武器/パラライズヴァイン

Last-modified: 2024-01-30 (火) 08:11:16

絞蛇竜ガララアジャラの素材から作成できる操虫棍。
ここでは亜種武器であるメデューサについても記述する。

目次

性能

パラライズヴァイン

  • MH4Gで追加された、純正の麻痺操虫棍。
    上質なガララアジャラの素材から作られた、波打つような独特な見た目の操虫棍。
    その形状は太陽に巻き付こうとする二匹の蛇を模しているという。
    古の戦闘民族が武器として使用していた棍を工房が再現したもので、
    仕込まれた麻痺袋から滲む神経毒が、正に絞蛇竜の如く獲物を拘束する。
    MHXのニードルヴァインの説明文によると、
    上記の二匹の蛇は闘争の理を表しており、持ち主を戦乱の大渦に巻き込むという。

MH4G

  • 上位武器であるニードルアイビーを強化していき、G2で最終強化であるパラライズヴァインに強化できる。
    麻痺武器らしく最終強化でも682と低めの攻撃力で、
    ガララ武器としては片手剣と同様に防御も上がらずスロット数も少なめである。
    とはいえ会心率はマイナスがなく白ゲージの長さも及第点には届いてるため十分な数値である。
  • 肝心の属性値は290、MH4で唯一の麻痺棍であったエアリアルグレイブの最終強化であるハイエストグレイブ
    覚醒が必要かつ300止まりなため取り回しのしやすさから大体こちらが採用される。
    他の麻痺棒としてはザボアザギル亜種のイェロヴェリルがあるがこちらは、
    攻撃力は麻痺武器としては高い868だが属性値が150と低く、
    麻痺はおまけと割り切った方がいい性能である。
    手数の多さから狙える麻痺や乗りによるダウン、
    猟虫が打撃であるため頑張れば狙えるスタンなど、
    MH4の時の覚醒エアリアルグレイブと同様に非常に拘束力の高い武器に仕上がっている。
  • 麻痺棍としても優秀であるが、一番早く猟虫を最終形態に出来る棍の内の一つである、という着目点もある。
    特に今作で追加されたパワー・スタミナ型の最終形態である各種エキス効果延長はかなり便利で、
    この棍のみならずほぼ全ての棍に於いてパワー・スタミナ型が理想とされる程効果が大きい。
    そんな能力を他よりも一足早いG★2段階で手に入れることが出来る為、
    汎用性の高い麻痺属性と相まって攻略段階でも頼れる一振りとなっている。

MHX

  • ガララアジャラ続投によりこちらも登場。
    しかし、ガララアジャラが下位から出てくる関係か、ニードルアイビーはレア度2の下位武器でスタート。
    今回は「パラライズヴァイン」の銘は登場しない。
  • 最終到達点はニードルヴァイン(Lv5)。
    攻撃力160に麻痺20、スロット1と麻痺武器としてはまずまずの性能。ここまでは
    残念ながら素の状態での青及び緑ゲージが非常に短いという弱点がある。
    今回いくつか斬れ味の短さを補うスキルはあるが、それら無しでは手数の多い操虫棍でこの短さは致命的。
    反面、パラライズヴァインに辛酸を舐めさせられてきたエアリアルグレイブの派生、
    スカイハイグレイブ及びその最終型ハイエストグレイブが覚醒無しの麻痺属性持ちであり、
    攻撃140と少々劣るものの麻痺24に3スロ、青は短いが安定した緑ゲージとそれ以外では完敗に近い。
    斬れ味レベル+2で出てくる白ゲージすらハイエストのが長い。
    低い攻撃力も3スロやお守りで補うとなるといよいよもって立つ瀬がない。
    主従逆転とは言い切れないが、かなり厳しい立場に追いやられている。
    まあ当の本人であるエアリアルグレイブの方は麻痺を取り上げられているのだが。

MHXX

  • 限界突破による強化先が追加された。
    Lv8の究極強化でパラライズヴァインの銘が復活。
    性能は、攻撃力290に麻痺27、スロット1と相変わらずの良性能。
    そして斬れ味は素で紫ゲージを獲得。匠での延長も可能。
    前作での弱点を完全に克服した形となった。
  • ただしライバルだったハイエストは、強化先のハイアーザントップで性能に更なる磨きをかけて立ちはだかってくる。
    攻撃力は280とこちらに迫り、麻痺30、斬れ味は素で白ながら匠で長い紫が出るなど隙がない。
    なにより色々と補助スキルの欲しい麻痺武器としては、やはりスロット3が大きい。
    少しでも物理火力がほしい場合はこちらが選択肢として挙がるが、
    麻痺武器としての特性を考えると依然としてあちらが有利となっている。

メデューサ=ミラ

MH4G

  • MH4Gで登場したガララアジャラ亜種の操虫棍であり、パラライズヴァインの亜種版。
    透き通るような美しい水色が特徴的な、これまた独特な形状の操虫棍。
    月に喰らい付かんとする二匹の水蛇を模したという。
    モチーフのシチュエーションとしてはパラライズヴァインとは対になっている。
    待宵の蛇は、天高く飛翔する。
  • 最終強化した属性棍では平均的な攻撃力837を会心率15%が後押しし、
    そこに水属性320が付与されている。
    また、斬れ味は素でそこそこの白ゲージ、匠で紫ゲージが20出現する。スロットは残念ながら0。
  • ここで他の水の操虫棍を見てみると、
    • スロットは2あるが白ゲージまでしか出ない上に覚醒が必要なナイトグレイブ
    • スロットが3で属性値も高いが紫ゲージが出ない如意棒
    • スロットこそないものの高めの攻撃力に防御ボーナスが付くカーニバルハルパー
    があり、一見するとメデューサ=ミラが特別目立つ点は特にない。ナイトグレイブが目立てる点はもっとないが。
    しかし裏を返せば、この武器は性能バランスが取れているということでもある。
    即ち、水属性を弱点とするモンスターに対して広く使っていけるのがこの武器の強みと言える。
    ちなみにカーニバルハルパーと比較すると、会心率を考慮した攻撃力では大差無く、
    属性値と持続力の差でやや喰い気味となっている。
  • しかし、ガララアジャラの武器でありながら作成難易度がかなり高い。
    なんと最終強化ではG級ガララアジャラのレア素材である身も凍るクチバシ2個と、
    G級ダレン・モーランのレア素材である大地の龍神玉を1個要求される。
    更に、ガララアジャラ亜種は非常に戦いづらくダレン・モーランは狩猟がマンネリ化しやすいといったように
    素材主の面倒さも拍車をかけており、作成を躊躇してしまうハンターも少なくないようだ。
    一応「水属性棍はこれ一本で十分」と言える程の性能は有しているが、
    その作成難易度に見合うかどうかは人によって分かれるだろう。
    人によっては上述のカーニバルハルパーが最終候補となることも。

余談

  • 「ヴァイン」とは「つる性植物」を意味する言葉であり、強化前の「アイビー」もつる性植物の一種からきている。
    ガララアジャラの長大な体をつるに喩えたといったところだろう。
    アイビーは耐寒性に優れており、日本の暖地なら越冬も可能である。ガララアジャラの弱点は氷属性だが。
  • 「メデューサ」はギリシャ神話に登場する怪物。ゴルゴーン三姉妹の一人。
    宝石のような眼と無数の蛇でできた髪が特徴で、見た者を石に変えてしまうと云われている。
    また、ギアノスとイーオスの素材を使用した、
    同じ名前を冠する双剣が存在する。
  • 「ミラ」は欧米圏では女性の名前として広く使われている名詞だが、
    この場合はメデューサと同じくギリシャ神話の登場人物である
    「運命の女神のミラ三姉妹(英語読みだとモイラ)」の事だと思われる。
    • モンハンでミラというと思い出されるのはやはり伝説の黒龍であるが、
      ミラボレアスという名称はこの「運命の女神ミラ」と、同じくギリシャ神話の神である
      「荒れ狂う北方の風神ボレアス」を組み合わせて命名された元だというのが有力とされている
      (ミラボレアスとはモンハン世界の古語で「運命の戦争」を意味するとされるため、
      ミラ=運命、ボレアス=荒れ狂う・争い、とすると意味が合致する)。
    • メデューサだけに、この武器とともに乗りスキルを発動させ某英霊気分になるのも悪くない。
      あっち双剣?」いんだよ細けえ事は。
  • 通常種武器、亜種武器ともMH4の頃は操虫棍という武器種の中では、覚醒しないと使えない属性であった、
    麻痺属性および水属性を素で纏う武器となった。
    これにより、MH4Gではこのガララアジャラの操虫棍2種類の登場のせいで、
    骨素材で強化できるボーンロッド系とソリッドグレイブ系の両方の立つ瀬がなくなってしまったことになる。
    ソリッドグレイブ系はもともと立つ瀬がなかった? …それは言うな。

関連項目

モンスター/ガララアジャラ
モンスター/ガララアジャラ亜種
武器/ガララ武器
武器/グライメデューサ - 同じ銘を冠する双剣