世界観/ポッケ村

Last-modified: 2023-10-18 (水) 21:27:55

MHP2、MHP2Gのメイン拠点として登場した村。MHXでも拠点の1つとして登場する。
狩猟地でもある雪山の麓にある。

概要

  • フラヒヤ山脈近くの雪山の懐に抱かれた村。雪山に赴くハンターたちの主要拠点ともなる。
    家々には一年を通じて雪が覆い被さり、人が住むには過酷な環境であると知らしめてくれる。
    その環境下で暮らす村民たちは、白を基調とした民族衣装で寒さを凌いでいる。
    大陸の極地に位置するため物流や人手も乏しい。モンスターの脅威に晒されることも多い。
    • その一方、雪山草に代表されるこの地域ならではの特産品は都市部での需要も高く、
      ギルドが優先的に買い取っている。
      この関係からかポッケ村の集会所はギルドの出張所も兼ねており、
      村付きのハンターのみならず周辺から訪れるハンターも多い。
      このように自然のもたらす恵みやハンターが与える経済的効果が大きく、
      小村でありながらも様々な施設が充実している。
      また、ユクモ村のそれに比べると小規模なものではあるが温泉も湧いており、
      「やはり温泉はこの村に限る」と、毎年のように訪れる湯治客もいるという。
      • MHXで明らかにされた設定だが、
        ポッケ村が雪山にあるにもかかわらず寒冷期に雪で閉ざされてしまうようなことが起こらないのは、
        この温泉が湧いていて村一帯が常に温かいからだとのこと。
  • 基本的には上記の通り平和な村である。
    しかし最近ではティガレックスの目撃情報が報告されるなど、危険も見え隠れしていた。
    過去にも黒いデカい奴が何かしたとか、
    村長がこの地に村を起こしたのには白いデカい奴に理由があるらしいとかいう噂もある。
    • そしてMHXでもメイン四天王で一番デカい奴に村が脅かされる展開となるが、
      こちらは上述の黒と白のデカい奴らとは繋がりは無い。むしろティガレックスとの因縁が深い
  • 雪山の中にある為か、ドスギアノスやドドブランゴなどの危険なモンスターが近くをうろつく事がある。
    そのため、かつては村の平穏を維持するには専属のハンターが不可欠であった。
    MHXの時期には交通の便が発達したことでハンターの往来が活発となり、
    専属ハンター頼りではなく村を訪れるハンターに必要に応じて、その都度周辺の治安維持を任せる形を取っている。
    • ドスギアノスやドスファンゴ程度ならまだ初心者向けとも言えるが、
      ガムートやベリオロスといった格上のモンスターも生息している上に、
      稀にとはいえ気まぐれで襲来するティガレックスやラージャン、
      さらには極めて強大なキリンやクシャルダオラ、ウカムルバスまでもが
      雪山を根城にしていると考えると、火山ほどではないとはいえ、
      ここの専属ハンターも相当苦労しそうではある。
      何せイャンクック(ココット村)、ロアルドロス(ユクモ村)の★3が担当するMHXのキーフラグ役割を、
      ポッケ村では★4のフルフルが請け負っている程である。
  • 豊かな鉱脈があり良質なマカライト鉱石が取れたため、かつては鉱山村として非常に栄えた。
    村の北部にある大きなマカライトの原石は当時の繁栄の名残であり、今では村の象徴とされ祭られている。
    この場所に村が作られたのも、この地を拓いた竜人族の姉弟がこのマカライトに惹かれたからだとか。
    現在は鉱脈が絶えて、雪山を目指すハンターや湯治客がたまに訪れる程度。
    どうやら竜ジイかドンドルマ工房の親方が来ていたらしく、
    ポッケ村の紹介での村長の台詞に「どこかの街の鍛冶を仕切っている~」という文章がある。
    • なお、村が拓かれる前はアイルーたちだけが暮らしていたらしい。
  • 小さい村ながら、農場を入れればココット村よりは広い。
    そしてドンドルマやミナガルデの工房をしのぐ最新鋭の武器を作ってしまう加工屋がいる。
    装飾品を壊さず着脱が出来るようになったのも、この加工屋の親子が苦心の結果開発した手法を世に広めたからである。
    • MHXでも、ハンターによっては世話になる一部のEXシリーズを手に出来るのも
      作品を超えて品種改良に尽力した加工屋の職人気質と技の賜物である。
  • ポッケ農場にある洞窟は天然の氷を利用した貯蔵庫だったが、
    ポッケ村付きのハンターによって討伐されたティガレックスから
    ポッケ村の村長とトレジィが長年探していた貯蔵庫の氷壁を砕くのに必要な特性をすべて備えた希有な素材
    「轟竜の大鳴き袋」が採れた事で、洞窟の氷壁が破壊され洞窟の秘密が明らかになった。
    奥には強力な古龍の素材を使って大昔に作られた巨大な大剣があり、
    この巨大な剣は生きてるように脈打ち、表面を削ってもしばらくするとまた再生するらしい。
    MHXでは巨大な剣が刺さっている「謎の洞窟」として観光名所となっており、
    「洞窟案内ネコ」という職に就くアイルーも。
  • ゲーム内のテキストで触れられるのみだが、ポッケ村以外にも雪山の周辺には小さな村が複数存在したようである。
    ただ、MHP2Gでウカムルバスが再び現れた際にそれら近隣の村落は大きな被害を被ったとされている。
    具体的な被害状況がすぐに分からないほどの甚大な影響を受けたらしいが、詳細は不明。
    同作でのウカムルバス討伐後はそれ関連の話題は全く出てこなくなり、
    尚且つ「近隣の村から逃げてきた」と言った避難民の姿も見えないあたり、お察しと言う事だろうか……。
  • MHXではユクモ村に倣ってか、特産品武器がいくつか生産可能になっている。
    なぜか、ブラシだったり手袋だったりと、実用品がそのまま武器に転じた物が多いのが特徴で、
    なかなかユニークな一品が揃っている。
    え、性能?…うーん…
    その一方で観光名所で取れる黒いヤツはテンプレ入りを果たすガチ仕様である。

余談

  • この村の温泉に関して、製作段階では村長はいつもここに浸かっているという設定であった。
    そして温泉というアイデアは、後継作にてシステムとして実装されるに至る。
  • クエストに出発できる位置は北と南に2箇所存在し、集会所の右の通路か、
    クエスト帰還時、あるいはゲームプレイ開始時の立ち位置の左後ろの潜門から出発可能。
    しかし、MHX(X)では、なぜか南側の出発地点は使用できなくなっている。
  • なお、ポッケという言葉はアイヌ語で温かいを意味する。
    けっしてポケットにはいる(ポータブル)からポッケな訳ではない。
    • ちなみに上記のポッケ村にまつわる「デカイ奴」二頭の名前もアイヌ語からきている。
      また村の気候が寒冷なのも、アイヌと関連しているのかもしれない。
    • 新参の「メイン四天王で一番デカい奴」に関しては、名前に関してはアイヌ語とは掛け離れているが
      体毛の紋様がアイヌ民族衣装を彷彿とさせる幾何学的なデザインとなっている。
      また、防具のコンセプトもアイヌ民族衣装を彷彿とさせるデザインであり
      雪山信仰や大自然の巫女と言ったアイヌ文化らしさをイメージさせる造りとなっている。
  • 言うまでもない事だが、ポッケ村のような寒冷地の村がハンターという大飯食いの人間を複数人養えているのは、
    現実世界の中近世の基準で言えば驚異的な事である。
    それが可能なのは、ひとえにモンハン世界の自然界の生産能力の高さと、
    時代不相応に発達した交易網の賜物といえよう。

関連項目

BGM/ポッケ村のテーマ
防具/マフモフシリーズ - ポッケ村の民族衣装であり、特産品でもある
武器/ポッケミトン - ポッケ村発祥の手袋双剣
武器/掃棍ミガキ - デッキブラシ操虫棍
登場人物/ポッケ村の村長
登場人物/トレジィ - 村長の弟であるほか、ポッケ農場はトレジィの所有物である
登場人物/ネコート
登場人物/ポッケ村の先代専属ハンター