鉄道の信号機は、この列車が先に進んでいいか、他の列車がどこにいるかを運転士に伝えるシステムである。
線路際に設置されている。信号の各表示の意味を知り、それに従って運転するのが安全への第一歩。
国別一覧
運転するにあたっては、各国のお国事情が色濃く反映される。
信号機の種類
形状は各国で異なるが、基本的な仕組みや歴史は万国共通である。
腕木式
古典的な機械式信号機。本体から伸びる平たい腕木を回転させて進路状況を伝えるもの。夜間も確認しやすいよう赤と青のレンズも付いており、裏でランプを光らせている。操作は各駅のてこを使って手動で操作する。
時代が進むに連れて色灯式に取って代わり、現在では数を減らしている。TSでは1950年代など古い時代設定の路線アドオンを中心に用いられている。
色灯式
各灯に電球を置き、色の付いたレンズを通じて表示を出す方式。現代の信号としては最も一般的なものである。色は青が進行、黄色が注意、赤が停止。
基本的には1灯につき1色で、1基の信号に複数の灯を並べたのが主流だが、アメリカには1灯だけでレンズを動かして色を切り替えるタイプもある。
灯列式
色による指示がなく、代わりに光る箇所により識別する方式。アメリカのペンシルベニア鉄道で広く用いられた。
世界的には車庫内等の入換用で使用。日本では中継信号機も灯列式である。
車内信号
信号標示を車内で表示するシステム。高速鉄道では一般的で、都市鉄道でも数多く採用。地上設置の信号と併用する例も多い。
標識
標識には主に以下のものが存在する。速度制限標識はどの国でも確実に採用されている。
- 速度制限標識
- 臨時徐行標識
- 警笛吹鳴標識
- 勾配標識
- 停車位置目標標識