武器/如意棒

Last-modified: 2023-10-28 (土) 10:33:49

中国四大奇書および四大名著に名を連ねる長編小説、「西遊記」に登場する武器。

目次

概要

  • 皆さんご存知、西遊記の登場人物、斉天大聖孫悟空の得物。
    「意の如き棒」という名に違わず所持者の意思一つで伸縮自在、耳の穴に入るほどのミニサイズから、
    天から地獄までを貫くほどに巨大化することまで出来る伝説の武器。
    …ではなぜそんな項目がモンハン大辞典に存在するのか。
    答えは簡単、如意棒という名の武器が実際にMH4Gにて登場したからである。
  • 説明文によると、かつて遥か西方を旅した、とある高僧を助けたという伝説の操虫棍であり、
    これを使用する者は、戦場を縦横無尽に駆け回る事ができるという。
  • 如炎棒【妖猿】の説明文では、上記の説明文の続きの内容となっており、遥か西方の国より帰った、
    とある高僧が褒美として賜った操虫棍であり、猛る火焔を意のままに操るという。
  • だいたい想像がつくと思われるが、素材元は奇狐ことケチャワチャである。こっちもそれっぽいが。
    もちろん武器種は操虫棍。
  • また、亜種のG級素材を用いることで、新たな操虫棍が生産できる。
    これについては後述。

性能

MH4G

  • 上位に上がってすぐに作成できる水属性の操虫棍。
    水属性棍は元がコレ1本だったので、MH4から引き継いだハンター諸氏は、
    念願のデフォ水属性棍が生産画面に並んでいるのを見て歓喜したとか。
    猟虫は打撃タイプのマルドローン。
    上位から生産が可能で、無印→【石猿】→【岩猿】→【山猿】→【仙猿】と強化される。
  • 生産時点では緑ゲージしかないが、匠を付けると青ゲージが伸びる。
    匠装備を組むなら水属性棍入門にうってつけ。
    強化していくと斬れ味ゲージが成長し、使いやすくなっていく。
  • 最終強化の【仙猿】の性能は、
    • 攻撃力713と低め
    • 水属性480とトップクラスの属性値
    • 白ゲージが非常に長いが紫は出ない
    • 小回りが利くスロット3
    と、非常に優秀な部類に入る。
    水属性にやたら弱いグラビモスには、操虫棍の元々の相性の良さも相俟って効果は抜群。
    猟虫も水属性に特化させれば、最早イジメの域である。
    ただし白ゲージしか出ないため、紫ゲージよりは幾分弾かれやすい点には注意。
    白ゲージも素のままでも十分長いが、
    より安定性を求めるなら業物や匠を発動させておくといいだろう。
    今作初登場の複合スキルである心剣一体との相性も良好。
  • また、作成難易度も低め。この性能でありながら、最終強化まで特筆すべきレア素材は要求されない
    強いて言うならやたら強化を挟むために素材の量がかさばり、
    最終強化になるレベルもLv11と若干遅めなのが欠点か。
  • 水属性棍には前述のソリッドグレイブの強化先であるナイトグレイブのほか、
    ガララアジャラ亜種メデューサ=ミラセルタス夫妻カーニバルハルパーが存在する。
    覚醒を発動させてやっと仙猿と同じのナイトグレイブは比較対象から外れるとしても
    匠で紫ゲージが出る2振りがかなり強力。
    攻撃力は当然敵わないが、属性値では紫ゲージ補正を考慮してもこちらが勝るため、
    属性重視の棍として運用すれば容易に差別化できる。
    さらにスロット3によって柔軟なスキル構成が可能なのも見逃せない。

MHX

  • ケチャワチャが続投している為、今回も作成可能。
    但しケチャワチャが登場するのが上位からである為、作成もまた上位までお預け。
    残念ながら亜種はいないので如炎棒は作成できない。
  • ボーンロッドからの派生でも作成可能だが、一発生産も可能。
    強化には同じ牙獣種であるドドブランゴ&ウルクスス、同じ水属性使いであるゲネル・セルタスの素材を求められる。
    そして何故か天廻龍の堅殻まで求められる。謎である。
    いずれにせよ、HR7の間に完成する。
  • 最後まで強化すると、銘が「如意棒【石猿】」に変化する。
    その性能は
    • 属性武器故か少々抑え目の攻撃力190
    • 実は同属性では最高値となる水属性32
    • 作成段階から順当に伸びている斬れ味。但しを出すには斬れ味+2が必要
    • 会心率は0%
    • スロットは2個
    意外な事に、一番高い水属性を持つ操虫棍はこの如意棒【石猿】である。
    つまりは属性特化武器なのだが、本作の水属性操虫棍は種類が多く属性は最高値ではあるものの
    ぶっちぎりの数値ではない、と言うのは少々痛いか。
    そしてもう一つ、何よりも大きいのはスロット2の存在だろう。
    水属性棍でスロットが2個空いているのは、この武器を除くとナイトグレイブしか無い。
    しかしナイトグレイブは斬れ味以外の性能が褒められたものではない為使いにくい。
    安定してスキルを揃えたい場合は、自ずとこの武器の出番が来るだろう。
  • 緑の斬れ味も結構長いため鈍器運用も考慮できる。
    その場合、攻撃力で上回る鈍器運用の最適解が立ちはだかるが、
    片や無属性、片やスロット無しなのでスロットも属性も取りたい時は選択肢に入るだろう。
  • 但し前述の通り水属性棍は数が多く、そのどれもがなかなかの性能を誇る。
    数が多すぎるのでここでは割愛するが、単純性能ではどうしても地味さが目立ってしまう為、
    スロットを有効活用してこれらに対抗したいところ。

MHXX

  • G級モンスターの開放と限界突破によってこの武器の性能が更に伸ばせるようになった。
    ケチャワチャ素材の他、究極強化にシャガルマガラの素材を使うため最終形態になるのはG★4以降になる。
    また、究極強化に獰猛ケチャワチャ素材を使うのだが、
    当初は獰猛化ケチャワチャは依頼クエストでしか出現しなかったため、
    依頼の消化を疎かにしていると強化が遅れてしまう事もあった*1
  • 究極強化すると名前が「如意棒【岩猿】」になる。パッと見名前が変化したのが分かりづらい。そして岩塩でもない。
    その性能は、
    • 最終武器としては少々低い攻撃力300マイナス会心なし
    • やっぱり同属性では最高値水属性39
    • 斬れ味はそこそこ長い、ただし斬れ味+2でもが伸びるのみ
    • スロットが3個に成長
    天眼タマミツネアマツマガツチの操虫棍が増えたが、
    やはり属性内では数値がやや控えめとはいえ一番高い水属性を持つ属性寄り操虫棍に落ち着いた。
    また、水属性ではスロット3の武器が岩猿しか存在しないので、
    新規武器によって激戦区となっているスロ3武器の中でも、業物+水属性特化+α構成によりこの武器は不動となる。

如炎棒

  • 白きケチャワチャの素材を用いた如意棒。
    こちらはさしずめ「炎の如き棒」と言ったところか。
    もはや如意棒全く関係無いじゃんとか突っ込んではいけない。

MH4G

  • 本家如意棒とは別系統であり、入手は一発生産のみ。
    【妖猿】→【鬼猿】→【魔猿】と強化される。
  • その銘の通り、こちらも高い火属性を有する。
    最終強化時【魔猿】の性能は、
    • やはり控えめな攻撃力744
    • やはり圧巻の火属性値500
    • やはり匠でも紫ゲージは出ない
    • なぜか減らされたがそれでも嬉しいスロット2
    と、如意棒の傾向を概ね引き継いでいる。
  • こちらもまた火属性偏重の棍。
    氷海に出現するモンスターは火属性がとことん効く相手も多いため、
    様々な局面でお世話になるであろう。
    ただし仙猿と違い最終強化にセミレア素材である黒鎧竜の重頭殻を複数要求されるため、
    作成難易度は仙猿よりやや高い。
    その高い属性値を活かせばゴグマジオスもこれで十分討伐までもっていけるポテンシャルを秘めている。
  • 後に控える繚乱の輝竜戟を持ち出されると厳しいかもしれないが、
    確認できる限りではあちらは物理火力で如炎棒を凌駕するも紫ゲージが出ず、
    火属性値も320と大して高くないため、物理か属性かどちらを優先するかによって選択できるだろう。
    輝竜戟に更なる強化先が存在しないことを祈るばかりである
    • そんな願いも虚しく、G級のリオレイア希少種、続くリオレウス希少種の解禁によって、
      やはり存在した強化先の星辰の煌竜戟が満を持して登場。
      こちらを大きく上回る攻撃力と高い会心率、そして匠で現れる紫ゲージに、
      比較的には低いが十分な属性値と、隙のない強力な性能となっている。
      希少種は伊達ではなかった。
  • ついでに火属性棍にはもう一本、ディアブロス武器のタイラントロッドがある。
    覚醒必須だが十分な属性値に加えて生産棍二位の攻撃力を誇り、
    匠でも青止まりだがその青が匠無しでもとんでもなく長い。
    要は攻撃力バカであり、攻撃力以外の全てにおいて如炎棒が勝るのだが…
    その攻撃力の差がなんと武器倍率にして100もある。
    ここまで酷い差があると斬れ味とか属性値とかスロットとかでどうにかなる問題ではない。
    その火力でもって、如炎棒の遥か頭上で星辰の煌竜戟と熾烈なトップ争いを繰り広げている。
    入り込む余地が全く見当たらないため、如炎棒は繋ぎとして見るのが良いだろう。
    煌竜戟もタイラントロッドもG★3に上がるまで最終強化はお預けとなっている。

余談

  • 孫悟空の武器として有名な如意棒だが、本来は海や大河の深さを測定したり底をならす際に用いた重りであり、
    武器ではなく治水のための道具だったという。
    水属性が付いているのはケチャ武器である事以外にもこういった原典の要素も意識されているのかもしれない。
  • 当然孫悟空のように伸縮させてリーチ極長でぶん回すなんて芸当はできない。
    印弾、あるいは猟虫なら射程無限でどこまでも飛ばすことができるので、
    孫悟空気分を味わいたいならそちらでやるといいだろう。
    • 一応、Rボタンを押し込むことで虫笛の部分が伸びるギミックが付いているが、
      本当にささやかにしか伸びない。
      おまけレベルの如意棒要素である。
  • 強化段階によって後ろに付く【石猿】や【岩猿】というケチャワチャのイメージから離れた硬そうなワードは、
    石から生じた卵より孵ったという孫悟空の出自に由来すると思われる。
  • 孫悟空と言えば筋斗雲を操り空を自在に飛ぶという話もあるが、
    残念ながらこの武器で操れるのは虫であり、雲を操ることはできない。
    形状はどちらもよく似ているため、どうしてもと言う人はクリマ・タクトで妥協するのも手かもしれない。
  • 亜種の炎の如意棒と言えばカプコンのゲーム「ロックマンゼロ」シリーズに登場するボスキャラである
    ハヌマシーン」をモチーフにしたかも知れない。
  • 如意棒と聞いてこちらが浮かんだ人もいるかもしれないが、彼の操虫棍はこれを参照。
    ちなみに外見はまんま棍棒である。
    それに、同じ孫悟空でもあっちはサ○ヤ人の方だし。あっちも少年編の途中までは如意棒を使っていたのは内緒。
  • なお、この如意棒は操虫棍ということで物理攻撃属性は当然の事ながら切断属性なのだが、
    見た目を見ても分かる通り外見的には斬れる要素がどこにもない
    こんなところでラージャンのアレと妙な共通点が
    • 攻撃がヒットすると、他の操虫棍の斬撃音と違って木の棒を打ち合わせたような打撃音のようなものが聞こえる。
      でもしっかり切断属性である。尚、ブラキディオス素材のディオスロッドも同様の音がする。
  • MHXのラージャンの狩猟クエスト「猿王伝説!」によると、
    モンハンの世界にも3人の弟子と共に取経の旅を成功させた僧侶の伝説があるらしい。
  • MHW:Iの大型アップデート第3弾では激昂したラージャンが追加されたが、
    生産できるオトモ装備は武器が棍棒、防具がお猿さん風の見た目。
    そしてこの棍棒、抜刀するとオトモの背丈を越える長さまで伸びる
    如意棒と孫悟空をモチーフとしたデザインであることは言うまでもないだろう。
    • ケチャワチャのいないMHW:Iではハンター用の如意棒は登場しないが、
      代わりに錫杖の見た目をした操虫棍が使えるようになったため、
      ハンターの外見を僧侶風にすれば三蔵法師お供の孫悟空を再現できる。
      孫悟空を差し置いて三蔵法師が縦横無尽に暴れまわることになるが

関連項目

モンスター/ケチャワチャ
モンスター/ケチャワチャ亜種
武器/ケチャ武器
防具/ケチャシリーズ - ケチャワチャ素材製の防具。男性用剣士装備は孫悟空モチーフでこの武器と非常に似合う。


*1 現在はイベントクエストが配信されているので依頼をこなさなくても戦えるようになっている