- 種族
- 甲殻種(十脚目 短尾下目 鎌蟹上科 ギザミ科)
- 別名
- 鎌蟹(かまがに)
- 英語表記
- Terra Shogun Ceanataur
- 登場作品
- MHP2G
目次
生態・特徴
- マグマのような朱色の外殻を持つ、鎌蟹ショウグンギザミ。
通常種と同じく、ハンターズギルドからは《鎌蟹》と呼ばれる。
ギルドでは亜種と呼称しているが、実際は食性の違いによって変色した個体である。
- 通常種に比べて攻撃的な性格をしており、外敵と思しき生物には自ら戦闘を仕掛ける事もある。
腹部にはグラビモス亜種の頭骨を背負っている。
また、通常種とは異なり一種類のヤドに固執する傾向があり、
破壊されるとその場から一時撤退し、再びグラビモス亜種の頭骨を背負い直して現れる。
- 全身を包む鋭利な甲殻は硬度と斬れ味に長けた秀絶な武具の素材として重宝されている。
しかし、通常種と比べて目撃情報が非常に少なく、
また確認される個体のほとんどが非常に強靭な個体であるため、その素材が市場に出回る事は稀。
狩猟自体も非常に困難であり、現状としては一部のG級ハンターにのみその狩猟が解禁されている。
概要
- MHP2Gより登場した、鎌蟹ショウグンギザミの亜種。
通常種とは異なり、朱色の甲殻を有している。
「茹で蟹じゃん」とか言うな。- ただし、同期の亜種であるババコンガ亜種やダイミョウザザミ亜種と同じく、
厳密に言えば"亜種"ではなく、食性の違いにより変色した個体である。
しかし、肉質や怒り時の攻撃力上昇率など全ての面で通常種を上回っている。
これもまた、食性によって体質が異なるためか。
- ただし、同期の亜種であるババコンガ亜種やダイミョウザザミ亜種と同じく、
- ヤドのバリエーションは1つに固定され、必ずグラビモス亜種の頭殻を被っている。
このヤドから発射される尿…もとい水ブレスは通常種よりも多彩で強力。
特に地上でも普通に発射できるというのがMHP2Gの通常種との大きな違い。言わば立ちションである。- ただし、地上での水ブレスはMHXXで二つ名が、さらにMHR:Sで通常種まで会得してしまったため、
シリーズ通しての亜種だけの専用行動と言うものは存在しなくなってしまっている。
- ただし、地上での水ブレスはMHXXで二つ名が、さらにMHR:Sで通常種まで会得してしまったため、
- 弱点属性は通常種と同じ雷属性で、水属性は全く効かないが、
ヤドだけはグラビモス亜種本体と同様、水属性に非常に弱い。
そのため、水属性武器で挑むハンターも少なくない。 なお、亜種のヤドを破壊した場合、通常種よりも肉質が大幅に軟化する。
また丸裸だと意味もなく潜ってその場で出る、という時間稼ぎ紛いの行動をとることがある。
普通の奇襲と見分けがつかないが、時間稼ぎと見切れれば裸の胴体を攻撃するチャンスである。
- グラビモスの頭殻だけでなく巻貝や竜頭殻と、色んなものをヤドにしていた通常種とは異なり、
亜種の方はグラビモス亜種の頭殻しか決して身に着けようとしない。理由は今のところ謎である。- そのため、ヤドによって行動速度が違った通常種とは違い、
ヤドを壊さない限りは動きの速さそのものは遅めで固定である。
その一方で、ヤドがある限り常に水ブレスの脅威に晒されるということでもある。
- そのため、ヤドによって行動速度が違った通常種とは違い、
- MH4Gでは直接の登場はないものの、同じ甲殻種の亜種モンスターであるダイミョウザザミ亜種の素材と
交換することで素材を入手することができる(登場する素材は「鎌蟹の朱爪」のみ)。
武具
- ショウグンギザミ亜種の素材から作られる武器には「カーマイン」の銘を冠するものが多い。
カーマイン(carmine)とは茶色を強く帯びた赤色を指し、まさにショウグンギザミ亜種が持つ甲殻の色である。
恐らくは鎌とカーマインをかけたダブルミーニングでもある可能性は高い。
- ショウグンギザミ亜種素材のギザミZシリーズは、一式装備時には業物と斬れ味レベル+1が発動するという、
非常に優秀な性能を持っている。
パーツ単位で見ても優秀であり、カイザーXシリーズと組み合わせたテンプレ装備、通称「カイザミ」は有名。
ただし一式装備時には防御のスキルポイントがなんと-21となってしまい、防御-40が発動してしまう。
余談
- 何かと登場機会に恵まれないモンスターであり、
ダイミョウザザミが亜種と共に復活したMH4Gでは通常種共々登場せず
(上記の通り交換素材としては登場したが)、
続くMHXにおいては通常種が、MHXXでは新たに二つ名個体が登場したものの、
亜種は総リストラを食らったために参戦することは叶わなかった。
しかし、MHP2GのPVでは割と大きく映っていたり、後述のようにノベル版では大々的に登場していたりと、
僅かばかりだが同期のドドブランゴ亜種よりはマシかもしれない。- また、ダイミョウザザミ亜種やゲリョス亜種と異なりMHSTシリーズにも出演できておらず、
紫盾蟹や紫毒鳥など独自の別名を持つ彼らに対してこちらは未だに通常種と同じ「鎌蟹」のまま。
前述のルールに則るなら、「朱鎌蟹」のような別名が貰えてもおかしくないのだが、
未だMHP2Gから出れていないのが痛いところ。
それに加えて亜種モンスターの再登場が判明し、ショウグンギザミ亜種にとって、
サンブレイクは長らく待ち望んでいた復活への絶好のチャンスだと、
淡い願いと一縷の望みを賭けて復活が希望されていた。
が、やはり結局ショウグンギザミ亜種が再登場する事はなかった。
逆にここまでのチャンスがありながら未参戦なら、復活できる望みなどあるのだろうか- もっともサンブレイクではRiseからの新モンスターの亜種は登場が続々発表された一方で、
既存の亜種はPV内で映る装備等も含め全く登場の気配が無く、
実際に発売された製品版でも前情報から判断できた通り全員不参加だった為、
元々復活の望みは薄かったとも言える。 - ちなみに今作では傀異化というモンスターの強化要素があるのだが、
傀異凶化したモンスターはその身を真っ赤に染め上げるため、
通常種がこの状態になると真っ赤なショウグンギザミが爆誕する。
- また、ダイミョウザザミ亜種やゲリョス亜種と異なりMHSTシリーズにも出演できておらず、
- マイナーモンスターと言うこともあってか、シリーズ20周年記念で行なわれたモンスター総選挙では
ナルハタタヒメと並んで210位とやはり振るわない結果に終わっている。
ただ、どういう訳か本種より登場機会に恵まれているダイミョウザザミ亜種(212位)よりわずかながら上の位置である。
- ノベル版においては、亜種は第三弾で登場。通常種以上の猛攻と水ブレスを武器に暴れ回る。
「基本的な属性は(通常種と)ほとんど同じ」と言うクルトアイズだが、
その言葉に沿わない作戦を展開する事にマディリアは困惑する。- なお、このストーリーのショウグンギザミ亜種はラティオ活火山(MH2以降の火山)に単体で出現しているが、
MHP2Gではこれと全く同じ内容のクエストは存在しない*1。
劇中の会話によれば、そもそもショウグンギザミ亜種がラティオ活火山に現れる事自体が珍しいらしい。
- なお、このストーリーのショウグンギザミ亜種はラティオ活火山(MH2以降の火山)に単体で出現しているが、
- 日本では朱色と形容される甲殻を持つが、英語ではTerraという命名がされている。
この「Terra」は恐らく「Terra cotta(テラ コッタ*2)」の事だと思われるが、
この様な色であまりしっくり来ない。
因みに朱色はヴァーミリオン(Vermilion)。前述の武器に使われるカーマインはこんな色である。
素材
- 鎌蟹の朱殻
- ショウグンギザミ亜種の外骨格。マグマを思わせる独特の色味と模様が特徴。
食性の違いに変色しただけのものだが、通常種の甲殻とは区別して扱われる。
- 鎌蟹の朱爪
- 朱色に染まったショウグンギザミ亜種の爪。
数多の獲物を切り裂き、貫いてきたその爪は岩盤にも容易に突き刺さるほど鋭い。
その凶悪な殺傷力は武具へ加工する事でハンターの大きな戦力に変わる。
- 黒鎧竜の頭殻
- 本来はグラビモス亜種の頭部を保護している外殻。
ショウグンギザミ亜種はグラビモス亜種の頭殻をヤドとして背負っており、
この頭殻が破損した際にまだ残されていた黒鎧竜の頭殻が零れ落ちる事がある。
ただし流石に黒鎧竜の頭を守っていただけあって強度は非常に高く、力尽くでの破壊は困難。
関連項目
モンスター/ショウグンギザミ
モンスター/鎧裂ショウグンギザミ
モンスター/ガミザミ - 幼体。
モンスター/ダイミョウザザミ亜種 - 同じく食性の違いにより変色した甲殻種。
防具/ギザミシリーズ - ショウグンギザミ亜種素材のギザミZシリーズについての記載あり。
武器/ギザミ武器 - ショウグンギザミ亜種の素材から作られる武器へのリンクあり。
モンスター/グラビモス亜種 - グラビモス亜種の頭殻をヤドとして利用している。