ハンマーの一種。
ハンターという職業がまだ一般化していない頃にとある老ハンターが愛用していたらしい。
目次
概要・性能
- MH3以降では、鬼鉄はアイアンハンマーと同じ鉄色になり麻痺属性も失う、
MHX以降では「鬼鉄」がアイアンハンマーの直系の強化形となっている。
- 鬼鉄丸は鬼鉄を使う老ハンターの実力を上回ったという弟子が使ったとされ、
近年ではこちらから金色で麻痺属性のアイアンハンマーになる。
鬼鉄丸の強化系の鬼鉄ノ命は死後に神格化されたハンマー使いが使ったとされる。
MHP2(G)
- MHP2Gでは貴重な鉱石を大量に用いて作られた重量級のハンマー。
鬼鉄→大鬼鉄→鬼鉄丸→鬼鉄丸改→鬼鉄ノ命となる。鬼鉄丸以降は麻痺属性を持つが、さほど高くはない。
低すぎて、ソロなのに1回も麻痺らないこともザラ…
なお大鬼鉄→鬼鉄丸となる際、麻痺属性を得るものの攻撃力は変わらず、会心率が0%に下がる。
匠を発動すると青が出るようになるので、スキル込みでは強化されることになるが、
それが無い場合、強化したのに劣化する可能性があるというとんでもない状況になる。
麻痺武器はPTで輝く武器なので、性能的にはきんねこハンマーの方が良かったりする。
また、途中でテッケンやアイアンインパクトに派生させる事も出来る。
- 鬼鉄ノ命は攻撃力1300・麻痺170・匠で紫40・スロット1と、麻痺武器とは思えない物理性能を持つ。
代わりに麻痺属性値は170と激低。麻痺が取れるか大分怪しいラインであり、
特にPTプレイの場合はバインドキューブGを使うのが妥当だろう。- ちなみに、きんねこハンマーのG級強化先であるきんねこクラッシャーは
麻痺380とトップタイの値を叩き出すが、攻撃力988・匠で青10という超ソフトタッチな性能に。
G武器であるくろねこハンマーGの下位互換という有様なので、ライバルでは無くなった。
- ちなみに、きんねこハンマーのG級強化先であるきんねこクラッシャーは
- ウカムルバス討伐後には大鬼鉄Gが作成可能。攻撃力1404・匠で紫40・会心率20%・スロット1と、
極鎚ジャガーノートを上回る物理期待値を持つ(代わりにスロットが1個減っている)。
スペックを総合的に考えると割と唯一無二の性能をしており、作る価値のあるG武器だったり。珍しい
ちなみにMHP2G最強のスイ【凶】とほぼ同じ物理期待値をしている(正確には1%ほど負けているが)。
仮にスロットが2個空いていれば、スイ【凶】の代わりを担えるスペックだったので惜しい所である。
MHF
- MHFでは強化先が鬼鉄→鬼鉄丸→鬼鉄丸【怒】→鬼鉄丸【激昂】→鬼鉄丸【憤怒】となっている。
こちらは雷属性になっており、その属性値はハンマーの中ではトップクラスである。- また、黒色版SP武器の「龍鉄丸SP」も存在し、
鉱物の塊に龍の力を封じ込めたイカツイ龍属性ハンマーとなっている。
- また、黒色版SP武器の「龍鉄丸SP」も存在し、
MH3
- MH3では、アイアンハンマーと同色のクロガネを強化すると入手できる。見た目はほとんど変化が無い。
しかしこれ以上の強化先は存在しない。
無属性だが、その割には斬れ味や攻撃力が若干物足りないためなかなか出番は少ない。
覚醒を発動させると麻痺属性を得る。スロットが3つあるのは優秀。
MHP3
- MHP3では覚醒がないため、ただの2スロの無属性ハンマーとなってしまった。
だが作成が簡単でユピテルグローブを上回る攻撃力と斬れ味を誇るため、繋ぎには使える。
MH3G
- MH3Gでは覚醒復活に伴い、再び麻痺ハンマーとして活躍…と思いきや、
鬼鉄そのものが削除されてしまった。
MH4(G)
- MH4では復活したものの、覚醒非対応となってしまった。強化先のテッケンは覚醒で雷が出るが…。
- また、発掘武器で鬼鉄丸が登場。
当然麻痺が付加されている物もあるので、MH3同様麻痺ハンマーとして運用できる。
まあそれは発掘武器全てに言える事だが…。
- また、発掘武器で鬼鉄丸が登場。
MHX(X)
鬼鉄
- 最終強化で攻撃力230、属性/スロット/会心率なし、斬れ味は緑(匠追加分が青)となる。
高めの攻撃力を持つが、斬れ味が残念。
しかし、今作には斬れ味が悪くなる程攻撃力が上がるスキル鈍器使いが存在するため、
相性はなかなかのもの。御誂え向きにも鬼鉄はゲージの緑が非常に長く相性が良い。
- MHXXでは究極強化で「大鬼鉄」へと銘を変える。
攻撃力350、スロットが2つ付き、斬れ味青(匠で白)まで上昇する。
斬れ味が伸びたことで鈍器の範疇から外れてしまったのが痛く、
それでいて素のままでは青ゲージ止まりであり、はじかれやすさという点では心もとない。
純粋な無属性ハンマーになったためライバルが多くなり、埋もれがちな立ち位置となった。
鬼鉄ノ命
- 色違いの金色の鬼鉄の方は、「鬼鉄丸」の銘として登場。こちらはアイアンハンマーLV6からの派生となっている。
スロットが1つと麻痺属性が付いたが、攻撃力は上記のアイアンハンマー(鬼鉄)より劣る。- 最終強化で「鬼鉄ノ命」となる。
攻撃力190、スロット1、会心率0%、麻痺14、緑ゲージ(匠+1で青、匠+2で白)。
過去の麻痺属性が復活してはいるが、相変わらず順調に当てて一度麻痺するかしないか程度なので、
属性武器としての運用は安定しない、
匠や鈍器使いなどで火力を上げた一撃を叩き込むスタイルでの運用が主となるだろう。
また同じ金色だからか金火竜の堅殻と古龍の浄血を要求されるため、
生産難度もやや高めであり、作るならアイテムボックスの中身と相談してからにしたい。
- 最終強化で「鬼鉄ノ命」となる。
- MHXXでは究極強化で「大鬼鉄ノ尊」となる。
攻撃力300、スロット3、会心率0%、麻痺20、青ゲージ(匠追加分は全て白)。
スロ3武器という長所を手にしたが、攻撃力、麻痺値、斬れ味のどれもが平均より一歩劣る。
G級の最終強化難易度はそれほど高くない方であるが、どっちつかずの性能になってしまった。
MHW(:I)
- 今作では上位段階で「大鬼鉄」、マスターランク段階で「クロガネ」の銘を得る。
- まず上位段階の大鬼鉄IIに関しては、
攻撃力936、Lv1スロット*2、そして非常に長い青ゲージと、覚醒での爆破属性270を持つ。
無属性強化にも対応しており扱いやすさはあるのだが、古龍の血が出現トリガーとなっており
最速でもネルギガンテを倒した後、というのがネック。
ネルギガンテを倒した後となると素で無属性強化込みのこちらより強いネルガルクラッシュが
製作視野に入るためである。- むしろ前段階の大鬼鉄Iが攻略用としては有効。
ユニオン鉱石の入手により解禁されるが、ユニオン鉱石は上位最序盤でも問題なく手に入る上
これは攻撃力832、やや短くなったが青持ち、もらえた攻撃珠を丁度はめ込めるLv1スロット*1と
上位最序盤の性能としては破格である。
他の素材も鉱石素材ばかりで簡単なので、迷ったら作ってみろと言わんばかりの性能である。
- むしろ前段階の大鬼鉄Iが攻略用としては有効。
- マスターランク段階のクロガネIIIに関しては、
攻撃力1352に長大な白ゲージを得て覚醒爆破も330までは上がった。
匠3から紫が出現するのも嬉しいポイントだが、マスター攻略段階では然程気にしなくていいだろう。
…但しこれも古龍の浄血が必要であり、最速でもイヴェルカーナを攻略した後となるが。- ライバルは間違いなくベネ・フローレス。
無属性強化分も考慮すると毒込みでもこちらが火力ではやや勝ってはいるのだが、
Lv2スロットを2つ持つ上、匠1からでも紫ゲージが出現する為その差はほとんどなくなる。
オマケに制作時期は前段階のクロガネIIと並んでおり、ここでは勝ち目がない。 - 覚醒爆破に関しては発動させられれば強力だが、無属性強化が使えなくなる上に
爆鎚ズーニーテイルが同じ攻撃力・長大な白・素の爆破510を持ち、ほとんど勝ち目がない。
一応こちらはスロットが1つ多く匠で紫を出せるが、スロ差は覚醒で帳消しになってしまう。
製作難度・時期は一応あちらの方が厳しいが、天の竜人手形で天殻を手に入れられれば難度はほぼ同等。
時期もイヴェルカーナ後の紅蓮滾るバゼルギウスでたったの1~2クエスト分しか差がない。
あくまでも無属性武器として運用するのが吉だろう。 - しかしこれも前段階……の更に前段階であるクロガネIが強力で、
マスターランク最序盤で制作できる上、攻撃力1144に長い白、Lv1*2のスロットを持つ。
- ライバルは間違いなくベネ・フローレス。
- 総じて、最終形態に関しては古龍素材が必要と鉱石武器にあるまじき製作時期となってしまい、
同時期に作成できる武器と比べると一歩譲ってしまうという印象が強い。
大鬼鉄IIは古龍の血2つ、クロガネIIIは古龍の浄血をなんと6つも要求され、
製作には必然的に古龍との連戦が求められ、
その結果他の強力なハンマーを作る素材が揃いかねない…という点も不利を後押しする。
しかし、最終形態以外であればランク相応の鉱石素材だけで済む鉱石武器の強みが活きて
最低限以上の活躍は期待される。
…防衛隊武器に目を瞑れば、の話だが
MHRise
- 鬼鉄は下位の強化途中の武器として登場。
様々な派生があるが、その一つに金色の鬼鉄丸系の派生が存在しており、
最終強化で鬼鉄ノ命まで強化できる。
その性能は- かなり高い攻撃力220
- 匠で青が出現、長めの緑ゲージを保有
- 麻痺属性17と低めだが実用域、百竜強化で25まで強化可能
- Lv1スロット*2
- 百竜強化で会心率を10%強化可能
今作では鈍器使いが1.1倍の効果に戻ったのと匠を積みづらいことから専ら鈍器運用が主になる。
今作ではマルチだと異常耐性が上がるのだが、この属性値でもしっかり殴れていれば
四人PTでも百竜強化なしで1回は麻痺を狙える。- 麻痺ハンマーは他に甲槌ゴグマがあり、そちらは素で麻痺30を備える。
しかし物理が170と青ゲージ持ちを考慮しても鈍器なしのこちらよりずっと低い一方、
こちらが百竜強化で麻痺属性強化を施せば麻痺属性5の差までは迫れてもいる。
一応あちらは百竜強化で攻撃力強化も可能だが、それを持って尚こちらには勝てない。
サポート性能に大きな差がない上で此方は純粋に火力が高い、とこちらが優勢。 - 鈍器ハンマーとしてはアトラスハンマーがライバル。
属性はないが攻撃力倍率が10高く、更にLv3スロットを持つ業物である。
PTにおいて麻痺を取ることで差別化したい。
余談
- 振ったときの独特な音を気に入っている人もいるとかいないとか。
- MHXのベルナ村の加工屋は、この鬼鉄丸と同形のハンマーを担いでいる。
今作では装備を作る際に加工屋が槌を振るう演出が無いが、
恐らく装備を作る際に振るっているのかもしれない。
装備が穴ぼこだらけになりそうなんですがそれは…
- MHWの武器重ね着の説明文いわく、この武器の見た目は「鬼鉄型」という名称である。
そのままの名称ではあるが、他の武器の重ね着はいずれも武器名を取っていないだけに特別感がある。
- モンハンフェスタ'15では、この鬼鉄がデザインされたTシャツ、及びパーカーが会場限定で販売されていた。
その上には気絶状態の時に現れる星マークも浮かんでおり、まるで何かのトロフィーのよう。
モンハンのTシャツは色々と出ているが、1つの武器をフィーチャーしたデザインは珍しい。- ちなみにこのTシャツ・パーカーのデザインを手がけたのは、
ロックバンド『ストレイテナー』のドラマー・ナカヤマシンペイ氏。
『モンスターロックハンター*1』にレギュラー出演するなど熱心なハンターである事と*2、
バンドのジャケ写やグッズのデザインも手がける画才の持ち主である事からオファーされたようだ。
デザイン秘話などはこちらで語られている。
- ちなみにこのTシャツ・パーカーのデザインを手がけたのは、
関連項目
武器/鉱石武器
武器/アイアンハンマー - 色違いの強化元