MHF-Zアップデートで実装された特殊防具カテゴリの一つ。
「てんいぼうぐ」と読む。
目次
概要
- MHF-Zアップデート最大の目玉の1つ「辿異種」の素材から生産できる防具群であり、
辿異種の狩猟に挑めるGR200から生産が可能となっている。
GR200になると「辿異防具生産」というメニューが解禁される。
- 一応カテゴリとしては「G級系列防具」の一つにはなるのだが、
防具アイコンの左下に小さく"Z"という表示がされている。
また、G級系列防具に付与されている「GR」というレア度表記は廃止されており、
従来通りのレア度表記が成されている。
なお、防具説明文には≪辿異防具≫と記載される。
- 防具名は、シリーズ名+Zという形。
モンスター素材の辿異防具は共通して、元のモンスターの名称が分かりやすくなっているのが特徴。
たとえばミドガロンのG級防具は「御神楽/里神楽G」シリーズであったが、
辿異防具は「ミドZ」シリーズとなっている。
また、ガノトトスの「ガノス」、グラビモスの「グラビド」など、
やや捩った名称であったものもそれぞれ「ガノZ」「グラビZ」というように変更されている。
- 最大の特徴として、辿異スキルを1つ備えている事が挙げられる。
この辿異スキルは、スキル枠を増やしたり、
特定スキルの効果を強化、あるいは新規効果を追加すると行った特性を持っており、
同一の辿異スキルを持つ部位を複数用意した場合は、辿異スキルに定められた上限の範囲内で段階が強化される。
詳細は上記リンクを参照のこと。
- 辿異種は「発達部位」という異常発達した部位を有しているが、
辿異防具はその発達部位を意識したデザインになっている。
現在実装されている、または存在が判明している辿異防具は、
全て元の防具(及びマイナーチェンジされたG級防具)に対し、デザインが一新されているのも大きな特徴と言える。
特殊効果
- 辿異防具は、G級防具と同じ特殊効果も有している。
ここでは、改めてG級防具の特殊効果に付いて解説する。
- スキル最大発動枠増加
- 3部位以上装備でスキル発動枠が+1、
または、全身5部位辿異防具を装備することでスキル発動枠が+2される。
これはクエストや武器を問わず常に発動する。
なおG級防具の効果と全く同じものであるため、従来のG級防具効果を持つ防具群と混ぜても効果は発動する。
- 3部位以上装備でスキル発動枠が+1、
- 攻撃力上昇
- 3部位以上装備すると発動。武器の攻撃力倍率が+30加算される。
この効果はG級の各種クエストと辿異クエストでのみ発動する。
こちらもG級防具の効果と全く同じ。
- 3部位以上装備すると発動。武器の攻撃力倍率が+30加算される。
- 以下は、かつては「始種防具」特有の機能であったが、
環境の変化を鑑みてアップデートにより辿異防具にも追加されたもの。
始種防具の効果とは重複しない。
- クリティカル距離でのダメージ強化
- 1部位装備したガンナーで発動。
クリティカル距離で弾、矢を当てた際のダメージ計算がライトボウガン、弓は1.5倍から1.8倍へ、
ヘビィボウガンの場合は1.7倍から2倍へと強化される。
この効果は空隙(+0.1)、ヘビィボウガンクリティカル距離前半追加補正(+0.3)、
およびフィーチャーウェポン効果のそれぞれと重複する。
- 1部位装備したガンナーで発動。
- 強撃ビンのダメージ強化
- 1部位装備したガンナー(弓装備)で発動。
強撃ビンのダメージ補正が+0.1倍される。
- 1部位装備したガンナー(弓装備)で発動。
強化システム・性能
- 辿異防具はMHFのG級系防具ということで素材を投じて強化していくことになり、
最大レベルで次の段階に派生強化可能という点は従来のものと同じである。
ただし従来のG級防具と異なる点が2つある。
- まず1つ目は、強化段階が4段階存在するという点。
従来のG級系防具はGシリーズ→GFシリーズ→GXシリーズの3段階制だったが、
辿異防具はZシリーズ→ZFシリーズ→ZYシリーズ→ZXシリーズの4段階に渡って強化していくのが特徴的である。
そして2つ目は、ZシリーズとZFシリーズの最大レベルはLv1であるということ。
つまり、Zシリーズを生産したら次は即ZFシリーズへの派生となり、
ZFへ強化したら次は即ZYシリーズの派生になるのである。
従来の装備でも、いわゆる課金系装備はLv1で次の派生へショートカットする事が可能であるが、
そちらはLv7まで強化してから派生することもできる*1のに対し、
辿異防具ZシリーズとZFシリーズはそもそもLv2以降の強化レベルが無いという点で、
MHFの防具としては極めて珍しいと言える。
ZYとZXは従来通り、Lv7まで強化することが可能となっているが、
G級防具が生産を除くと20回の強化が必要になるのに対し、こちらは15回(生産除く)と、
それより少ない回数で最大強化に至る。- なお辿異種はGR毎に異なる難度設定がされており、
武器はそれぞれの難度で入手できる素材で強化していくことになる。
防具も同様であり、ZシリーズはGR200、ZFは400、ZYが600、ZXが800の、
発達部位限定素材が作成強化に必要となる。
- なお辿異種はGR毎に異なる難度設定がされており、
- 辿異防具の性能は、辿異スキルの存在を除けば基本的には従来のG級防具に準拠している。
ただし、Zシリーズの時点でスロットが3つ空く他、素の防御力もやや低めのGX防具に相当する数値になる。
ここで素の、と書いたのは、辿異防具は従来通りのレア度設定(=GR1防具と見做される)故に、
GR適正防御ボーナスが極限まで乗るため。
辿異防具を作成できるGR200の時点では、GR防具適正レベル5であり防御力+80が付与される。
従って、この時点で既存GX防具の防御力を完全に超える。
ZFシリーズでは更に防御力が上がり、強化可能になるGR400はGR防具適正レベル7のため、
防御+120が付与され、1部位の防御力は500(剣士の場合)を超える。
ZYへの派生直後は素の防御力がZシリーズと同じぐらいになるが、強化で若干ながらZFをも上回る。
従って、Zシリーズ・ZFシリーズ・ZYシリーズでもスキル構成次第だが十分GX防具を超えられる性能を持つと言え、
MHFにおける次世代の防具群であることは間違いないものになるだろう。
ちなみにZXではLv1の時点でZFと並ぶ400
強化で更に防御力が上がり、剣士の場合フル強化で2800、
ガンナーですら2500をやや上回る。
- スキル水準としてはZシリーズが普通のGX防具と同じ又は若干スキルポイントが低くなっており、
ZF、ZYでその低かったポイントが補われ、ZYではいわゆる
「高難度クエスト」のGX防具と完全に同等水準に達する(剛撃+4&一閃+4の部位が現れる、など)。
また、「剛撃&一閃」ではなく「一閃」しかない防具については、
従来の常識外(3スロット防具では)である一閃5Pが発現する事が多い。
そしてZXシリーズへ強化すると、一部スキルにて既存GX防具の限界以上のスキルポイントが発現する。
例えばヴァシムZXヘルムであればGX防具では4Pが限界だった「雌伏」が5Pになり、
カタンテZXヘルムであれば、従来4Pが限界だった「閃転」が5P、
5Pが限界だった「巧撃」が6Pとなる。
また、上述した一閃のみの部位はこの時点で5Pが発現するケースも多い。
なお辿異スキルはZ段階からZX段階まで一切変化しない。
- 生産~ZY LV1までの強化については、各段階毎の要求素材数は極端には変わらない。
防具によっても微妙に違うが、GR600までの各難易度のコモン素材10~20個ずつ計50個、
報酬でも出る部位破壊素材8個(生産時3個、ZF強化時5個)程度、剥ぎ取り・報酬で出る準レア素材6個(生産時1個)、
そして各難易度の発達部位素材1個ずつである。
なので武器同様、Zシリーズを生産するだけならさほど難しくはなく、
ZYへの強化もGR600にさえ達していれば高いハードルではない。
ただし、ZY LV2以降の強化については各レベルごとに少ないながら部位破壊限定レアが要求され、
ZX以降は剥ぎ取り限定のレア素材、そして各レベルの発達部位素材も複数個要求される。
勿論ZXへの派生はGR800で★4辿異種の発達部位素材をもぎ取ってこないといけない。
そのため、ZYシリーズへの派生まではGR600ならさほど難しくないが、
それ以降は相応に辿異種をやり込まないと難しくなると言った感じである。
当然の話だが、ZF強化のGR400、ZY強化のGR600は、ZX強化のGR800は、
辿異種に挑めるGR200までと比べても長い道程になっているのは言うまでもない。- ちなみに、強化には辿異種以外の素材は一切必要ない。
生産についてもほぼ同様だが、イベント防具は該当のイベント素材も必要になる。
煉華Zシリーズなどの狩煉道防具は、強化時にもイベント素材が必要。
- ちなみに、強化には辿異種以外の素材は一切必要ない。
- 上記の点から、MHF-Z現在辿異防具はどの強化段階で用いても十分実用的であると断言できるものとなっている。
これは「最終段階への強化が当たり前」と見做されることも多かった(そういう設計になっていた)
MHFの防具を取り巻く環境としては画期的なもので、「幅広いユーザー(難易度)に対応する」という、
辿異種の設計思想が反映された防具群であると言えるだろう。
もちろんスキルや最大防御力の関係上、Zシリーズでは物足りないというケースは十分あるだろうから、
そうなった際には次段階への強化を行っていくとよい。
ZYシリーズは高難度クエスト群のGX防具と遜色無いスキル構成になっているので、
それらからの乗り換え・延長線上の存在として扱えるだろう。- ZシリーズとZFシリーズは、普通のG級防具と比較した場合はともかく、
無双襲撃戦で手に入るG級防具に比べるとスキル値が若干見劣りするのは否めない。
が、これらのクエストは初期のものでもG級をガッツリやり込んでいるプレイヤーを対象とした難度で、
最近のものではGR800以上を想定しているものもある。
そのため現状の新規プレイヤーとしては、辿異Z、ZFシリーズの入手より、
これらのG級防具の方が手に入れるのが難しい状態になっていることから、
辿異Z、ZFシリーズでも十分実用に足る性能になっているという訳である。
もちろん、装飾品次第でZやZFのみでも一線級のスキルを全て揃えることは充分可能である。
- ZシリーズとZFシリーズは、普通のG級防具と比較した場合はともかく、
- 最終強化のZXシリーズは、従来とはやや異なる観点で見ていく必要がある。
まず防御力については、確かにZXシリーズではZY以上の防御力が得られるのだが、
ZYどころかZF・Zシリーズの時点で従来の常識を超える防御力が発現しており、
基本的にはZF程度でも★4辿異種の通常攻撃は一通り安定して受けられるようになる。
従ってZXへの強化は更に防御力を上げて被ダメージを軽減したい場合や、
防御力が辿異防具より低い始種、遷悠防具を組み込んだ場合の補填として見ればよいだろう。
- 次にスキル値だが、例えば上で例示した「雌伏」を取ると、
このスキルはSPを持つ装飾品が少なく、かといって防具のみで発動させようとすると、
SPを持つGX防具3部位か、GX防具とは扱いが少々異なる始種防具1部位+GX防具1部位という組合せが必要だった。
だがZXの場合、雌伏は現状いずれも5Pが発現しているため、
ZX2部位あれば装飾品もスキルカフもなしで雌伏が発現するのである。
辿異防具は「スキル枠拡張」などの辿異スキルを用いることでスキル上限は増やせるのだが、
装飾品スロットまで増やせるわけではないため、防具自体のSPを完全に無視し、
装飾品だけで発動できるスキルの数には自ずと限界がある。
また、対応スキルをもつ防具の数を増やして発動させようとすると、防具の組み合わせが縛られる。
辿異防具ZXは、そのような状況に対し、
少ない防具数で装飾品に頼らずスキルを発動させたり、
防具組み合わせに頼らずとも装飾品で補う、等で十分なラインまで持っていける可能性を持つ、
防具群であると言えるのである。- この「可能性」というのがミソで、辿異ZXを一部位だけ(他はGX防具)用いたり、
装飾品18スロット+スキルカフのスキルポイントを利用する場合、
辿異スキル「スキル枠拡張+1」を多く搭載し、かつ大量にスキルを搭載するまでもしない限り、
辿異ZXで強化されたスキル値が明確に役立つ局面は少なくなる。
また、+3の装飾品が無いスキルの場合、バラバラのSPを持つ辿異ZXを用いても利点を活かせない場合がある。
つまり、ある程度突き詰めた装備構成を行う過程で初めて辿異ZXが活きてくるのであり、
GX防具しかない状態からいきなり辿異ZXLv7まで強化しても、防御力以外はメリットが得られにくい。
1部位で何らかのスキルが単独発動できるレベルに達するものが姿を見せるようになった。
例えばアノルZヘルムは、ZYまでは炎寵のスキルポイントが5と他の防具と大差ないが、
ZXで10に底上げされ、防具単体で「紅焔の威光+1」が発動できるようになる。
他にも、バルラZメイル/キャップは、ZXシリーズで溜め威力/装着のスキルポイントが10に達する。
このような装備については、ZY以前とZXでは大きく意味合いが変わってくることになる。
スキル値の底上げが構成上有利になるケースと、
逆に不利になる(不要な場合は邪魔になる)ケースの両方が考えられるからである。
2019年に入ってからは全部位に何かしらの+10スキルポイントが(ZXで)発現するものが登場したほか、
ZXでそれまでのZXシリーズより更に1Pスキル値が高くなるシャンルZXシリーズ
(例えば剣士腕部位は上で例示した雌伏が6Pになっている)の登場など、
ZYまでは従来通りだが、ZXシリーズに関しては新たな展開が見え始めている。 - この「可能性」というのがミソで、辿異ZXを一部位だけ(他はGX防具)用いたり、
- とは言え、ZX強化における防御力の上昇はそこまで恩恵が強いとは言いがたく、
スキルについてもZXの特殊なスキル値が無いと装備が全く組めない、という事は起こらない。
ZYやZF、そしてZシリーズでさえ明確な実用性が担保されており、
GR800、強化難度の高さという点を考えれば、ZXまで強化しなくてもZ~ZYで全く問題ない、
ということも十分起こり得るだろう。
なので、従来の限界を超えたスキル構成や防御力強化による、更なる安全確保に踏み切りたい場合に、
ZXシリーズが活きてくる可能性があると考えておけばよい。
- 防具としての性質はG級防具の後継と言って概ね差し支えのない辿異防具であり、
2018年春時点では文字通りG級防具、遷悠防具の後継としての位置づけを強めている。
ガンナーについては2018年4月アップデート以降は、一部機能を除くと始種防具の後継となりうる存在となる。
なお先述した通り、ZX以外は役に立たないという風潮は実装時から現在に至るまでも見られない。- ★1の辿異種の攻撃力は通常G級特異個体モンスター並みか、
G級遷悠種程度であり、特に2017年以降の辿異種では低難度の攻撃力上昇が大幅に抑えられている。
その分、辿異スキルによる防護が攻略に必須
(なので辿異防具を作らないと辿異種に挑めない矛盾がある)という指摘も一部ではあるが、
この辺りもモンスターやプレイスタイルによる*2部分であり、
ありとあらゆる前提で見ると辿異防具を作るために辿異防具が必須という状況ではない。
もちろん高難度になれば攻撃力は高くなっていくので、辿異防具を組み込んでいくとより安定するが。
- 遷悠防具と始種防具は、G級、辿異防具に無い独自効果を有するため、
それを採用するために一部位混ぜるという選択肢も全くないわけではない。
ただし、遷悠防具はともかく始種防具については、
ガンナー辿異防具のテコ入れがされた現在では繋ぎを除くと混在させる利点は薄いと言わざるを得ない。
そして作成難度面や現状のプレイヤーの主流を鑑みるとこれらを作り込むメリットは薄くなってきており、
(簡単に作れる類の)GX防具の実質上位互換になっている辿異Zシリーズの価値が更に高くなっている、
ともいえる。
遷悠防具の採用に関しても、ジンオウGX等自動発動スキルが辿異種に挑める段階では既に強力とは言えないものや
ゴア(集中+2)、ナルガ(回避性能+2)のように効果は強力だがそれを含む複合スキルが存在し
その結果として採用が優先されない、といった場合が多い。
こうした事情から、遷悠防具の採用はレギオスGX(見切り+5)のような
「比較的有用かつ辿異防具だけでは発動させにくいスキルがあるもの」に限られている。
具体的には、最終的な装備ビルドにおいて採用される可能性があるのはレギオスGXと、
用途に応じてのシャガルGX(状態異常無効【多種】が発動)ぐらいである。
他には、初心者および復帰プレイヤーが救済クエストのおかげで作成が容易になったナルガGXを
使うかどうかという程度となっている。
- ★1の辿異種の攻撃力は通常G級特異個体モンスター並みか、
- G級狩護防具側も、
強化先として辿異狩護防具(ZPシリーズ)という形で辿異防具に対応している。
詳細については、リンク先を参照して貰いたい。
- なお、辿異スキルについては、
ユーザーからの要望や統計上人気となっているものが優先的に配置されているとみられ、
毒・麻痺・睡眠無効の辿異スキルを備えたものはあまり多くない。
耳栓・風圧・耐震強化も上記ほどではないがやや少なめではある
(コリニィZシリーズのように一式で耳栓・風圧・耐震強化を全部備えるものもある)。
- 防具性能、スキルの水準については、MHF-Z開幕直後の初期実装品と、
2018年2月の追加品で特に性能差は生じていない。
強いて言えば、古くからある吸血と血気活性スキルはMHF-Z後に人気が再燃したため、
2017年2月以降とそれ以前で、発動防具にやや差は生じている(前者の方が多め)。
無論、新スキルについては初期実装品は備えていないが、
これについても辿異防具ではかなり優先的にスキルが備わる(2017年2月の猛進、2017年7月の幕無など)ため、
後発の防具の方が新スキルを備える割合は多い、という状況ではある。
これらの点から、実装時期による明確な性能格差は少ないと言える。- 2017年内に実装された辿異武器は「強力な辿異スキル」を備えているからと推定される、
「性能差」がある(極端に言えば初期実装品に比べ基本性能が劣る)ことへの不満が噴出したため、
防具についても「粗探し」が行われたが、こちらは辿異スキルによると推定される格差は一切見受けられず、
満遍なく用いられているという状況から「バリエーション不足」に対する指摘のみが見受けられる状態である。
これは、新登場の辿異スキルを備えた防具は必然的に「少ない」上に、
先述の通り保護系辿異スキルのバリエーションは全体で見れば多くは無いため、
「実装数の少ない辿異スキル」と「実装数の少ない新スキル」の搭載を見込もうとすると、
辿異スキルが縛られる(もしくは数の多い「スキル枠拡張+1」だらけになる)可能性がある、
つまり辿異武器が「性能差」を問題とするなら、対になる防具は「少ない」のが問題ではないのか、
ということである。
ただし、MHF運営サイドとしては当面の間は辿異種(辿異武具)の追加を最優先していく、
という意向が何度も言及されており、
「新スキルと新辿異スキル」を持つ装備は実装直後には極端に増えない事は自明の理である事から、
武器側の問題が沈静化した2018年2月アップデート以降は、
防具についてもどうのという声は聞かれなくなっている。
- 辿異防具における「性能差」について、例外的に極めて顕著となっているものは
「劇物の心得」または「変撃」のスキルポイントを備えた辿異防具である。
2018年2月アップデートにおいて両スキルに加えて「状態異常攻撃強化」を含む複合スキルである
「怪奇」スキルが実装されたことにより、それ以降は「劇物の心得」と「変撃」スキルのポイントを持つ
装飾品や防具は実装されなくなった。
その後、怪奇実装から数ヶ月後にはプレイヤーキャラクターにおける怪奇スキルへの乗り換えがほぼ完了しており、
スキル枠・発動難度・スキルの有用度の観点においてこれらのスキルを発動させる意味は薄く、
結果としてスキルポイントを備える辿異防具の有用性は大きく低下したと言える。
無論、アップデートで既存(G級)スキルの複合となる新スキルが追加される可能性があるMHFにおいては、
上記スキル以外でも、今後そのような変化が発生する可能性は出てくる可能性はあったが、
前述の事情からそのような状況は起こる事はないだろう。
- また、ZYシリーズまではスキル値などに明確な差はないものの、
ZXシリーズに関しては上述したように従来のZXとの差別化が少しずつ見受けられるようになっている。
というより剛撃+6のSPを持つZX防具が出てきたりと、従来のZXとの差が確実に存在はしているのだが、
こちらも前述の事情故に初期のZXが一切お役御免ということはない。
- 2017年内に実装された辿異武器は「強力な辿異スキル」を備えているからと推定される、
ラインナップ
- 基本的には辿異種モンスターの防具は、全種独自のものが存在する。
上述したようにデザインも辿異種モンスター固有のものは既存防具、G級防具とはデザインが大きく異なる。
また辿異種が主要コンテンツと明言されていることもあり、
モンスター防具、イベント防具を問わずラインナップは順調に追加され続けている。
- 辿異防具は、原則としていずれも防具部位ごとに発動する辿異スキルが異なる。
ただし、辿異狩護防具のトップバッターである「エヴォルZPシリーズ」、
特殊な位置づけを持つ辿異狩護防具「アービターZPシリーズ」など、
一部のZP防具は全部位で辿異スキルが共通しているものも存在する。
- イベントで入手できる辿異防具は、基本的にはモンスター防具と同様の強化素材体系となっている。
ただし生産のみ、キーとなる素材と少量の辿異種コモン素材1種でOKなことが多い。
- モンスター固有の辿異防具については、「外装」も用意されている。
外装は辿異種関連のイベント報酬「脅異の象徴」というアイテムと、当該辿異種のコモン素材一個で解放可能。
脅威の象徴は一部イベントを除くと、
ZXシリーズやGR600(又は800)強化辿異武器を入手しないと手に入らないものなので、
そこまでやり込んだプレイヤー向けの特典のようなものと考えておけばよいだろう。
イベント防具は10周年記念アップデート以降は外装とセットで実装されるようになっているが、
外装と本体防具で必要な素材が完全に異なっており、
(再配信が想定されていない)期間限定イベントの方は外装の方が楽に入手でき、
常時挑める狩煉道は外装の方が入手難度が高くなっている傾向にある。
- ちなみに、狩人祭の褒賞辿異防具は存在していない。
狩人祭の辿異武器はあるが、
防具についてはZ以降乏しくなったG級装飾品のラインナップ拡充という兼ね合いもあるからであろうか。
関連項目
システム/辿異種
システム/辿異スキル
武器/辿異武器 - 同じく、辿異スキルが発動する特殊武器群。
防具/G級防具