MHP3から追加されたスキルの1つ。
MHXX以前はSP10で「鉄面皮」が発動する。マイナススキルは無い。
MHWorldからはレベル制となった。
目次
概要
- 防御力ダウンやられ(腐食やられ)を無効化する効力がある。
装飾品の耐防珠は水光原珠、忍耐の種、増強剤だけで生産でき、SPも1スロ2ポイントと優秀。
- シリーズ共通で、最悪次の攻撃で即死する状態を5スロスキルで防げる、と言えば大層な響きではあるが、
次の攻撃を食らう前にその状態をアイテムで回復でき、毒と違ってその間に直接の害はないため、優先度は低め。
なお腐食やられとは異なるため、属性耐性ダウンやられを防ぐ効果はない。
MHP3
- 初登場したMHP3ではなんとSPが付与されている防具が存在せず必ず装飾品で発動する必要がある。
ではそこまでして発動させる意義があるかと言うと…正直微妙なところ。- 見ての通り装飾品は最序盤で生産可能だが、この時点ではオルタロスぐらいしか
防御力ダウン攻撃を仕掛けてこないので、需要はほぼない。
では、上位の終盤も終盤、特級の危険モンスターとして裏ボスポジションで登場する
イビルジョーやアカムトルムの腐食やられを無効化するのに使えるかというと…。
正直忍耐の種などを持ち込んだ方が、スキル枠的に優位に立ち回れるだろう。 - ただし、腐食やられはガード強化無しでガードしても付与されるため、
ランスやガンランスでのガードメインの立ち回りの際にはガード強化の代用として付ける意味がある。
他にガード強化が必要な攻撃は、
普通はガードするべきではないアカムトルムのソニックブラストしかない点も大きい。 - その他ではアカムトルムの拘束攻撃に含まれる防御DOWNを無視して、
こやし玉を使用する隙を稼ぐという使い道はある。
アカムトルムの攻撃力があまりに高すぎるため、
特にガンナーだとこやし玉を使うまでもなく殺されかねないので有用といえば有用。
- 見ての通り装飾品は最序盤で生産可能だが、この時点ではオルタロスぐらいしか
MH3G
- MH3Gでは遂にSPが付与された装備としてフロギィXとペッコZが登場。
しかしそんな時に限ってアカムトルムはいない。空気を読まない奴である。
ただ、そいつに勝るとも劣らない魔物が降臨したので、
活躍の機会が皆無というわけではない。
一式の性能は若干厳しいが、斬れ味のポイント目当てでフロギィXアームを混ぜる場合、
他の5スロスキルが追加できなくても、こちらだけはつけられる、というパターンもある。
MH4
- MH4でも相変わらずの性能で登場。
今回はランゴシリーズにSPがついている。
アカムトルムも復活したことだし、これで挑もう…と言いたいところだが、
知っての通りランゴシリーズは火耐性が極めて低いために、アカムとの相性はかなり悪い。
高い龍耐性を考えると、一応イビルジョー対策にはなるか?
しかし序盤防具なのでそもそも防御力が低く、もっと防御力のある防具で5スロなり忍耐の種を持ち込んだ方がいい。
新たな腐食やられの使い手に中型モンスターのアルセルタスが登場。
しかしゲーム序盤の防御力では腐食やられになっても大した影響はないし、アルセルタス自体も体力も攻撃力も低く、
ゲーム序盤は資源も少ないのでわざわざ発動させなくても問題ない、
ただ一応今作で初登場したゲネル・セルタス戦では割と有能。
特にソロ狩猟ではアルセルタスからの横槍を受ける度に忍耐の種を飲むような暇はないため、
スロットに余裕があれば装飾品で発動させる余地はあるだろう。
ただし、狂竜化個体は腐食液を飛ばしてこなくなるので死にスキルとなる。- MH4からは対防御DOWN+防御力UP【中】の効果を併せ持った、頑強という複合スキルが登場した。
鉄壁のスキルポイントを10ポイント溜めることで、このスキルが発動できる。
とはいえ、どちらも際立って発動させたくなる場面が多いスキルかと言われれば疑問が残る上に、
鉄壁のポイントが振られた防具は発掘防具や、作製が難しいごく一部の生産防具のみのため、
そもそも発動させること自体が困難と言うオチが付いてしまっている。
- MH4からは対防御DOWN+防御力UP【中】の効果を併せ持った、頑強という複合スキルが登場した。
MH4G
- MH4Gでも性能は一切変わっていないが、今回はケチャZシリーズにSPが振られている。
龍耐性と火耐性にも優れており、ようやく自信をもってアカムトルム対策に使えるようになったと言えよう。
勿論、イビルジョーに対しても問題なく使っていける。
ただそれらの場合、肝心の火属性攻撃スキルが死ぬことになるが……。- 幸いMH4Gはスキル自由度がかなり高い作品のため、装飾品を使って発動させる余裕がある場合が多い。
そのため、下手に防具での発動は狙わない方が賢い。
- 幸いMH4Gはスキル自由度がかなり高い作品のため、装飾品を使って発動させる余裕がある場合が多い。
MHX
- MHXでも防御DOWNを使ってくる大型モンスターはアカムトルムとイビルジョー、そして中型のアルセルタスのみ。
今回はアーティアシリーズやアイアンベルトで発動できるが、
MH4Gと打って変わってスキル自由度が低い作品であるため優先度はかなり低い。
概ね忍耐の種を齧った方が良いと言われがち。- 一応、獰猛化ゲネル・セルタス戦では非常に頼れるスキルではある。
防御力DOWN状態で直撃すると剣士でも即死しかねないほど高威力のホーミング突進を連発する上に、
莫大な体力を持つのに全く疲労しないため、隙を見てアルセルタスを排除するのも難しいときている。
スロットが空いていれば是非とも発動させたい有用スキルと言えよう。
しかしそもそも影が薄いスキルであるため、その有用性を知るハンターが少なすぎるのが悲しいところ。
ガンナーの場合は防御力DOWNを防いでも普通に即死するため無意味なのも厳しい。
ちなみに獰猛化イビルジョーは疲労しないのでここでも完全な死にスキルと化す。
- 一応、獰猛化ゲネル・セルタス戦では非常に頼れるスキルではある。
MHXX
- MHXXではアーティアXRの胴・腕防具にポイントが多めに振られている。
全体的なスロット数も増加し、発動難度はかなり下がった。
更に防御DOWN状態を扱う新モンスターとして、アトラル・カ、鎧裂ショウグンギザミが追加。
対防御DOWNスキルを活かせる大型モンスターは5種と、歴代作品の中でも特に多い。
優先度が低いのは相変わらずだが、それでも価値自体は上がったと言えるだろう。
MHWorld
- MHWorldでは他の状態異常対策スキルと同様にLv1/2/3に分けられている。
防御DOWNになった際の時間の短縮に効果が変更されており、
Lv1で30%減少、Lv2で60%減少、Lv3で無効化となっている。
ところが本作では開始当初大型モンスターで防御DOWN攻撃を持つものが存在していなかった。
それでいて唯一、防御DOWN攻撃を使う小型モンスターであるバルノスも積極的には使用してこないので、
防御DOWNになったことが一度もないという人がいてもおかしくないくらいであった。
なお、付与されている防具はバルノスマントαとダマスクαの腰と脚。
発動させる場合は基本装飾品となるだろう。レア5なので結構出やすい部類。- 過去にあった状態異常対策の各スキルをそれを扱うモンスターを考慮せずに、
機械的に導入したためにこのような仕様になったのだと思われる。
他の状態異常対策スキルも(裂傷以外は)3レベルで無効、それ以下では時間短縮という効果になっている。 - とはいうものの発売前からイビルジョーの参戦が告知されており、
それ用にあらかじめ用意したともいえなくはない。
が、大型アップデートでイビルジョー参戦後も、
イビルジョーは怒り中は防御DOWN状態になる攻撃が殆どなく、
更に怒り状態が長いため重用されるほどでもないスキルとなっている。
他人を簡単に防御DOWNから回復できる硬化の粉塵もあるため、優先度が低いままである。
一応、拘束攻撃に防御DOWNがついており、行動不能からの追撃が怖いので、
ソロで拘束攻撃を避けられないと思った場合には付けておくと安心できる。 - Ver5.0後に開催されたイベントクエスト「極ベヒーモス討滅戦」では、
極ベヒーモスが常時メテオを3発降らせるだけではなく防御DOWNも付加するようになった。
極ベヒーモスの攻撃は激しく、忍耐の種を飲む間もなく事故死するというパターンも往々にしてあるので、
スキルに空きがあるなら無効まで発動しているとメンバーに迷惑をかけないだろう。- ヒーラー役の者が優秀なら広域+忍耐の種でこまめに消してくれるかもしれないが、
タンクの回復が最優先なので忍耐の種が後回しになって自身が倒れたり、
逆にタンクの回復が遅れてタンクが倒れ、敵視が取れたベヒーモスに
戦場を引っ掻き回される可能性もあり得る。
- ヒーラー役の者が優秀なら広域+忍耐の種でこまめに消してくれるかもしれないが、
- 過去にあった状態異常対策の各スキルをそれを扱うモンスターを考慮せずに、
MHW:I
- MHW:Iにおいては時間短縮効果が強化されている。
Lv1で50%、Lv2で75%となりLv3は変わらず無効化。
また、防御DOWNそのものについてもディノバルド亜種が新たに使用する。
結晶を纏った尻尾の攻撃に付与されるようである。
MHR(:S)
- MHRiseではなんとリストラ。
免疫の装衣もないため、防御DOWNを完全に防ぐ手段は存在しない。
一応うさ団子の「スコヤカカオもち」を食べれば効果時間が半減する他、ロクロッヘビでも一時的に予防・治療はできるが……。
ただし、MHRiseでは使用者がオルタロスしかいないため、大した問題ではなかった。
- だがMHR:Sのアップデート第2弾で加わったエスピナス亜種が防御DOWNを多用してくるように。
そのため、需要があるのにクエスト通して完全に防ぐ手段が無いという問題が発生している。- エスピナス亜種と戦う機会が多い塔の秘境にはロクロッヘビがいないと言うのも非常に痛い。
城塞高地にはいるため、ここでエスピナス亜種と戦う場合は、心配であれば拾っておきたい。
- エスピナス亜種と戦う機会が多い塔の秘境にはロクロッヘビがいないと言うのも非常に痛い。
MHF
- MHFには、F3でザムザシリーズ実装と共に輸入された。
タイクンザムザと同時に実装されたアビオルグは、腐食やられを発生させる攻撃を持つので
このスキルは大変重宝…されなかった。
まずは実装順の関係で、アビオルグの狩猟が流行った時に、このスキルは発動不可能だった。
また火力重視のMHFでは、防御寄りのザムザシリーズはあまり好まれず、
腐食やられに関しても忍耐の丸薬の持ち込みで十分と判断され、
結果的に見向きもされなかった不憫なスキルである。- 状態異常無効【多種】にはこのスキルが含まれている。
- サービス後期において腐食やられが最も脅威だったのは辿異種バルラガル。
水属性攻撃に腐食やられが伴っており、喰らってしまえば続く一撃が致命的なものになりかねない。
狩猟に慣れるまではこのスキルを頼ってみるのも手ではあるが、
スキル枠と属性耐性の観点からシャガルシリーズを1部位装備して、
状態異常無効【多種】を発動させる方が手軽で有用だった。 - ちなみにサービス後期のMHFでは発動は装飾品2個(もしくは3個)で行えるため非常に楽だった。
スキル枠に余裕があれば発動させるのもいいかもしれないが、
他にも欲しいスキルがあるのならば無理して発動させるほどのものでもなかった。 - なお、MHFでは防御力が激減する状態異常として壊毒というものも登場しているが、
名前の通りこれは毒の一種であり鉄面皮は一切効果を発揮しない(というか普通の毒無効すら効かない)。
せめてこういうところで存在感を発揮できたらよかったのだが…。
余談
- 本来「鉄面皮」とは「面の皮が厚い」、つまり厚かましく図々しいことやそのような人物を指す言葉であり、
好意的な意味合いはほぼ皆無である。
下手に使ったりしないように。…まぁ使うような機会は限られるとは思うが。
というか普通に「腐食やられ無効」とかの直球な名前にした方が効果も分かりやすくていいのではなかろうか。- 状態異常名は作品によって「腐食やられ」だったり「防御力DOWN」だったりと、
名称が異なる場合が多いがための苦肉の策…なのかもしれないが。
- 状態異常名は作品によって「腐食やられ」だったり「防御力DOWN」だったりと、