武器/トライデント

Last-modified: 2024-01-17 (水) 13:59:10

初代MHから存在するランス。

目次

概要

  • 雷光虫の放電でモンスターをショック状態にして麻痺させる特殊な構造の槍。
  • 派生がシリーズ通してコロコロ変わるので、今ひとつ共通認識というものに欠ける武器。
    最終形がトライデントなのはほぼ共通だが、派生元の方は一貫性が全くない。
    • 初代~MHPまでは同じく麻痺ランスのダーク系統の最終強化として存在する。
      ダークスクウィードからスタンガンランスに派生され、そこからトライデントになる。
    • MH2ではダークとは別系統の独立した武器になっている。
      生産段階ではパラライザーで、一段階強化することでトライデントになる。
    • MHP2(G)ではアイアンランスの系統にパラライザーが組み込まれている。
      一段階強化でトライデントになるのは同じ。
    • MHXXでもアイアンランスからスパイクスピアへ派生強化していくとスタンガンランス系統へと繋がる。
      当作では強化システムの仕様により、スタンガンランス→パラライザー→トライデントと名を変える。
  • 見た目は非常にかっこよく、金属っぽい外見の二叉の槍の根元の部分に緑色の宝石が埋め込まれ、
    ここから針状の部位が延びることで銘通りの三叉槍となっている。
    言われなければ伝説級の武器と言っても信じられそうな外見である。
    実際、現実世界のトライデントはギリシア神話などで神の扱う武器としても登場する。

性能

MH~MHP

  • 初期のシリーズでは唯一の麻痺ランスの最終強化である。
    このため、使用者は多かった。
  • MHG及び移植作品のMHPでは、カンタロス武器のダークスクウィードから
    見た目そのままに麻痺属性が付与された「ダーク」が登場したが、
    あちらが物理特化、こちらが属性特化なので棲み分けは出来ている。

MH2

  • MH2で別系統化すると雲行きが怪しくなってくる。
    なにせこちらはオフライン性能止まりであり、オンライン性能への強化は不可である。
    ダークに属性値で勝っているとは言え、かなり微妙な性能である。
    • 現在ではオンラインサービスが終了しているため、この点は気にする必要はない。

MHP2(G)

  • MHP2(G)ではついに下位止まりになり、存在意義が極めて怪しくなる。
    一応属性値ではG級武器のダークネスにも勝っているがそれ以外は完敗である。
    一応ヴェノムランス雷槍【イカズチ】への派生は用意されたので、救われたと言えなくもないが…。
    ちなみにヴェノムランスに派生しても盾のデザインは殆ど変わらない。
    • ウカム討伐後は、G武器としてトライデントGが作れる。
      属性値は据え置きながら、攻撃力が大幅に上昇、斬れ味もで紫が出るようになり、
      ようやくダークたちに追いつけたと言える。
      ダークネスもダークスクウィードGも素で紫なのは内緒だ。
  • そしてとうとう、MH3以降では完全にリストラ
    存在意義どうこうどころか、存在自体が消えてしまうという結果になった。
    この仕打ちに涙する古参のハンターもいるとかいないとか…。
  • ちなみに、同じく雷光虫の麻痺武器であるハンマーのバインドキューブの系統も
    シリーズを追うごとに扱いが悪くなっている。
    これは雷光虫に与えられた試練なのだろうか…?
    • 後のMHP3において雷光虫を自らの能力で強化し、超電雷光虫とした上で使役するモンスターが追加された。
      だが、残念なことに超電雷光虫はこのモンスターの固有素材の一つという扱いを抜け出すことができず、
      あちらのモンスターの武器にも超電雷光虫の存在をフィーチャーした見た目の武器は存在しなかったのである…。
      何の因果かあちらのモンスターの武器も、
      初登場時からMH4Gまでの間はどんどん扱いが悪くなっていった点が共通しているのは内緒。

MHXX

  • MHP2Gを最後に永らく登場してこなかったが、相方であるバインドキューブとともに久々の登場を果たした。
  • LV3スパイクスピアからの派生または一発生産できる「スタンガンランス
    ではなく……「スタンガンランス」が初期段階名となる。
    初期段階では攻撃力130に麻痺属性値22、スロット3でそこそこの緑ゲージと
    上位序盤で手に入る麻痺ランスとしては扱いやすい性能を持つ。
    そこから順当に強化していきLV3で最終強化となり、パラライザーに銘を改める。
    G級で限界突破し、LV6で究極強化のトライデントとなる。
  • 今作のトライデントの性能は
    • 低い攻撃力260
    • 比較的高めの麻痺属性値30
    • 素でそこそこの青ゲージに匠+2でも白止まり
    • スロット数はトライデントの名に恥じぬ3つ
    端的に言ってしまうと残念ながら実用性は低い。
    なにしろ攻撃力の低さと斬れ味の悪さから物理性能はネタ武器であるキノコにすら劣る有様である。
    一応スロット3を持つ麻痺ランスはこれとネタ武器である痺れる旨さのゴルゴンしかなく、
    そこの比較で言えばあちらの属性値が7しかないのでこちらの完勝である。
    しかし一つスロット数を妥協するとラングロトラの伸槍ラングハスラーが立ちふさがる。
    あちらは攻撃力270に麻痺属性値36でスロット数も2あり、
    素で白ゲージを持ち匠+2で少量だが紫ゲージを得られるという業物である。
    活路を見出すとすればスロット3で実用的な麻痺属性値を持つという点を活かしての運用となるだろう。
    ただし2スロで十分となった時点でラングハスラーに完敗してしまうのだが…

MHF

  • MH2のままではさすがにかわいそうだと思われたのか、
    シーズン2.5においてトライデント改
    そしてその更に先のライトニングホーンへの強化先が実装されている。
  • まずトライデントの性能はMH2と同様、攻撃力299、麻痺属性300、
    斬れ味は素で緑、斬れ味レベル+1で緑延長&ごく僅かな青となっている。
  • トライデント改へ強化すると攻撃力345となるほか、
    雷属性200も獲得し双属性武器と化す。
    説明文によると、改良を加え小さな雷ほどの放電が可能になったとのこと。
    斬れ味はトライデントで斬れ味レベル+1を発動させたものがデフォルトとなり、
    更に伸ばすと青延長&白も出る。
    だが双属性化の代償か、麻痺属性値は200むしろ下がってしまっている
  • ライトニングホーンへ強化すれば、攻撃力437、雷属性300と順当に強化されるのに加え、
    麻痺属性も280とほぼほぼ持ち直し、更にスロット1も獲得する。
    斬れ味は青と白が少しずつ伸びる。
  • 同時期で雷と麻痺の双属性を持つランスとしては、
    幻雷槍【雷光】フルフルインジェクトも存在するが、
    前者は製作難度の高い剛種武器、後者はキット限定武器なので、
    その点で差別化はできている。

電槍サンダーバグ

MHP2G

  • MHP2Gで突如追加されたトライデントの色違い。
    はめ込まれている宝石が赤色なのが特徴。
    強化前はスパークプラグ。
    • 見た目はトライデントと全く同じだが、
      派生元はトライデントと全く関係ないバベルという不思議な強化経路の持ち主
      (一応「鉄系」という大きな括りでは同系統)。
  • こちらは麻痺ではなく雷属性の持ち主だが、残念ながら性能はイマイチ。
    雷属性のライバルである雷槍【ナルカミ】や鬼神槍ラージャンと比べると、その不遇さがよくわかる。
    • 【ナルカミ】は属性寄り、鬼神槍ラージャンは物理寄りでサンダーバグは中間といったところなのだが、
      属性値はラージャンの230に対してサンダーバグは270、
      攻撃力は【ナルカミ】の575に対してサンダーバグの598と悪い方に寄っており、
      スロット3を除き目立った長所はない。
      作成難易度なら…と思いきや、
      キリンの靭雷尾金獅子の剛角が必要なサンダーバグにそんなこと言う権利はないだろう。
      所詮ここが雷光虫の限界なのだろうか…。
  • ショウグンギザミ亜種討伐訓練では強化前のスパークプラグを使用することとなる。
    ガード性能こそないが体術+2でスタミナが減りにくく、
    自動マーキングで潜航中のギザミの位置を特定できるため、比較的楽に討伐できるだろう。

MHXX

  • そんなサンダーバグも、派生元のトライデント共々MHXXで復活。
    こちらはスタンガンランスのLV1からスパークプラグに派生し、
    LV3で最終強化のエレクトロードを経てLV6で究極強化の電槍サンダーバグとなる。
    サンダーバグの性能は
    • 控えめな攻撃力290
    • あのキリンに次ぐ2位の雷属性値42
    • 素で少量の白ゲージに匠+2で紫ゲージが得られる。
    • トライデント同様のスロット3
    雷属性ランスの中で唯一スロットが3つという個性に加え、属性偏重の申し子であるキリンに次ぐ2位の属性値、
    さらにはしっかりと紫ゲージを得ることができるなど独自の性能を持ちながら、
    押さえるべきところはしっかりと押さえた良い仕上がりとなっている。
  • とはいえ雷属性1位の雷槍【ナルカミ】は雷66と、
    この武器とは属性値で1.5倍以上の差を付けられているため比較対象にするにはかなり厳しい。
    やはり雷属性はメインモンスターやラージャンなどの大物が入り乱れる激戦区であり、
    スロット数と2位の属性値だけが特徴のこの武器に割り込む隙はほぼ無いと言っていい。
  • ちなみに、強化素材が妙に重いという欠点もMHP2G時代から引き継がれてしまっており、
    ラージャンの角こそ使わなくなったものの、恐妻家のに加えて発光する上粘液を要求され、
    最終強化にはキリンの靭雷尾閣螳螂の香液獰猛な帯電重殻まで必要となる。
    …特に最後の二つは致命的と言ってよく、この二つの素材のせいで完成はどう足掻いてもHR解放後となる。
    ダメ押しとばかりに、雷槍【ナルカミ】はHR解放前に完成してしまうので…。

関連項目

アイテム/雷光虫
武器/バインドキューブ
武器/虫武器
武器/オルタデント - 強化後の武器銘に"トライデント"を冠す後輩その1。読みは『そうちゅう トライデント オルタロス』。
武器/アイアンブレード - 後輩その2。強化で「クロムトライデント」の銘を得る。
武器/エメラルドスピア - トライデント型のランス。「伝説に登場する海王の持つ槍」と言われている。