目次
概要
- 名前通りジエン・モーランの素材で作られたハンマー。
護国豊穣のための祀器で、大地に奉ずることで龍脈が刺激され水が湧き、国を潤すらしい。
- 見た目はあのジエンの牙をそのままハンマーに加工した代物。
まわりに張られた紅白の綱がいかにも祭りの道具らしい。
- 初期段階では仙石鎚【響】、強化して仙石鎚【崩】、最終強化で峯山鎚モーランになるのは各作品共通。
性能
MH3
- 上位で使える唯一の水ハンマー。水鎚ヴォジャノーイから派生強化される。
- 下位ではヴォジャノーイの更に上に位置しており、ヴォジャノーイでは残念ながら追いつけなかった
ブレス・コアの物理性能にも肉薄する攻撃力780に水属性310。そしてそこそこの緑ゲージがある。
ジエン・モーラン素材が必要なので実質上位武器……と思いきや、
オンラインもオフラインと同時並行していた場合、イベントクエスト「峯山龍の撃退」において
HR1からでもこれの素材を手に入れられるので使用価値・作成価値は大いにあった。
- 上位では、数ある属性つき上位ハンマーの中でも屈指の高性能である。
物理攻撃力は属性ハンマーの中でもカオスラッシュシリーズに次ぎ、煌黒堅鎚アルメタと同値の936。
水属性も煌黒堅鎚アルメタの龍400に劣らぬ水380。
素の斬れ味は青だが、匠で白50が付く。- ただ、MH3では気絶値が斬れ味に影響されるという仕様があったため、
実質的には紫が出る上記2つに勝てていなかった。
決して悪くはない、どころかかなりの高性能なのだが、残念ながら生まれた環境が悪かったとしか言いようがない。 - それでも弱点さえ突けば…と思いきや、
MH3における水弱点筆頭であるウラガンキンとアグナコトルには、実は龍属性もそこそこ効く。
ヴォジャノーイがブレス・コアに勝てなかったのと同じ事情である。
というかMH3の斬れ味補正が白1.32に対して紫1.5なので、仮に水しか通らなかったとしても
物理モーション値の高いハンマーである以上は大体のケースにおいて物理性能の差で逆転されてしまう。
本当に生まれた時代が悪かった。
- ただ、MH3では気絶値が斬れ味に影響されるという仕様があったため、
MHP3
- 水鎚ヴォジャノーイとは別系統になった。
- 総合性能では本作最強の水ハンマー。
属性値は水鎚ヴォジャノーイより低いが火力面では上回り、斬れ味も大きく勝る。
ハンマーの手数ではそれなりに斬れ味も気になるのでここは嬉しいところ。
凶鏡【妖雲】は物理火力で一歩抜けるものの、肝心の属性値が低い。斬れ味等も勘案するとこちらが勝るだろう。
ただ、作成には上位ジエン素材が必要で、かなり面倒な代物。
- どちらかというと白ゲージが最大になったことで、ウラガンキンやアグナコトルに対して
アルメタやカオスラッシュとは差別化できるようになった点の方が大きいかもしれない。
しかしカオスラッシュはともかく、アルメタは素で白を持ってしまうのでどうも差を開けられがち。
ウラガンキン相手の場合顎が壊れると肉質が軟化し、龍属性の方が通るようになってしまうのも手痛いことだろう。
水弱点かつ非龍弱点の強敵として一応リオス希少種が復活しているので、担ぐならばそこだろうか。
それはそれで今度は王牙鎚【大雷】が立ちふさがったりするのだが……- 残る、水が第一弱点かつ龍が効かない相手となるとラングロトラがいる。
いささか贅沢すぎる使い方かもしれないが、
何らかの理由でハンマーで乱獲したいのであれば採用するといい。 - また、ボルボロスの泥纏い部位も水が弱点であるため、頭殻がたくさん欲しいならこちらも採用できる。
ん?頭部破壊は属性関係ないって? - さらに、素の青ゲージが60と長大であることから、
バキクエをはじめ、水のそこそこ通る
ジンオウガに対して担がれることもしばしばあった。
細かく見ていけば意外と使い所は多い。 - 残る、水が第一弱点かつ龍が効かない相手となるとラングロトラがいる。
MH3G
- 水ハンマーの新顔、ガノヘッドから派生強化される。
G級が追加されたが、相変わらず最終強化は峯山鎚モーラン。
- 水鎚ヴォジャノーイが上位止まりで実質戦力外通告を食らったため、
最終的には派生元であるガノヘッド系統の翠水帥ロンペレガーノ、及び覚醒させた大剛槌ドボルケンドと競うことになる。武器名 攻撃力 属性値(覚醒時) 会心率 スロット 斬れ味(匠+1時) 特筆すべき素材 峯山鎚モーラン 1248 350 0% ○○○ 白90(紫20) 峯山龍の重腕甲×2・大地の龍神玉 翠水帥ロンペレガーノ 1196 580 0% ○○- 青100(紫30) 潤った重胸殻×2・水竜の絶品お頭 大剛槌ドボルケンド 1404 (280) 0% ○○- 白40(紫30) 尾槌竜の仙骨・ドボルストーン
- モーランはバランス型、ロンペレガーノは属性特化、ドボルケンドは物理重視と、見事に性能が差別化されている。
- 斬れ味に関してはモーランは長大な白ゲージがウリ。ロンペレガーノは素で青止まりであり匠が必須。
ドボルケンドは配分のバランスが良いが、覚醒と両立させるのは少々骨が折れる。
- 製作難易度は難儀な素材の少ないロンペレガーノが最も容易。次いでレア素材を要求されるドボルケンド。
ソロではクリア自体が困難なG級ジエン・モーラン通常種の素材が必要なモーランがぶっちぎりで難しい。
- ロンペレガーノとドボルケンドがスロット2なのに対し、モーランはスロット3。
実はスロット2と3の差は意外と大きく、ハンマーと相性の良いランナー・耳栓・弱点特効といったスキルは
スロット1とスロット3の装飾品しかないため、上記のようなスキルを付ける場合は特に使い勝手がよい。
また、モーランは素で長大白ゲージを持つため匠を切る選択肢も有りだが、
ロンペレガーノは匠が、ドボルケンドは覚醒が必須である。
以上の事からモーランのスキル自由度は随一といってもいいだろう。
- 最上級ランクということでG級の峯山鎚モーランに目が行きがちだが、実はその前の仙石鎚【響】及び【崩】が攻略においてかなり有効。
ガノトトス素材が別途必要になるが時期的にも頭一つ抜けた火力を持ち*1、
オマケにスロット1と微量な水属性もあり、これを作成できた時点でほぼ上位は制覇出来たも同然となる。
また1段階強化後の仙石鎚【崩】も、攻撃力と属性値こそ微増に収まるがスロ2&長大な青ゲージを獲得と更に高性能になる。
爆破属性を持ち物理でも上回るディオステイル改には勝てないが、
ここまで強化しても尚大地の龍玉などレア素材を一切要求されないことを踏まえれば差別化は充分出来ている。
ハンマー使いからしてみれば、時期的にはドラグロハンマー改辺りを一度卒業しこれに持ち替える事が多い。
そしてこの武器を用いてG★1で幻のウラガンキンを乱獲し、
素材が十分そろったら一度は手放したドラグロハンマーをかのグロンド・ギガにするという黄金ルートが存在する。- 「上位の水属性ハンマー」という枠組みでのみ見れば、
圧倒的に高い属性値と短いながら素で白ゲージを持つ故に物理火力もほぼ同等になるローレライがライバル、
というよりもはや一歩リードされてしまっている。一応スロットでは勝っているが…
あちらはどの道上位までしか使われないので、
素材及び財力的な余裕があればG級序盤まではあちらを使ってやってもいいだろう。
- 「上位の水属性ハンマー」という枠組みでのみ見れば、
MH4以降
- MH4以降ではジエン・モーラン共々勇退しており、豪鎚【櫛名田】が後継者扱いである。
詳細は当該記事に任せるが、当武器とはまた異なった毛色となった。
こちらに近いのはむしろそのライバルである穿鎚オーバークロックの方だろうか。