システム/極限強化

Last-modified: 2023-11-05 (日) 12:32:59

今のところ、モンスターハンター4Gにのみ登場する武器の強化方法。

目次

概要

  • 極限状態のモンスターを狩猟すると、「極竜玉」や「大極竜玉」という素材を入手できる。
    これを用いることで、既存の最終強化した武器の性能をさらに高める、
    極限強化」を行うことが出来るようになる。
  • 極限強化ができるのは村上位クエストで極竜玉を入手した後。
    すなわち本編で起きる元凶を絶たないと、強化の項目自体が出ない。
    • とはいえ村上位、それも☆9のクエストを中盤まで進めないと抗竜石が使用できない。
      さらに騒動を解決し、エンディングまで進めると抗竜石の性能も上がる。
      本腰を入れて極限強化に挑むなら最低限本編クリアまでした方がお得。
    • いずれにしろ、村クエでエンディング間際まで行かないと、極限強化はできないことには注意しよう。
  • 極限強化の条件として、武器のレア度が8以上でかつ最終強化済みである必要がある。
    また、発掘装備や一部イベントクエストの武器等、一部武器には使用できない
    極限強化には3種類あり、強化の種類によって様々な効果を得る。
    レア度が高いほど必要な素材がより貴重なものになっていくが、付与される効果は変わらない。
  • 同時に付加出来る効果は1つの武器につき1種類のみで、
    解除にはピュアクリスタル1個とレア度に応じたゼニーが必要となる。
  • 極限強化を施された武器は、武器の表面を液体が這い回るような独特な光を発するようになる。
    また、光の色によって強化の内容が一目でわかるようになっている。
    その他にもステータスの右上に強化の種類が表示されたり、
    装備一覧で装飾品スロットの横に強化の光の色の玉のアイコンが表示されたりと
    強化の内容はあらゆる手段で把握できるようになっている。
  • 極限強化を施された武器は、抜刀すると「ヒュン!」という効果音が出る。
 
 レア8レア9レア10
極竜玉極竜玉*2極竜玉*3大極竜玉*3
鎧玉重鎧玉*5剛鎧玉*3剛鎧玉*5
強化内容に
応じた素材
怪力の種
or
忍耐の種
or
生命の粉
鬼人薬
or
硬化薬
or
生命の粉塵
鬼人薬グレート
or
硬化薬グレート
or
生命の大粉塵
 

極限強化一覧

極限強化【攻撃】

  • 武器倍率+20
    つまり攻撃力UP【大】と同等の攻撃力強化が武器に付与される
    素材や条件の違いはあるがMHP3で実装された攻撃力ブーストの機能に近く、
    攻撃力が上がる性質上、どの武器で選んでも選択ミスにならない。
    何より他の2つは被弾が前提であるため、被弾しない上級者からすればこれ一択となる。
    また、上記の通り固定値上昇なので会心率の高いスキュラ・ガルルガ・マガラ武器等とは好相性。

極限強化【防御】

  • 防御力ボーナス+60
    加えて何処にも明記されていないが、実は一定確率で受けたダメージが軽減されるようになる
    具体的には25%の確率でダメージを約30%カットするというもので、
    イメージとしてはスキル「精霊の加護」が常時付与された状態に近い。
  • 今作のG級モンスターは攻撃力が非常に高く、一撃受けただけで即死するケースが多いのだが、
    これが発動すればそういった攻撃でも耐えられる可能性が出てくる。
    無論これを過信するのはよろしくないが、対処できない時に発動してくれてラッキー程度でも十分有用。
    そうでなくても一撃で8割減って秘薬を使わされる攻撃が
    5割で済んで回復薬グレート1個で安全圏内まで回復できるようになったりすれば
    手数や継戦力の維持としては非常に美味しく、
    特に剣士より即死しやすいガンナーにとっては防御力+60の恩恵は更に大きい。
  • また、MH4Gでは剣士用とガンナー用でスキルポイントが大きく異なる防具があり、
    スキルを優先して「剣士でガンナー用頭防具を装備する」選択肢があり得るほか、
    増弾のピアスや剣聖のピアス等の有用な共用防具が多く存在している。
    それらの防具を着用する際の低防御力を補完する為にこの極限強化が選択される事もあるようだ。
    更に裸で挑まなければいけないクエスト群に担いでいくとかなり負担を減らせる。
  • なお、ダラ・アマデュラ武器を始めとする一部の武器に付与すると防御力の上昇が驚異の3桁に達する。
    3桁ともなると最早、武器が1つの防具パーツであると考えても過言ではない。

極限強化【生命力】

  • 攻撃命中時に、約30%の確率で自身の体力を回復する
    回復量は与えたダメージの大きさに比例するため、一撃が軽く手数が多い武器種ほど回復量が低くなりやすい。
    • また、一度回復効果が発生すると一定時間が経過するまで次の回復効果が発生しないようで、
      一動作で数回攻撃判定がある攻撃であっても複数回回復することはない。
      確率発動とはいえ、毎回無制限に回復効果が発生してしまうと
      流石にバランスブレイカーとなりかねないためだろう。
  • 一撃のダメージが大きいモンスター相手では、
    こちらの回復量程度では回復が追い付かなくなるため、あまり有効とは言えない。
    しかし、連続で攻撃を繰り出すタイプのモンスターや小型モンスターが相手ならば
    回復アイテムの節約と、納刀のリスク上昇を防ぐことが出来るので有効と言える。
  • 納刀無しで回復出来ることが利点であり、確率で回復する点も考えると、
    納刀速度が遅い武器やコンスタントに回復できる手数が多い武器と相性が良い。
    逆に、アイテムを使用する機会が多い片手剣や、納刀が速く手数が極端に少ない大剣では
    ほぼ無意味になってしまう。
    • 特にガードでの削りダメージを受けやすいガンランスやチャージアックス、
      足踏みに巻き込まれやすいランス・スラッシュアックスとは相性が良いとされる。
      操虫棍は猟虫での攻撃でも回復できるため、やや危ない時に敵と距離を置き猟虫での攻撃を
      主体にすることでリスクを抑えながら回復し、回復しきったあたりでトリプルアップを狙い
      攻撃に転じるといった戦術も可能。
    • 同じく、遠距離攻撃のあるガンナーの場合も離れた場所からリスクを抑えながら回復できるが、
      ガンナーはそもそもの被弾数が少ない上に被弾すれば即死か瀕死が当たり前であるため恩恵を受けにくい。
      ただしシールド装備のヘビィボウガンとは相性が良く、敵によっては回避を放棄したゴリ押しが通るほど。
    • また、この性質上フルチャージとの組み合わせも考えられる。
      フルチャージと極限強化【攻撃】で上昇する武器倍率はどちらも+20で同じだが、
      そちらにスキルを割く必要がある点と、効果発動に条件がある点を踏まえると
      極限強化【攻撃】よりも実質の攻撃力は劣ることになる。
      しかし、回復メインで攻撃力はオマケと考えるならありえない選択肢では無い。
      またフルチャージを内包する複合スキル「舞闘家」を使う場合も回避距離をメインにしながらも
      うまく立ち回れば攻撃が上がるようになるためスキルに無駄が出にくい。
      • この効果を利用して、攻撃行動以外のロスを減らすことに特化したのが「生レギ」である。
  • なお、攻撃対象はモンスターに限らず、ダメージ判定さえあれば大体何でも良い
    死体斬りでも回復するため、大連続狩猟や探索ではあると結構快適。
    このほか無機物の火薬岩を攻撃しても回復するが、ダメージが通らないため回復量は少ない。
    もちろん殴りすぎると爆発して色々とご破算になる。
    ある種のチキンレースじみた回復手段として使えなくもない。

余談

  • なお生産武器で最終強化+極限強化【攻撃】を施しても、
    ほとんどの武器種で最高性能クラスの発掘武器に火力では及ばない。
    • 大剣で例を挙げると、物理攻撃で総合性能最強とされるブラックミラブレイドの場合、
      元の武器倍率310で極限強化【攻撃】を施すと武器倍率330となるものの、
      発掘大剣で最高性能のものは武器倍率340~360であり属性値も大きく上回るため、
      どうしても後れを取ってしまう。
    • ただし、武器倍率だけが高ければいい場合では話は別である。
      生産武器には武器倍率が異常に高い代わりに他の性能が酷い武器というのがどの武器種にも存在しており、
      その中でもチャージアックスの榴弾ビンやボウガンの属性弾といった、
      ダメージが武器倍率だけに依存する攻撃では生産武器が発掘武器を凌駕する場合がある。
      実際のところ、チャージアックスに関してはアカム盾斧が、
      極限強化を含めれば武器倍率で20ほど発掘武器の最高性能を上回る。
      しかし、こちらは斬撃ダメージを無視できないために総合火力では発掘武器に劣る。
      また、錆鋼龍武器のボウガンは武器倍率で実に40もの差を発掘武器に対して付けており、
      その他の性能に関してもこいつらの弱点は異様に低い会心率であるために属性弾には関係無く、
      この二つが特化して扱える氷結弾と滅龍弾に関しては間違いなく最強と言って差し支えないだろう。
      まあヘビィボウガンの方は属性弾をメインに据えることがあまり現実的では無いため、
      実際に発掘武器を差し置いて使えるのは速射も備えたライトボウガンの方だけだろう。
  • 逆に言うと、妥協レベル~中堅クラス程度の発掘武器と比較した場合は、
    極限強化を施した生産武器が上を行く場合もある
    ため、
    ギルドクエストなどの高難度クエストへ赴く際には強い力となってくれるだろう。
    また【防御】や【生命力】などの発掘にはない独自性能を採用し、生存率を高めるという運用も可能。
    一度極限強化を施した後でも武器を新しく作り直さずに、
    別の極限強化に変更が出来るのもありがたい仕様であると言える。
  • このシステムの最大の問題は、極限強化をするために極限個体との戦闘が避けられない点にある。
    システムの性質上当然の話ではあるのだが、極限個体の記事にもある通り戦闘面での評が芳しくないため、
    極限強化を複数の武器で行おうとすると、かなりの労力を強いられることになり、
    この設定が回り巡って、極限状態システムの評を下げる要因にもなってしまっている。
    現在では極竜玉や大極竜玉が基本報酬で手に入るイベントクエストが配信されているため、
    入手の手間は当初に比べれば緩和されていると言える。
    • 当初は、極限個体が複数登場するクエストがコレギルドクエストしかなく、
      極竜玉や大極竜玉を纏めて入手するのが厳しくなっていたため、
      ハメなど徹底的に効率に特化して集める人が多かった。

関連項目

システム/極限状態
モンハン用語/生レギ

他作品での類似要素

※注釈は初登場作品
システム/オプションパーツ - MH
システム/剛・天 - MH3
システム/攻撃力ブースト - MHP3
システム/カスタム強化 - MHWorld
システム/百竜強化- MHRise
システム/傀異錬成- MHR:S
システム/シジル - MHF