武器/マドロミオーボワ

MHFに登場する狩猟笛で、ヒプノック繁殖期の素材を用いた武器。
競技用に用いられる笛をモチーフとした重厚な十字型の楽器となっており、
甲高い眠鳥の鳴き声を彷彿とさせる音色を奏でる。
ここでは類似武器についても述べる。

目次

概要・性能

• 初期から存在するヒプノックの笛。
  形状はまさしく「巨大なホイッスル」といったところか
  (音色そのものはあまりホイッスルっぽくはないが)。
  "競技用に用いられる笛"とのことだが、MH世界にもスポーツというものはあるらしい。
  現実世界の我々にはどう考えても超人としか思えない"ハンター"が犇めく世界である。
  記録の水準もさぞかし凄まじいに違いない。

• 強化段階は以下の通り。
  • フェザーホイッスル
  • ヒュプノホイッスル
  • ヒュプノクラリネット
  • ウィングクラリネット
  • ウィングオーボワ
  • マドロミオーボワ
  生産のフェザーホイッスル、その強化であるヒュプノホイッスルは原種カラー。
  ヒュプノクラリネットから繁殖期カラーとなり、睡眠属性が付加するようになる
  (ヒュプノホイッスルまでは防御効果が付属しただけの無属性武器なので注意)。
  最終強化のマドロミオーボワの性能であるが、
  • 攻撃力1040とそこそこ
  • 強力な睡眠属性380
  • オマケに防御力+24
  • スロット2も付属
  • 斬れ味レベル+1で白ゲージを獲得
  注目すべきなのは、やはりその睡眠属性の高さ。
  マドロミオーボワは凄腕級に昇格してすぐに強化へ取り掛かることができるが、
  このランクでこの睡眠属性の高さは非常に心強く、
  睡眠&スタンハメ戦法で引っ張りだこの人気狩猟笛である。
  その威力たるや凄まじく、最も有名なのは頭が打撃に弱い剛種テオ・テスカトル。
  4人で殴り続けているだけで睡眠⇒スタン⇒転倒⇒睡眠…を繰り返し続け、完全に拘束。
  現在では他の選択肢がいくつも現れたために顕著ではなくなったが、
  この戦術の歴史は古く、多くのハンターが「マドロミオーボワ」の存在を認識している。
  • なお、テオ・テスカトルをハメる際、角破壊も同時に目指したいならば、
    龍属性と睡眠属性を併せ持った「ガガクパイプ【鳳笙】」を一人加える場合が多い。

• 音色も紫+青+赤+(桜)と有用性が高い。
  • 自分強化
  • 攻撃力強化【大】
  • スタミナ減少無効【大】
  • 体力増加【大】
  • 風圧軽減(⇒無効)
  • (麻痺無効)
  • (氷耐性強化【小】)
  攻撃力強化とスタミナ減少無効を併せ持つ点は大きな強み。
  無論、この狩猟笛のメインは高い睡眠属性にあるため、
  旋律効果はその次なのだが、サポート面で優秀に越したことはないだろう。
  なお、睡眠スタンハメ戦法では全員が狩猟笛であるため、
  役割分担がはっきりしていれば必ずしも自ら攻撃力強化の旋律を奏でる必要はない。

• 生産のフェザーホイッスルにはヒプノック素材はもちろん、なぜか紅蓮石も要求される。
  また、ヒュプノクラリネットに「溶岩竜の牙」、
  ウィングクラリネットに「老山龍の大爪」まで要求される。
  その先のウィングオーボワには「覇竜の大牙」。
  どこまでも妙なモンスターたちの素材が必要となる。謎…。
  • ウィングオーボワへの強化に用いる「オオツノアゲハ」も地味に貴重。
    普段から虫取りは行っておこう。

ナルコオーボワ

• 上記のフェザーホイッスルとは別系統の狩猟笛。
  蒼白眠鳥こと、ヒプノック希少種の武器である。

• 「ナルコクラリネット」を生産、その後、凄腕のHR100で「ナルコオーボワ」へと強化する。
  • 攻撃力1144に加え、会心率15%
  • 希少種武器らしく雷属性240
  • 純属性のマドロミほどではないが、睡眠属性200
  • 斬れ味レベル+1でやはり白ゲージ
  • 音色は紫緑赤
  双属性武器となったことにより、属性値が分散されてしまったが、
  容易に強化可能な割には高攻撃力。火力面でマドロミオーボワよりも優れる。
  ただし、スロットは失われている。

• 強化には「銀色尾羽根」のほか、汎用素材を使用するだけであるが、
  生産には蒼白眠鳥素材だけでなく、バサルモスの「岩竜の涙」や、
  モノブロス亜種の「白銀の角」といった地味な線も。

ヒプノシンフォニー

• 通常種のヒプノック特異個体素材を用いたHC武器。
  カラーリングも特異個体仕様で、明るいピンク色が際立つ。
  ヒプノマーチ、ヒプノセレナーデ、ヒプノラプソディー、ヒプノシンフォニーと派生。
  睡眠笛としての性能は上々で、
  • 攻撃力1144と高攻撃力
  • 十分な睡眠属性340
  • 斬れ味レベル+1で白ゲージ、HCクエストでは紫ゲージ
  • 旋律はマドロミオーボワと同様
  • レア度4と非常に低い
  マドロミオーボワの攻撃力を増幅した純粋な強化版に近い。
  ただし、この武器の生産ランクは事実上HR500以上であり、
  武具の性能的にも本当に睡眠スタンハメが必要な時期からは外れてしまっている。
  HC武器が真価を発揮するのはもちろんハードコアクエストだが、
  特異個体の状態異常耐性の高さも大きな壁となるだろう。
  もとから睡眠に弱く、かつ打撃に弱いモンスターに絞るなど、より相手を選んで用いなければならない。

余談

• 「オーボワ」は、別の読み方では「オーボエ」ともいう。
  ダブルリード式の木管楽器を指す。
  木じゃないじゃん、などと思うかもしれないが、
  そもそも木管楽器とは「金管楽器」以外の管楽器を総称する語であって、
  材質がどうであるかは実は関係なかったりする。
  ちなみにクラリネットも木管楽器である。

• ヒュプノクラリネットまではMHP2Gにも原種バージョンで輸入されている
  (繁殖期はいないため、ヒュプノクラリネット自体も原種カラーに変更されている)。
  ただし、ヒュプノクラリネットまで強化しても低攻撃力に睡眠属性180と、救いようがない。
  赤音色もないため、単純にモンスターを眠らせることが「現実的には可能な狩猟笛」止まり。
  もっと睡眠を取りやすい他の武器で十分代役、というか、むしろ遥かに上の効果を得られるのだ。
  MHP2Gにおける唯一の睡眠属性狩猟笛という特徴もむなしく、
  わざわざこの狩猟笛を持ち出すメリットが見当たらないなど、
  MHFと比べると酷すぎも甚だしいような扱いを受けてしまっている。

関連項目

モンスター/ヒプノック
武器/ヒプノ武器