システム/調査クエスト

Last-modified: 2023-03-25 (土) 10:05:57

MHWorldにて初登場するクエストカテゴリ。
「狩猟」「捕獲」などのクエスト種別ではなく、「イベントクエスト」のような包括的区分である。
MHWorldにおいては素材面の救済クエストであると同時に実質的なエンドコンテンツにあたる。

目次

概要

  • MHWorldで登場したやや特殊なクエスト群。
    通常のクエストとは異なり、後述する特定条件を満たすことで「生成」される
    生成された調査クエストにはそれぞれ受注可能回数上限が設定されており、*1
    受注可能回数分を受け終わるとその調査クエストは消滅し、再び受注することはできなくなる

MHWorld

  • 通常のクエスト同様に狩猟・捕獲(ターゲットが1頭の場合のみ)・討伐の3種類が存在するが、
    調査クエストの独自仕様として、フリークエストとは異なる特殊条件が課されることがあり、
    結果として通常より難度が高くなる場合が多い。
    その代わりに報酬面で優れており、通常の報酬に加え"特別報酬枠"が追加される
    特別報酬枠にはレア素材などが設定され、これが調査クエストを受けるメリットとなる。
    ゲーム内には記述が無いが、攻略本によるとモンスターのパラメータも上下しているようだ*2
    • 課される特殊条件は以下からランダムで設定され、複数が同時に課されることもある。
      • 登場モンスターがフリークエストでは見られない組み合わせになっている。
        なお、ターゲット・非ターゲット問わず登場するモンスターは調査クエストごとに固定。
      • クエストの参加最大人数が最大2人になる(通常は最大4人)。
        制限されるのはプレイヤー数のみであり、オトモや現地参加のオトモダチはカウントされない。
      • 制限時間が15分か30分になることがある(通常は50分)。
        ターゲットが1頭のクエストは15分・30分・50分のいずれかであり、
        2頭の場合は30分か50分、3頭の場合は50分で固定となっている。
      • 失敗条件の力尽きる回数が1回,2回,5回になることがある(通常は3回)。
        ネコの報酬金保険は問題なく適用される。
      • 報酬金が通常よりも増減される。
      変更がある条件には調査団の紋章のアイコンが付く。
      そのアイコン内に黄色の「!」マークがある場合は普通のクエストよりも条件が厳しく、
      対して緑色の矢印がある場合は普通のクエストよりも条件が易しい。
      報酬金は通常よりも低くなることがある(本来のクエストの1割減のパターンあり)が、その場合でも!マークはつかない。
  • 特別報酬は銅・銀・金の3つのアイコンで記載されている。
    当然ながら金が最も優れた報酬であり、金アイコンが多いほど良い素材が出やすいクエストということになる。
    この枠数は上記に挙げた内容変動ごとに決められたポイントの合計が大きいほど多くなる。
    よって、特別報酬の多さとクエストの難易度の高さは大体比例する。
    ターゲットが大型モンスターの場合、受注回数も報酬枠と連動しており報酬が豪華なほど受注可能回数が少なくなる。
    特別報酬枠が全て金(「金、金、金、金」の4枠)だと受注可能回数が最大3回になってしまったりもするが、
    最大受注可能回数が8回でありながら「銅、金、金、金」という夢のような調査クエストもある。
    • この特別報酬枠は各モンスターに設定された「調査特別報酬・(色)」が参照される
      調査特別報酬は通常のクエスト報酬には存在しないレア素材が設定されていたり、
      需要の高いアイテムが複数個設定されていたりする。
      特に、レア素材に関しては銀・金枠だと高い確率で出現するので、
      レア素材が目当てなら通常のクエストよりも重宝する。
    • 複数の大型モンスターが登場する場合、特別報酬の良い色の枠から順番に報酬が排出される。
      「銀、金、金、金」で3頭の大型モンスターが登場する場合、
      1頭目は金、2頭目も金、3頭目も金、一巡して銀枠が残っているため1頭目だけ更に銀、という調子になる。
    • 後述の歴戦古龍の特別報酬枠の多さはモンスターごとに設定されていたようで、
      古龍の中ではヴァルハザクが特に特別報酬枠が多くなるように設定されていたが
      アップデートVer.4.00の時点で古龍内の特別報酬枠に設定差が無くなるよう調整された。
  • 有志の調査によればモンスターのサイズもこの特別報酬枠に左右されるらしく、
    豪華な報酬枠であれば金冠サイズが出現する可能性があり、逆に特別報酬がショボいと全く現れないという。
    • とある海外プレイヤーのより詳細な検証の結果
      調査クエストの報酬枠による金冠の大きさが出やすいテーブルが存在することがわかっている。
      具体的には「金枠、銀枠が1つ以上」、「金枠が3つと銅枠が1つ」、「歴戦の3枠」の調査クエストでは、
      最小金冠の確率が約6%で最大金冠の出る確率が約3%となっている。
      また「金枠が4つ、または5つ」、「歴戦の4枠か5枠」の調査クエストでは、
      最小金冠、最大金冠出る確率がともに約6%となっている。
      そして「銅枠が2つ以上」または「歴戦の2枠」の調査クエストでは金冠の出る確率は、
      最大最小ともに0%となっている。この場合金冠が出現することはないので注意しよう。
      つまりパッと見豪華な「銅、銅、金、金」では金冠サイズは出ないが、
      「銅、金、金、金」では出る可能性があるという事になる。
      なお、これは上位クエストに関する調査であり、マスターランクでは少々挙動が異なる。
    • また調査クエストでは狩猟対象ではないモンスターにも同じサイズのテーブルを使用しているため、
      上記の金冠出現条件を満たす調査クエスト内で、狩猟対象ではないがまだ金冠が集まっていない
      モンスターがいるならばサイズを確認しに行くといいだろう。
    • ちなみに「大樹のヨーデル」などといった金冠救済のイベントクエストは
      最大最小ともに出現する確率は約12%となっている。
      各救済クエストに出現するモンスターの金冠がそろっていないのならばそちらを先に利用しよう。
  • 上でも触れたが、あくまで受注可能回数であり、クリア回数ではないので、
    受注した時点で回数が消費され、受注後にクエストを取り消しても回数は回復しない。
    チュートリアルにも書いてあることだが注意が必要。
  • 調査クエストはアステラ内1Fの「調査資源管理所」にて管理を行うことができる
    生成されたクエストは「所持クエスト」として最大250保管されていき、
    そこから選んで"登録"を行うことで、その調査クエストをカウンターから受注できるようになる。
    ただし、登録可能な調査クエストの数には上限(50)が設定されているため無尽蔵に登録することはできず、
    所持数にも上限があるため定期的に整理する必要が生じる。
    • ただし、内容がランダムに生成される調査クエストが生成されたのと逆順にただただ並んでいるだけなので、
      クエストの内容の把握も含めて非常に管理しにくい。
      一応登録or未登録の一覧はクエストのランク順に並ぶものの、狩猟対象などはバラバラのままである。
      この管理のしにくさ、および後述の歴戦個体の周回のやりにくさ(そもそもクエストが出ない)が
      調査クエストの難点としてよく挙げられる。
    • 現在ではモンスター毎、狩猟地毎などにソートできるようになったため、
      ある程度この点は改善されている。
  • 地味にクエストの報酬金額の増額も見逃せない。
    増額幅にかなりムラがある為、たまにカンタロスを10匹駆除するだけで10,000zなど、
    どう考えても手間に報酬が(良い意味で)見合っていないクエストも発生する。
    この手の調査クエストを少しキープしておけば手軽な金策として利用することも可能。
    流石に古龍クエストを周回して素材を売り払うよりは低効率だが、
    ソロで手っ取り早く弾代や装備代を稼ぎたい時にはそこそこ役立つ。
    特にシャムオス、ガライーバ、カンタロスあたりは発生場所が集中するため短時間で稼ぎやすい。
    大型モンスターのクエストの場合はそこまで報酬金が重視されることはないが、
    歴戦の個体が登場し、且つターゲットの大型モンスターが3頭のクエストの場合、
    なんと10万ゼニー以上もの高額な報酬金が設定されることがある。
    当然ながら全メインシリーズを見渡してもぶっちぎりの高額報酬であり、
    手間こそかかるものの一度クリアするだけでちょっとした大金が転がり込んでくる。
    回数が限られているので、激運チケットを活用したい。
    • 因みに、報酬金に関しては「本来の1割減のパターン」、「誤差レベルで増額したパターン」、「1.5倍に増額したパターン」、「2倍に増額し、報酬が増えたことを示すアイコンのあるパターン」が確認できている。
  • 調査クエストではフィールドの採取ポイントの環境もクエスト毎に設定される。
    本作では増殖中にのみ採取できる特産品が存在し、食材の獲得条件にもなっているため、
    食材集め目的でもしばしば調査クエストが使われている。
  • 上位からは特殊な痕跡を集めることにより、
    歴戦の個体」という特殊な個体と戦うことができるクエストが発生する場合がある。
    この「歴戦個体の調査クエスト」がMHWにおけるやりこみ要素。
    ストーリーを進めるうえで、あるいはHR100に到達するまでに戦う歴戦個体はほんの僅かであり、
    基本的にこの調査クエストでの派生が歴戦個体クエストの中心となっている。
    強力な装飾品や龍脈石などを手に入れるためにはこれに挑まなければならない。
    • 歴戦の個体の調査クエストは特別報酬枠が紫色になり、
      貰える報酬も装飾品、もしくは猛者・英雄の龍脈石のみとなる。
      モンスター素材は特別報酬として出てこないため、素材が目的の場合は
      モンスターの強さも含め通常個体の調査クエストの方が効率がいい。
    • MHWorldの終盤を占める実質的なエンドコンテンツであるため、
      過去のギルドクエスト同様に作品自体の風潮に強い影響を及ぼしている
      歴戦古龍をはじめとする調査クエストには
      発生させるためには痕跡集めという手間がかかる
      失敗しても残りの受注回数が減る
      「モンスターの攻撃力上昇に比べると体力補正は控えめ」
      「適正防御力で臨めば体力満タンから即死の危険性は低い」
      といったバランス調整が行われているため、
      火力至上主義と効率至上主義が幅を利かせたMH4シリーズに比べると、
      体力増加や気絶耐性といった生存系スキルの発動が推奨されるなど、
      効率よりもかなり生存寄りで語られることが多い。
      過大な攻撃力莫大な耐久力でプレイヤーをとことん追い詰める方向で突き進んだ結果、
      初心者というだけで地雷扱いされて排除され、武器種の選定までもが極限まで進み、
      最終的にはハメ以外は地雷という風潮が主流を成していったMH4系列とは真逆の方向性といえる。
      • 実際、ソロだと50分使い切って時間切れすらあり得たMH4Gの極限個体ギルドクエストに比べると、
        こちらはたとえ歴戦古龍と真正面からやりあっても制限時間の15分で一応なんとかなるし、
        突進や猫パンチ一発でお陀仏になるため全く意味を為さなかった気絶無効スキルも十分効力を発揮する。
        またプレイヤー側の選択肢をとことん広げたMHXシリーズとも違ったアプローチの調整であり、
        今作が初の海外進出という事情も鑑みると、この方向性自体はある程度良好な評価を得ている。

MHW:I

  • MHW:Iのマスターランクでも当然のごとく続投。
    報酬枠が豪華なものが出やすくなり、天鱗や古龍の大宝玉もだいぶ狙いやすくなった。
    肝心の調査クエストの集めにくさや、歴戦個体の報酬枠はあまり変化がないのだが。
  • 基本的な仕様は変わっていないが、マスターランクでの変更点は以下。
    • クエストの制限時間が20分・35分・50分に変更された。
      勿論、3頭クエストで20分などの鬼畜設定のものは前作同様に存在しない。
    • 歴戦個体の紫の報酬枠からは各種の珠のみが出現するようになった。
      カスタム強化用の素材は全て導きの地で集めるようになっている。
    • 調査クエストの所持上限が400、登録上限が75に引き上げられた(Ver.10.10以降)。
  • その他では、報酬金の増額幅が目に見えて上がっており、
    単体クエストでも10万ゼニーを超えるものが散見されるようになった。
    歴戦3頭クエともなると驚異の20万ゼニー超えというものも出現することがある。
  • また、古龍種以外にも危険度3の歴戦個体が多数追加されたことで、
    上位まではあり得なかった危険度3の複数狩猟という色んな意味でキツい調査クエストも出現するようになった。
    そんなクエストでも報酬枠が最大5枠なのは変わらないので、報酬というよりも腕試し的な側面が強い。
    ただし、補正で体力が抑えられていることと、縄張り争いを含め積極的に同士討ちをしてくれることから、
    上手く事が運べば単体狩猟とそこまで変わらない時間でクリアできることもある。
    エリア移動をしない金銀夫妻のどちらかがセットだと同士討ちは望み薄だが…

調査レポート

  • 調査クエストを生成する大本となるシステム。 アイテムではない様子。
    モンスターの痕跡集めや素材の入手、部位破壊、討伐時などといった事象が狩猟中に発生すると、
    画面上に「調査レポートを発見しました」というメッセージが表示されることがある。
    この時に得られる調査レポートをアステラ内の調査資源管理所へ持ち込むことで、
    レポートに基づいた特殊なクエスト「調査クエスト」が生成されることとなる。
    • 上記の流れからも判る通り「より詳しい調査を行いたい」といった趣旨のクエストとなる。
  • 生成される調査クエストの内容は、調査レポートを入手したフィールドと関係する。
    大型モンスターの場合、ターゲットの1頭目は概ね調査レポートのモンスターが選抜され、
    場合によっては別のモンスターが2頭目、3頭目として追加設定されることとなる。
    2頭目・3頭目は1頭目とは異なるモンスターが選出されるようだ。
    • 小型モンスターの場合、調査レポートを入手したモンスターが選出される傾向はあるものの、
      場合によっては別モンスターの調査クエストが発生することがあるため例外となる。
  • ターゲットの1頭目については調査レポート入手段階である程度目星が立てられるが、
    目的・報酬金・失敗条件・環境情報・特別報酬枠に関してはランダムで決定される
    追加登場するモンスターにしても、場合によっては予想外のが設定されることも。
    • さすがに自分のHR帯で出てこないモンスターは設定されることは無いが、
      他のハンターのクエストに参加した場合は別。
      特にMHW:Iでは、通常MRを上げないと戦えないティガレックス亜種やイャンガルルガに関しても
      他人のクエストであればマスターランク解放前にでも出会うことが可能である。
      イベントクエストでもないのにランクの壁を飛び越えられるというのは非常に珍しい。
      もちろん非ターゲットなので、狩猟したところで報酬はお察しレベルだが、
      何度か繰り返せば防具を作ることは可能だったりする。
    • また、歴戦個体が絡まるクエストの場合、参加可能かの判定は歴戦個体が優先される。
      例えば歴戦個体危険度2と非歴戦個体ティガレックス亜種の同時狩猟クエストの場合、
      歴戦個体の方に参加可能ランクが合うため、クリア報酬でティガレックス亜種の素材も手に入れることができる。
      こういったシステム面も調査クエストならではといったところ。
  • 「特定条件を満たすことでクエストが生成される」という仕様については、
    MH4(G)の探索によって発生するギルドクエストを連想させる。
    ただし、あちらは単一クエストを連戦してLvを引き上げていくことが重視されるのに対し、
    MHWorldの調査クエストは適宜受注回数を使い切って回していく仕様となっている。
  • 調査レポートを発見しないと調査クエストが生成されない為、
    今日も数多のハンターが血眼になって調査レポートの発見に臨んでいるが、
    今の所「調査レポートを発見しやすくなる」といったスキルやアイテムは存在しない。
    食事スキル「ネコの探索日和」のみ発見率が上昇するのだが、
    固定スキルではなくランダムのため安定発動方法がない。
    しかもこのスキルの効果は探索時限定なので調査クエストや下記イベントクエストでは役に立たない。
  • 現在は上位のイベントクエスト「納品、ついでに痕跡」で危険度2の痕跡が、
    「納品、何はともあれ痕跡」で危険度3の痕跡が確実に複数見つけられる仕様となっており、
    以前よりは歴戦の個体用の調査レポートを集めやすい環境になりつつある。
    ただし、例によってイベントクエストは週代わりなので、集めるなら一気に集める必要がある。
    2022/5現在、これらのイベントクエストも常時配信状態となっており、時期の制限はない。
    • これらのクエストは大型モンスターが出現しないという本作では珍しい特徴を持つ。
      大量の痕跡を残して、モンスターはどこへ行ってしまったのだろう?謎や。ミステリーや。
    • マスターランクではこれらの様な痕跡を集めやすいクエストは
      配信されていないが、導きの地の複数地帯をレベル5以上にしておけば
      歴戦の個体がひっきりなしにうろつくので、
      彼らをストーキングしたり狩猟したりしていれば簡単にレポートが集まる。
  • それにしても調査レポートを「発見しました」というのは一体どういうことであろうか。
    痕跡やモンスターとの交戦によって発見する以上、フィールドかモンスターに残されていたということになり、
    誰が何の目的でそんなところに置いたのか不可解である。
    事故で落としたと考えても部位破壊したモンスターから「発見」される状況は相当に考えづらい。
    あるいは事後に主人公又は編纂者が記載しているのを「発見」と呼んでいるのかも知れない。
    (そうだとすれば非常におかしい表現ではあるが…)

関連スキル

研究者

  • MHWorldで登場したスキル。
    「大型モンスターの調査・研究が進みやすくなる(リザルトで効果が得られます) 」
    という一見分かりづらい説明文だが、効果は単純にクエスト終了後の
    リザルト画面で上がる研究レベルが1.2倍になるスキル。
    • 調査レポート集めの際に役立つように思えるが、研究レベルが上がりやすくなるだけで、
      調査レポートを取得できるのはフィールド上であり、リザルト画面ではない為、調査レポート集めに影響はない。

関連項目

システム/任務クエスト - MHWorldに登場するクエストカテゴリの一種。
システム/歴戦の個体


*1 最低3回、最大8回。歴戦の個体が登場するクエストは最大5回
*2 ただし通常のクエストに存在するような同一クエストのステータス変動は存在しない。