chapter3 希望の花が咲く頃に

Last-modified: 2018-01-30 (火) 22:32:15

chapter開始絵
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「キャッ!お前ら~元気か!!」
陽気そうなマスコットのけたたましい声がスピーカー越しに響く。
それはまるで、ここでコロシアイが起こっていないかの様で。

「死体だ!死体が出たぞ!!」
「第一発見者の彼女はどうしてるかな、どうやら図書室に居るみてーだけどぉ!」

飾成「なになに~どうしたのぉ?」
木蔦:……あの病気の…せいじゃないといいなぁ……この目で見なきゃ…
(ちょっとふらついてますが図書室行きます
夜市「なに、なにかおきた?」(不安そうに見に行く)

▼アナウンスに気付いた貴方達は図書室に向かう。
――そこにあったのは。
――幸運とは真逆、”不運”が彼女を襲っていた。
▼死体№4 結城 文乃
▼死因ファイル


【本棚】
――分かりにくいが一箇所ズラされた後がある、それを覗いた先にあったのは【手紙】だ。
中身は【図書室に来て欲しい】と書かれている。
手紙を挟んでいた2つの本のタイトルは【シャムロックの花束を】、【置き去り】。
【化学室】
よく観察すればわかるが一つの劇薬が動かされている、【塩酸】のようだ。


「ご機嫌よぅーー、諸君!」
「さーってと、まーちょっくら早いが、発表といきましょー!!!!
今回、あんな殺し方をしたクロは誰か!
特定タイム!!!!」
「――犯人は。」
――そこに入るは一人の少女の声。

その理論を武装して、此の発表を妨害する。
――シャムロックの原罪を隠蔽してはならないと言うのに!
嗚呼、何と言う事でしょう、優しき彼女が起こした犯行は

嗚呼、此れは――
「おいこらー!!!俺様の発表を邪魔するなよ!!!!」
「速攻で言った方が良かっただろうが!!!!」
「お前はよーー。」
――その武装はきっと優しさじゃなくて。
理論武装


【第一武装】
薺「違うっ!!!はるたんは……はるたんは殺してなんかない!!私が殺したんだ!私が犯人だ!!私が1人で殺したんだ!」
夜市「薺ちゃん、あの時…犯行時刻に、俺は君の近くにいたよ。姿を見てた!だから君がころすことなんて不可能なんだ!」


【第二武装】
薺「はるたんが殺したっていう証拠はどこにもない!私が殺した!!私だ!!私なんだよ!」
木蔦:現場にはこのリボンがあった。君の持ち物にはこれは無いよ……あの子を庇うのはやめにしよう!薺ちゃん!!


【最終武装】
薺「………っ違う!!違うの!!!!!私なんだよ…私なんだ…私なの……」
「だからばれてんだッツーの!諦めろ!!!!」

――そして。
シャムロックの少女は口を開く。
「――もう、良いよ?」
「……私が、犯人なんだから。」


【クロが特定されました。】
クロ:志楽 小春
動機:【八千代 薺】を守る為。

「――え、おいおい!!!その動機は俺様聞いちゃねえぞ!!!!
……おい、まさか、お前、何か隠して――」
――その理由は彼女から話されない。

さようなら、【幸運】の少女。
chapter終了絵

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『やっほー☆みんな!』
『彼女の動機?簡単だろう、彼女はちょっとした事を思い出したのさ。』
『そう、彼ら絶望病患者と同じ様にね。』
『――何を思い出したかって?』

『ふふ、……それは俺からは言えない事だな!』
『鑑定士ちゃんは本当にただただ”不幸”だっただけさ。』
『彼女に落ち度は無い。』
『何かを思い出してしまったんだ、――あの一章の彼女の様な感じ、かもしれないね!ふふふ。』
――