスキルポイントが足りない組み合わせも多々あるので、全く無くなった訳では無いが。- MHXの上位防具でこれだから、MHXXのG級防具ならついに上位互換が出てお役御免では…と思われたが、
ここまでするピアスの上位互換を出したらまずいと言うのが分かっていたのか、出る事は無かった。
上述のアカムトRサクイマキのG級版、アカムトXRサクイマキも依然として装填数+8にスロット1のまま
(聴覚保護のSPがオマケについただけ)。
他にもS・ソルXRキャップなど装填数+8の防具は数点登場したが、いずれも頭防具単体で装填数UPは発動せず、
増弾のピアスの価値は無くならなかった。
- MHXの上位防具でこれだから、MHXXのG級防具ならついに上位互換が出てお役御免では…と思われたが、
- チャージアックスの場合装填数UPの効果が大きく変化をしたことにより、
一気に重要パーツへ格上げされることになった。
MHR(:S)
- MHWでは装填数スキルが分割された影響か増弾のピアスも未登場に終わったが、
MHRiseでは弓溜め段階解放だけが発動する強弓の羽根飾りとして生まれ変わった。
- 今作では弓の仕様がMHW準拠+一部XXのハイブリッドとなったことで、
剛射・剛連射・CSループでひたすら溜め3(及び溜め4)を連発するスタイルが主流になり、
その溜め4を解放する当スキルの価値が大きく上昇した。
…にもかかわらず、Rise時点で弓溜め段階解放が発動するのはなんとこの装備のみ。護石も装飾品も存在しない。
ストーリーが完結したVer3.0においてもこの状況は変わっておらず、
一部の溜め段階を解放すると弱体化する弓や、
デフォルトで溜め4が解放されている弓を担ぐのでもなければ、
弓使いは強弓の羽根飾りと付き合うことになる。
- 一方で製作難度も下がり、闘技大会の04と05で獲得したコインのみで製作可能。
1乙で失敗となったり、闘技大会05では弓が使えないなどドSの片鱗も見えるが、
闘技大会自体は全体的に優しくなり、クリアタイムも関係なくなった。
寧ろ、需要が高くなったので入手難易度の緩和はかなり良心的である。
もしこれで4Gのような入手難易度だったら阿鼻叫喚な事態になっていたことは想像に難くないだろう…
- 余談だが、闘技大会を全ての武器でクリアした際にもらえる練達の羽根飾りはこれと全く同じ見た目である。
- 続編のサンブレイクでは溜め4の物理威力が激減したため、弓溜め段階解放の価値が大きく減少。
余程溜め3が使い物にならない弓を除けば、防御力の低いこれを装備する必要はなくなった。
溜め4が有効な高属性値の弓は終盤にならないと登場しないうえに、
最終盤では装飾品も登場するので、MRに上がった時点でお蔵入りとなるだろう。