MH3G、MH4G、MHX(X)、MHFに登場する双剣。
MH3以降において奇面族の武器が登場したのはこれが初である。
目次
概要
- その名の通り、刀身がドングリのお面をかぶったチャチャと
カニ爪のお面をかぶったカヤンバの人形となっている。
一応解説しておくと、「案山子」は「かかし」と読む。
作成には、MH3Gでは港の物知りネコから(間接的に)貰える「トモダチケット」、
MH4Gではエピソードクエスト:発見!《超》最高のお面!で貰える奇面族チケットが必要となる。
- ここからさらに「奇面案山子【朋友】」「奇面案山子【相棒】」へと強化可能。
どこをどう見ても刃らしきものは無いが、「どうやって斬ってるんだ」と突っ込むのは無粋である。
性能
MH3G
- 最終強化形の「奇面案山子【相棒】」の性能は
- 上位水準の攻撃力196
- 斬れ味は素で長めの青、匠出るのは全て白
- スロット3
- が、従来の麻痺双剣と違って、麻痺属性値が250と破格の数値になっている。
双剣は属性値に低減補正が掛かっており、
またMHP3以降乱舞のような連続攻撃でも状態異常判定が一撃ごとに行われるようになったが、
元々の手数が多いので実際に使ってみると面白いくらい麻痺する。
…が、攻撃力が低すぎるので上位の後半以降になると長期戦必至であり、
耐性の上昇で次第に麻痺しにくくなってジリ貧になることが多い。
PTプレイでサポートに回るか、ソロなら麻痺でランプ大砲を確実に当てていくなどしてダメージを稼ぎたい。
- MH3Gがほぼソロ仕様の為それほど目立つ事がなかったが、
もし3DS版が他作品のようにオンライン通信プレイが可能だったなら
麻痺ハメ要員として猛威を振るっていたのではないかと評されていた。
その後、オンラインに対応したHDverの登場により、その脅威が現実のものとなる…と思われたが、
蓋を開けてみれば状態異常近接武器の宿命である火力の低さと確実性の無さもあって、
サポ特化ライトには一歩劣るという立ち位置に留まった。
とはいえ、1回のクエストにおいてノーコストで2~3回は麻痺させる事が可能なので、
大剣やヘビィなど、瞬間火力に秀でた武器との相性は抜群に良い。
アルコバレノや超硬質ブレードとは違った意味で恐ろしい武器である。
- 麻痺双剣には他に、攻撃力とのバランスが良い「痺針剣チャナパルス」や、
覚醒必須だが攻撃関係の性能が高い「旋風連刃【裏黒翼】」も存在する。
ただし「痺針剣チャナパルス」は斬れ味が青止まりであり、
「旋風連刃【裏黒翼】」は要覚醒かつ属性値がかなり低いので、
単純に性能を比較して優劣をつける事は難しい。プレイスタイルや防具によって使い分けるといいだろう。
MH4G
- オトモが奇面族でなくなったためかMH4ではリストラされていたが、MH4Gにて復活。
先輩にあたるアイルー武器との共演を果たした。 - その性能だが、今までとは何かが違っていた…
最終強化である奇面案山子【相棒】の性能は、- 決して低くない麻痺属性220
- かなり高めの攻撃力420
- 素で長大な青ゲージ、匠でも青が延長されるだけ
- 高い属性値に低い攻撃力が特徴だったが、最終強化にイビルジョーのG級素材を使ったためか、
それともアイルー卿メラルー卿との差別化のためなのか、攻撃力がかなり強化されている。
属性値は下がったものの、3Gまであった属性補正が撤廃されたため、実質強化と言えよう。 - 火力と麻痺の両立を考えた場合、漠喰いキロネクスの存在が気になるところ。
奇面案山子は匠を付けても青ゲージが伸びるだけだが、
キロネクスは紫がしっかり出るので瞬間火力ではあちらが大きく有利。
しかしキロネクスと違い、匠や業物を切って他のスキルに回せる点は大きい。
スキルの盛り方しだいではキロネクスに匹敵する火力を得ることも難しくない。
そして属性値が70も上であることもこの武器では優位な点となる。
双剣の様な手数武器にとってこの属性値の差は覆しようが無いほどに大きい。
よって麻痺双剣としてはかなり高性能な一品と考えられるのではないだろうか。
アイルー卿メラルー卿も含め三者三様なので上手く使い分けていこう。- なお、それなりの火力と属性値、高い継戦能力を買われ、かつての高レベルギルクエ部屋などでは、
「生産双剣で麻痺ハメをするならコレ一択」と言われるほど評価が高かった。
- なお、それなりの火力と属性値、高い継戦能力を買われ、かつての高レベルギルクエ部屋などでは、
- 欠点はスロットが1つも空いていないこと。
しかし前述の通り、匠や業物を外して運用できることを考えれば妥当であろう。
MHX
- 前作に続き今作でも続投し、奇面案山子【朋友】までの強化が用意されたが……
- 異様なまでに低い攻撃力130
- 属性値も麻痺12と非常に低い
- 斬れ味は素で青80と合格点だが、匠でも白は出ない
- 会心率や防御ボーナス、スロットは無し
双剣であるため獣宿しなどと併用すればこの属性値でも麻痺を何度も発動できるだろうが、
それでもこの攻撃力の低さは擁護のしようがなく、マルチでのサポート特化として扱うのが無難だろう。- 前作では素材がG級角竜や恐暴竜の素材を使っていたため、
もはや奇面族の武器というよりはそれらのモンスターの武器という方が正しかった。
今作では獰猛化モンスターの汎用素材を使っただけであるため、
お手軽な作成難易度ではこの程度の強さということか。
- 麻痺双剣のライバルはアイルー様メラルー様、および傷刃フルスカード。
- アイルー様メラルー様は麻痺属性値20に加え、素で白ゲージに加えてスロ3を持つ強豪だが、
攻撃力がたったの100しかなく、白ゲージも素ではたったの10しかない為物理性能・継戦能力共にこちらが上手。
とはいえ属性値では惨敗しており、スロ3によってスキルを積むことでその他の性能も巻き返しが図れるため、
素の長い青の斬れ味による継戦能力を生かさなければ案山子が劣勢と言える。 - 傷刃フルスカードは雷属性との双属性武器なので麻痺属性こそ14(実質7)と控えめで、
斬れ味も匠で白が出るものの、素では青30と案山子が優勢だが、
火力面では攻撃力190・会心率10%・雷属性28(実質14)と属性武器の水準に達しており、
アイルー様メラルー様程属性値で引き離せているわけではない奇面案山子では差別化は難しい。
- アイルー様メラルー様は麻痺属性値20に加え、素で白ゲージに加えてスロ3を持つ強豪だが、
MHXX
- 本作では奇面案山子【相棒】まで強化可能になった。その性能は…
- G級の水準にはなったものの、例によって非常に低い攻撃力250
- ほとんど伸びなかった麻痺14
- 斬れ味は長大な青。相変わらず匠でも白は出ない
- 会心率や防御ボーナス、スロットは変化無し
それでいてMH3Gの頃のスロットや白ゲージ、MH4Gの頃の優秀な麻痺属性値はどちらも戻ってこず、
結果として劣悪な攻撃性能と微妙な属性値しか持たず、伸びしろすらも絶無な産廃に成り下がってしまった…。- さらに、前作の時点でほぼ上位互換だった
アイルー卿メラルー卿との攻撃力差が20まで詰まってしまったことが祟り、
素の白ゲージの時点で物理期待値はあちらが上になってしまい、さらにあちらは匠で紫ゲージが出る。
そのため、何かしらの斬れ味絡みのスキルを一つ発動させるだけで、
物理期待値・属性値の両面で上回る文句無しの完全上位互換が誕生してしまうことなった。合掌…。
MHF
- キャラクターとしてのチャチャとカヤンバは未登場でありながら、遷悠武器として登場。
G7の段階で先行実装された武器の一つである。
生産は凄腕から可能、G級以降の素材で【朋友】→【相棒】へと強化できる。
いわゆる課金系の武器であり、生産券とわずかな素材のみで生産・強化できる。
- G級以降は長い紫ゲージが出現し、攻撃力は644まで高まる。
ただし麻痺属性値はMHFにおける多くの双剣と同様、30で打ち止めになる。
武器自体の性能面では初期のG級武器Lv50と同レベルだが、通常属性が無いのが痛い。
関連項目
登場人物/チャチャ
登場人物/カヤンバ
武器/アイルー君メラルー君
武器/呪王剣チャチャブー - MHP2Gにおける奇面族武器の1つ。
武器/奇面族の秘弩 - 同上。
武器/棍ガリアチャチャ - チャチャンバ武器仲間