アイテム/カジキマグロ

Last-modified: 2024-01-10 (水) 21:40:57

目次

現実世界

  • スズキ目カジキ亜目に属する魚の総称。
    吻(ふん)と呼ばれる長く鋭い上顎が特徴で、小型の種でも1mを超える大型の海水魚。
    非常に美味しく、世界各国で食用とされている他、トローリングの対象にもされている。
  • 水中最速の生物とされており、25mプールを1秒以下で泳ぎ切る遊泳速度を誇ると言われている。
    最大の特徴である上顎は平たい剣型と円錐状の槍型の種がいる。
    これを獲物に叩き込んで瀕死に陥れて捕食する。
    また、天敵から身を守る武器にもなり、持ち前の突進力と合わせればでさえ一撃で沈むという。
    実際、この上顎の餌食となり、大怪我を負った者も少なくはない。勿論、人体を貫通して即死した事例もある。
    硬度は相当な物で、軍艦の浸水の原因を調べた結果、船底にこの上顎が突き刺さっていた例がある。
  • なお、種としての正式な名前は「カジキ」であり、マグロとは別種である
    「カジキマグロ」とはその生態や肉質がマグロに似ている事から付けられた通称である。

MH世界

  • 外見は現実世界のそれとよく似た大型の魚。
    ポッケ村の投網マシーンや森丘、密林、孤島の海辺と凍土のBC付近を流れる川、
    氷海の一部エリアなど様々な地域で釣れる。
    淡水と海水のどちらでも見られることから、おそらく両方の環境に適応している魚なのだろう。
    また、これはMHのマグロ類(ハリマグロ大食いマグロ等)にもいえることだが、
    現実のカジキマグロが大海原を常時遊泳しているのに対し、こちらはどういうわけか小魚のように
    釣り場の狭い範囲をただゆったりと泳いでいるだけである。
    水中戦のある3や3Gならモンスターの一種として現れてもおかしくなさそうなものだが。
  • MHP2Gのポッケ農場では稀に投網マシーンに引っかかっていることがある。
    釣り上げた際のサイズを見ると明らかに網に入りそうにないのだが……。大漁アミ恐るべし。
  • MHP3では残念ながらひっそりとオミットされている。
    凍土でも釣れなくなっている辺り、MH3Gとの時系列を考えると生息域が変わったのであろうか。
  • MH3G以降は、
    マグロ系専用の釣りアイテムであるマグダンゴで釣り上げることができなくなってしまい、
    入手がやや面倒になった。
    こちらの世界でも、カジキマグロはマグロとは別種ということだろうか。
  • MH4(G)では続投、先述の通り氷海で釣れる。MHXやMHXXでも無論続投された。
  • MHWorldでは舞台一新によるものか再びリストラの憂き目に遭う。
    尚、カジキのポジションは後述の「ダイオウカジキ」「ドスダイオウカジキ」に譲っている。
    • MHW:Iでもカジキマグロ自体は未登場であるが、レイトウマグロ系統の武器は、
      イベントクエストの報酬で作成できるようになった。
  • MHRiseでは再び復活。上位以降の寒冷群島、溶岩洞にて釣り上げる事が可能。
    勿論、レイトウマグロ系列の武器も製作可能である。
    • MHR:Sでは上記にも挙げた密林の他、城塞高地でも入手できる。

ダイオウカジキ

  • MHWでは環境生物として「ダイオウカジキ」、「ドスダイオウカジキ」が登場。
    一般的な魚類環境生物が「ドス」を冠する方を「巨大種」として別に記録するのに対し、
    ダイオウカジキは攻略本で無印もドスも巨大種扱いという珍しい魚。
    背中に沿った長い背ビレがある姿で、現実の魚類だとバショウカジキに似た姿をしている。
    もちろん釣り上げる事も可能で、素材やアイテムにはならないが、
    入手できる調査ポイントは通常で180、ドスで560と高め。
    古代樹の森にある、海に面した砂浜の釣りポイント
    及びMHW:Iで追加された渡りの凍て地の下層に泳いでいる姿を見られるほか、
    拠点の食事場で他の食材と並んで天井から吊り下げられている。
    MHWの珍しい魚は、魚類調査員のいない奥まった水場などに現れる事が多いのだが、
    ダイオウカジキ種は序盤から簡単に行ける場所に姿を見せるため、
    こまめに釣り場をチェックすれば遭遇しやすい部類の環境生物である。たまには海釣りを楽しむのも悪くないだろう。
    この場所には調査員が立ち寄ることもあり、「まだ釣った事がない」と語る魚類調査員の目の前で、
    思いっきり姿を見せつけ悠々と泳いでいる事もある。
  • MHWに「カジキマグロ」という名前の魚は登場しておらず、
    過去シリーズのレイトウマグロ系大剣及びその素材になるカジキ系の魚と、
    ダイオウカジキ種は背ビレの形が異なっている。
    同じ系統に属する魚なのか、それとも似た形に進化しただけの別種なのかは判然としない。

余談

  • 現実世界でカジキがそうしているように、「突く」役割であるランスでカジキ武器が実装されないものか、
    とは昔からランス使い界隈でちょっと呟かれている話。
    • 突く魚のポジションはこっちに譲ってるからか……
  • MHPではトレジャーとして「キングカジキ」という魚が登場する。
    このキングカジキの説明文に非常に気になる事が書いてある
    件のキングカジキの説明文は、

    カジキマグロの王。
    まさにマグロの中のマグロ。

    というもの。
    一見すると他のトレジャーにもよくある簡素な説明文でしかないが、このページを頭から読んできた諸氏、
    仮に前半部分を読み飛ばしたとしても「(現実世界の)カジキマグロ」について多少なりとも知っている方々は、
    キングカジキが「カジキマグロの王」であると同時に、
    「マグロの中のマグロ」であるという点に違和感を覚えないだろうか?
    そう、この説明文は「カジキマグロはマグロである」と言っているのである
    しかもそれを裏付けるかのように、
    シリーズによってはマグロ系の魚が好物としている練り餌「マグダンゴ」に反応する
    やはり姿かたちはよく似ていても、我々の世界に生息しているカジキマグロと
    MH世界のカジキマグロは全く異なる生物なのだろうか…?
    まぁ淡水に完全に適応できている時点で現実世界のカジキマグロとは明らかに違うといえばその通りであるが。
    • なおMHX以降はレイトウ本マグロの説明文が

      カジキマグロ、既にその名は捨てた。我はレイトウ本マグロ レイトウマグロ最終形態なり。

      とカジキマグロ自身がレイトウ本マグロを名乗ってしまっているので、
      やはりMH世界のカジキマグロはマグロなのかもしれない。
  • かつては巨大なマグロの魚影だったのでデカいマグロを釣り上げたと思ったらカジキマグロだった上、加工屋に渡すと結局マグロ扱いされて帰ってくるというややこしい事態が発生していた。
    MH4以降はマグロ型魚影をアレンジした専用の魚影になり、鋭い上顎と大きめの背ビレが特徴的な青っぽい魚影になっている。
  • 現実世界では、長く鋭い上顎「吻(ふん)」は標本に使用される事もあるが、
    逆に工業面では用途が無く捨てられる事が多かった。
    しかし、宮城県気仙沼市の「オイカワデニム」では、
    吻を独自の技術で細かく裂いて繊維として加工し、それをジーンズの繊維として再利用している。

関連項目

武器/レイトウマグロ
武器/カジキ弓
武器/太公望
クエスト/どうぶつの森・つり大会開催! - カジキを納品するイベントクエスト