武器/天煌亡剣【裏かぐや】

Last-modified: 2023-07-25 (火) 01:56:50

MHFにおいて、いわゆる「お月見」の時期に配信されるイベントクエストで作成できる太刀。
淡く光る木の枝を材料として生産された、神秘的な太刀である。
同イベントで生産できる「アマカゲノツルギ」を強化し、HC武器へと派生させることで「裏かぐや」となる。

目次

概要

  • 「アマカゲノツルギ」の初登場は2011年の「月下幻想奇譚」。
    • 親方印「天煌武剣【真かぐや】」との分岐という形で実装されたのが2012年で、
      当時は「ふわふわボールで夢心地」において「ヒプノックのクチバシ破壊」で秘伝書装備有無に応じて
      親方印/HC武器どちらかへのキー素材がクエスト報酬に追加されるという形であった。
      なお現在は親方印/HC武器への派生時のキー素材が廃止されており、
      イベントで「幽玄樹の枝」を入手すれば、素材さえあればいつでもそこまで強化可能。
  • 一見何の変哲もない武器だが、睡眠を持つHC太刀としてはトップクラスのスペックを持つ。
    • 攻撃力1200と高くはないが、睡眠武器としては十分な数値。
    • 睡眠属性400を備え*1、太刀の中では最高値を誇る。
    • 斬れ味レベル+1でそこそこの白、HCクエストでは補正により紫になるので強力。
    • 空きスロットも3ある。かつては秘伝防具で斬れ味レベル+1をつけることが難しく、スロットが重宝されていた。
    MHFで最近増えているイベクエ武器の派生先としてのHC武器。
    これまでの睡眠太刀は攻撃力か属性値のどちらかが低く、
    双属性のおまけについてきて疎まれるくらいしかなかった。
    そこに強力な睡眠太刀として登場したのだが、後に更なる事実が発覚する。
  • リオレイア希少種の素材や光蟲、陽光石など、
    金色に輝くものが強化素材に多く使われている。

ハメ

  • 第55回狩人祭中にヒプノック変種がギルド優先依頼の対象になっていた時のこと。
    その狩人祭が「鳥竜種の逆襲」と称され入魂対象も鳥竜種だけだったため、
    多くのハンターが魂集めを兼ねてヒプノック変種特異個体を狩っていた。
    そんな中とあるスレでわずか1ラスタで倒せることが判明し、たった数時間で爆発的に広まった。
    当時のヒプノック変種は防御率や肉質の関係で非常にタフであり、
    秘伝防具の太刀や双剣が4人で囲んでも大抵は2ラスタ以上かかっていた。
    それを考慮するとこのタイムは革命的と言っていい早さである。
    丁度その週で作成できるイベントが終わることもあり、そちらの募集も一気に増えた。
  • ヒプノックは怒り移行時に威嚇をするため、
    睡眠→起きる→威嚇→睡眠→…を延々ループさせることで討伐できてしまう。
    更にフォワード.4までは怒り時に防御率が下がって硬くなってしまう仕様だったため、
    それを解除させる点でも魅力的であった。
  • さらに、このハメが発見されてからはほかのモンスターに応用できないか模索され、
    後述の一角双SPの再来だとも言われるほどであった。
    しかしフォワード5になってヒプノックの肉質が修正。
    全体的に軟化した上に、怒り時に防御率が上がり柔らかくなるため寝かせるメリットが薄くなった。
    更に玉鋼を初めとした強力な覇種武器の実装によって、攻撃力の低いこの武器は
    選択肢として上がることが無くなった。
  • ちなみにG級武器では最大強化によって睡眠値410に到達する
    伐砕刃【荒繰】がある。
    が、紫ゲージが無く、攻撃力もG級武器の中では高いとは言えず
    更に現在の太刀は物理性質重視・麻痺剣がほぼ必須スキルとなっている上に、
    G級モンスターはいずれも非常に高い睡眠耐性を持っており、採用例は皆無に近い。
  • 2014年にはこの武器をG級武器である天耀朧剣【真月】に強化可能になった。
    とは言え、GR1の段階で止まってしまういわゆる「準G級武器」であり、
    性能としてはそこまで高いとはいえない。
  • ちなみに同年には、凄まじい睡眠値を持つ穿龍棍が実装されたのだが、
    G級モンスターの睡眠耐性値が高く、最早睡眠ハメは不可能であることが逆に証明されてしまうことになった。

天耀朧剣【満月】

  • かつて裏かぐやが猛威を振るった、ということも忘れ去られつつあった2017年9月27日、
    裏かぐやは辿異武器として復活を遂げることになる。
    毎年恒例のお月見イベント「月夜に嘆く牙獣バレンタイン」にて入手できる「月光すすき」で、
    天耀朧剣【満月】を強化、もしくは直接生産できる。
    • ちなみに生産・強化には、同日より正式解禁となった辿異種ガノトトスのコモン素材を1個使用する。
      ただし、月夜に嘆く牙獣の名の通り、
      月光すすきの入手に必要なクエストのターゲットは辿異種ミドガロンである。
  • 季節系イベントの辿異武器ということで上位段階の強化には対応しないが、その性能は十二分に高い。
    具体的には、
    • 最新のG級武器Lv50と同等で、睡眠属性としては2017年9月時点で最強となる攻撃力2433
    • 睡眠属性420と微妙に強化。これも太刀の中では最高値を誇る
    • 斬れ味レベル+1でそこそこの空色ゲージが出現
    • 辿異武器のため、空きスロット3をシジルスロットとしても転用可能
    • 辿異スキル「劇物強化」
    となった。
  • 睡眠属性の太刀はMHF-G3の追加を最後に4年近く新規のものが登場しておらず、
    辿異種ヒプノックの太刀が無かったため、辿異武器も皆無であった。
    そんな中復活した本武器は、文字通り2017年9月時点で最強の睡眠太刀として君臨したのである。
    睡眠値については一見据え置きに見えるが、
    辿異スキルによって劇物取扱皆伝と組み合わせれば最高の期待値が発揮されるだろう。
  • ただ、かつてのような睡眠ハメは最早不可能になっており、
    属性の持たない本武器は、どのような運用を行うかプレイヤーの手腕が試される。
    幸い辿異種は耐性値の関係上、1~2回程度は寝るため、補助的な要素としては機能することだろう。

関連

武器/お月見武器
武器/HC武器
モンスター/ヒプノック
武器/一角双SP - かつて睡眠ハメにより、猛威を振るった武器。


*1 ちなみに親方印武器「天煌武剣【真かぐや】」でも380である。