MH4Gにて追加された片手剣。
シリーズ恒例のアスキー・メディアワークスのゲーム雑誌「電撃」とのコラボ武器の一つ。
2014年12月26日配信の「電撃の交差する白き稲妻」にて製作可能となる。
目次
概要
- 見た目は三鈷杵によく似た形状の柄の両端に黄色に輝く結晶体が付いており、
抜刀するとその結晶体から稲妻型の光刃が伸びるという、まるで“ビームサーベル”を彷彿とさせる武器であり、
発生させた光刃の規模はかなり大きく、そのリーチは他の片手剣よりも長そうな印象を受ける。
盾の方はシンプルな円形のバックラー風で、金色の表面にうっすらと稲妻模様が描かれている。
- “交差する”の文章通り、本クエストは塔の頂上でキリンを2頭討伐するという内容になっており、
製作には同クエストの報酬であるデンゲキクーポンの他、そのクエストで戦えるキリンの素材が必要となる。- 塔の頂でのキリン2頭討伐クエストということで一瞬身構えた人も多いかと思われるが、
こちらは至って普通のキリン2頭クエである。
通常種&亜種の組み合わせだった前回とは違い今回は通常種2頭が相手となる。
強化個体ではないものの逃げ場のない塔の頂での2頭クエなので
十分キツいことには変わりない。
挑む際は準備を怠らないようにしよう。
前回同様同士討ちを利用したチキン戦法も通用するのでクリア自体は難しくないだろう。
- 塔の頂でのキリン2頭討伐クエストということで一瞬身構えた人も多いかと思われるが、
性能
MH4G
- 4系列で数多く登場した電撃武器の一つだが、どれもG級強化に対応していないため、
4Gにおいてはこのイナズマワークスのみが唯一のG級武器である。
その性能はというと…- G級武器としては少し物足りない攻撃力252
- 対照的に本作の雷属性片手剣の中では2番目に高い雷属性値480
- 手数武器としては嬉しい素の白ゲージ70に、匠で紫ゲージ40
- スロット0
- しかし、そうなると今作ではアイツが立ちはだかることになる。
そう、キリン通常種の元祖雷属性片手剣“雷神宝剣キリン”である。
その雷神宝剣キリンのスペックはというと- ワークスを軽く上回る攻撃力294
- これまたワークスを大きく突き放した雷属性値580
- 斬れ味はデフォで非常に長い青ゲージに白ゲージ、匠で紫ゲージが少し出る程度
- ダメ押しのスロット2個、おまけの防御ボーナス+30
- このようにあらゆる面でイナズマワークスを足蹴にする性能を持っている。
斬れ味においてのみイナズマワークスの方がキリンより優れていると言えるが、
キリンは匠を外して業物で運用できるなどスキル構成の幅が広く、
それに紫ゲージを以ってしても白ゲージのキリンには届かない。
弾かれにくいこと以外はキリンの完全劣化版である。
なお、他の雷片手剣はつなぎ役だったりバランス型だったり物理系だったりで棲み分けされているが、
やはりこの武器だけ空気になってしまっている。
また、コラボイベント武器の宿命故に極限強化が施せない点も非常に痛い。
- 何より問題なのはこのイナズマワークスと雷神宝剣キリンが作製可能となるタイミングが完全に被っていること。
どちらの武器を作るのにもG級キリンの素材が必要なのだが、
本作のキリンは基本的にランダム発生のギルドクエストでしか戦えなかったのに対し、
「電撃の交差する白き稲妻」はそのキリンとコンスタントに戦える救済クエストでもあるため、
このクエストをこなしていけば必然的にワークスだけでなくキリンの材料も集まってしまうのである。
- よってこのイナズマワークスは雷神宝剣キリンが完成するまでの繋ぎにもならないという
かなり苦しい立場に立たされているのが実情と言える。- 但し、この評価はあくまで雷神宝剣キリンと比べてのこと。
G級属性片手剣として見れば及第点はクリアしている。
最適解が求められる野良やギルドクエスト回しでは出番はないだろうが、
仲間内での気楽な狩りに持っていくには十分な性能はある。
とにかく格好いいのが最大の特徴。
この武器に似合うコーディネートを編み出し、披露するのも一興ではないだろうか。
- 但し、この評価はあくまで雷神宝剣キリンと比べてのこと。
MHX
- 他の数多の電撃武器ともども続投。今回はG級が存在しないため、上位武器となった。
今回のコラボクエストは「電撃・荒れ狂う海凶」で、最終強化の銘はイカヅチワークス。
その性能はというと…- 上位武器としては少し物足りない攻撃力150
- 対照的に本作の雷属性片手剣の中では2番目に高い雷属性値40
- スロット0
なんだ、相変わらずキリンの劣化か…と思いそうになるが、今回のこいつは一味違った。
今回は斬れ味ゲージがデフォルトで最大となっており、30の白ゲージが存在するのだ。
匠が重くなった今作においてこれは非常に大きなメリットである。
- では前作のライバル
というか天敵だった雷神宝剣キリンはというと…- ワークスを若干下回る攻撃力140
- ワークスを大きく突き放した雷属性値48
- 斬れ味はデフォで非常に長い青ゲージ、匠+2でも白ゲージが僅かに出るだけ
- 恒例のスロット2個、おまけの防御ボーナス+15
- 斬れ味補正を加味しても属性ダメージは相変わらずキリンに劣ってしまうが、
前作ほどの悲惨な性能差にはなっておらず、物理部分に至っては完全にワークスが勝っている。
下位互換だった片手剣がMHXで躍進する…どこかで聞いたような…
- もうキリンの劣化とは言わせない状態だが、折角なので具体的な差別化要素を探してみるとしよう。
片手剣は斬れ味に1.06倍の補正がかかるため、白で弾かれず青で弾かれる物理肉質は18と19である。
この数値かつ雷に弱い部位を心眼の刃薬以外で殴れることが明確なメリットとなればよいのだ。
減気の刃薬で頭を殴る場合や、会心の刃薬と会心撃【属性】を組み合わせる場合、
あるいはできるだけ早く破壊すべく重撃の刃薬を使いたい場合が考えられる。
- …とまあ、ここまでワークスを褒める文章を続けてきたものの、これはあくまでキリンとの比較。
今作の雷片手は激戦区であり、その中で見るとどうしても見劣りすると言わざるを得ない。
片手剣は確かに属性の影響が大きくはあるが、大抵の場合物理の影響はそれ以上に大きいのである。
とはいえそれなりに担いでいける性能ではあるため、秀逸なデザインを存分に堪能するとよいだろう。
MHXX
- 今作では限界突破を果たし、究極強化で極・電撃剣と大きく名前が変わる。
気になる性能は、- G級武器としてはやはり物足りない攻撃力290
- 安心の二位タイである雷属性値45
- 増えなかったスロット0
斬れ味は素で白50と優秀だが、困ったことに匠をいくらつけても紫は出ない。
いつかのコラボ雷片手剣仲間を思い出す人もいるだろう。
しかしながら今作では極・金狼牙剣【凌】が、- 攻撃力300に加えて会心率5%
- 属性値も並んで45
- 斬れ味ゲージも白50と一緒、おまけに匠で紫が出る
- スロットは無いが、二つ名武器の効果で狩技ゲージが貯まりやすい
細かいところを見ても、性能面では勝てているところがひとつもないという惨状である。
ただし、作成難易度は当然ながらあちらの方が数段上。
繋ぎとしては作る分には悪くない性能と言えるだろう。実は羅刹の金剛角だの海竜の蒼天鱗だの要求されてしまうのだが。
- ついでに言うと、希少種夫妻の頭が軟化したため、片手剣なら上位までは青でも弾かれなくなった。
G級だと白が必要になるが、今度は金狼牙剣だけでなくあのキリンも長大な白ゲージを獲得したため、
せっかくの一発芸個性まで没収されてしまったことになる。
関連項目
ゲーム用語/コラボレーション
クエスト/電撃シリーズ - コラボクエスト
武器/ポリタン - 同じく電撃とのコラボ武器。雷属性ハンマー
武器/ライトニングワークス - 同じく電撃とのコラボ武器。雷属性太刀
武器/ギガブリッツワークス - 同じく電撃とのコラボ武器。雷属性狩猟笛
武器/サンダーワークス - 同じく電撃とのコラボ武器。二代目雷属性ハンマー
武器/ボルティックワークス - 同じく電撃とのコラボ武器。雷属性ガンランス
武器/ライコウワークス - 同じく電撃とのコラボ武器。雷属性スラッシュアックス
武器/ジンライワークス - 同じく電撃とのコラボ武器。雷属性双剣