武器/焼滅の種火

Last-modified: 2024-03-04 (月) 21:17:04

この獣が牙を剥く時、
闇を彷徨う咎人へ最期の光が差し込む。
(焼滅の種火)

「罪深きを知れ、目を背けるな」
蹂躙の砲火が咎人の罪を撃ち砕く。
(焼滅の種火【禍】)

目次

概要

  • MHWorldに登場する滅尽龍ネルギガンテの素材で作られたガンランス。
    ネルガルクランブルの時点ではクロムガンランスを滅尽龍素材で補強しただけ。
    砲身に巻き付けられた大量の針が刺々しい。
  • 焼滅の種火に強化すると、クロムガンランスの面影はどこへやら、
    砲身から細長く湾曲した二本の白い角を備えた魔改造が施された禍々しい銃槍に変貌する。
    盾は有刺鉄線で補強されたネルギガンテの顔を模したデザイン。

性能

MHW

  • クロムガンランスからネルガルクランブルを経て、焼滅の種火となる。
    その性能は
    • 攻撃力483(武器倍率210)
    • 龍属性150・上限200*1
    • 龍封力:大
    • 斬れ味は素で青80、匠は無効
    • 拡散型Lv2
    • 会心率0%
    • スロットはレベル2が1つ
  • ネギ武器の例に漏れず頭一つ抜けた攻撃力と非常に長い青ゲージを見せつけてくる。
    砲撃によって斬れ味を酷使するガンランスとの相性は悪くなく、
    思い切って斬れ味をフォローするスキルを切る選択肢も選べる。
    さり気なく用意されたスロットもありスキルの拡張性は高く、古龍に合わせた装備を組みやすい。
    そして強力な龍封力と合わせ、拡散型による砲撃であらゆる古龍を爆砕することが可能である!
  • ……と、言いたい所だが、
    その拡散型の砲撃Lvを見てもらいたい。最終強化なのに2である
    このように焼滅の種火は脳筋肉弾戦特化のネルギガンテを模したが如く、
    高い攻撃力の代償に砲撃が下位終盤レベルで停滞してしまったガンランスだった。
    別に罰当たりな改造をしたわけではない
  • ゲージが最長とはいえ、流石に上位終盤では拡散型Lv2の威力は斬れ味消費に釣り合わない。
    そこで考えられた戦法は「砲撃を封印して只管ぶん殴る別の意味での鈍器運用、通称:殴り特化である。
    • ガンランスのアイデンティティである砲撃を捨て去る運用ではあるが、
      砲術と匠を切れる都合でスキル自由度は高いため古龍対策の装備を組みやすいという利点は死んでおらず、
      物理性能が優秀なネギ武器そのものの利点も合致する。
      殴り運用と相性が良い古龍がネギとハザクとゼノくらいしか居ないのは内緒
  • 同時期の任務クエストで生産可能な殴りのライバルは同じ古龍の武器であるハザクスピサII
    そのままの攻撃力では種火が勝っているものの、白ゲージ補正時の物理期待値では敗北。
    さらにあちらは龍属性もそこそこあり、龍封力も中と龍属性が効く相手なら属性分の差がさらに開く。
    • 砲撃型は異なるが、拡散型Lv2と放射型Lv3の威力は殆ど同じ*2であり、
      寧ろ斬れ味消費の低さと弾数の分放射型のほうが勝っている。
      ハザクスピサIIも同じスロットレベル2を1つ持ち、カスタム強化枠は種火より1つ多い……等々、
      まるで種火がハザクスピサIIの劣化のような印象を受けてしまうが、
      ハザクスピサIIは斬れ味が素では青。
      したがって匠Lv2以上とゲージ維持のための補助スキル*3がほぼ必須であり、
      スキル自由度はやはり種火のほうが高く、各種耐性スキルに割くことも出来るため、
      ダメージよりスキルによる安全性・相手を選ばない汎用性を求めるなら種火に軍配が上がる。
  • しかし、不幸な事に度重なる大型アップデートにより次々と殴り特化のライバルが現れており、
    会心と引き換えに殴り性能では種火を軽々と超え、他武器をも圧倒してしまう暴銃槍グラグリード
    そのグラグリードすら超えんとする殴り性能を備えたガイラバスター・毒
    極めつけは種火の存在そのものをぶち壊したエンプレスハウル
    • 最も種火に近いエンプレスハウル・滅尽は素で長い白ゲージを持ち、必要であれば匠で延長可能
      会心0%に加えて武器倍率は10劣るものの、ハザクスピサ同様に白ゲージの物理補正により種火の期待値を上回る。
      加えて砲撃型は同じ拡散型だが、こちらはLv3なのでここでも差をつけられてしまう。
      更にチクボン運用と相性の良い爆破属性も付いており、
      龍封力の有無を除けば上位互換と言って良い性能になっている。
    • ガイラバスター・毒もエンプレス・滅尽と同等の武器倍率であり、更に素で会心15%に加えて無属性強化も乗り、
      匠スキルを少し盛れば白ゲージで期待値(ry…と、上位時点での殴り性能では最高峰。マム・タロト周回は必要だが、
      FFコラボのドラケン装備を用いれば、達人芸で白ゲージ維持も余裕と益々物理面で種火に勝ち目が無い。
      とっくに種火は消え去ってしまった

MHW:I

  • 泣きっ面に蜂のような有り様だったが、マスターランクでは一転して再び上位に並ぶ。
    クリア後に狩猟可能になる悉くを殲ぼすネルギガンテの素材を用いて種火を強化、焼滅の種火【禍】になる。
    その性能は…
    • 攻撃力667(武器倍率290)
    • 龍属性210
    • 龍封力:大
    • 匠は無効で斬れ味は素でかなり長めの白(ゲージの三分の一ほど)
    • 拡散型Lv5
    • 会心率0%
    • 変わらず装飾品スロット枠はレベル2が1個付属
    【禍】と示される通り形状は更に禍々しくなり、
    最早ガンランスの面影はほぼ微塵も無く、ランスと言った方がしっくり来る程。
  • 以前は火力で上回られていたマスターランクのイビル派生を追い抜いており、
    素の斬れ味継戦力に加え最低限の補助スキルで白ゲージを維持しつつ、各種火力スキルを積めば圧倒的な物理火力を発揮する。
    ぶっちゃけるとストーリー中に作れるディノ亜種派生が短い白ゲージとはいえ同じ攻撃力だったりする。
    そこに追い風となるように拡散型Lv5が付いているという贅沢ぶり。
    限界まで振り切った白ゲージから砲撃火力が落ちる手前の緑含めて斬れ味ゲージの半分を軽く越えており、
    長時間に渡って威力が落ちることが無いためにこと快適性においては他の追随を許さない万能型として生まれ変わっている。
  • 欠点は生産までに非常に時間が掛かること。
    悉くを殲ぼすネルギガンテはストーリーを終わらせ、
    ひたすらランク上げした末のMR99で漸く任務クエストに出現する。
    その後、MR100になった後に古龍の痕跡を探していると調査クエストで抽選で出現、
    更に導きの地の地帯レベル5以上のいずれかの地帯に低確率で出現するようになる。
  • しかし既存武器の宿命か、アップデートで追加されたドラガンによって砲撃火力を超され、
    更にこれまでの物理特化武器の立場を根こそぎかっさらう性能のカスタムが可能な武器が出現。
    それを徹底的に物理強化されると本武器は攻撃力81もの差を付けられてしまう。
    しかもあちらは標準で5%の会心率を持ち、拡張性の高いレベル4のスロットを持つ。
    そしてトドメと言わんばかりに嘗て諸々の物理特化の座を奪ったガイラ毒が狙い済ましたかのように
    同じ攻撃倍率+相変わらずの無属性強化の適応+15%の会心率、防御ボーナス40とスロットLv3を引っ提げて復活。
    龍封力の有無と入手・強化の手間を除けば入手時期も含めてほぼ上位互換と言える。
    • ただ、赤龍は理論上は全て攻撃力強化に注ぎ込めば上記のようになるが、実際はなかなかそうもいかない。
      ガンランスは砲撃のタイプ変更という独自要素の強化項目がある。
      また、素で白が出ているとはいえ全く斬れ味を消費させない運用でもない限りは
      砲撃でも斬れ味が削れるガンランスとしては白の斬れ味の長さは不安が残るので、
      それに覚醒枠を割けば圧倒的な程の差は無い。
      全てのモンスターに対して殴り運用が最適解というわけではないことに留意するべきだろう。
      • しかし、攻撃力強化Vを2枠で物理攻撃力が種火とイーブン。2枠の内1枠を攻撃力強化VIにしたり、
        攻撃力強化Vを3枠にした場合は赤龍ノ破ル槍が一歩前に出る。
        また、2枠を斬れ味や砲撃レベルに割いても十分な物理攻撃力を確保できる。
        もっとも、シリーズスキルも搭載したいとなると種火とどっこいになるが。
    そんな中アイスボーン最終アップデートにてミラボレアス派生が到来。
    種火含めた全ての物理特化ガンランスを蹴落とし最上位に君臨。
    超強化されたミラボレアス討伐か長いランク上げかで入手難易度は異なっているが、
    ついに龍封力:大のアイデンティティも奪われてしまった。
    上位時代と同じ仕打ちを食らわされた種火は泣いていい

MHST2

  • ネルギガンテ参戦&ライダーがガンランスを使えるようになったことに伴い、このガンランスももちろん登場。
  • メインシリーズと違ってMHST2のガンランスには砲撃レベルなんてものは無いため、
    純粋に普通の龍属性ガンランスとして使って行くことが可能。
    攻撃力を見るとそれまでの武器から頭一つ抜けた高い数値がやはり魅力的。
    ネルガルクランブルを作れるタイミングとしては他に龍属性ガンランスのライバルがいない時期であることも手伝い、
    MHWorldの頃とは打って変わってゲーム後半の攻略用武器として大活躍が期待できる。
    ストーリークリア後は上位武器である「焼滅の種火」に強化できるが、
    最終的には上位互換と言える龍属性ガンランスが出てきてしまうため、そこでお役御免となるだろう。
  • このようになかなか悪くない性能を誇るこの武器だったが、本作ではとある致命的な問題点がある。
    問題点と言っても武器性能ではなく、製作難易度でもない。見た目がおかしいわけでもない。
    ……では何が問題なのか?
    とりあえずネルガルクランブルを作ったら手近なところにいる野生モンスターに戦いを挑み、ダブルアクションをしてみよう。
    発動の瞬間のカットインの際に、画面の左半分を覆い尽くす巨大な銃槍の穂先が映し出されることだろう
    そう、武器が巨大すぎるのとガンランスの構え方のせいでライダーの顔が全然映らないという
    あまりに残念過ぎるカットインになってしまうのである……。

余談

  • 「焼滅」とは読んで字の如く、焼いて滅する。
    強化前の「ネルガルクランブル」の由来は英語の"crumble"。
    「崩す、砕く」といった意味の他動詞、ないし「崩れる、消滅する」という意味の自動詞である。
    MHST2ではダブルアクションでライダーの顔が画角から消滅するカットインになった事は関係ない。

関連項目

モンスター/ネルギガンテ
モンスター/悉くを殲ぼすネルギガンテ
武器/ネルギガンテ武器
武器/覇銃槍アペカムトルム - 当初のコイツは砲撃レベルが1だった。
武器/炎王龍の石銃槍 - 魔改造と低い砲撃レベル繋がり。こちらはG級でも救いは無かった


*1 Ver.6.02以前。Ver.10.11以降は300。
*2 火属性値は放射型Lv3のほうが倍近く上
*3 砥石使用高速化、若しくは剛刃研磨・達人芸など