武器/甲鎚ゴグマ

Last-modified: 2023-10-20 (金) 16:40:29

名前からはわかりにくいが、赤甲獣ラングロトラの素材から作られたハンマー。
ラングロトラが登場するシリーズとMH4(G)で作成できる。

目次

概要

  • いかにもラングロトラをそのままハンマーにしたような、わかりやすい外見をしている。
    知らない人が見ても一発でどのモンスターの武器かわかるだろう。
    ギミック武器の一つで、最大溜めで甲殻が展開する。

性能

MHP3

  • MH3のナァムバドが、毒属性のハァムバドに差し替えられたことに合わせて登場。
    同作唯一の麻痺ハンマーとなる。
  • ユクモノ木槌改から派生しバインドバウンド(改)を経て甲鎚ゴグマへと強化される。
    一発生産は不可で必ずこのルートを通る必要がある。
  • 性能は…ハッキリ言って弱い
    覚醒もないMHP3ではハンマーで麻痺を付けるにはこれしか選択肢がないのだが、それでも採用率が低いほど。
  • 属性値は28とそこそこ優秀なのだが、攻撃力がブースト込みで165と致命的なまでに低すぎる。
    ちなみに、MHP3の最終強化ハンマーで攻撃力が165以下なのはユクモノインパクト(145)だけだがこれは下位武器である。
    どこからどう見ても完全なネタ武器のカボチャにすら負けたラングロトラは泣いていい。
    しかも斬れ味はデフォルトで緑、匠を付けてもかなり貧弱な青、
    トドメとばかりに会心率0%にスロット0
    一体ラングロトラが何をしたのかと問い詰めたくなるほどの低性能である。
    唯一の麻痺が長所と言うことなのだろうが…
  • 一方、作成難易度は非常に低い。
    上位のバインドバウンド改には草食竜の堅殻と堅牢な骨と多少のゼニーだけで強化できる上、
    上位ラングロトラを倒せば最終強化可能。
    とはいえ、性能もそれ相応なのは残念としか言いようがないが…。

MH3G

  • バインドバウンド改が没収された代わりに、G級武器の甲堅鎚ゴグマダグマが追加される。
    やはり一発生産は不可で、今回はウォーメイスから派生する。
    匠で白が出現するようになり、スロットも2個になるなど全体的に強化されている。
    が、ナァムバドが復活したせいでさらに立場が怪しくなる。
  • 向こうの最終強化のパラ・ファンタスティと比較した場合、こちらは基本攻撃力とスロット数で勝っている。
    しかしあちらにはデフォルトで白が付く上会心率もあるという長所がある。
    パラ・ファンタスティには入手困難な最高級提灯球が2個も要求されるが、
    ハンマーは他武器に比べても集めやすい部類に入るので…。
  • 最終的には好みで選んでも問題ないレベルだろう。
    幸い覚醒麻痺ハンマーは存在しないので、これ以外にライバルはいない。
    全てのハンマーを脅かすは別にして。

MH4

  • ラングロトラ自体の出演は無かったものの、竜人商人との交換で赤甲獣の堅殻を入手できるため続投となった。
    バインドバウンドの生産から甲鎚ゴグマへの2段階強化のみ。
    その性能はというと…
    • 生産武器だけで見てももう一声ほしいような攻撃力780
    • 状態異常全般で見れば中堅、麻痺武器で見ると高めの麻痺230
    • 素でほどほどの緑と20ほどの青、匠で青が延長される斬れ味
    • ガードのできないハンマーには嬉しい防御力+15
    といったところ。
  • 今作の麻痺武器筆頭であるガララ武器がハンマーには無いため、
    ゴグマの独壇場である…と言いたいところだが、そうは問屋が卸さニャいない。
    強力なライバルとして立ちはだかるのは、歴戦の麻痺ハンマーであるくろねこハンマーである。
    性能は、
    • 状態異常武器らしく低めの攻撃力572
    • 相変わらず高い麻痺300
    • 素で長い青と短い白を持ち、匠で白が延長される斬れ味
    • 割と高めの会心率25%
    と、麻痺武器としては十分な性能。
  • ソロでの狩猟のほか、PTプレイで他の麻痺武器の後押しをしつつスタンを狙いたい時に攻撃力の高めなゴグマを、
    他に拘束役がいないときに徹底したサポート役として立ち回りたいならくろねこハンマーを、
    というように両者の長所を活かして差別化をしていきたい。

MH4G

  • 4GではG級ラングロトラ等の素材を使って甲鎚ゴグマダグマに強化できるようになった。何故か堅が抜けてる
    本作におけるその性能は
    • 全体から見ればやっぱり低めの攻撃力1248
    • G級では高くもなければ低くもない麻痺310
    • 素だと僅かな青ゲージと白ゲージ、今度は匠で白ゲージが延長。
    • 飛躍的に向上した防御力+45
    前作のライバルだったくろねこハンマーも本作できんねこクラッシャーにパワーアップしているが
    どちらも方向性は以前と変わっていないため、きんねこクラッシャーとの使い分けの仕方は前作と同様である。
    だが、本作では新たなにザボアザギル亜種から作られる潰槌ハリセンボンが麻痺ハンマーとして参戦。
    あちらはゴグマより高い攻撃力1352に匠で僅かながら紫ゲージが出るなど、攻撃性能で大きく上回っている。
    ただしハリセンボンは完全に物理に振っているので、ゴグマの方はその高い防御補正と性能バランスで差別化しよう。
    • 同じく物理系麻痺ハンマーにはボルボロスの大撃鎚ボルボダンガーがあるが、
      そちらは麻痺武器として使うには覚醒必須となっている。

MHX(X)

  • MHXではラングロトラが復活したため再び素材交換に頼らずに作れるようになった。
    今回はアイアンハンマーからの派生でのみ作成できる。
    上位までのため、今回も最終強化の甲鎚ゴグマでも匠で青ゲージ止まりである。
    ちなみに、今回はMH4の頃に持っていた防御力のボーナスはなくなってしまっている。
    物理性能も属性値も2位とバランス型の性能といえば聞こえはいいが
    物理期待値は鬼鉄ノ命に大きく劣り、属性値はくろねこハンマーに10以上の差をつけられている。
    そのため、バランス型というよりも器用貧乏といった形になってしまっている。
  • G級の解放されたMHXXでは究極強化で「甲鎚ゴグマダグマ」となり、MH4Gで何故か失った「堅」を取り戻した。
    そしてその性能は器用貧乏だった上位は何だったのかと言いたくなるものになっており、
    • 麻痺ハンマー1位の攻撃力320
    • 属性値も2位の麻痺32
    • 素の斬れ味はそこそこの青60だが斬れ味レベル+2で白40を得る。
    • スロットは生産段階から変わらずなし
    まず、麻痺武器としては破格の攻撃力320が大きな特徴になっている。
    斬れ味は白までしか出ないがMHXXでの斬れ味補正は紫と白の差が小さく、
    紫ゲージの出る麻痺ハンマーはどれも攻撃力が300に満たないため物理期待値も1位となっている。
    属性値も1位のくろねこクラッシャーは麻痺45と非常に高いが攻撃力が260とかなり悲惨なため、
    物理と属性値を高い水準で両立しているゴグマダグマの敵ではない。
  • 使い分けの必要な武器としては攻撃力こそ280と低いものの、
    会心率25%でそれを補い素で白ゲージと2つのスロットを持つしろねこクラッシャーあたりだろう。
    匠が不要な点や超会心を含めると意外と侮れない性能を発揮するため、
    スロット2つという点を活かせる場面ではあちらの方が使いやすいだろう。

MHRise

  • MHRiseでラングロトラの復活とともにバインドバウンドも再登場。
    最終強化はおなじみの甲鎚ゴグマ。その性能は
    • 低い攻撃力170
    • 文句無しの麻痺30
    • 素の斬れ味はそこそこの青20だが、匠でもは出ない
    • スロットはLv1が一つ
    • 百竜強化は攻撃力強化IV、防御力強化III、鈍刃の一撃
    …と、MH4時代のような属性特化型と言える性能となった。
    さらに性能をよく見てみるとMHXの甲鎚ゴグマより多岐に渡る強化*1が施されており、
    文句無しの本作最強の麻痺ハンマーに…なれなかった
  • この武器の前に立ちはだかったのは本作で二振りしかない麻痺ハンマーの片割れ、鬼鉄ノ命
    あちらは麻痺17と属性値が控えめで、さらに素の斬れ味はとここまでは甲鎚ゴグマが優勢だが、
    それらの欠点を全部引っくりかえせる攻撃力220を持ち、さらにスロットもLv1が一つ多い。
    • ならば属性特化型として差別すれば…と思うかもしれないが、
      あちらは百竜強化に「属性強化【麻痺】III」が含まれており、
      これを発動されると麻痺23と属性値が大差なくなってしまう
      一応こちらも「攻撃力強化IV」があるとはいえ、
      これを発動したところで物理期待値は鈍器や匠によるフォローが無い鬼鉄ノ命にすら追い付けないのである…。
  • さらに、百竜鎚【万物流転】もかなりの難敵。
    属性型はあまり主流とは言い難いものの麻痺属性を重視することで、攻撃力210麻痺15青40か、
    攻撃力200、麻痺20青40という甲鎚ゴグマを凌駕する火力・継戦能力を発揮するハンマーが爆誕する。
    Lv1スロット1つでこの差を覆せるかと言えば…。
  • 最終強化時期は獄炎石が必要なので集会所★6。
    鬼鉄ノ命はオロミドロ素材が必要なので若干こちらが早いものの、
    あちらが完成次第甲鎚ゴグマが使われることは無くなってしまうだろう…。

MHR:S

  • マスターランクではMR★1からラングロトラが登場。
    まずは甲鎚ゴグマ改へと強化され、攻撃力が230まで上昇する。
    しかし麻痺属性値は1、斬れ味は青が10しか伸びず、百竜装飾品スロットもLv1。
    続いて岩竜の重殻や大獣玉などを用いて甲堅鎚ゴグマダグマとなるが、
    ここでも攻撃力と斬れ味が+10、麻痺+1と微増で留まる。
    • 同時期にMR強化が可能になる鬼鉄ノ尊は麻痺こそ18と低いものの、
      攻撃力260、青10、百竜スロットLv2と十分な物理性能となる。
      あちらは斬れ味が難点であるが、剛刃研磨などのフォローや○○特効が付けられることを
      考慮するとこちらに全く劣っていない。
      さらに、ゴグマダグマはクリア後まで強化ができない一方で、
      鬼鉄ノ尊はもう1段階強化が可能となっている。
  • その後、傀異化モンスターから入手できる傀異化した骨を用いて
    最終強化「甲堅鎚ゴグマダグマ改」となる。
    性能は
    • 平均的な攻撃力320
    • 麻痺属性34
    • 大きく伸びた白60、紫は出ない
    • スロットはLv2に強化
    • 百竜装飾品スロットLv1
    といったもの。
  • 十分な白ゲージが出たことで継戦能力が向上、スロットも需要の多いLv2となっている。
    大鬼鉄ノ尊は白20*2、スロットは上位から変わらないLv1×2で、攻撃力も330と
    十分差別化が図れる程度の差になっている。
  • 問題となる百竜スロットLv1については傀異錬成によるLv拡張の他、
    ハンマーの場合絶撃竜珠【1】で溜打強化を発動させる選択肢もある。
    麻痺属性とスタンを活かせれば、火力の差を埋めることも不可能ではないだろう。

余談

  • ゴグマダグマの元ネタは読むと精神に異常を来すなど色々言われている小説、ドグラ・マグラだろう。
    この作中に『胎児の夢』というものが登場するのだが、
    恐らくは丸まったラングロトラを胎児と見立ててこの名称が付けられたのだろう。
    ラングロトラのアクションの中で最も威力の高い跳躍からの押しつぶし、
    この後の丸まったポーズのまま暫く揺れる姿が、母親の中にいる人間の胎児らしさを特に醸し出している。
    ちなみに、狩猟笛にも上記の小説のタイトルを思わせるものがあったりするが…。
  • 6文字中3文字までがカブっているが、巨戟龍ゴグマジオスとは何の関係もない。
    両者ともに旧約聖書に伝わる神話上の巨人「ゴグ・マゴグ」が由来と思しいが、
    どちらかといえばゴグマジオスの方がそのイメージには近いか。
    というか此方はむしろ名前負け感がしないでもない。

関連項目

モンスター/ラングロトラ
武器/ラングロ武器
モンスター/ゴグマジオス


*1 属性値+4。斬れ味が素青20、スロットLv1が追加
*2 あちらも紫が出ない