chapter1 『超高校級達のゼツボウ的旅路』Bパート

Last-modified: 2018-05-12 (土) 22:46:20

▽――林
死体 003
「――死体が発見されました!……と、言いたいところなんですけど証拠がですねぇ、下ろしてくれないとカモメのキーホルダーが落ちてる!……位しか言えないんですよ、心優しい方が下ろしてあげてくれないでしょうか。」


【コトダマ1】カモメのキーホルダーが落ちている。
【コトダマ2】チョークバッグが地面に落ちている。
【コトダマ3】……木に傷があるような気がする?
【コトダマ4】顔に傷がある?
【コトダマ5】……首の吊り痕は何回かに分けられているように見える?
【コトダマ6】体の前面に泥がついている。
【コトダマ7】爪に血がついている。
【コトダマ8】……下ろした際に何か青い繊維の様な物が落ちてきた。


「さて、こんなものではないでしょうか?あ、いや、一応。この死因なので自殺と言う線も作っておきますねえ。首吊って死んだようなので。」
――ディーラーの合図で裁判が始まる。
……そうして徐々に紐解かれ、犯人と指摘された”青いマフラー”を巻いた人物が口を開く。
クロ特定
「さーてさてさて、何かあるならばどうぞ?イラストレーターさん?」


「(見た目にはそぐわない高く少女らしい声で)…………何も、ないよ。………何もない、けど。少しだけ、時間がほしい」
〔何ィ?時間そんなものあると、ギャッ〕
口を挟もうとしたモノノエンを軽く踏みながらディーラーは続ける。
「ほう、ではどうぞ!」
「少しくらいは時間を与えましょう、そのくらいの慈悲はありますので!」
「………みんな、ネオン、蒼、……………永遠。自己満足でしかないけど、許されないのはわかってるけど、謝罪させてほしい。……ごめんね」
「……動機ビデオ。見ちゃったんだ、…虐待、酷くなってるの。叶の姿は見当たらなかった。……けど、あの子が見つかってないか…もっと酷いことされてないか、心配で。…………確かめなきゃって、思ったんだ」
「…叶は、従姉妹だよ。私が棗。来栖棗。叶の虐待、見てられなくて…私が、代わりに受けてた。……嫌だったんだ、あの子まで壊れるのが」


〔う、うぎゃっ!!!てめえおらいい加減にしろッ!!!お涙頂戴展開は何もいらねえんだよ!!!〕
「……っと、あーー……、
御約束的に考えて、そろそろですねえ。さて、」
『』
〔……さて、と!終わったな??終わったんだな????〕
〔舞台に相応しくないクロに天罰を!
超高校級のイラストレーターの彼女に相応しいオシオキを用意いたしました、張り切って参りましょうッッッ!!!!!!〕
【1】
〔えっくすとりーーーーむっ!!!!!それじゃあまたな!さーて、次の動機だ、くっくっくっくっ、どーーーせまだまだ序盤だ、まだまだ終わらせねえぞ!ぎゃははははは!!!!〕