MHP3で初登場したクエスト依頼主の一人。
概要
- 依頼書を見る限りでは、どうやら仲間内で変わったギャンブルに興じている人物。
一番強いモンスター達の素材を持ち寄った者が勝利するらしいが、
彼からの依頼数自体が少ないので、詳細なルールは明らかになっていない。
また、名前に「怪しげな」とついている辺り、ギャンブル自体が非合法の可能性もある。
- だが、ハンターでもないただの一般人が簡単にモンスターを狩れるはずがない。
ましてや、買い取ろうにもそんなに安いものではない。
そのため彼は腕利きのハンターを探して、代わりに狩ってもらうやり方を行うものの、
都合よく素材が手に入らないものだから毎回危機に陥っている。- ただし、後述のイベントクエストの内容から(同一人物であるなら、という前提はつくものの)、
彼はどうもハンターであるようだ。
ひょっとしたら、実力のないハンターが大言壮語をかましてはこっそりギルドに依頼を出し、
結果事なきを得ているのを繰り返しているのかもしれない。
- ただし、後述のイベントクエストの内容から(同一人物であるなら、という前提はつくものの)、
- 典型的なギャンブルで身を滅ぼすタイプの人物。
ウラガンキン亜種狩猟の依頼書に「全財産をつぎ込んだ」と書いている辺り、
普段から無茶な賭け方をしているのか、
金銭的に相当困っているのであろうということが容易に想像できる。
それ以外にも
「雌火竜と尾槌竜の素材が無いと不戦敗だ。誰か狩れるヤツは居ないのか!?」と嘆いたり、
最終的には「負けたら凍土へ追放される」などと依頼書で泣きついてくる始末。
果たしてハンター(=プレイヤー)が受注した事で彼が救われたのかは不明だが、
いい加減賭け事に熱中してもロクなことにならない、と学習して貰いたいものである。- 上記の「負けたら凍土へ~」発言は、彼が依頼する大連続狩猟クエストの
「凍土へ放り込まれたものたち」の依頼書に書かれたもの。
ハンターが受注していなかったら、今頃彼が凍土へ放り込まれる番だったに違いない。
彼のようなギャンブル中毒は、いっぺん凍土へ放り込まれて
アグナコトル亜種にでも追い回された方がいいクスリになると思うが。
- 上記の「負けたら凍土へ~」発言は、彼が依頼する大連続狩猟クエストの
- MH4にも引き続き登場。
相変わらず分の悪いギャンブルに興じているが、
これまでに無いほどの大博打をやらかしてしまい、全国のハンターを唖然とさせた。
- MH4Gにも登場。あれだけの大博打をやらかしてまだ続ける様は呆れる他ない。
内容は
「逃げ場のない闘技場でジンオウガ、ガララアジャラ亜種、
ティガレックス、グラビモスを相手にする」というもの。
どいつもこいつも厄介な特徴を持つ上に弱点属性がバラバラと、非常に難儀なクエストである。
流石に悪いと思ったのかクリアすると歌姫の唄をくれるが、正直割に合わない。
ただその唄がよりにもよって悠久の言葉なので、
懐かしの唄を聞くためには嫌でもこのクエストをやらないといけない。- それだけでは飽き足らず、配信クエストでも依頼を持ち込んでくる。
クエストは大闘技場での極小サイズのテツカブラ亜種とイャンクック亜種の連続狩猟。
「あのモンスターはお前には狩れないと言われたので対抗心を出して全財産を賭けたら、
可愛くて手が出せないので誰か代わりに狩ってほしい」らしい。
お前全財産賭けないと死ぬような病気にでもかかってんのか。 - ちなみによく見ると賭け仲間は怪しげなギャンブラーには絶対狩猟出来ないと言っている。
そして、実際に「可愛い」ことを理由に狩猟出来なかったので、
どうやら彼は可愛いもの好きのプロのハンターらしい。
また、前述の通り「悠久の言葉」を知っていることから、孤島周辺の出身なのではないかとも考えられる。*1
- それだけでは飽き足らず、配信クエストでも依頼を持ち込んでくる。
- MHX以降は未登場。とうとう本当に凍土あたりに追放されてしまったのだろうか…。
余談
- 彼が欲しがる素材のモンスターはウラガンキン亜種のほか、
先程挙げたリオレイア、ドボルベルクだけでなく
前述の大連続狩猟ではボルボロス亜種、ウルクスス、ドスバギィ、アグナコトル亜種などなど
割と幅が広く、実力派のモンスター達が揃っている。
ウルクススとドスバギィの素材は大して価値が無さそうに思えるが、質より量ということか。
- 4シリーズでは、我らの団において料理長と竜人商人が
チンチロリンに興じているところをムービーなどで見てとれる。
見るかぎり、料理長が負けているようだ。この後、飯を奢らされるのであろう。
少なくともサイコロを使ったギャンブルはMHの世界にも存在しているようだ。
…どうせだったら怪しげなギャンブラーも
ハンターらに迷惑がかからないギャンブルに興じてほしいものである。
- ちなみに現実のギャンブルでは、日本だとパチンコ・パチスロ、競馬、宝くじ等がメジャーである。
ハンター的にはコレが有名だろうか?
しかし馬と騎手の実力が影響する競馬や、胴元のいない麻雀はともかく、
パチンコ等の胴元がいるギャンブルは
絶対に店側が大勝する*2様になっている。
また競馬はあらかじめ掛け金の20~25%を胴元の売り上げ及び税金として控除し、
残りを的中者への配当として分配される為、競馬も胴元が損をする事は無い。
そもそも主催者側は、従業員の給与や維持費などを支払った上で黒字にしなければならない。
つまり客のつぎ込んだ金の大部分を獲得するのが義務となるので、
商売として店が大勝するのは当然なのである。
この常識以前の話を理解している人間は、やるにしても嗜む程度で止めるのである。- 一方で、この怪しげなギャンブラーがそうであった様に、
世界は違えどギャンブル独特の魔力に取り付かれる人間がいるのもまた事実
(詳しくは「ギャンブル依存症」で各自調べて頂きたい)。
ギャンブルに限った事では無いが、
リスクジャンキーでなければ大体の人間は安全を求め、損失を嫌う
(と言うより基本的に生物は安全を求め、リスクを排除しようとするものだが)。
ギャンブルから抜け出せない人間は、勝ちたい・稼ぎたいと思っているのではなく、
大抵は「失った物を取り返したい・負ける前に戻りたい」という
「安全な位置にいる自分・何も失っていない自分」に囚われている。
また非常に疑問な話だが、「必ず取り返せる・必ず戻れる」という
冷静に考えれば子供でもありえないと分かる考えにも囚われる。
しかし上述の通り、ギャンブルとは言ってしまえば胴元に金を貢ぐのと同じ意味を持つ。
つまり取り戻せないのが当たり前なのだが、囚われた精神状態ではそれに気が付かない。
失ったものを取り戻そうとさらにつぎ込みまた失うという悪循環により、
どれだけ損失を負っても自らの意思で止められなくなるのである。 - たかが一個人の問題だと軽視するなかれ。今でも
「この依存症を超える人間関係への影響力は存在しない」と言われるほどタチの悪い症状であり、
冗談抜きで周囲との人間関係を崩壊させてしまうケースが後を絶たない。*3
そのような人は精神的治療を受けたりして依存を絶つしかないのだが、
何より大事なのは、ギャンブルは勝負ではなく金を消費して行う遊びであり、
やり過ぎても何の意味も無いという事を理解し、それを行動で示す事だろう。
極寒の地へ放り出されかけた男のように、人生を破綻させたくないのであれば…
- 一方で、この怪しげなギャンブラーがそうであった様に、