MHXから登場した素材アイテムの一種。
概要
- 近年、一部地域において何らかの理由により筋肉が異常に活性化し、
性格もより狂暴化した極めて危険なモンスターが確認されるようになった。
「獰猛化モンスター」と通称されるこのようなモンスターからは、
共通してこの「獰猛化エキス」と呼ばれる特殊な体液が採取できることが確認されている。
その特性には謎が多く、研究が続けられている。
- 獰猛化モンスターの狩猟を達成すると、その成功報酬として入手できる素材アイテム。
現在確認されている獰猛化モンスターの登場するクエスト全てに於いて
確定報酬の一つとして設定されており、場合によっては更に追加される。
実力さえ伴っていれば、入手自体に苦労することはないだろう。
なお、剥ぎ取りや部位破壊、捕獲報酬などでは入手できない。
- 獰猛化モンスターのコモン素材の一つであり、最も基本的な獰猛化素材とも言えるアイテムである。
しかし、それと同時に最も例外的な存在とも言える獰猛化素材でもある。
一部のモンスターからは「獰猛な爪」「獰猛な火炎袋」などの共通の獰猛化素材が入手できる。
獰猛化エキスも確かにそうと言えばそうなのだが、あまりにも範囲が広すぎる。
というか、文字通りの意味でありとあらゆる獰猛化モンスターから入手できる。
リオレウスだろうが、ドドブランゴだろうが、ゲネル・セルタスだろうが、テツカブラだろうが、
どう考えても何一つ接点がないモンスター同士であっても全く同じ特性の体液が入手できるのだ。
しかも最低でも一つの素材として利用できる一定以上の量が、ほぼ確実に。
更にティガレックスやガムートなどのように、
本来は体液関連の素材が入手できないモンスターからでも全く同じように入手することができる。
種族の垣根さえも飛び越えてしまうこのエキスの正体とは、いったい何なのだろうか……? - 更に言うと既存の体液素材が置き換わっている訳でも無い。
ゲリョスから狂走エキスも獰猛化エキスも入手可能だし、フルフルからはアルビノエキスと獰猛化エキス両方が手に入る。
どうにかして分離してるのか?混ざらない隔離された部位に存在するのか?- ロアルドロスやハプルボッカからは「獰猛な体液」に「獰猛化エキス」に加え、
「狂走エキス」や「極彩色の体液」という三つの体液素材が手に入ってしまう。*1
流石に三種類もの体液が、素材に使える程別々に存在すると言うのは無理があるのでは……。
と言うか獰猛化エキスは獰猛な体液じゃないのか。 - 獰猛化モンスターは数多く確認されているが、
その全種から共通して入手できるのは獰猛化エキスのみである。
モンスターが獰猛化する原因については未だ不明とされているが、
全ての獰猛化モンスターの共通点であるこの獰猛化エキスが
何らかのカギとなっているのではないかと考えるハンター(プレイヤー)もいる。
- ロアルドロスやハプルボッカからは「獰猛な体液」に「獰猛化エキス」に加え、
- MHXXではG級の獰猛化モンスターから「獰猛化濃縮エキス」というG級素材が入手できるようになった。
こちらは名称の通り、獰猛化エキスよりも成分が濃厚になっているらしい
(アイコンの色も紫色から濃赤色になっている)が、それ以外は一切不明の謎多き素材である。
成分が変化しているせいか、調合には利用できなくなってしまっているが、
武具の素材としての需要は高く、様々な装備の強化に用いられる。
こちらも確定報酬で入手でき、追加で更に出ることもあるため、不足することはないだろう。
どころか、調合素材としての需要が無いせいで使用する機会が少なく、
気づいたらBOXに2枠も3枠も貯まっていることも多い。
必要な分を確保したら後は売ってしまってもいいだろう。
一方普通の獰猛化エキスは引き続き狩技ドリンクの精製に使われる。
G級の獰猛個体のクエスト報酬でも手に入ることもあるが、確率はかなり低い。
人によっては不足してしまい、そのために上位のクエストを回す者もいる。
G級のクエスト報酬画面で獰猛化エキスは当たり、濃縮エキスはハズレ扱いされてしまうことも。
4Gのマカ錬金で大極竜玉を極竜玉に換えたように、濃縮エキスを普通のエキスに換えられればよかったのだが、
残念ながらそのような手段は用意されていない。
- 上述した狩技ドリンクは、服用したハンターの気力(狩技ゲージ)を高めやすくする効果があるが、
それは獰猛化エキスに含まれる成分を増強剤によって引き伸ばした結果によるものである。
また、獰猛化エキスが入手できるモンスター(=獰猛化モンスター)は、
いずれの個体もどこかしらの部位の筋肉が異常な活性化を見せており、
しかも長時間に渡る死闘を繰り広げてもまるで疲労の色を見せないほどスタミナが増強されている。
更に近年、獰猛化エキスを利用した植物の栽培法が研究され、一つの完成を見ている。
このような点を見る限り、獰猛化エキスには生物のコンディションを何らかの形で活性化させる作用があると考えられる。
余談
- エキスとはオランダ語で「抽出、(蒸留して)取る、引き出す」を意味するエキストラクト(Extract)の略。
動植物から得た成分をエチルアルコール(エタノール)か水、もしくはその両方を使って濃縮した物質の事…
言ってしまえば「エキス」は「濃縮液」である。
本来の意味であれば「獰猛化エキス」の時点で濃縮されている筈であり、
「獰猛化濃縮エキス」の用法は二度手間である。頭が痛い頭痛。
…もっとも今日では濃縮の有無に関わらず、「動植物から得た成分であればとりあえずエキス」
として呼称する使い方が一般的になっている。
ちなみにエキスは漢字では「越幾斯」と書く。