誰も見ていない空間で不気味なモニターが光を放ち始めた。
『ようこそ ▼』
『――我が演目へ! ▼』
『キミ達を歓迎しよう ▼』
――モニターは画面内で此方に語りかける様に文字を映した……。
○月○日
此処は、何処だ? 見覚えが無いやたらと閉塞感が漂うこの空間。
だが、何処となく知っている気がする、こんな空気を持っていた空間を。
――デジャブか何かか?
????
――此処は、俺はここの空間に似た何かを知っている?……いや、どこかで――――すらある気がする。
――やはり、――――と言う事らしいな。
――これを、止めなければ。
下らない直感がそれを告げる。
――も悲劇を――――のは御免だ。
……いや、俺はこの――も、――も、明らかに――知っている……?
明らかに――は――――?!!
――まさか、此処は●●●●●
――手記は此処で途切れており、最後に書かれていたであろう文字は血液の様な物で見えなくなっている。
……もしかしたら、この字に心当たりがある人物もこの空間には存在しているかもしれない。
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