武器/ローゼンブレット

Last-modified: 2024-04-05 (金) 21:47:58

MHFにて登場するオリジナル飛竜種の初代であるエスピナスの素材を用いた大剣。
棘竜の身を護る無数の棘を惜しみなく贅沢に組み込んだ剣。
斬るよりも、叩き付けて引き裂くような剣戟を前提に作られた。
樹海の主の魂を宿す鋭き棘は、何があっても折れることは決してない。

目次

概要

  • エスピナスの身体にびっしり生えた鋭く、大きな棘をふんだんに使用した大剣。
    緩やかな弧を描く形に加工された棘竜の甲殻からなるフレームに、
    先端から順に大きな棘を5本埋め込んでいる。
    翼爪を模したような形状ゆえ、振り回せばまさにエスピナスの翼撃そのもの。
    • この説明を聞いて何か思い当たるものがある方もおられるかもしれないが、
      ローゼンブレットの武器デザインの原型は、かの「ブレイズブレイド」である。
      こちらは棘が収納されるようなギミックはない。

ローゼンブレット

MHF

  • 上位ランクに上がってすぐに挑むことができるエスピナスだが、
    その素材から作られる大剣も非常に強力。
    エスピナスは火属性、毒属性、そして麻痺属性の使い手だが、
    このうちエスピナ武器に宿るは火属性毒属性
    シーズン1.5に満を持して実装された双属性がちゃんと活用されている。
    生産の「ローゼンブレット」や、HR61で強化可能な「ローゼンテラー」は
    純粋な毒属性武器だが、属性値はそれぞれ300380と悪くない。
    HR100の凄腕になると「ローゼンクラフト」へと強化可能になるが、
    こちらは強烈な毒属性440に加えて火属性380まで併せ持つ。
  • 属性面だけでなく、エスピナス通常種の武器の特性である「会心率」が押し出されており、
    ローゼンブレットで攻撃力864と高く、なにより会心率がいきなり15%なのが大きい。
    その後も、ローゼンテラーが攻撃力1008に会心率20%、
    ローゼンクラフトになると攻撃力1104に会心率25%と非常に強力。
    また、ローゼンブレットの時点でデフォルトが長い緑ゲージで、
    強化すると青ゲージ、斬れ味レベル+1で白ゲージになり、
    ローゼンクラフトでは斬れ味ゲージが若干変化して青ゲージがより長くなる。
    地味にスロット1も付属しており、これをどう使うかはプレイヤー次第。
  • 素材も比較的お手軽で、いろんな素材をバランスよく使う。
    上鱗や堅殻、頭殻などは問題ないとして、少々手間取るのは尻尾や紅玉か。
    尻尾は一部を除いて報酬では出ないので、尻尾の剥ぎ取りで出ることを願おう。
    飛竜種の秘棘は言うまでもなくエスピナス変種から、
    飛竜種の上珠はリオレイア変種あたりがおすすめである。
  • 毒属性大剣としてのライバルは思いつきにくいが実は少なくはない。
    有名なのはクロームレイザー系統で、ローゼンとほぼ同様の攻撃力に加え、
    最終強化のジェノサイドレイザーが毒属性660という数値。
    また、もっと凄まじいのは蛇剣【毒蛾】の最終強化、蛇剣【怨毒】の毒属性900
    とはいえ、ローゼンブレットは最終強化で強力な火属性も獲得するので最終的には別ベクトルになる。

MHR:S

棘竜の素材を用いた大剣。
棘竜の魂を宿す鋭き棘は、
何があろうと折れる事はない。
(ローゼンブレット)

より強固な素材を用いて
強化した大剣。紅く鋭い棘が、
獲物の表皮に深く喰い込む。
(ローゼンクラフト)

  • エスピナスと共に本武器も本家に進出。
    ジークリンデ改からの派生でローゼンブレットを入手でき、
    最終的にローゼンクラフトとなる。気になるその性能は
    • 火大剣ではワースト2位の攻撃力320
    • それを補う会心率20%
    • 火属性33。残念ながら毒属性は付いていない
    • 斬れ味は紫20白20、匠で紫が延長される
    • 無いよりはマシのスロットLv1×1
    • 百竜装飾品スロットはLv2
    といった感じ。
  • 本作の火大剣はかなりの激戦区であり、サンブレイク発売時点ではMR版がない百竜大剣は抜きにしても が存在する。
    前者3つは素の斬れ味が白であり、紫を出すには匠Lv3が必要。
  • 属性値は低いものの火大剣の中では素の物理期待値はトップ。斬れ味も紫20を持つため匠なしの運用も視野に入る。
    火大剣の中では唯一会心率を持つため弱点特効見切りのみで会心率を100%にすることができ
    超会心を安定して発動できる。一撃が重要な大剣では強みとなるだろう。属性よりは物理寄りで差を付けたい一本。

カクトスブレット

MHF

  • シーズン2.5より登場したエスピナス亜種の大剣。ローゼンブレットから派生。
    全身の力を一点に集中し放つ、褐色のエスピナスの強力な一撃が封じ込められた剛大剣。
    棘は相変わらず真紅だが、棘茶竜の名の通り、枯葉のような茶色が特徴的。
  • エスピナス亜種武器の例に漏れず、もともと高かった通常種の会心率がさらに加速している。
    棘茶竜を狩猟可能となるHR51の「カクトスブレット」が既に会心率25%で、
    HR100で強化可能な「カクトステラー」が会心率35%と順調に進化し、
    HR100でのワンランク上の「カクトスクラフト」がなんと会心率40%
    攻撃力はローゼン大剣に比べるとやや落ち着いているが、会心率が高いので問題にならない。
  • 通常種とは一転して毒属性が120から160と落ちている反面、
    強化直後から火属性が280、カクトステラーになると火属性480と高属性値になっている
    (カクトスクラフトでは火属性500の大台に達するが、上昇値そのものは20と控えめ)。
    毒は補助ポジションか1、2回効果を発揮できればよいと考え、高会心率の火属性大剣として運用ができる。
    斬れ味ゲージはローゼンとほぼ同様。
  • カクトステラーまでに要求される素材にはあまりレアなものが無い。
    汎用素材では最もランクの高いIIIの「甲殻種の凶刃」や「牙獣種の剛爪」など。
    カクトスクラフトでは古龍剛種の素材、しかもそのうち一つは「古龍種の上翼」なので厄介。
    面倒ならカクトステラーの次は他の火属性大剣に乗り換えるという選択肢も考えられる。
  • 現状、武器が火属性に毒属性という双属性のモンスターがエスピナス以外にいないので、
    他の火属性大剣とは毒属性で差別化が可能。
    最もメジャー属性だからこれはもうどうしようもないが、火単体ではライバルがひしめいている。
    劣悪そのものな会心率マイナス55%だがデフォルトで火属性1100のヘルブレイズ、
    スロット2と高い火属性を両立した蒼煌剣リオレウス
    良い会心率と超高火属性を持つヴォルガノスのスコーチャー改など、挙げはじめたらキリがない。

MHR:S

棘茶竜の溢れんばかりの力を
刃に封じ込めた至高の剛大剣。
一定の確率で毒属性も与える。

  • 棘茶竜の参戦に合わせ、当武器もMHR:Sに参入。
    一発生産かローゼンブレットからの派生強化で入手可能。
    今作では強化前にあたるカクトスブレット(テラー)が存在せず、カクトスクラフトのみの登場となる。
  • その性能は、
    • 火大剣ではワーストタイの攻撃力310
    • それを補う会心率15%
    • 輝剣リオレウスに次ぐ火属性65
    • 斬れ味は素で紫20、匠でさらに延長
    • スロットはLv4-Lv1-Lv1
    • 百竜装飾品スロットは色々入るLv3
    • エスピナス亜種武器共通の一定確率で毒属性値も蓄積させるギミック有
    手数の少ない大剣じゃ折角の固有ギミックを活かせないんじゃ…と思うかもしれないが、
    本作では手数重視の流斬り連携が登場しており、ある程度手数を出すことが可能となっている。
    更に状態異常確定蓄積の登場により、確定で蓄積できる様にもなっている。
    とはいえ、MRでは敵の体力のインフレ・状態異常耐性の上昇により
    毒ダメージそのものはダメージソースとしてはあまり期待できなくなっているため、
    やはり攻勢やこの武器と共に登場した蓄積時攻撃強化と組み合わせて使いたい。
  • 固有ギミックの影に隠れているが、百竜スロットがLv3なのも特徴。
    これにより弱点特効【属性】をつけ、ハンティングエッジからの溜め落下突きや飛び込みなぎ払い、激昂斬などを多用する事で
    火弱点のモンスター相手にはなかなかのダメージを叩き込める。
    ただ、この戦法だとより火属性値が高いバフォムブラッドの壁が高いため、
    こちらはスロットの質、斬れ味、固有ギミックで勝負したい。
  • とまぁ最高火力や使い勝手の面で最優先はされないが、ライバルに劣るような性能では決してない。
    デザインに惚れたなら存分に使いこもう。

ペルレブレット

  • シーズン5.5にて遂に登場したエスピナス希少種、その素材で鍛えられた大剣。
    "地獄の業火"を撒き散らす白く美しい棘白竜。
    その力の一部を、鈍く光る刃に宿している。
    • 事情があってデザインが他の2本と異なっており、巨大な斧といった形状。
      斧とは言っても紫の刃部分は大剣らしい面影を残しているが、
      こんな大きな刃で斬りつけられたらひとたまりもないに違いない。
  • エスピナス通常種や亜種の武器の強みでもあった会心率、
    そしてサブウェポンである毒属性が衰えた代わりに、非常に高い火属性値を誇る武器。
    会心率は最終強化まで通して0%のまま、毒属性は最大でも90とあるのかないのかわからない数値だが、
    エスピナス希少種が解禁されるHR61で派生許可可能な「ペルレブレット」が早くも火属性350、
    HR100に上がって強化可能な「ペルレテラー」がカクトスクラフトに並ぶ火属性500、
    さらに古龍種の剛種素材で強化可能な「ペルレクラフト」が火属性620
  • 会心率を捨てているため、攻撃力も強化順に950、1056、1152と、ローゼン系統を一段上回る。
    ペルレブレットに強化すると一旦はスロットが失われるが、
    ペルレテラーに強化することで再び取り戻すこともできる。
    斬れ味ゲージはやはり通常種や亜種と同じものになっており、クセがない。
  • しかしながら、ペルレブレット系統には他の2系統とは一線を画す特徴がある。
    それは武器を見れば一目瞭然だが、リーチ極長
    特殊リーチ武器のうち、最も長い極長に属する武器であり、
    実は通常の火属性大剣として扱うことはできない。
    火属性特化の極長大剣という点では剛種武器のアッシェ・レベルが同様の立ち位置である。
    通常の大剣の2倍の長さを誇るため、近接武器だが中距離からでもギリギリ攻撃ができる。
    火属性が効果的で弱点部位が高い位置にあるドラギュロスグレンゼブル
    もしくはフルフルなど近接武器を寄せ付けにくいモンスターに大きな効果を発揮する。
  • ペルレテラーでの要求素材がかなり厄介で「棘白竜の火石」という素材を2個使う。
    この素材、エスピナス希少種が最大の大技である地獄の業火を放出した際、
    炎の海に飛び込んで命がけでエスピナス希少種を怯ませると追加報酬で入手できるが、
    その確率が10%ととんでもなく低く、強化を目指すハンターの大きな壁となっている。
    • ペルレクラフトで要求される「古龍種の特濃血」も、
      現在でこそ剛種ヤマツカミや剛種ルコディオラの登場で入手はしやすくなっているが、
      当時はハンターを手こずらせたレア素材の一つである。
  • ライバルはアビオルグの通常武器「ゴイル・クリンゲ」や、前述のアッシェ・レベル。
    刻竜大剣【猛火】なんてのもあるが、属性値超特化すぎて逆に扱いにくい。

トキシックソーンSP

  • 暗い金色の甲殻と、紫色の棘が映えるローゼンブレットのSP武器版。
    落雷によって帯電した棘を用い、染み出る毒が獲物を蝕んでいく恐ろしい武器。
  • エスピナスの毒属性と、落雷の雷属性が合わさった双属性大剣。
    6段階強化したトキシックソーンSPVIIでは攻撃力1104だが、
    SP武器の特殊能力によりHR100以上の凄腕クエストでは攻撃力1152、会心率20%に。
    属性面も最大で雷属性380毒属性300となる。
    汎用性は高いかと言われれば否であるものの、
    デュラガウアなどの毒ダメージが大きいモンスターには非常に有効。
  • 素材は解説文に忠実で、毒袋や猛毒袋といった毒属性素材はもちろん、
    "落雷"で爆雷針、さらに電気袋や発電袋、金獅子の尖角、キリンの蒼角なども必要。

ブラックローズSP

  • 「血に染まった漆黒のローゼンブレット」とも言うべき黒剣。
    刃となる秘棘は僅かにもとの紫色を覗かせているが、大半が黒に染まり、
    刀身に至ってはドス黒い甲殻にグロテスクな血管のような模様が浮かんでいる。
    その迫力から、畏怖と感嘆の対象にされることが多い。
  • エスピナス武器らしい、敵を蝕む強力な毒属性と、
    「黒」というその色からも想像が容易いが、龍属性を秘める。
    • 強化素材も属性にちなんでか毒袋系や古龍素材を節目節目に要求される。
    SP武器なので数値自体は共通規格であり、トキシックソーンと同じく、
    物理は最大で攻撃力1152に会心率20%、毒属性も300で違いは龍属性380であること。
    龍と毒の双属性ではさらにランクが上となる剛種武器にネブラグラディウスというものもある。
    剛種オオナズチの大剣であり、こういった双属性もやはりデュラガウア向きである。

ローゼンヴィーグル

  • MHF-G2にてG★6が解禁されると同時に生産可能となったエスピナスのG級武器
    棘竜の強固な素材が使用されており、紅く鋭い棘が獲物の表皮に深く喰い込む仕組みになっている。
    デザインそのものはローゼンブレットのものを踏襲している。
  • 生産段階では斬れ味レベル+1ですらほんの僅かしかない白ゲージが見えるのみだが、
    LV11以上に強化するとスキルで紫ゲージが、LV40になるとそれがデフォルトのゲージとなり、
    斬れ味レベル+1でさらに紫50を追加することができるようになるなど大器晩成。
  • 毒属性がウリのG級ゲリョス大剣「フェルメミーナ」を全てのパラメータで上回っており、
    最終強化のLV50までいくと毒属性880と世紀末な数値になる。
    概要で述べた、毒属性値に全てを捧げた大剣「蛇剣【怨毒】」に匹敵するのだから凄まじい。
    斬れ味も優秀だが、物理もLV50で攻撃力2275とG級の名に恥じない高さ。
    G級モンスターはランクの高さゆえに体力が上位の超巨大モンスター並のバケモノが犇めいているが、
    毒ダメージも相応に高くなっている場合も少なくなく、
    火力と毒を両立しているこの大剣は爆発力というものは持たないが十分強い。
  • しかしながら、G級のエスピナスはトップを争う強敵
    G級エスピナスのいったい何が脅威なのかと言えば、
    かするだけで大ダメージな高威力にディアブロスを超える猛スピード
    毒の追加、イャンガルルガの如く予備動作無し、挙句の果てに旋風でハンターを打ち上げる"突進"
    これに尽きると言って過言ではない。
    MHFのG級モンスターは怯むたびにどんどん怯みにくくなるという能力を持つことから、
    動きを止めづらくなる後半戦は突進の脅威からどう逃げるかが勝負の分かれ目となる。

余談

  • 「ブレット」と聞くと、英語で「弾丸」を意味する“bullet”が浮かびやすいため、
    一見するとボウガンの銘のようにも思えるが、正式にはドイツ語の“brett”が由来。
    こちらは「」という意味で、大剣の形状をそのまま言い表したものだと思われる。
    • 強化形の「クラフト」も、英語の“craft”ではなく、ドイツ語で「」を意味する“kraft”が元だろう。

関連項目

モンスター/エスピナス
モンスター/エスピナス亜種
モンスター/エスピナス希少種
武器/エスピナ武器
システム/双属性
武器/特殊リーチ武器
武器/SP武器
武器/G級武器