初代MHから存在する麻痺ハンマーの系統。
目次
概要
- 雷光虫の放電で対象をショック状態にする特殊なハンマー。
要するに原理はトライデントと同じである。
- 見た目はなにやら刺々しいカゴ。
中にはやはり緑色の宝石のようなものが見える。
トライデントもそうだが、これこそが雷光虫であり麻痺の元であると見られる。- 「虫かご」と言われることも多いが、やたら目が粗いので雷光虫がすぐに逃げ出しそうである…。
- 武器の派生が一新されたMHWorldでは、闘技大会コインで作る復刻系武器のハンマー枠として登場。
映像表現力の向上で、「虫かご」の中身が、激しく動きまわる緑色の光の粒*1になり、
一種のギミック武器と言えるぐらい派手な見た目になった。
性能
MH・MHG
- オフラインおよびノーマルランクでは唯一の麻痺ハンマーの系統。
強化にマカライト鉱石が総計44個も必要だが、後はひたすら雷光虫と電気袋だけで作れる。
しかし、ハードランクになると同じ麻痺ハンマーの鬼鉄が生産可能に。
バインドキューブより攻撃力に優れる上、MHGではG級強化まで可能な鬼鉄に比べ、
ノーマル止まりで、ハード以降強化ができない本武器は火力面ではかなり冷遇されていた
(当時、オフラインで生産できる武器はすべてノーマル止まりで、
ハード以降で生産できる武器のみそれ以上の強化が可能という仕様のせいでもある)。
MHP
- 待望のG級武器、バインドコフィンが追加。
攻撃力重視の鬼鉄丸には劣るものの、サポート武器としては及第点の攻撃力を獲得。
ここにきてようやく、鬼鉄系列との使い分けを考えられる段階まで到達した。
ただし、下位のバインドキューブから一足飛びでの強化となるため、上位の間は他の武器を使うべし。
MH2・MHP2(G)
- 残念ながらバインドコフィンへの強化はなされず、バインドキューブも相変わらず下位止まりであるが、
スタンの実装により、麻痺ハンマーの拘束力が以前より強化。
並のモンスターが相手であれば麻痺、スタン、転倒を繰り返すうちに完封、なんて芸当も可能となった。
しかし、上位以降は火力不足がたたり、実質選択肢に入らない冬の時代が長く続いた。
序盤は頼りになっても、中盤以降は担がれない…というのはトライデントと同じ宿命である。
- しかし、MHP2GでついにG武器のバインドキューブGが追加。
火力と麻痺属性の両立っぷりでは本作最強と言っても過言ではなく、
さらにスロット2も空いているおまけ付き。
作れるのがウカム後なので、攻略に使えないのが悔やまれる。
MH3~MHX
- トライデント共々仲良くリストラ。
MH4(G)、MHXでも復活は叶わなかった…。
MHXX
- 永い時を経て久々の復活。
発売前から大雷光虫が登場するということが分かっていたため、
期待をかけていたハンターもいたが予想通り無事に復活を果たした。
相方のトライデントとサンダーバグもしっかりと復活している。
今作では鬼鉄丸からの派生か一発生産でジェイルハンマーを作成し、
それをレベルアップさせていくことで、LV3プリズンハンマーとなる。
鬼鉄丸はRARE5、ジェイルハンマーはRARE4なので派生することでRARE度が下がる。
なおプリズンハンマーはG級昇格後にLV3の状態で一発生産が可能になるため、
上位から強化するのが面倒な場合はこちらの方が楽である。
ただし生産には勇気の証Gを5枚使うため違う手間がかかる。
そしてG級での強化を繰り返し、LV6に究極強化をすることで、待望のバインドキューブとなる。
- そんな永い間待たされたバインドキューブの性能は
- 麻痺ハンマーとしては及第点の攻撃力290
- 高くはない麻痺属性値25
- 素で長めの青、匠+1から紫ゲージが出現
- 何かと役立つスロット1つ
これ一択というほどの性能はないが、紫ゲージを持つ麻痺ハンマーの中で物理性能が最も高いため
実用性は十分にあると言えるだろう。- ライバルとなるのはラングロトラの甲堅鎚ゴグマダグマだろう。
あちらは白ゲージまでしか出ないものの攻撃力が320もあり、
斬れ味補正込みの期待値も紫ゲージのこちらより高い。
また、スロットこそないもののこちらを超える麻痺属性値32を持つため拘束性能も高い。 - 紫ゲージを持つ麻痺ハンマーとしては他にくろねこクラッシャーがあるが、
あちらは攻撃力260に麻痺属性値45のスロット1と完全に拘束をメインとしたサポート武器であるため
役割が異なる。
MHW(:I)
- 今作では闘技大会のコインを使って生産する「工房武器派生」として登場。
ノヴァクリスタルと各種コインでジェイルハンマーを生産し、
竜玉や撃龍王のコインなども投入することでバインドキューブに強化できる。雷光虫は一切使わない。
- MHW:Iではマスターランクの強化先が追加。
MR闘技大会のコインを使い、最終強化ではバインドコフィンの銘が復活。- 2系列では下位で打ち止め、XXではバインドキューブが究極強化銘であったため、
バインドコフィンの銘を冠するのはなんとMHP以来14年ぶりとなる。
- 2系列では下位で打ち止め、XXではバインドキューブが究極強化銘であったため、
MHF
- MH2のツリーを引き継ぎ、新しい強化先アルカトラズを経て
凄腕強化先であるカサンドラまで強化できる。
バインドキューブまでは麻痺属性のハンマーだが、
アルカトラズからは、雷と麻痺の双属性のハンマーへと強化された。
残念ながら斬れ味レベル+1を付けても斬れ味が青ゲージ止まりとなっている為、
ここまで強化して使うべき物ではないのが難点。
あろうことか説明文にまで「ちょっぴり器用貧乏」等と書かれてしまっている。- SP武器版として、デッドバインドSPが存在。
元ネタと同じく麻痺属性である。黒い格子に赤い光がカッコイイ。
ちなみに、「血塗られた牢獄」という少し怖い別名を持っている。
正直HR100以降でバインドキューブの見た目に拘るなら、
カサンドラよりこちらの作成を目指したほうがいい。 - また、色違いとして特殊素材を用いたエピドシスバインドが存在。
こちらは金色のフレームの中に青く発光した虫?が入っているが無属性武器である。 - ちなみにカサンドラはギリシア神話に登場するトロイの王女で、
トロイの木馬を危険物であると見抜いたが聞き入れられずトロイが滅んでしまった
という悲劇的伝説の持ち主で、「周囲に諫言をするが聞き入れられない人」の代名詞となっている。
…どう見てもこの武器のデザインとはマッチしていない名前だが…?
ウィグル獄長のいる牢獄の方が有名なのでそっちが元ネタかもしれないが。 - MHF-G2にて何故かG級ヴォルガノスの武器としてデッドバインドSPと同じ見た目のムルキベルが登場。
Lv50での性能は攻撃力2376、火属性410とかなり強力なように見えるが、
実際は白ゲージまでしか無い為物理火力は低く、
斬れ味ゲージ補正も含めた同等の攻撃力を持つ武器の中では、属性値もかなり低い。
同GR以下の火属性かつLv20段階に限定すれば性能は高いが、
他属性も含めて見ると、Lv20でも1ランク下のクレヴォ・テュレイラに劣る。
また、上位のGR7に華鳳鎚【緋桐】があり、これには物理・属性共に完敗である。
一応素の白ゲージの長さは勝っているので、斬れ味レベル+1が無い場合の継戦能力はこちらが優勢なのだが
G級ハンターが斬れ味レベル+1の発動に困る事はほぼ無い。
せめて見た目通りの麻痺属性が付いていればまだ使いようはあったのだろうが…。
- SP武器版として、デッドバインドSPが存在。