武器/天具・光背の弓

Last-modified: 2023-11-26 (日) 16:45:38

天狗獣の蒼い羽を加工した弓。
背負うと輪状の部位が後光の
ようになって、尊く見える
(天具・光背の弓I~II)

罪を滅して福を生む、尊者の
威光輝く天狗の弓。弓を鳴ら
せば猛獣もひれ伏すという。
(大天具・光弓アイゼン/誓願具・光弓アイゼン)

乱世を憂う救国の雄が天より
賜ったとされる弓。太平の世
を導く希望の光をもたらした。
(誓願王・アイゼン之天弓)

目次

概要

  • MHRiseにて登場したビシュテンゴの素材から作られる弓。
    ビシュテンゴのモチーフである「テング」を「天具」という当て字にした武器の一つ。
  • 持ち手の部分に大きな輪状の装飾とその上下に翼をあしらった派手なデザイン。
    納刀状態での折り畳み方が独特で、解説文にもある通り輪状の部位が頭の背後で後光のようになり、
    さらに背中からは翼が生えているような見た目になる。

性能

MHRise

  • ジンオウガの素材も用いて作られる最終強化、「大天具・光弓アイゼン」の性能は、
    • 物足りない攻撃力180、会心率0%、無属性
    • あって嬉しい防御力ボーナス10
    • 拡張性の高いLv3スロットが一つ
    • 貫通3-連射4-連射4-貫通4
    • 装填可能ビンは強撃ビン、毒ビン、麻痺ビン。毒ビンと麻痺ビンは強化付きと中々優秀
    • 曲射は会心型
    • 百竜強化は攻撃力強化II、曲射効果持続、鉄蟲糸技強化
    なんと、最初から溜め4が解放されていて、しかも溜め3連射→溜め4貫通
    そう、この武器はかの神属性弓アムニスの後継者なのである。
  • アムニスの問題点は「溜め3と溜め4の使い分けが難しい」という点だが
    この武器、というかRiseの弓にとっては大した問題ではない。
    今作では剛射やCSで勝手に溜め段階が上がり、かつ最大溜めを維持したまま戦えるからである。
    つまり最初から溜め4が解放されているのはスキルなしで溜め4補正を受けられるメリットになる。
    • なお接撃ビンを使えば近距離を問答無用でクリティカル距離にできるので、使い分けもできなくはない。
  • では何が問題かというと、単純に攻撃力が低すぎる
    闇夜弓【影縫】を引き合いに出すまでもなく、属性付き百竜弓Vの溜め3貫通4に
    溜め4補正を含めた物理性能ですら劣るため、火力では何一つ優れた要素がない
  • 2種の状態異常ビン強化があっても、所持数限界のせいで状態異常にできる回数が変わることは稀。
    というか2種強化できる弓は今作には山ほどあるので差別化要素にならない。
  • 活路を見出すとするならば、頭装備をフリーにできるという強みがあるところか。
    百竜弓や闇夜弓は強弓の羽根飾りがほぼ必須な関係上、神おまが無い限り
    防具の関係で貫通弾・貫通矢強化最大レベルと併用が不可能なのである*1
    …と言いたいところだが、Ver.2.0.0で貫通弾強化を持つクシャナ腰が登場し、
    羽根飾りを装備したままお守りなしで最大レベルにする事が可能になってしまった。
    • しかし、同じくVer.2.0.0で弾強化の装飾品が追加され、Lv3スロットを持つことは大きなメリットとなった。
      羽根飾りが不要かつLv3スロットを備えるため、他の弓よりも装備構築の自由度は高いと言える。
  • やはり神属性弓の後継者として、連射と貫通を使い分けることがこの武器を最も活かせるだろう。
    そんなことしないで他の武器を使った方がいいというのは置いておいて。
    その場合、溜めすぎないように注意しながら溜め3連射で弱点を狙い撃ちにしつつ、剛射のチャンスが訪れたら
    CSでモンスターとの距離を調整しながら溜め段階を上げるという無駄にテクニカルな操作が要求される。
    完璧に使い分けることができた時、尊者の威光に誰もが平伏す…かもしれない。
  • そして、Ver.3.0.0で最終強化を迎えた百竜弓は外装が変更可能。
    そのデザインに惚れ込んだのならば、攻撃に特化し、外装を変更して使うことで
    散々辛酸を舐めさせられた闇夜弓をほぼ完全に巻き返せる。
    敢えて射撃型変更【溜攻】を付けるのも良い。

MHR:S

  • ではエルガドで最終強化まで持ち込めばどうなるか。
    今作では最後の強化で攻撃力と溜めレベルの問題が解決されることがほとんど。
    最終強化である、誓願王・アイゼン之天弓の性能は……
    • 持ち直した攻撃力350、会心率0%、無属性
    • 変わらない防御力ボーナス
    • 変わらないLv3スロットが一つ、百竜装飾品スロットはLv2
    • 貫通3-連射4-連射4-貫通5
    • 装填可能ビンは変更なし
    • 曲射は会心型
  • 攻撃力が格段に向上しており、百竜強化でのビン強化が廃止されたことでビン二種強化弓の総数自体も減少。
    眼の上のたんこぶだった百竜弓も上位止まりで、この弓にも活躍の機会が……なかった。
    今作で復活したショウグンギザミの弓の最終強化イヌキが、
    デフォルト溜め4解放・溜め3溜め4貫通5・攻撃力360を引っ提げて乗り込んできたためだ。
    ビン強化だけで抗うことは難しく、結局出番はないままに終わるのであった……
    • 実際のところ、CSで常に溜め4を維持できるなら溜め3の差はないも同然なので、
      攻撃力10の差をスロット(あちらはLV1が1個だけ)とビン強化で補えばいいわけで、
      そこまで絶望的な格差という訳でもない。
      毒ビン強化と麻痺ビン強化…というわけで、攻勢の出番である。
      特に、傀異モンスターは状態異常耐性が激増しているため、
      ビン強化なしだと持ち込み分をフルに打ち込んでも状態異常にできないことも多く、意外と馬鹿にできない長所。
      強化の方向性がまるで異なるエスピナシリーズの頭と脚のスキルをフル活用できる数少ない装備。
      MRでスロット環境が改善されたとはいえ、
      防具のスロットを費やさずに矢強化を1レベル盛れることも決して小さなメリットではない。
      要は基礎スペックだけではなく、使い方次第である。
      他のビン二種強化弓が一律で攻撃力360になる中、一張りだけ攻撃力が10低いのは内緒。

緋天具・光弓アイゼン

真実を見極める修験者が用いた
武器。あらゆる穢れを浄化する
其の矢は禍事の根源を射抜く
(緋天具・光弓アイゼン)

語り継がれる大天狗の弓。
広げた弓の羽風に導かれ、放た
れる矢は、必中の一射となる
(緋天之弓・六仙アイゼン)

  • また、MHR:Sで登場したビジュテンゴ亜種の弓として、緋天具・光弓アイゼンが新たに登場した。
    最終強化である緋天之弓・六仙アイゼンの性能は
    • 通常種武器より僅かに劣る攻撃力340
    • 控えめな爆破16
    • 防御ボーナスは没収
    • スロットはLv2が一つ、百竜装飾品スロットはLv2
    • 拡散3-連射4-連射4-拡散5
    • 対応ビンは強撃ビン・毒ビン・爆破ビン。接撃ビンの強化持ち
    • 曲射は耐衝型
    …と、溜め4が初期解放かつ矢レベルがチグハグという特徴こそ手放さなかったものの、
    通常種武器とはだいぶ毛色が異なる物理重視の爆破拡散弓となった。
    こちらは連射→拡散なので、運用が極端ではないのも通常種武器譲りの特徴と言える。
    • 射程が短めの拡散、そこそこの攻撃力、極小の爆破属性値、接撃ビン強化…
      実はこれらの特性全てを噛み合わせると、状態異常確定蓄積蓄積時攻撃強化を組み合わせて、
      身躱し矢斬りで立ち回る戦法と全てが合致する。
      しかし、身躱し採用型は溜めが遅くなりがちで、溜め3と溜め4が一致していないこの弓は
      立ち回りの難易度が非常に高くなってしまうが、スタイリッシュさと爽快感は極めて高く、試してみてもいいだろう。
      • なお、例の名称最悪テンプレで運用する場合、
        毒のビン数制限により攻勢や霞皮の恩恵が半分死にスキルと化したり、
        翔蟲使いがそもそも弓にあまり必要なかったりと実際には無駄が多い。
        高レベルのスロットが十分にあるので体術や弾強化を積むことは問題ないが、
        他の火力スキルを積もうと思うと傀異錬成を駆使してもかなり窮屈になってしまう。
    • 実際のところ、無理に状態異常確定蓄積を絡めずとも、蓄積時攻撃強化3を付けるだけで期待値は363.8と、
      大魔導弓レメゲティアに一歩劣る程度まで肉薄できる。
      とはいえ、やはりこれだけでは「レメゲティア使えばいいじゃん」止まりなので、
      確定蓄積に刃鱗磨き、巧撃などもありったけ付けて近接回避特化弓というのも面白いだろう。
      アップデートでスキル環境は大きく改善されて、蓄積時攻撃強化以外のスキルは装飾品が登場し、
      蓄積時攻撃強化も傀異錬成の抽選スキルに追加されたため、構築難易度は大きく下がっている。

余談

  • MHRiseの体験版で弓を選択するとこの弓を装備して出撃する。
    過去の体験版武器同様こちらでは溜め4が解放されておらず、全く違う性能になっている。
  • 武器銘の「アイゼン」は、密教の愛染明王(あいぜんみょうおう)が由来だろう。
    神や悪魔が多数登用するどこぞのメーカーの作品では、表と裏が逆についている10円玉を
    大量に所有しているお坊ちゃんの初期ペルソナとして登場しており、ここで覚えた人もいるだろう。
    「鉄」を指すドイツ語も「アイゼン」だが、こちらはただの偶然である。
    • 戦国時代で活躍した武将、直江兼続が使用していた兜には、漢字の「愛」の形をした前立が付いているが、
      これは軍神として信仰されていた愛染明王を表している。
  • アムニスを彷彿とさせる性能となっているのは上述した通りだが、武器の説明に
    背負うと輪状の部分が後光のようになって尊く見える。」だとか、
    尊者の威光輝く」だとか妙に仰々しい内容が書かれている辺り狙ってやっているのかもしれない。
    もっとも、天狗獣派生の武器は大体そうした内容となっているのだが

関連項目

モンスター/ビシュテンゴ
モンスター/ビシュテンゴ亜種
武器/テンゴ武器
武器/極楽浄土―華厳― - 光背をモチーフとした意匠の狩猟笛。


*1 リノプロSヘルムとトレードオフになってしまう。アルブーロ胴と脚だけではレベル2までしか発動できない