CHAPTER3 死は耽美なる毒である

Last-modified: 2018-12-12 (水) 21:55:25

概要


――佳境に入った、とも言えるだろうか。
……また、死亡者が出た。脱落者二人。
この事件は恐らく前の二つとはかなり違う様で――
死体スチル1
死体スチル2


クロバレ
オシオキ


コトダマ

【コトダマ1】被害者の個室のドアノブは壊されている。
【コトダマ2】奏雨の個室は荒らされた形跡が無い。
【コトダマ3】奏雨は何かで殴られたらしい……。頭から背筋に掛けて血が流れている。
【コトダマ4】奏雨の右手に切り傷がついている。
【コトダマ5】背中の血は良く見ると服についているだけの様だ。
【コトダマ6】招宴の死因は窒息死の様だが即死ではない様だ。
【コトダマ7】部屋はやや荒らされて居る、暴れた痕跡の様にも見える。劇薬の瓶が転がっている。
【コトダマ8】危険物取扱所の劇薬が一つ減っている。
【コトダマ9】真嗣の死体が飾ってある。
【コトダマ10】医務室の包帯が少し減っている。
【コトダマ11】血がついた包帯が医務室に捨ててある。

【特殊証言】ドアノブの立てつけが悪いと言う事は無い。
意図的に壊された物だろう。
【推理1】首吊り縄の太さと首元の痕が一致しないならこの縄で殺害されたのでは無いのでは?
【同意1】あの縄は私物だと思うからその通りだと思う
【推理2】恐らくあの鋏で傷つけられてから招宴を殺したから廊下や床に血がたまっていたんじゃないだろうか?
【閃き1】不自然な状態で落ちていたコンセントが凶器じゃないか?
【証言1】招宴の部屋から暴れる音がしたような……
【同意2】招宴の個室の暴れた痕跡は恐らくその音のせいだろう
【特殊証言(メトロ)】深夜に廊下で走る音がした、誰かは見ては居ないけど
ちょっと覗き見て影的に身長が低い気がしたよー!
【閃き2】鋏で傷つけられているって事は恐らくそれを服等で隠しているんじゃないだろうか?
【推理3】つまり、身長が低くて長袖でも着ている人物が犯人と言う事か?
【提示】当て嵌まりそうなのは【虎杖】、【はな】。――身長が低いとなるとこの
辺りじゃねえか?
【反論(虎杖)】この犯行は僕には不可能だよ!……だって腕見せられない理由があるもの!
【反論(はな)】よるはねてたからよくわからないよ!
【証言3】暴れた音が聞こえたあの日の昼位に医務室から出てきたはなを見かけたけれど……。
【反論(はな)】おくすりさがしにいってただけだもん、はなちがうよー!
【論破】
ボイスレコーダーにこの様な録音データがあった、――君、内通者でこれを黒幕から
頼まれていたんじゃないか?
【反論(はな)】そんなのしらない!!しらないってば!!
【提示2】『もういいんじゃねえか?』(裏提示)

【最重要コトダマ1】首吊り縄の太さと首元の痕は一致しない。
【最重要コトダマ2】奏雨の部屋に綿のような物が床に落ちている。
【最重要コトダマ3】招宴の個室に茶色の長い髪が落ちている。
【最重要コトダマ4】電気のコンセントが不自然な形で落ちている。
【最重要コトダマ5】良く見ると部屋の床に転々と血がついている。
【最重要コトダマ6】部屋の前には血だまりが出来ている。
【共有不可特殊最重要コトダマ】危険物取扱所に落ちていたボイスレコーダーに
誰かが”はな”と会話していたであろうデータが残っている。
……彼女はどうやら黒幕の協力者だったようだ!