chapter3 『絶対絶望前線』

Last-modified: 2018-05-19 (土) 21:45:26

▽――早朝。
〔おーーーいコラ!!!おーーーーい。■■!!!〕
▽モノノエンがとある個室をノックしているらしい。
「…ごめん…ちょっと、待って」
〔あ”あん!?!!!??知るかそんなもん!!!!!オリャッ〕
声を掛けるとその個室の扉はこじ開けられるような形になる。
モノノエンは目の前に居る■■にとある物を差し出す。
「……は、え?!待って!」
〔おい、これお前のだろう??〕
「―――それ―?」
「…知らない、」
〔お前のだろーーー????〕
〔お前のだろ、おまえのだろーー??????〕
〔なあ、しらばっくれてるんじゃないぞーーーっ〕
「―――違う!知らない…!」
〔そーーーだろ?????〕
〔これでぐさってやっちまったんだろーーーー?!!!?〕
「――違う…!―――は、――――じゃ…ない…!」
〔はぁ???おまえのだろ、って。〕
〔あれ。〕
〔お前。〕
〔なーーーんか雰囲気変わってねえか??〕
「―――違う、違う違う違う違う違う…!――は、知らない!!」
「…!!!」
「……この―――!!!」
▼モノノエンに掴みかかる
〔うおっ?!!!〕
〔――馬鹿め。〕


――ホテル五階。
何かが崩れ去る大きな音がする。早朝だと言うのに不釣り合いなその音に貴方達は目が醒める事だろう。
▽【27番】
――あからさまにこじ開けられた扉がある、その先の壁。
それは崩れ去って居る様にも見えた。
超高校級の宮司はそれを見つける事だろう。
みせしめ絵
『死体が発見されました!……と言いたいところだけれども。
此方側への”暴力”による見せしめ、と言った所だね、モノノエンくん?』
『随分と派手にやった物だね?壁で叩き潰すとは。……しかしこう、目の色変えるだけで随分と印象は変わる様だね。
さて、この部屋は封鎖だ。では、此処には入らない様にしてくれたまえ!』