chapter fin 『さようなら絶望島 また再び廻り合いましょう』

Last-modified: 2018-06-26 (火) 00:24:43

「まさか。」
「これで終わると思ったか?」
――――――――――――――
【再起動】
【―】
【再誕】
【――生存者4人のシフトを開始します。】
▽!!
!**学園 へ ようこそ ▼
端末 に マップデータ を 送信します ▼
――
――……
……人の命を背負ってきた。
耐え切れないほどの、中には零してしまう様な程、救い損ねた命もあった。
……それでも、進むしかなかった。
矢車「……俺たちは【卒業】する!!!」
寧途「【留年】なんかさせないよ。もう同じ悲劇は…繰り返させない…!」
湊「…ここで留年を選んでも、なんの未来にも繋がらないから……だから、俺達は【卒業】を選ぶ。そう決めたんだ」
――
……一筋の流れ星が見えた、様な気がした。
……徐々に背景が白く染まって行く。
――視界が白く染まり、何かが終わる前に、一つ言葉が聞こえた気がした。
『……それでは、善き旅路を。』
――……。
目が醒める。
――長い、夢を見ていた様だ。
――その夢の内容は忘れてしまった、が、確かに其処に残った物が有った。
『――良い夢は、見れたかい。』